20/07/12 01:15:16.41 .net
もうやめとけ、痛々しいわ。
なんでこんなに下手なんだろう文。
精神に一本しか張り詰めた糸が残っておらず、ぷつんと切れれば手足を動かすこともできなくなるのではないか、
という気がしていた。
そういう状態では、身長の倍もある巨大テーブルの上に並んだ赤いつるんとしたゼリーや、
赤や青に光る小石の入ったかごや、エメラルド色に光るごわごわした肌を持つ火トカゲの話など浮かんできそうにもなかった。
アーモンド形の目をしたネコが誘う、暗く深い森の奥に生えているキノコや、大きな樫の木を取り巻く妖精の輪について、
秘密めかした口調でしゃべるだけの元気もなかった。
そこで、私は、夜空を見上げた。ぼんやりと曇った月影がカラマツの枝先に宿っていた。
子どもは私の膝の上に座って、尽きせぬお話があふれ出てくることを信じ切った眼差しで見上げている。
私は、のろのろと言った。