10/11/27 12:53:04 .net
>>180
そうかな?
西尾維新はアニメのファンが多いだけだと思うけど。
マンガを画くためには絵が描ける、しかも描写力のある絵をコマの中でちゃんと配置して絵作りが出来る才能がいる。
確かに、一部の天才がなせる技だ。1万円程度のパソコンソフトでポッと出来ちゃうようなものではない。
でもそれは二十歳過ぎて自分の能力が見えてきた人間が感じることであって、十代の若い子が「ボクにはそんな才能無い」なんて思うかな。好きだったら、夢を追いかけようとするんじゃないかな。
それは、まぁそれとして。
実際、小説の売り上げが落ちてきているのは事実でしょ。しかも十代が小説を買わないのは事実でしょ。
十代でアニメグッズのひとつではなく、ちゃんと読んでいる子は、もともと本が好きなインテリだけでしょ。
それでも購買層の中心は十代ではなく、二十代から三十代の大人じゃないの?
そんな現状で、十代から優秀な新人作家が出現するなんてめったにあることじゃないよ。
むしろ思うんだけど、定年過ぎてお金もヒマもある60歳以上をターゲットにした賞を作ったほうがいいと思う。
いやもう少し下げて50代からとか、とにかく高齢者を中心に受賞させるようにすると面白い小説が次々発表されるんじゃないかな。長い人生経験から出る言葉は、重みが違うと思うんだよ。
そうなると小説もアニメの副産物から、かつてのような文学としての輝きを取り戻せるんじゃないか?
今の出版社の視点がさ、何か違っているような気がしてならないんだよね。
小説はマンガのようにはなれないんだよ。それを理解していないんだと思うけど。