10/10/14 14:32:27 .net
>斎藤鈴子なんかは編集者に「つまんないけど出版社には文化事業をする義務がありますから」
>みたいな事言われたっていってた。
これは、いま流行りの生物多様性保護に似た理屈
メセナ活動の重要な点のひとつは成果主義に陥らないことで、
一見望み薄でもその人の模索がなにかに繋がるかもしれない
そのためにリソースは可能な限り保護保全する必要がある、という考え
しかしね
満足しない読者を驚かせるために、小手先で文章を弄り続けることそれ自体に、
文化活動、精神活動としてなにか意義があるとは思えない
それは表現の模索とは明らかに違う、読み手と書き手双方の精神の硬直が生み出す千日手のような状況だからだ