10/10/09 15:21:23 .net
自分の文章のレベルがどのくらいか、自分ではさっぱり分からないんで見ていただきたいです
話は即興のものなんですが、読みやすいか読みにくいか、分かりやすく書けてるか書けてないか、
ぜひともよろしくお願いします
「はい、克之これ」
「ありがとう恭子」
オフシーズンの、ひとけの少ない海の見える公園で、恭子は頼まれていた資料を克之に手渡した。
「ほんと助かったよ。どう? これから少しお茶でも?」
「ええ」
克之と恭子は公園をあとにしようとした。そのとき、克之は何かに気づいた様子で足を止め、海の
ほうを見た。
「どうしたの?」
「誰かが溺れてる!」
「えっ?」
「恭子、ちょっとこれ持ってて」
克之は資料を恭子の手に押し付けると岸辺までいき、コートをすばやく脱いだ。コートが
舞い上がった、とたん、白い飛沫が盛大にあがった。
「克之!!」
恭子は驚いて岸辺まで駆けよると、柵から身を乗り出した。
海に飛び込んだ克之がぐんぐん遠ざかっていく。しばらくたって、暴れる溺者を抱きかかえた克之が、
ゆっくりこちらに戻ってきた。どうやら溺れていたのは猫のようだ。
「そらよっ」
克之は猫を石畳に放り投げた。猫はくるっと回転し着地すると、凄い勢いで走り去っていった。