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>>123
「治子は向田さんを贔屓にする瞳に対して、かなりの嫉妬を憶えていたようだ」
山口瞳電子全集第5巻 草臥山房通信
「何かにつけて、瞳が、向田さん、向田さんと言うのに、妻である治子はどんな感情をいだいていたのだろうか」
第6巻 同通信
恥ずかしながら、正介氏のこれらの解説を読むまで、治子さんのお気持ちにまでは、考えが至りませんでした
改めて『木槿の花』を読み直すと、そうだよなあ、ここまで書かれたら、奥様の立場としてはかなりつらいよな、と思いますね