24/09/01 15:22:49.88 .net
>>582
「精読」と言いつつ映画の話が多いが、
映画はどう「精読」するのか、もうちょっと実例を含めて説明してほしかった。
著者自身の作品へのコメントが面白くない。
「アンソニーとクレオパトラ」や「ミッドサマー」についての部分など、
「どこがオチ?」とか思ってしまう。
渾身の作であるらしい「ごん狐」におけるうなぎの話もさほど面白くない。
日本の作品が少なすぎる。
シェイクスピアと英文学少し、
あとは最近の映画ズラーってのは若い読者にはいいのかしれんが。
なお「クローディアスの日記」におけるおかしな点は、榊敦子が論文に書いていたので先行研究をあげておくべきだったろう。
「リア王」については、シェイクスピア以外の「リア王」はみなハッピーエンドだ、というのを書いておくべきだったろう。
「アナと雪の女王」について「フェミニズム映画」と一言で済ますのはいけない。ちゃんと説明しなければ。
ウィキペディアに代表者はいない(171p)とあるが、日本ではいないが他国ではいる。