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バトル物を書きたい人が集まるスレ - 暇つぶし2ch124:名無し物書き@推敲中?
12/02/08 23:38:24.32 .net
それは残像だ

みたいなやつ?

125:名無し物書き@推敲中?
12/02/09 00:17:17.21 .net
普通の喧嘩なんだけど、片方のやつが速すぎてパンチもキックも当たらない感じ
のシーン

126:名無し物書き@推敲中?
12/02/09 00:34:35.04 .net
殺気を感じて飛び退いた。
夜闇を剣気が切り裂く。提灯を投げつけ、そのまま抜刀する。
灯りが地に落ちて消えるまでの一呼吸で、青乃進(せいのしん)は相手の風貌を見て取った。
「何奴」青眼に構え、黒い頬被りをした男を誰何する。
京は五条の鴨川沿い、水無月は八日の月の無い夜であった。

闇の向こうで、刃を納める鍔鳴りがした。が、立ち去る気配はない。
―居合いか。
抜刀しながらの斬劇を得意とする居合術は、一対一の剣術としては剣呑極まりない代物である。
対する青乃進も、旗本の四男坊と言えば柔弱に見られがちだが、二十歳の若さながら
江戸新影流皆伝の腕前である。実際に刃を交えても、なまなかな相手には遅れを取らぬという自信があった。
しかし、今、青乃進の額を脂汗が伝う。暗闇で、相手の姿を計れないというのも有るが、何より青乃新を焦らせているのは
―俺は、人を切った事が無いという一点につきるだろう。
それは ―切れるのか? という迷いである。
「誰だか知らぬが、辻斬り紛いな事など止めておけ。立ち去るなら、後は追わぬ」
声が震える。男が、ふ、と笑う。嘲りだろう。
小石を踏みにじる音に大袈裟に引くと、顔の前を剣風が走ってゆく。その刀術の鋭さに、青乃進の全身が粟立つ。
―強い・・・・・・・・・!
青乃進は怯む。

127:名無し物書き@推敲中?
12/02/09 00:36:12.46 .net
―切らねば、切られる・・・・・・・・・!
ゴクリと唾を呑む。
―いや、切る。
腹を決める。弓手と馬手を引き込み、右車に構えを取る。柳生の剣は後の先を尊ぶ。
相手の斬撃に合わせて剣を振るう刀術なのである。なればこそ、戦国最強の名を恣に出来たのである。
―我が一刀を信じよ。
青乃進は念ずる。相手は此方が見えている様だが、未だ闇に慣れぬ青乃進には、相手が判然としない。
―ならば、目などに頼らぬ。
青乃進は、両目を閉じる。二年に渡る尾張柳生宗家の元での修行で、目を塞いでの木剣稽古は厭と言うほど仕込まれている。
―使えてこその剣術。
青乃進は、覚悟を決めている。
無音。
彼我の間は一丈三尺(約四メートル)。
抜刀を狙う男と、引き込みながらの一撃を取る青乃進。

男が動いた。併せて青乃進も動く。
血煙。
男がどうと崩れ落ちる。荒い息の青乃進。体をあらためるが、刀傷は見当たらない。どうやら死地は潜り抜けたようである。
提灯に灯を点し、倒れた男の頬被りを取るが、覚えがなかった。矢張り辻斬りの類であったのだろう。
―まさか、我らが計画を知っての事ではあるまいな・・・。
心の暗雲を振り払い、足早に歩き、四条大橋を渡る。
「お武家はん、お着物破けたはりまっせ」
そこで親切な芸伎に言われて気が付く。
前襟が三寸ばかり、切られていた。
危うい所で拾った勝負なのだと、青乃進は気を引き締める。
そして青乃助は追っ手の気配に気を配りながら、大石蔵乃介の待つ、山科へと消えていった。

128:名無し物書き@推敲中?
12/02/09 09:07:06.78 .net
クラスメイト間だと戦う理由がないから困る
バトロワみたいに強制はしたくないんだ

129:名無し物書き@推敲中?
12/02/09 17:45:02.52 .net
高校生のクラスメイトが多く通っているという某塾は表向きただの塾であるが、
実は地下で高校生による能力バトルを行っていた。
僕は友人Aの言葉で軽い気持ちでその塾に来てみたところ、
どうやらだれかに間違われたらしく、なりゆきで壇に立たされた。
その相手は隣のクラスの××だった。××は普段とは違った声で言った。
「新顔か。ん?どこかで見た覚えがあるが……お前3組のやつだったか」
「(ややこしいことになりそうだから無関係を装っておくか……)いやその人がだれか知らないな。」
「そうか、まあいい。ここに立つ者は、拳がおのれの名だ。さあ来い!」

みたいなのでどうっすか?陳腐過ぎっすか。


130:名無し物書き@推敲中?
12/02/09 21:23:43.43 .net
殴った。蹴った。て他の表現無いのかな?
喧嘩シーンの文章が単調になる。

よく使うのは、拳を飛ばす。拳を放つ。脚が舞う。とか
他にいいのあったら教えて

131:名無し物書き@推敲中?
12/02/09 22:11:51.89 .net
>>131
一つは拳・脚を別の語に変えるという手。

・その瞬間、××の牙が○○の腹を捕えた(=パンチが入った)
・奴の二つ名は死神。その脚は鎌となって己の前に立つ者をなぎはらう(=蹴りたおす)
・「てめえやる気か? 俺の鉛は重いぜ?」(=俺のパンチの衝撃はすごいぜ?)

一つは動作の結果を表す語句を使って間接的に表現するという手。

・視界が歪んだ(=不意打ちで顔を殴られた)
・「貴様の腕じゃ、空をながめるのがオチだ。今なら見逃してやる」(=仰向けに倒れる)
・○○は××を壁に打ちつけた(=遠くの壁に当たるほどなぐりとばした)

132:名無し物書き@推敲中?
12/02/09 23:07:41.15 .net
>>131
色々教えてくれてありがと
俺も自分でなんか考えてみる。

133:名無し物書き@推敲中?
12/02/10 19:57:54.70 .net
なんだいなんだい。
そこ行くカッコイイお兄さんたち。
常に勝者のことばっかり考えてやしませんかい?
敗者には敗者の痛みがあるんですわ。殴られ蹴られ刺され引き裂かれ砕かれ。
そりゃあ痛いもんでしょう。
血は飛び、肉は曲がり、骨はきしみ、筋は飛ぶかもしれやせん。
へぇ。そりゃあ文章ざんすがね。主人公さんも文章でっしゃろ?
主人公さんの太刀筋見せるスポットライトあてるだけじゃあ敗者は報われませんぜぃ
計算どおりの戦いよか、見せる戦いよか、ギリギリの戦い面白いたぁ思いませんか?
とか思ったんだけどみなさんどーよ?

134:名無し物書き@推敲中?
12/02/12 00:04:32.54 .net
ただバトルさせたいだけで、組織とか国の裏の部分が~って展開がない場合
終盤の展開ってどうしたらいいんかね

135:名無し物書き@推敲中?
12/02/13 00:35:55.93 .net
適当に血縁関係出す。

136:名無し物書き@推敲中?
12/02/13 00:44:17.01 .net
前世とかもいいな

137:名無し物書き@推敲中?
12/02/18 02:17:42.96 .net
通常営業のまま終了と言う手もある
最終回だからって特別なことしませんよ的な
その場合オムニバスで一話一話で話が完結するようにしておく
それまで一話完結だったのが最終回だけ前後編になってるだけでも結構面白くなると思う
(前編で強力な引きがあるとなおいい。それこそ主人公が負けるとか)

あと最下層age

138:名無し物書き@推敲中?
12/07/27 22:52:22.75 .net
 ひとたび剣気に呑まれれば、その上段の剣は陽剣から落ちたちまち転じて陰
の働きをなし、若侍は虚剣に思うがまま動かされ、斬られるであろう。じわじ
わと背筋を這い登るその畏怖を振り払いたいがため、若侍は刺客の面に張り付
いたままの笑みを照り映すかの如く、笑い返した。
 それは多分に虚勢に過ぎず、刺客の表情を何ら変えもしなかった。しかしそ
の瞬間から若侍の、初心の門人の如く闇雲に握り締めていた手の裡から、ふと
強張りが抜け落ち、ゆるゆると自然に動いていた。若侍の下正眼の剣はゆった
りと弧を描いて切っ先を上げると霞中段へと転じ、裏打に上がった剣尖が刺客
の上段の握りをひたと指した。
 刺客の足が止まった。
 間境のきわにて、刺客の上段は剛として微動だにせぬまま、若侍の霞正眼は
柔らかく峰の曲線を描いたまま固着した。
 ─霞正眼の剣はそのまま己から打突を行うには適さない。相手の出足を捉
えいかようにも千変するを旨とし、すなわち転変してよりはじめて発する剣で
ある。明らかに力量のまさる相手の上段の威圧の前に、誘いに乗らぬばかりか、
相手の刃の前に先打を誘いこむ構えを晒したのである。不敵であった。
 刺客の面から笑みが徐々に引いた。しかし若侍にとっては、ようやく前にそ
びえる上段の圧力と対等たる気組を必死で掴みとったに過ぎない。二剣はじり
じりと間境にて固着しつつ、徐々にその潮合は極まった。



139:名無し物書き@推敲中?
12/07/28 14:25:46.35 .net
 土台、無理な話なのだ。と平助は思った。平助は小物である。臆病者である。
道で大物に出会えば平身低頭。舐めろと言われれば踵も舐める。そんな男である。
いや男というには男気が足りぬ。女々しい奴とでも言ったほうが正しかろう。
 平助の武器といえば、刃の欠けた匕首だけ。それも親分からお下がりでもらった
もので、無論、平助自身が買い求めた品ではない。はてそれを振るったことが
何度あるかと問えば、無い、というのが紛うことなき事実であった。
 これから、平助は人を殺す。否、人ではない。士(さむらい)である。武士である。
常日頃から剣術の訓練に励み、いざとなれば抜刀一閃で人を切り捨てる。平助は
侍をそのように聞いている。そしてそれはあながち間違ってはおるまい。
 土台、無理な話なのだ。断ればよかったのだ。否。断れなかったのではないか。
親分は死に際に遺言を残していた。野田家の長男清彦を斬ってくれ。詳しくは言えぬが、
あの男が生きていては野田家はお家取り潰しである。そうなればこの近辺の
ヤクザ者もただでは済まぬ。というのが、親分の最期の言葉であったのだ。
 平助は小物である。通りに立つと、背丈の低さも手伝って、より一層小物に見える。
「お侍さん。お侍さん」 柳の木の下で平助は手招きする。それは見る者が見れば
幽霊のようであった。「お侍さん。お侍さん」 平助は呼び続ける。それを言われた
通りに、毎夜毎夜繰り返す。ついに野田家の家来が、平助のほうへと寄ってくる。
「三途の河の渡し賃が、足りねえんでさあ」 そう言うと、家来の顔色が変わる。
「何文足りぬと申すか」「はあ、きっちり百両足りねえんでさあ」その言葉に、
家来たちは真っ青になり、屋敷に引き返して行く。野田家の長男清彦が現れたのは
次の晩のことである。
「巷で噂の百両幽霊とはお前のことか。亡霊ならば殺しても法には問われまい。
直々に斬って成敗してくれようぞ」長男清彦は剣を抜く。だが。
「ちょいと御免なすって」するり、さくりと、匕首が野田の首に吸い込まれる。鮮血が
散り、野田は崩れ落ちる。そう、土台、無理な話なのだ。匕首に宿った亡霊を斬る
ことなど、人の身には叶わぬこと。

140:139
12/07/28 15:17:42.68 .net
スレ間違えた……

141:名無し物書き@推敲中?
12/08/05 23:59:39.82 .net
>>134 全キャラもしくはボスキャラに戦闘狂を一人出しておけば問題ないだろ

142:名無し物書き@推敲中?
13/02/18 01:03:09.76 .net
あげ

143:名無し物書き@推敲中?
13/08/10 NY:AN:NY.AN .net
もやしっこが体感したこともないバトルを文章にするなんて無理
私のように大学の体育で剣道、合気道キックボクシングと
いろいろかじったからこそ、殴るときの効果的な身体の捻り
衝撃、間合いを図る感覚などを文章で再現できる

サンドバッグぐらいは殴っとけ

144:名無し物書き@推敲中?
14/03/03 16:50:22.05 .net
丹田で殴るんだろ?


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