10/12/25 02:52:00 .net
No4「サンタクロースと仕舞っちゃうおじさん」 を読んで
これは最初に謝っておかなければ行けないと思う。
私は「仕舞っちゃうおじさん」を知らないのである。
あえて言うなら「ほのぼの」という作品が存在しているのは知っているのだが、それを読んだ事も見
た事もないので、少々反応に困るのである。
とりあえず、グーグルで検索してみたものの、やはり漫画もアニメも見た事のない私は、その存在に
いまいちピンと来るものがないのである。
他の作品で例えるならば、手塚治虫の「ブラックジャック」にでてくる、ドクターキリコ的な存在で
あろうか。
その存在は死を象徴し、見るものに不安とトラウマを与える存在。
30目前の独身女が主人公のこの作品は、彼女の周りに付きまとう死の影に、表面的には平静を装いつ
つ、実際の所は怯えて暮らす彼女の陰鬱な気分を書いた作品なのであろう。
そこにほのぼのを登場させる事によって、作品が包んでいる陰鬱さと反対の存在で、作品内に感情の「振り幅」を作ろうという事なのだろうけど、そもそもほのぼの側からない読者にとっては、逆に解り
づらい物語になってしまった事は残念に思う。
どちらかと言えばイメージ先行の作品なのだけど、そのイメージを掴む事が出来ませんでした。
ですから個人的には
5段階で 2.5