よくわからんお題で次の人がSSを書くスレ4at BUN
よくわからんお題で次の人がSSを書くスレ4 - 暇つぶし2ch329:名無し物書き@推敲中?
14/07/31 05:31:39.41 .net
タンニは固まっていた。額から汗がしたたり落ちそうになって、素早くのけ反った。タンニは恐る恐る紙に視線をやった。そして叫んだ。
「やってしまったー!」
そしてそのまま気を失って床に倒れこんだ。

「どうするのかね、メラン君」
場はみな厳粛を極めた顔をしている。その中でも立派な髭を蓄えた老人が鋭い視線を一人の男に投げかけた。
メランは答えた。
「この度は私の息子がとんだ粗相をいたしました。崇高なる創造を紙とインクなどという不完全なものでやろうとした。到底許される行為ではございません、タンニを抹消しましょう」
老人はしばし目を閉じていたが、地面に杖を打ち付け、思い切ったように高々と声を発した。
「抹消、そうするしかなかろう」
この世界で抹消とは死を意味する。しかし血も流れなければ亡骸も残らない。抹消は抹消であり、きれいさっぱり跡形もなく消えるのだ。
査問委員会はもう2000年も開かれていなかった。
それが、タンニが父親にそのことを報告して、たった20分の間にすべての神々が集められたのだからよほどの事件だったと言える。

タンニは立ち上がって言った。
「お、お待ちください」
私の犯した過ちは取り返しのつくものではございません。しかしこちらをご覧ください。そういってタンニは壁に一つの映像を映し出した。
「チャームポイントはホクロです」
女性は笑いながら、頬にあるその黒い点を指さした。


今日ではホクロなど珍しいものではない。だが本来は誰の顔にもホクロなどなかった。人間はみな完璧であった。こ

330:続き
14/07/31 05:34:01.64 .net
のタンニの失敗以来急きょホクロが書き足された。その時に紙とインクが見直され、神々の創造に愛用されるようになった。当然ミスが増え、不完全な人間が量産された。

次「教頭先生は辞める日に笑ったよ」です。

331:名無し物書き@推敲中?
14/11/17 00:17:59.68 .net
教頭先生が辞める日、6年生のみんなで花束を渡したよ。
「先生、ながいあいだありがとうございました。ぼくらはみんな、先生によくしていただきました」
そしたら先生、すこし涙ぐみながらちょっとお話をしてくれたんだ。
「Aくん、君は1年生のとき、6組だったね。でもクラスメイトの中で、ちょっと輝いていたよ。
あの時私は、よし、この子が6年生になるまでずっと気にかけていよう、そう思ったんだ」
「ありがとうございます、教頭先生」
「さいきんの子供は、態度がわるい。君みたいな子ばかりだったらどんなにいいか」
「ありがとうございます、教頭先生」
「でも君は2年生のとき5組だったね。正直、あぶなかったよ」
「申し訳ありませんでした、教頭先生」
「3年のとき4組、4年のとき3組、5年のとき2組だった」
「ご迷惑をおかけしました、教頭先生」
「いいんだ、ここまで来てくれたからにはみんなと一緒だ。まったく、最近の子供は、
いって聞かせても道理のわからない子ばかりだからね。そういう子は必要ないね」
「はい、ぼくたちもそう思います」
「そうだろうとも。君たち6年1組はいい子ばかりだね」
教頭先生がにっこり笑うと、波止場からおまわりさんが来て、教頭先生をつれて行ったんだ。
そのあと島にはテレビの人とかが来て、しばらくたいへんなことになったよ。

次「100日あくとモノを忘れる」で。

332:名無し物書き@推敲中?
15/06/01 13:46:25.39 .net
モノヒデオ

333:モノヒデオ
15/06/10 22:11:24.74 .net
「ピッチャー 江草に代わりまして モノ」
投手交代を告げるアナウンスに球場はざわついた。
「モノだって そんな投手いたか?」「シラネ」
はたしてモノ投手が登場してマウンドに立った。
しかしモノ投手は動かない。
動くはずがないのだ。だって彼はモノ。物体。
オブジェクトなのだから。
モノ投手は動かない。

そして永遠ともいえる時間が流れた。
モノ投手は動かない。
打者も 走者も 審判も動かない。
お客さんも動くのをやめたまま。
そうしてそれがきっかけになって
世界全体すら止まってしまうのですが
かれらは止まっているので
とまっていることを自覚することは
永遠にないのでした……

「わかったわかった
俺がいつまでたっても動かないからって
そんなイヤミな話を聞かせることないだろ。
わかったよ やるよ
今からやろうと思ってたのに ぶつぶつ」

END

334:名無し物書き@推敲中?
15/06/10 22:13:05.64 .net
失礼しました

次のお題は「人違い」で

335:人違い
15/11/01 19:40:29.08 .net
『電磁コンシールメント破損。パーティカル型光学迷彩濃度ダウン。
遠隔視点誘導デバイス全滅。インプリクションバースト残量ゼロ』
骨伝導で戦術統合AIの忌々しい状況確認を聞きながら、俺はクソッタレな戦場をひた走っていた。
戦場と言っても、俺が持ち込んだ武器らしい武器は、工具を兼ねたちっぽけなレーザーカッターだけ。
完全隠密型の潜入工作だったために、装備は全て「隠れる」事に特化した物になっていた。
それが仇になった。
内通者の手引きで職員に変装し、悠々とターゲットのコアシステムに
遅効性のエゲツない電脳ウイルスを注入し、後は誰に咎められる事もなく帰還。
などというスマートで理想的なプランは、内通者が敵の手に落ちていた事で何もかもおじゃん。
何とか敵の初撃を察知し、トップエージェントとしての意地を見せるべく
敵から奪った銃火器で混戦を潜り抜けたはいいものの、その代償として
最先端工学の産物である隠密型装備はどれも使い物にならなくなっていた。
「クソッ、何とかサイバー系の検問ラインは越えたが、
どうやったって一つは警備員のいる詰所を通るしかねぇ。
この装備じゃ、殺されに行くようなもんだぞ」
だが、他にルートは無かった。
装備には頼れない、救援を待っている余裕も無い。
……やるしかないか。
俺は、腹の中で覚悟を決めた。

「あ、検問でーす。IDカードと所属部署の提示をお願いしまーす」
「…………これで」
「ありやーす。……あれ?なんか顔写真とちょっと違くありません?
 ていうかあなた、どっかで見たような」
「人違いです」
「あれ、多分緊急警報連絡とかそんな感じのアレで」
「人違いです」
「……あー、人違いっすね。失礼しました」

何事も無かったかのように組織が手配していた車に乗り込み、
俺は寿命五年分ほどの溜め息を吐き出した。
やはりどんな時代になっても、隠密工作からこの最終奥義が消える事はなさそうだった。

336:名無し物書き@推敲中?
15/11/01 19:41:24.81 .net
次のお題は「都会の夜」でどうぞ

337:名無し物書き@推敲中?
15/11/01 19:41:50.22 .net
一応age

338:都会の夜
15/11/02 23:33:17.95 LaIkc/YwN
「ナイトフィーバーだか?」
「んだ、ナイトフィーバーだ」
こんなやりとりが一週間前にあった。
彼はポーカーフェースを気取っていたが、内心ではかなり興奮していた。
地元のファンシーショップ谷本で買ったスパッツが破けるくらいに勃起していたがなんとかバレずにすんだ。
そして今、いたたまれなくなった彼は、一人で都会の夜に足を踏み入れた。
地図であらかじめ歓楽街を調べていたので、比較的スムーズに都会の心臓、歌舞伎町へとたどり着いた。
「こ、これが都会というものだか、もう23時だで、なしてこげに明るい、なしてこげに人が歩いとるんじゃ」
彼は社会人になったばかりで遠出をするのはこれが初めてだった。初任給の全てを財布に詰めてバスを乗り継ぎ、野宿も交え、2日がかりでここまできた。
彼は街ゆく人の洗練されたファッションを見て、自分が浮いているのを感じた。
中綿が完全にくたびれ、ぺたんこになった灰色のダウンと地元ファンシーショップ谷本のスパッツという姿が裸を晒しているように恥ずかしく感じた。
しかしそんな考えも目の前にあったピンク色の看板を見たとたんに吹き飛んだ。
「専属ナース…」
そこに書かれた文字を口内に読み上げた瞬間、彼のモノは勃起した。地元のファンシーショップ谷本のスパッツが激しく盛り上がり、その薄い
生地から中のブリーフが透けていた。
「お兄さんこっちよ」
「いい子がいますよー」
彼には店を選ぶ余裕などなかった。男の誘うママに路地から続く地下の店内へと入っていった。
「専属ナース…」
期待にスパッツをふくらましながら店内に入ると、とたん野太い男の声が響いた。
「そこまで!全員動くな!逮捕状が出ている!」
彼は逮捕された。どうやらその店では、プレイ後にナースが違法なお薬を出していたらしい。
もちろん彼は薬物などしてなかったが、ジャケットにスパッツという姿でラリっていると判断され検査もそこそこ、うやむやのうちに刑務所に収容された。

次「少林寺のボンボン」

339:都会の夜
15/11/02 23:46:14.25 .net
「ナイトフィーバーだか?」
「んだ、ナイトフィーバーだ」
こんなやりとりが一週間前にあった。
彼はポーカーフェースを気取っていたが、内心ではかなり興奮していた。
地元のファンシーショップ谷本で買ったスパッツが破けるくらいに勃起していたがなんとかバレずにすんだ。
そして今、いたたまれなくなった彼は、一人で都会の夜に足を踏み入れた。
地図であらかじめ歓楽街を調べていたので、比較的スムーズに都会の心臓、歌舞伎町へとたどり着いた。
「こ、これが都会というものだか、もう23時だで、なしてこげに明るい、なしてこげに人が歩いとるんじゃ」
彼は社会人になったばかりで遠出をするのはこれが初めてだった。初任給の全てを財布に詰めてバスを乗り継ぎ、野宿も交え、2日がかりでここまできた。
彼は街ゆく人の洗練されたファッションを見て、自分が浮いているのを感じた。
中綿が完全にくたびれ、ぺたんこになった灰色のダウンと地元ファンシーショップ谷本のスパッツという姿が裸を晒しているように恥ずかしく感じた。
しかしそんな考えも目の前にあったピンク色の看板を見たとたんに吹き飛んだ。
「専属ナース…」
そこに書かれた文字を口内に読み上げた瞬間、彼のモノは勃起した。地元のファンシーショップ谷本のスパッツが激しく盛り上がり、その薄い
生地から中のブリーフが透けていた。
「お兄さんこっちよ」
「いい子がいますよー」
彼には店を選ぶ余裕などなかった。男の誘うママに路地から続く地下の店内へと入っていった。
「専属ナース…」
期待にスパッツをふくらましながら店内に入ると、とたん野太い男の声が響いた。
「そこまで!全員動くな!逮捕状が出ている!」
彼は逮捕された。どうやらその店では、プレイ後にナースが違法なお薬を出していたらしい。
もちろん彼は薬物などしてなかったが、ジャケットにスパッツという姿でラリっていると判断され検査もそこそこ、うやむやのうちに刑務所に収容された。

次「少林寺のボンボン」

340:名無し物書き@推敲中?
15/11/15 08:31:51.27 .net

sssp://o.8ch.net/wjo.png

341:少林寺のボンボン
16/07/13 23:26:20.99 .net
「ご主人様、お紅茶などいかがですか」
「いいわね。シーラ、ではあれも一緒に」
「はい」
シーラと呼ばれたアラサーのメイド長は、屋敷で唯一自分から女主人に話しかけることを許された
ベテランだ。なんでも、女主人が上海にいた大昔からのご奉仕らしい。
「メイド長、お茶菓子は新しいビスケットの封を切りましょうか」
台所で部下の小娘が手にしたアメリカ製の缶を一瞥すると、シーラはにこりとして首を振った。
「今日は、懐かしい飴をお出しするわ。……東洋で手に入れた、すごく元気の出るものなの」
シーラはそういうと、抽斗の奥から古いガラス瓶を取り出した。中は透明な液体で満たされている。
「アチョーッ!」
シーラは突然叫ぶと、瓶の蓋を一瞬で回転させた。
「アチョチョーッ!」
気合を入れながらスプーンで中身をかき混ぜる。液体は粘度の高い水飴で、しかし古いものとは
思えないほどの滑らかさをもっている。
「ハーッ!」
メイド長がスプーンを回転させると、気合の塊が水飴にくるみこまれて、あっという間に球系の飴玉になった。
「これはね、フランスの技術と中国の武術をかけあわせた、魔法のお菓子なのよ」
シーラはそういうと、入れたばかりの紅茶とボンボン・ア・ラ・少林寺をトレイに乗せて、女主人にサーブした。
一時間後、小娘メイドは女主人とメイド長の死体を発見した。二人とも紅茶のカップを頭に乗せ、
鶴の構えで直立したままこと切れていた。そして、ボンボンはなくなっていた。
「くっ、なんてことだ!」
若いジャッキーはメイド服を脱ぎ捨てると、巨悪と戦うために山へと消えていったのだった。-劇終-

次「無自覚な太陽」

342:名無し物書き@推敲中?
16/08/19 23:25:50.54 .net
身体中の水分を引きずりながら走り回って、ようやく倒れたら、魔法のヤカンで目を覚ます。
夏のラグビー部にとって日曜日の練習試合は、飯塚コーチの指導に一層の熱を込めるに仕方のないものだった。


無自覚な太陽は燦々と光って山内を殺した

次「椅子にかかったタオル」

343:名無し物書き@推敲中?
16/08/19 23:57:21.21 .net
椅子にかかったタオル。
全裸のアケミがキッチンをウロウロしているのが目に入る。
俺がテレビを見ているというのに気が散ってしょうがない。
アケミは意外と毛深くて、目のやり場に困るというものだ。
まあ、家には俺だけだからいいようなものの、
一言いってやりたい衝動に駆られるが、相手が相手だけに言っても無駄か、とあきらめる。
しばらくして全裸のアケミが俺のところまでやってきた。
風呂上がりのまんまの姿でアケミはこう言って俺の前に皿を出した。
「はい、晩ご飯よ、タマ」

次「その紙じゃない」

344:名無し物書き@推敲中?
16/08/20 21:37:54.13 .net
日曜日の昼下がり、僕は昨日駅で買った短編集を読んでいる。
自分のペースで読めるこの長さが、僕は一番好きだ
この話は主人公は視点が猫だったのか、なるほどなるほど。
でも、猫に裸の概念があるのかな。恥ずかしいからすばしっこいのかな。
本を置いて、そんなことを考えていたら、彼女の朱美がうちにくる音がした
そういえば今日は何枚か書類に判子を押さなきゃいけないんだっけ
「早速やっちゃいましょ」
「まずはこれね」
僕は経理、経営の事はよくわからないので、ぼんやりと判子を押す
「これも、これもお願い」
押す…押す…押す……
「はいこれでおしまい」
「結構あったね。少し腕が疲れちゃったよ」
「じゃあ、ありがとね」
「うん。こちらこそ」
僕たちの関係が仕事だけになって2ヶ月
ようやくスムーズにやり取りできるようになった
あの浮気はもう許してくれたみたいだ

ーーーーーーーーーー

僕は押しちゃいけない紙にも判子押してたみたい
僕のぜーーんぶがなくなっちゃった
朱美。朱美。


次「まさか、ジャックが私を…」

345:名無し物書き@推敲中?
16/08/24 21:45:30.53 .net
怠け者のジャックがまさかりをタワシで磨いている。
ジャックの父は訊いた。その斧を何かに使うのかい?
ジャックは答えた。ああ、近いうちにね。

次の日、タワシでジャックがまさかりを磨いていた。
父は不安げに訊いた。近いうちに何が起こるんだい?
ジャックは答えた。金と自由が手に入るのさ、と。

次の日、まさかりをジャックがタワシで磨いていた。
父はいよいよ何かが起こりつつあるのを感じた。
ジャックはひとりごちていた。あいつの小言ももう終わりだ、と。

父は消え入るような声で呟いた。
「・・・、・・・が・・・を・・・?」
何と言ったかは定かでない。

次「ホームランは橋の向こう」

346:名無し物書き@推敲中?
16/09/15 16:20:36.62 .net
あの日、ホームランボールは橋の向こうへと消えていった。
野球を誰と、何人でやっていたのかも忘れてしまったけれど、
夕焼けの空へ消えていくボールの残像だけは、十年経っても鮮明なままだ。

マウンドに立つ、息を吐く。
相方のキャッチャーメットに目配せをして、小さく頷く。

球場を埋める大観衆は、もう誰一人として彼の敗北を疑っていないだろう。
扱いは既に敗軍の将だ。敵陣のファンは決まりきった栄光に舌なめずりをし、こちらのファンは項垂れている。
通路ではマスコミがあちらの監督とMVPに貰うコメントを書き出している。

それでいい、上等だ。
希望が無く、敗色で世界が色褪せるほど、あの日の残像が輝いていく。
消えていったボールは、今も見つからないままだ。
誰にも掴まれないホームランの感触を、僕はまだ覚えている。

グリップを強く握る。バットを立てる。
対岸に立つ投手の瞳をただ見据える。

大きく振りかぶって、ボールが……。


大歓声が、響いた。

次「地獄の釜の湯加減はいかが?」

347:名無し物書き@推敲中?
16/09/22 14:39:10.08 .net
「ただいま」
僕はスーツを脱ぐと妻に預けた。
まずは風呂に入りたい。当然、妻はわかっているから、既にお湯は張られていた。
もうすぐ十年にもなるルーチンワークだ。
吹き出した空気が泡となる。ぶくぶくという音は下品だと分かっていても、癖は抜けない。
肩よりさらに深く、顔の下半分を埋めないことには、どうしても風呂に入った気分にならないのだ。
ただ、今日は少しばかり湯が熱い。全自動だから、温度が変わることなどないはずなんだが……。
不意に、数ヵ月前の「過ち」が、僕のなかで思い起こされた。
あれは、飲み会の帰りだった。部下の女子と……。
ぶくぶく、とまた音が鳴る。一度きりだ。もう忘れなければ。あの子だってもう、忘れてる。
「今日はちょっと湯が熱かったね」
キッチンに立つ彼女に声をかけた。やかんを電子コンロにかけてこちらに背を向けている。
しばらく間が空いて、おや、聞こえなかったかなと僕が思い始めたとき
「……そう? 設定間違えて触っちゃったかな」
と、徐に言った。
不思議なことは続くものだ。夕食はカップラーメンだった。
料理好きな彼女に限ってこんなこと。あまりの珍しさに聞くことすら忘れ、
「……いただきます」
と、手を合わせてしまった。
「ごめんね、買い物忘れちゃって」
嘘だ。普段こんなものを買いためておく性格ではない。なかった。なかったはずだ。
「普段作りなれないと、カップラーメンでも難しいのね。湯加減とか」
汗が出てくる。
「そういえば、お風呂の湯加減どうだった?」
さっき、言ったはずだろ。どうして聞くんだ、君は。
「……熱かったよ。いつもより」
「そう。よかった」
その夜は地獄だった。

次のお題「窓のある夜」

348:名無し物書き@推敲中?
17/02/06 22:00:33.17 .net
URLリンク(plaza.rakuten.co.jp)

349:名無し物書き@推敲中?
17/05/15 03:51:30.98 .net
生存確認age


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