10/10/09 02:44:12 .net
>斎藤美奈子
作品の柱となるべき二つのプロット
この小説は、二重構造になっているって意味だろうね。
謎の終りが、新たな謎の始まりというような。
最初の謎で、意識的に読者をある答えの方向に引っ張っていき
肩透かしをくらわす。じゃあ何なんだ、と読者は次を読みたくなる。
新たな謎が、より激しく読者を誘う。そんな構造なんだろうね。
>田中康夫
秀逸な冒頭の畳み掛けも
描写なんだろうね。それも全編を暗示させるような。
形式的には、横光利一「春は馬車に乗って」みたいな感じなのかね。
断わっておくが、妄想だよ。
もし、そうなら、心当たりはある。