【まったりと「奇面組」創作小説を創ろう・3組】at BUN
【まったりと「奇面組」創作小説を創ろう・3組】 - 暇つぶし2ch82:翔→唯
12/10/30 21:15:02.54 .net
「はなしてっ!はなしてっ!はなしてー!」
「んきゃん!きゃん!!きゃーーん!!!」
き、き、きたーーー!これだよ!彼女の超・高速手回し!ぶんぶん!ぶんぶん!と彼女が腕を振るたび、身体ごともってかれた僕は、彼女の動きと一緒に宙に浮く。どーいう原理なんだ!?とは詳しく問い詰めないよーに!
「わーーー!わ、わかったわかった!わるかったよーー!」
たまりかねてこちらから手を離せば、彼女はぴたりと動きを止める。
そのままぶっ飛ばされて地面に伏す僕の安否を気にするまでもなく、にっこり笑顔で彼女はこういった。
「それじゃあまた」
ざ、ざんこく!
「ゆ、唯ちゃん!前々から思ってたけど、キミは差別しすぎる!僕にも優しくしてくれっ!」
「ええ!?差別なんてそんな」
「あからさま過ぎるよ!そう、奇面組と僕への態度の違いはねっ!」
「そうかなあ~」
「そうだよ!大体、僕が奇面組のどこが劣ってるっていうんだ!?」
「そーいうところです!
・・・零さんたちは、そうやってどっちが上とかどっちが下とかって、見下さないもん」
しーん。
何も言い返せない僕。
彼女はぱっと瞳を輝かせて、こう言った。
「あの人たちの、何者にもかえられない個性にひかれるんです、わたし」
・・・。
「・・・変態か、キミは?」
「ちがいますっ!」
「まあそれはいいとして、どうしたら僕と遊んでくれるのさ?」
奇面組となら遊ぶんだろ?と僕が問うと、うーん、と上目で空を見て考える彼女。
「別にただ遊ぶんなら構わないけど・・・」
「ほ、ほんとっ!?」
「うん。みんなで」


83:翔→唯
12/10/30 21:15:33.30 .net
どてーーん!ずっこける僕。
「み、み、みんなでってあの奇面組らとかっ!?」
「そうですよ?」
「いやそーじゃなくってさあ、ホラ分かるでしょ?ふ―「イヤ!」
僕の言葉を遮るだけでなく、首を横に振るアクションもつけながらキッパリ断る彼女。あ、あ、あのね~!
「・・・・・だって切出さん、下心が丸見えなんだもん」
「しっ、下心お!?失礼な!僕はただキミと遊んで恋人のよーに仲良くなれればなーと」
「そーいうのを下心っていうんですっ!」
ずびし!!
「大体、女の子と遊びたいなら、私じゃなくって他の子でもいいじゃないですか?」
「キミじゃなきゃ嫌なのさ」
キラリ!歯を光らせる僕。
決まった!
「・・・そーいうところがなあ」

・・・キミの、いくら僕がカッコつけても困ったような顔するところもなあ。信じられないよ、全く。
ああ、どうやって彼女を引きとめよう?と話題探しをしているとき、・・・げっ、・・・嘘だろ?後方から聞こえた色んな意味で反則な男の声。

「おーい唯ちゃーーん!」


84:翔→唯
12/10/30 21:20:00.92 .net
「あっ!零さん!」
「どうしたのだ?」
最悪のタイミングだよ、おい・・・。彼女は僕の横を通り過ぎ、反則な男―一堂零の傍に駆け寄った。
「あっ!切出くんじゃないか?!何をしてたんだ、一体?」
「んーん、何でもないのよ」
―な、何でもない、だって。
ズガーーン、と1トンくらいの石が僕の頭に落下してきた。
「・・・はー・・・。もー疲れちゃった。また誘うからね、唯ちゃん」
はあ、と肩を落とし、手だけヒラヒラさせて、彼女達とは正反対の道を進む。
「あ、さよならー」
「何?何?どこかいくのか?私もつれてってー!!」
「はいはい零さん、いい子だから帰ろうねー」
きゃいきゃいはしゃぐ二頭身の一堂を撫でる彼女。
ねえねえ、ところで他の4人は?―
今までかくれんぼをしていたのだ!でもいつまでたっても鬼が来なくてだな―
うんうん―
そうしたら、私が鬼だったことに気付いたよ!ハッハッハ!―
な、何をしてるんですかっ!?!帰ってる場合じゃないですよ!早く探しにいかなきゃ!―
いや、その必要はない!―
え?―
みんな呆れて帰っちゃったのだ―
どってーん!という音が聞こえる。


85:翔→唯
12/10/31 16:29:56.53 .net
ど、どうしたのだ?―
誰のせいですかっ!―
呆れるね、何が楽しいのさ、あの男の。
(あーあ、誰かカワイイ子いないかな)
ちらりと振り返ると、困ったように笑いながらも嬉しそうに、一堂の隣にいる、唯ちゃん。
(やっぱ唯ちゃんカワイイなー)
ちぇっ。でもやっぱあからさますぎるよ、キミ。

end

ちょっと唯ちゃんの性格が悪かったような、翔くんがちょっと違うなとか、ギャグシーン難しいなとか
改善点が色々ありますがお目流し失礼いたしました。end



86:名無し物書き@推敲中?
12/11/01 21:01:55.29 .net
>>80-85
なんか、懐かしい。3年時代を思い出しました。
新作どうもです。

87:無造と無駄郎
13/01/12 18:39:51.36 .net
骨岸無造「無駄郎、おまえ本当に尾利高受けないのか?」
骨岸無駄郎「うん。兄さんが苦心惨憺してる姿みてると行きたくなくなったし」
無造「それは勉強面とは全く関係ないんだ。兎に角、父さんも母さんもお前も尾利高に行けと言ってるんだ」
無駄郎「高校くらいいいだろう?大学入るのに頑張って勉強すればいいんだし」
無造「一応高なんて何で行くんだ?応生だったなら話は別だが、アホの一先を吸収合併したために偏差値とか下がったんだからな」
無駄郎「兄さんは偏差値偏差値って…。その高偏差値の尾利高入った兄さんは」
無造「勉強での苦労ではないんだ!!勉強以外で色々苦労して」
無駄郎「だから兄さんのような苦労はしたくないんだ」
無造「おまえは確かに勤勉だ。兄さんもそれは認めるし、成績も優秀だ。運動は兄さんと同じく全く駄目だけどな」
無駄郎「だからって尾利高行けって?」
無造「尾利高なら3年間禁欲的に勉強に打ち込めるんだ。他のことなんかしなくたっていい。兄さんみたく東大に行ける!!」
無駄郎「他の4人は?確か荒方さんとか来津さんとか…」
無造「(荒方)受君は明治、(早稲田)慶応君は早稲田と慶応受けたけどすべって法政、(胸板)段君は立教、輝君は…」
無駄郎「知ってる。学生結婚して奥さんと一緒にケンブリッジ大学入学でしょ?入学したころに出会ったかわいい子と一緒になって、ダンス部で一緒だったりとか…」
無造「ああそうだ。輝君はあの女と一緒になって勉強とダンスに才能発揮して、当校始まって以来のケンブリッジ大学夫婦で入学を果たしてしまったのさ!!」
無駄郎「そうだね。一緒に勉強してる時に一人で踊ってたけど尾利高に上位で合格したり、テストでも常に上位だったんでしょ?」

88:無造と無駄郎
13/01/12 18:57:23.21 .net
無造「そうだ。輝君はなあ、大して努力してるわけでもないのに成績優秀で、運よく彼女も出来、そしてどういうわけだかケンブリッジ大学に受かって彼女と学生結婚して…」
無駄郎「兄さん、悔しそうだね」
無造「あ~、悔しいとも悔しいとも!!私は一生懸命努力して入学当初の落ちるとこまで落ちた成績を挽回させて輝君以上の上位常連になったし、全国模試でも上位常連になったし、それに一生懸命、お前も観ていてわかるだろうけど、日本の最高学府の東大に受かったんだぞ!!」
無駄郎「そうだね………」
無造「中学の頃なんて、おまえみたいにがんばって一先に行ければ御の字な奴らと友達付き合いすることもなく、骨組の仲間たちと一緒に禁欲的に五教科を頑張ったんだ!!」
無駄郎「兄さん…もう一先高は無いんだから」
無造「おまえはそういう連中と慣れ合って、だから尾利高に行かないで適当な一応なんかに行こうとしてるんだろ?」
無駄郎「だから、一応も進学には結構力入れてるし」
無造「尾利高に比べればそんなもの比較にもならん!!」
無駄郎「尾利に入ったからって大学行けるわけじゃないし、一応高に行ったからって東大行けない訳じゃないでしょう?」
無駄郎「それに…」
無造「それにとはなんだ?」
無駄郎「兄さんが尾利高で或る意味有名人すぎるから、入りたくない」
無造「!?」
無駄郎「顔も似すぎてるし、入ったらみんなから色々言われるから」
無造「わ…私の…兄さんの所為だというのですか!?」
無駄郎「そう。それに…」
無造「あ~そうだ!!私は輝君の彼女に告白して玉砕したのを全校生徒の笑い物にされるわ、みんなから奇人変人扱いされるわ、尾利高始まって以来の虚弱体質だとか言われるわ、勉強以外では散々だったのさ!!」
無造「そのくせみんな私の努力とか認めようとしないし、私の好成績なんか認めようとしないし、私が東大入ったのを輝君のケンブリッジ入学で霞むし!!」
無駄郎「兄さん、もういいから…」
無造「それでも無駄郎、お前は尾利高に入るんだ!!あそこなら必ずお前くらいなら東大に行ける!!」
無駄郎「兄さん、僕は一応高校に行くよ…」

89:名無し物書き@推敲中?
13/02/07 22:37:14.16 .net
ほしゅ

90:無造と無駄郎()
13/02/07 22:41:49.64 .net
骨岸無駄郎「兄さん、【まったりと「奇面組」創作小説を創ろう・3組】のスレが見当たらないよ!!」
骨岸無造「無駄郎、何をしているのですか?…本当だ…無い」
無駄郎「このままじゃこの小説の続きが…」
無造「…待ちなさい。スレタイでググればいいのです。ほらっ」
無駄郎「あった!!すごいよ兄さん。こればかりは見なおしたよ」
無造「どうです、兄の力は偉大でしょう。尊敬しなさい、兄を」
骨岸無乃「あなたたち、なにをしているのですか?」
無造&無駄郎「うわっ母さん!!」

91:名無し物書き@推敲中?
13/02/24 09:40:52.69 .net
ほしゅ

92:名無し物書き@推敲中?
13/04/20 23:15:32.35 .net
お久しぶりです。なんとか完結させるべく帰って参りました。
アクセス規制でシベリア板経由の代理投稿と相変わらずのんびりペースですがよろしく。
■ガオーッ来訪者・リターンズ ~正太郎無惨~ 第五話・1■
痛い。眠っていても頭蓋骨の左半分が激痛に支配されてマトモに寝れやしない。
「ちくしょう…クソオヤジめ大人どもめ……」
正太郎は物理的な痛み以上に、優等生の仮面の下に隠された歪んだプライドを砕かれた怒りと憎しみに燃えていた。
そんな正太郎の体がふわっとベッドから浮き上がり、逆さ吊りの状態になる。
「ひっ…!」
正太郎の足を掴んで持ち上げているのは、クソオヤジこと鉄人である。
その目は怒りと狂気に赤く濁り、無表情ながらも別人の様相を呈していた。
そのまま息子の体を中身の詰まったゴミ袋でもそうするかのようにベッドに叩きつける。
「ぎゃっ!!」
「……………………」
「い、痛い!痛い痛い痛い!!やめてパパァーッ!!」
哀願する正太郎を無視し、何度も叩きつける鉄人。
ベッドの布団がクッションになったのが幸いしたのか、骨折までには至らなかったものの、
体中がアザだらけとなり、苦痛に呻く正太郎だった。
それからというものの、正太郎は外出も禁じられ、
鉄人による数々の虐待を受ける地獄のような毎日を過ごす事となった。
ある時は浴槽に窒息寸前まで顔を浸けられ、またある時は尻にタバコの火を押し付けられた。
さらには丸裸にされて全身を竹刀で打ち据えられて先のアザに加えてミミズ腫れが全身に刻まれる。
あまりの虐待に優等生の仮面を被った悪魔のプライドはよりズタズタにされ、
正太郎はいかにしてこの悪夢から逃れるかに思考のすべてを傾けた。

93:名無し物書き@推敲中?
13/05/09 09:52:06.86 .net
ほしゅ

続編待ってましたよ!!

94:名無し物書き@推敲中?
13/06/07 23:48:10.98 .net
奇面組なつかしす
>>80-85 切出くんの哀れかわいさっぷりがたっぷり堪能できた!ありがとう!
高速回しとか石がどーんとか、絵がうかんでくるww

95:名無し物書き@推敲中
13/07/10 NY:AN:NY.AN .net
ほしゅ

96:名無し物書き@推敲中?
13/08/08 NY:AN:NY.AN .net
生涯一

97:名無し物書き@推敲中?
13/10/03 23:16:42.40 .net
ほっしゅほっしゅ

98:古参 ◆FQXRjk4xig
13/10/26 08:51:02.70 .net
te

99:古参 ◆2HG4xbUFVTnp
13/10/26 08:52:14.96 .net
2

100:名無し物書き@推敲中?
13/12/10 20:33:28.94 .net
ほす

101:名無し物書き@推敲中?
14/01/06 20:27:54.19 .net
ほす

102:名無し物書き@推敲中?
14/03/30 07:39:34.52 .net
保守


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch