10/10/08 21:47:06 .net
>>138
『獅子頭』、早速チェックされたんですね。
なんだか私が強要してしまったようで、すみません。
目を通されたのは、ごく最近の掲載分ですよね?
「私は保護する」というのは、ほんの数日前に
読んだ気がするので。
ただ、この部分は、スレ主さんがおっしゃるとおり、
批判対象とはなりえないですね。
中国人の口か発せられるぎこちない日本語として、
これはとても秀逸で、中国人である著者ならではの
冴えわたった表現だと思います。
私が気になっているのは、会話以外の
地の文章における主述関係の破綻とか、
自動詞・他動詞の使い分けの問題とか、
その他諸々の文法上の違和感とか、
そういったことなんです。
今日の掲載分から少し引用してみます。
こうして度々客間で李先生と談笑したお陰なのか、
最近の雲紗は、人が変わったように、
来日当初哀愁を漂わせていた目からは、
その陰りが消え、晴れ晴れと澄み切っている。
内心では「偉そうに」と思いつつ、
厳明は顔を下に向いて、足を速めた。