【サビシイデスネ】二十歳の原点3【高野悦子】at BOOKS
【サビシイデスネ】二十歳の原点3【高野悦子】 - 暇つぶし2ch2:無名草子さん
18/11/02 21:49:03.91 .net
立命館の部落研で悦子さんの先輩だった方による詳細な考察
URLリンク(www.xn--1969-4s5fi92ag33e5h3bbig.jp)

3:無名草子さん
18/11/05 05:03:53.35 .net
421 名無し象は鼻がウナギだ! 2018/11/01 12:53:24
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
明治大学の人らしいが
未だに「敷居の高い高級店」は昔から誤用じゃなかった事を知らない情弱が語彙力本を書いている
相変わらず総合レベルの低い国語学業界
だから「これだから文系は」って言われるんだよね
辞書とか大まかな資料を調べただけの人が、付け焼き刃の知識で学者面をしている
422 名無し象は鼻がウナギだ! 2018/11/01 15:11:09
これも間違いだな
虫眼鏡でよく精査して「合格」という評価を貰う、という意味だが相手は上役に限らない
色々と条件が厳しい通やオタク、理想が高い人など
審査が厳しい相手には何でも使うのが普通
国語学者は放っておくとすぐ用法に変な制限をつけるな
↓↓↓↓↓↓
(9)お眼鏡にかなう編
A氏:君の企画はとても良かった
B氏:「お眼鏡」にかなって光栄です
「お眼鏡にかなう」とは、目上の人に評価されるという意味。元々は、お眼鏡=拡大鏡で是非を判断したことから派生した言葉です。「お目にかなう」は誤用です。
423 名無し象は鼻がウナギだ! 2018/11/01 15:21:16
付け加えると目で見て審査して合格の判断を下す、という意味で「お目にかなう」という表現があるならそれはそれで別に問題ないはず
似た言葉があるとどっちか誤用にしたがる病気はいい加減なんとかした方がいい
どうせ間違いだと判断した理由は「お目にかなうは辞書に載ってない」とかいう小学生レベルの屁理屈なんだろうけど
この明治大学サービス創新研究所研究員 尾藤克之って人も「辞書に書いていない言葉は間違い」系のカンチガイ君みたいだな
425 名無し象は鼻がウナギだ! 2018/11/01 17:07:30
語彙分析から言えばむしろ「目にかなう」が元の表現で「眼鏡にかなう」が審査の厳しさを強調して後から出来たバリエーションまである

4:無名草子さん
18/11/05 05:06:37.94 .net
427 名無し象は鼻がウナギだ! 2018/11/01 19:26:37
檄(げき)を飛ばすの語源になった「檄文」の歴史を調べると、使用目的の一つに「友軍の激励」も入ってるんでこれも誤り
簡単に言うと辞書に書いてある「檄を飛ばす」の解説が短くて適当すぎる
あと「喝」には叱る為(相手の悪い心を打ち払う為)に大声を出す意味があるんで張本さんのは喝でいいです

(7)檄(げき)を飛ばす編
A氏:最近の営業は気合いが入ってない!
B氏:「檄を飛ばし」ますか
「檄を飛ばす」は激励するという意味はありません。広く世間に知らしめることを意味します。文脈なら「活」が理想です。なお、某番組で張本さんの「喝!」は誤用です。
428 名無し象は鼻がウナギだ! 2018/11/01 19:59:58
潮時は見てわかる通り元々海事用語で「潮の流れが変わる時」の事。
いい方に流れが変わって「チャーンス!」って時も悪い方に流れが変わって「そろそろ逃げるか…」って時も両方潮時なので勘違いしないように。
昔から、そして今でも「潮時だから帰るか」って言っている漁師さんもいるでしょう。
辞書に書いてある事しか知らないなんて、社会人として恥ずかしいですよ?

(2)潮時編
A氏:事業の成果が出ない。万策尽きたな
B氏:「潮時」かもしれませんね
「潮時」は限界が迫っている時に使いがちです。本来は「一番いい時期」を指す言葉。この文脈で使用するなら「手詰まり」「万事休す」の方がベターです。
429 名無し象は鼻がウナギだ! 2018/11/02 02:38:35
>10月15日に「即効!成果が上がる文章の技術」(明日香出版社)を上梓しました。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
はい産廃確定

5:無名草子さん
18/11/05 05:08:03.03 .net
37 名無しは無慈悲な夜の女王 2018/11/03 14:04:49
1月に「高そうな店で敷居が高いっていう使い方は辞書に載りました、解散解散」って言われたんだけど?
38 名無しは無慈悲な夜の女王 2018/11/03 15:15:30
否定された古い情報でも、資料の調べ方も知らないレベルの低い人の間では語り継がれ、伝えられていく
自分の間違いを認めたくない学者が、無学な人々の間で訂正されずに生き残った間違った説をわざわざ探して集め
「あの説はまだ信じている人がいる、あの説はまだ死んでいない」と妄想する事もある
こうなってくるともう言語学や語学学習とは関係ない世界になってくる
もちろんファンタジーでもホラーでもないが…
しいて分類するならオカルト
相対性理論は間違っていたとか地球は平らだったとかそっち系の仲間
39 名無しは無慈悲な夜の女王 2018/11/03 15:43:52
>(6)敷居が高い編
>A氏:昨日、社長と赤坂の料亭に行ってきたよ
>B氏:赤坂ですか。僕には「敷居が高い」です
>
>「敷居が高い」を、レベルが高くて分不相応な場合に用いるのは間違いです。後ろめたいことがあって「もう一度行くには抵抗がある」ことを表します。
【悲報】誤用警察さん、擬似科学の仲間入り

6:無名草子さん
18/11/07 22:34:57.14 .net
那須文学9号(1970年)7ページ「失格者の弁」より文庫本未収載箇所抜粋
「絶対自由なんて求めたのが
そもそもの間違いの始まりだったのでしょうか。
あなたは言った。
トウソウダノ コッカケンリョクダノ
ナンダラコッタラ イッタッテ
タバコダノ サケダノ ノミスギテ
カラダヲ コワシタラ ナンニモナラン と。
絶対自由を求めれば求めるほど
自己は破滅堕落へと進んでいく。
プチブルの存在である私を
ぶっこわせ!!
自己解体だ!!
(69・5・18のメモ)」
これがあの娘の遺書だと思うのです
・・・・・・・・・・抜粋以上

7:無名草子さん
18/11/07 22:58:31.81 .net
>>1スレ立て乙
>>6も未公開箇所乙
6の日にちって中村さんと一夜を過ごす前じゃない?
あなた=自分のことのような気がする

8:無名草子さん
18/11/07 23:13:58.85 .net
あー、ごめん。
意味間違えた
最初の2行はカッコちゃん自身の言葉だね。
あなたは言ったの、あなたは中村さんのことかな。
カタカナに部分は、中村さんが言った言葉のようだ。
その後は、また自身の言葉に戻ってる。
これは勝手な想像だけど、
カッコちゃんと中村さんはおそらく同年代。
大学生でお嬢様で闘争家のかっこちゃんに対して
中村さんはたぶん高卒or専門学校を出て国際ホテルに
就職したんだと思う。
その時点で、ブルジョアのお嬢様と本物の労働者の中村さんとでは
わかり合えない深い溝があったと思う。
そして中村さんはそういう闘争には興味はありながらも
どっちかというと傍観者的な感じだったと思う。
だからこそカッコちゃんはアナーキズムを無理矢理渡そうとしたが
闘争なんかより目の前のパンの方が大事な中村さんとは
相容れないものだったと思う。
それでも「かっこらしくない」とか「体を大事に」とか
気を遣ってたと思う。
カッコちゃんはそんな目の前の優しさに目は行くけど
中村さんの本質を知ろうとはしなかったと思う。
原点後半には「愛して欲しい」ばっかり。
相手を理解しようとか与える愛なんて、どこにもない。
カッコちゃんは自分が労働者になれば愛されるかもと考えて
自分のプチブル性を否定しようとするけど出来なかった。
それが彼女の弱さであり恋愛がうまくいかなかった原因で
自殺にまで繋がったと思う。

9:無名草子さん
18/11/07 23:16:51.52 .net
中村とのリレーション
4・27、5・13、5・19
ということで2回あったあとだね

10:無名草子さん
18/11/07 23:18:56.08 .net
>>9
ありがとう
じゃ情熱的な一夜を過ごしたあとだね。
しかし、よく短期間にこれだけ好きになれるなぁw

11:無名草子さん
18/11/07 23:20:47.61 .net
>>7
6月2日に日記に「中村とのリレーション。4・27、5・13、5・19、御所で2回あい、テレを数回。」とあり、
このメモの日付(69.5.18)からすると、すでに中村と関係を持っていた時期なので、
「あなた=中村」の可能性が高い。

12:無名草子さん
18/11/07 23:28:30.87 .net
>>8
そのへんのことは、部落研で悦子さんの先輩だった方が>>2のリンク先で、
かなり深く考察している。

13:無名草子さん
18/11/07 23:53:49.96 .net
言えるえることは
1:この時期にはカッコちゃん確実に壊れてた
2:お父さんの言葉悲しすぎる

14:無名草子さん
18/11/07 23:56:48.74 .net
中村さんにしてみれば
日記に一方的に「好き好き好き好き」って書かれた上に自殺。
更に親が日記を読んで「会いたい」と言ってきても
そりゃ拒否するだろうな

15:無名草子さん
18/11/07 23:59:11.16 .net
>>13
壊れたというより
全てが思いとおりにいかなくて自暴自棄になってただけでは?

16:無名草子さん
18/11/08 00:05:04.75 .net
>>14
しかも「体壊すなよ」とか「カッコは自分を見失ってんじゃないか」とか極めてまっとうなアドバイスまでして、
それでもアナーキズムの本渡そうとしてくるから、「んーちょっと新興宗教っぽくね?」と思って居留守使ったら自殺しちゃった。
その後お父さんが栃木から「お会いしたい」と来る。「こりゃやべ」といってまた居留守使うのは一般労働者男性としてさほど不自然な対応ではない。
その後数か月して新潮社から核ミサイル級の文章が飛来してきたのはびっくりしただろうな。

17:無名草子さん
18/11/08 00:07:35.82 .net
しかし本当に核ミサイル打ち込むのは小林であるべきと思うよ。〇野。

18:無名草子さん
18/11/08 00:17:34.03 .net
ごめん
自殺後のこと、いまいち理解してないけど
自殺直後、両親上洛。その後那須文学に発表されたののは半年後で
新潮社から出版されたのが3ヶ月後くらい?

19:無名草子さん
18/11/08 00:18:12.76 .net
ちなみに那須文学9号69頁に
小林のイニシャルは H となっている。
例のNHKの動画で確認できる名前と一致する。

20:無名草子さん
18/11/08 00:20:32.02 .net
かっこちゃん、男好きだから
中村さんがだめなら小山田さんにすぐ心移せば良かったのに。
小山田さんとも良い関係のようだったからな

21:無名草子さん
18/11/08 00:21:48.47 .net
>>19
夜空にきらきら輝くモノ、ですか?

22:無名草子さん
18/11/08 00:23:45.12 .net
>>18
那須文学が1970年12月。これはローカルな同人誌だが、文芸春秋だかに毎回最新号を送っていた。
それをみた新潮社が目を付けて1971年に全国版を出版。

23:無名草子さん
18/11/08 00:25:00.79 .net
>>21
たぶん違う。

24:無名草子さん
18/11/08 00:27:41.14 .net
>>22
ありがとうございます。
とすると、没後1年半くらいで全国に出たんですね。
そりゃ中村さんも居づらくなって転職するわけだ。
しかし未だに沈黙を守ってる
小山田さんと牧野さんはどう思ってるんだろうか。
案内サイトの管理人は突撃してるだろうに。

25:無名草子さん
18/11/08 00:31:58.17 .net
>>24
お二人とも那須文学では実名で登場してるよ。言わないけど。

26:無名草子さん
18/11/08 00:41:29.13 .net
>>25
どこで見たか忘れたけど
真実を知ってる小山田は無言を貫いてる、と
書かれたサイト(ブログ?)を見た気がする。
小山田さんに近しい人らしいけど

27:無名草子さん
18/11/08 00:48:13.48 .net
>>25
前々スレ辺りに
小山田さんか中村さんか、どちらか分からないけど
実名は下○○さん、と出てましたよ

28:無名草子さん
18/11/08 06:49:36.21 .net
ワンゲルだの闘争だの男だらけの所にホイホイ付いていくのもよく分からんな
それでこんな重い日記を書かれて周りも面倒だよ

29:無名草子さん
18/11/08 21:23:14.28 .net
>>27
実名が3文字の人は、単行本中の仮名も3文字になっています。
これでお分かりでしょう。

30:無名草子さん
18/11/08 22:18:57.53 .net
>>29
なるほどw
最高のヒントをありがとう
ところで
このスレの★1を読むと、まぁ個人情報が出まくりですなw
どこまで本当か分からないけど
たぶん国際ホテルで中村さんとカッコちゃんに近かった方らしいです。
中村さんが高校時代プール競技の選手で国体に行ったとか
甲状腺癌で亡くなったとか、出身地は関西のN市とか。
中村さん側も出版されて色々思うところがあったのでしょうね・・・

31:無名草子さん
18/11/08 23:30:34.58 .net
>>30
まあ遊んで捨てたのは事実だから、こうなるリスクはあったわけで、仕方ないとは思うよ。
でも、ここでの一連のディスカッションや、部落研の先輩のネット記事を通して、中村さん被害者説もかなり本気で信じるようになった。
あの世でカッコちゃんも「中村さんを責めないで」と言っているかもしれない。

32:無名草子さん
18/11/09 01:42:35.45 .net
もし中村さんも亡くなったのが本当なら
中村さんにも合掌したいです。
中村さん、安らかに眠ってください。

33:無名草子さん
18/11/09 01:50:39.69 .net
URLリンク(s.webry.info)
国際ホテル、バイト仲間の方のブログ

34:無名草子さん
18/11/09 19:54:09.69 .net
小娘が死後、すごい教祖になってしまった・・・みたいな・・滑稽だね

35:無名草子さん
18/11/09 21:47:12.26 .net
過去スレの☆ 「二十歳の原点」Part2 ☆
スレリンク(book板)
の850あたりから映画「二十歳の原点」のシナリオが小分けで投稿されている。全文と思われる。
かなり創作入ってるけど、なかなか面白い。

36:無名草子さん
18/11/09 21:50:30.87 .net
特にココ
116労学総決起集会
機動隊乱入。投石してつかまる悦子。
117京極通り
祝日の雑踏・・・
繁栄と平和に満ちあふれた通りを、頭に包帯をまいた悦子が歩いてくる。
118ある古本屋の中
悦子の辞書と古本をひきかえに、千円札が一枚出される。それをつかんで、出て行く悦子。
119雨の中
公衆電話ボックスで話している悦子。
悦子の声「あの・・・中村さん・・・あ、そうですか」受話器を置く。
ボックスから出て雨の中をかけ出して行く。
120下宿の部屋(夜)
机の上にノートをひろげ、煙草をすっている悦子。灰皿にたまる吸殻。
ノートに日記を書く悦子。
ウイスキーをのんでいる悦子。
ペンを走らせる悦子。
ふらふらになって煙草を喫っている悦子。

37:無名草子さん
18/11/09 21:50:55.70 .net
121悦子の家・茶の間(夜)
テレビのニュースが大学の闘争を伝えている。熱心に見ている三郎、昌之、アイ。
悦子が入って来ると急に、テレビを他のチャンネルに変えるアイ。
悦子、頭に包帯を巻いて、湯上りらしくユカタの上に茶羽織を着ている。
悦子「(ちらりとテレビを見て)あーあ、さっぱりしたわ」
急に新聞を読みはじめる三郎。
悦子「(昌之に)勉強、がんばってる?」
昌之「(父と母をみながら)まあな」すぐに白けてしまうその場を取りもつように
昌之「友達の奴、現役でK大入ったもんだから、親から十万円まき上げたんだって」
悦子「高いお祝いね」
昌之「浪人したらその倍はいる、その上、親の精神的苦労を計算したら安いもんだって、
おやじを脅迫したんだって」
三郎「(新聞から目をはなし)近ごろの若い者のすることは・・・(ちらりと悦子を見て、
何かいいたそうにする)」アイが素早く見てとって、目で三郎に、
アイ「(何も言うなと言う様に合図して)悦子、お前知ってるだろ、ヒロ子の親友だった
坂田さん、この間赤ちゃんが出来たんだよ、早いもんだね」
悦子「へー、あのチビの坂田さんが・・・、じゃ、お姉さんもそろそろお見合い
くらいしなくっちゃね」
アイ「お話はいろいろあるのにね、ちょっとも、その気になってくれないんだよ」
悦子「お父さんがいいって言う人なら間違いないのにね、私がお姉さんに
話してあげようか」
三郎「それより悦子はどうなんだ」
悦子「今度帰ってきた時、お見合いしてもいいわよ・・・心配ばかりかけて、ごめんなさい」
悦子の眼に涙がうかんでいる。

38:無名草子さん
18/11/09 22:19:20.42 .net
ウェブスター辞典って、今の金額にすると
当時いくらぐらいだったんだろう
分厚いようだから5千円~1万くらいしそうだけど

39:無名草子さん
18/11/09 23:03:47.82 .net
unabridged版のハードカバー原書がアマゾンで1万3千円で売ってる

40:無名草子さん
18/11/09 23:05:20.29 .net
今の価格で1万3千円?
当時だと2万くらいしたのかな
カッコちゃんち裕福過ぎる

41:無名草子さん
18/11/09 23:09:16.22 .net
ちなみにこのウェブスター含めてきょうだい3人分の辞典やら何やらをお父さん一気買いして当時の価格で20万円だからね。
序章2月21日に記載あり。

42:無名草子さん
18/11/09 23:19:34.51 .net
当時で20万だと、今だと100万くらい?
上流階級だよな
お父さん、県庁の管理職とはいえ
そこまで給料は無かっただろうから不動産収入か?
そんな家庭で育った子がブルジョア性の否定と叫んでも
片腹痛いだけだなw

43:無名草子さん
18/11/09 23:23:27.96 .net
そういえば
彼女の実家には車があったよね
それすら当時はかなり高額だったと思う
まだ車自体、持ってる家庭は少なかったと思う

44:無名草子さん
18/11/09 23:33:23.62 .net
>>41
当時の20万ということは、今の200万ぐらいか。書籍類だけでそれだけ使うとは、なかなか強烈な爆買いだな。
家に置くために英語の百科事典を買ったと書かれているけど、ブリタニカの原書でも買ったのかな。
全部で30巻近くあるから、普通の図書館ではまず置いてないような代物。
ちなみにウェブスターはアメリカ英語のネイティブ向けの英英辞書だから、日本人の普通の高校生・大学生が
使いこなすのはかなり難しい。おそらく本棚の飾りになっていたと思われる。

45:無名草子さん
18/11/09 23:36:55.83 .net
>>44
に・・・200万を曝買い!?
ひえ~

46:無名草子さん
18/11/09 23:49:18.11 .net
ちなみに当時はバイト先のホテルの従業員の初任給が1万8千円(69.3.29の日記)。
悦子さんの実家からの毎月の仕送りが2万5千円(69.3.30)。

47:無名草子さん
18/11/09 23:54:49.20 .net
原点も金銭から読み解くと
また違った見方が出来るかもね
ホテル従業員の給料を今に換算すると
18万くらい
一方、仕送りが25万くらいか。
今の時代でも、中々25万仕送りする家庭は珍しいよ
しかもひろこちゃんにも同額くらい仕送りしてただろうし
高野家の経済力は恐ろしすぎる

48:無名草子さん
18/11/09 23:55:05.79 .net
>>44
そう、本棚の飾りになって、挙句古本屋に売られてしまったんだろうね。
お父さんの情熱、空回りしちゃったね。

49:無名草子さん
18/11/10 00:38:26.01 .net
しかし、そういうブルジョアなご家庭の出身だからこそ、あの日記が書けたのでしょう。
当時の「普通」の子には無理ですよ、あれは。

50:無名草子さん
18/11/10 06:07:15.90 .net
たまご色のワンピースって黄身なの白身なの?

51:無名草子さん
18/11/10 21:54:29.75 .net
那須文学10号(1971年)「集録 高野悦子さんを囲んで」
同じ下宿の友人と思われる大学生の証言
『雪が降った日のこと、多分43年冬の初めて雪が降った夕食後のことでした。
窓の雪をみて彼女は、彼女の幼い頃のメルヘンを語りました。とても幸せでロマンチックな話でした。
皆「高野の十八番が始まった」と思いながら耳を傾けていました。
感受性の強い彼女は、すべてを美しいものステキな言葉に変えてゆきました。
彼女は詩人でした。感受性も強く想像力の豊かな詩人でした。
映画を見るにしても自分で創造してしまいます。
それだけに自分の思った内容と違うとトテモがっかりして
映画のパンフレットをマジックで真黒に塗りつぶしてしまったりします。』

52:無名草子さん
18/11/10 22:07:14.13 .net
要するに
URLリンク(www.takanoetsuko.com)
これのことか

53:無名草子さん
18/11/10 22:24:47.07 .net
>>51の続き
『・・・3人で花背にある立命の山小屋に行こうと話していました。
例の調子で「静かでそれはステキなんだからー」。とたんに「無計画で無鉄砲なんだから危険よ」と水をさされて、彼女はニガ笑い。
私達が見ていてハラハラするような事を彼女は何度かしています。でも私は、彼女の無鉄砲さが好きでした。
詩人というものは感じたことはズバリ行動してしまうのでしょう。
夏の合宿でアルプスへ行くとか言っていたとき、
お母さんに電話で「・・・大丈夫よ、大勢で行くんだし経験済の先輩も一緒なんだから」と説得しているのをきいて「ウマクいった?」と尋ねると、彼女はニヤリ。』

54:無名草子さん
18/11/11 11:59:26.04 .net
51,53を読むと
よく言われる「大人しい人」というのは虚像で
実は無計画で喜怒哀楽が激しい人のようですね
たぶん、こちらが本当の悦子さんなんでしょう
この証言から察すると
小林との一件はさもありなんですねw

55:無名草子さん
18/11/11 20:33:05.51 .net
映画のパンフレットをマジックで真黒に塗りつぶすっていうのが普通じゃないよね。
映画も男性も政治も、妄想→幻滅→破壊を繰り返すタイプなのかね。

56:無名草子さん
18/11/11 21:26:29.10 .net
>>51
この証言をしたの
もしかしたら牧野さん?

57:無名草子さん
18/11/11 21:39:11.69 .net
51です。
牧野さんではありません。
なぜなら証言中に「こんなこと言うと牧野さんに怒られそうですが」という箇所があるからです。

58:無名草子さん
18/11/11 21:40:57.77 .net
もちろん那須文学では「牧野」ではなく本名(と思われる名前)が出ていますが

59:無名草子さん
18/11/11 21:42:17.70 .net
感受性が強いんではなくて思い込みが激しいのだと思われる

60:無名草子さん
18/11/11 22:35:54.03 .net
那須文学10号(1971年)「集録 高野悦子さんを囲んで」 73頁
ワンゲル部で一緒だった大学生の証言
『・・合宿に行きたいメンバーは募集期間に名前を書いて申し込むことになっている。
43年最後の旧人合宿が計画されパーティーが10近くできたが、俺はその時どこへ行くか決めていなかった。
友の一人がためらっている自分をみて俺の名前を書いてしまった。
俺としては自分が行くつもりだったから何とも思わずにいたら丁度そばにいた彼女が「ナゼ書カヘンノ!自分デ書キ!」
短い言葉だった。何のために生きるのか何のためにワンゲルをやっているのか?
俺は答えることなく答える努力をせずにこの告発に対し忘却という名で捨て去ってしまってよいのであろうか。・・』

61:無名草子さん
18/11/11 22:41:41.57 .net
関西弁になっている点に注目

62:無名草子さん
18/11/11 23:07:06.07 .net
>>57
なるほど
原田さん下宿では牧野さん以外にも仲のいい人が
いたんですね
大山さん証言とかを読むと、牧野さんべったりだったように見えるけど。

>>60
関西弁で話してるのは悦子さん?
関西弁での会話が出てくるの、これが初めてだね

63:無名草子さん
18/11/11 23:09:21.54 .net
ところで
那須文学を都内で読める所、ありますかね?
国会図書館の蔵書にもなく、近代文学館に数冊あるだけのようだけど
全巻はやはり栃木まで行かないと読めないのかな

64:無名草子さん
18/11/11 23:52:19.55 .net
>>63
ナサソウデスネ

65:無名草子さん
18/11/11 23:58:09.36 .net
国会図書館にすらないものが、栃木に行けばあるのか?

66:無名草子さん
18/11/12 00:31:21.71 .net
パクリばっかり

67:無名草子さん
18/11/12 00:38:52.60 .net
パクリばっかり

68:無名草子さん
18/11/12 00:40:26.20 .net
Q
日本で出版された本はすべてあるのですか?
A
日本国内で発行されたすべての出版物は、国立国会図書館法に基づき、
国立国会図書館への納入が義務付けられています(納本制度)。

69:無名草子さん
18/11/12 22:48:56.56 .net
那須文学10号(1971年)「集録 高野悦子さんを囲んで」 69頁
同じ下宿の友人の証言(>>53の続き)
『彼女は頼まれてイヤと言えない人でした。
同宿の〇さんが私に引越しを頼んで帰省してしまったことがありました。
私の身にあまり、彼女に相談したところ、即座に立ち上がって荷造りをし、
原田さんの子供用の自転車でメモを頼りに下宿先を尋ねあててくれたこともありました。
夜などダベリに部屋を訪れると、彼女はどんなに忙しくても快くむかえてくれました。
だから彼女の部屋には人がよく集まりました。』

70:無名草子さん
18/11/13 03:06:52.44 .net
このサイトの文書を読んでいて本当に悲しくなった。
K氏といい、吉江さんといい、
なぜ「二十歳の原点」が出版されたかが分かっていない。
「部落研=民青」批判で出版された訳ではないと思いますよ。
自殺防止以外での批判は無用かと思います。
K氏・「案内サイト」にご意見があれば、別の方法がいいと思います。
「高野悦子さん」、立命・部落研・ワンゲルの有名人かもしれません。
ただそれは本人の意思とは全く関係のないことです。
本人は名もない一人の女子大生・私人として亡くなりました。
まさか日記が出版されるとも、それで評価されるとも思っていなかったでしょう。
「鈴木元さん」と同列に扱うべきではないと思います。
また自殺で大切な家族を失った家族のことも少しは考えた方がいい。
「部落研」とは一体何なんでしょうか。
もし「部落研」が人の尊厳や人権を大切にする立場なら
別のやり方があるのではないでしょうか。
「仏作って魂入れず」

71:無名草子さん
18/11/13 14:55:11.57 .net
???

72:無名草子さん
18/11/13 16:33:36.01 .net
>>70
>>2のリンク先の文章について書かれたのでしょうが、
悦子さん本人の気持ちや出版を決断したお父さんの意図はともかく、
公の出版物として世に出た以上、著者や著書の内容が様々な評価に晒されるのは
いたしかたないことであり、悦子さんやご家族の人格や名誉を著しく傷つけるものでない限り、
少々批判的な評価であっても、それは受け入れるべきだと思います。
むしろ悦子さんの言動や「原点」の内容について批判すべきではないということのほうが
不自然かつ危険な発想ではないでしょうか。少なくとも>>2の文章は、
興味本位で悦子さんを貶めるために書かれたものではなく、できるだけ客観的かつ具体的に、
悦子さんと同時代を生きたいち個人の意見を述べたものであり、むしろ一読に値すると思います。

73:無名草子さん
18/11/13 17:19:24.22 .net
変に神格化するのは辞めようよ
そんなこと悦子さんも望んでないと思う
出版された「公のモノ」である以上、批判だって当然ある
当の悦子さんだって日記の中では
結構、批判的に書いてる人が居るんだから

74:無名草子さん
18/11/13 17:27:09.37 .net
部落解放運動の失敗の証左として高野の死を引用するということが度々行われてきたんだよ。

75:無名草子さん
18/11/13 21:54:58.84 .net
そんなことよりさ、メルヘン語るのが大好きな純情カッコちゃんが、嫌われること覚悟で何とかという奴にアナーキズムの本を渡そうとするの、いじらしいと思わんか?
完全に壊れたメンタルで、僅かに燃え残ったエネルギーで、あの大作「旅に出よう」を書き上げたカッコちゃんすごいと思わんか?

76:無名草子さん
18/11/13 22:02:21.71 .net
>>75
「旅に出よう」の詩は死の直前に書いたモノではないよ
(時期的には近いかもしれないが)
ラストに持ってきたのは、父三郎さんの意図

77:無名草子さん
18/11/13 22:09:45.83 .net
まあそうだけどさ、かなり最後に近いのは間違いないでしょ。

78:無名草子さん
18/11/13 22:10:31.34 .net
俺としては彼女を神格化するつもりないし、未熟であることを全く否定しないが
がんばったな、最後まで本当によくがんばったな、とは言ってあげたい。事実だから。

79:無名草子さん
18/11/13 22:18:00.82 .net
>>78
そんな当たり前のことを改めて言われても。
そもそも未熟であることの認識を自身の原点とした人だぞ。

80:無名草子さん
18/11/14 21:25:51.81 .net
那須文学10号(1971年)「集録 高野悦子さんを囲んで」 70頁
同じ下宿の友人の証言(>>69の続き)
『・・・よく散歩をしました。フラリと自転車で出かけますが、いつも大覚寺の大沢の池でした。
よほどあの池が好きだったのでしょう。部屋にいないと思うと松尾公園の芝生の上に寝転んでいました。
ブランコに揺られているのがとても似合う人でした。下宿の大きなコリー犬「ジョン」を連れて歩いたり、
走りっこをしてジョンがじゃれて洋服を泥だらけにされても平気でした。夕暮、芝生に寝転んで童話の本
「ネ。お話よんで」を大きな声で読んでいた姿、とても純粋で可愛くて忘れられません。・・・』

81:無名草子さん
18/11/16 21:34:32.84 7QR6/8+cJ
立命館大学の運営に関してブログを書いているから、「是非『鈴木元氏のブログ』を読んで見ては」と勧められ、インターネットで検索していると「鈴木元氏のウソとホント」という記事に当たった。
(このサイトは「未来のため」という名前がつけられているが、「鈴木元氏のウソとホント」という投稿記事がこのサイトの主流であり、
以下この文書では「未来のため」を使わず「ウソとホント」という名前で引用する。)
この「ウソとホント」という記事にたどりついたことが、私の大学時代の情熱を呼び起こし、「再生を願って」の批判を始めようと思い立った。
このサイトに書かれていることは、私の問題意識とまったく同じであった。
それだけでなく、当時、私は立命館大学の「部落研」に所属していたが、その私よりも当時の状況を良く知っており、資料も豊富である。
投稿者の主題は鈴木元氏の批判であったが、単なる誹謗中傷でなく、まさにその時代を検証し物事の本質を突いたブログになっている。
それ故、この文書を書いている私の問題意識は、立命館問題の真実は、鈴木元氏の書いた「再生を願って」よりも、この「ウソとホント」のサイトの主張の方が正しいという事が基本になっている。
その確信は、私が大学時代「部落研」で学んできたことから来ていこの「ウソとホント」というサイトを見て、「再生を願って」を無性に読みたくなって、「再生を願って」をすぐに購入した。
この本を読んでみて、「権力を握ったものは必ず堕落する」という一般的原則を我々に見せてくれている反面教師の重要な記録であると思った。
この本を書いている当人(鈴木元氏)も同じ道を歩んでいることを、本人は全く気付かず、川本八郎前理事長や他の理事らをボロかすに批判はすれど、自己の正当性ばかりを言い訳を交えて主張するその姿は、
嘗て、鈴木元氏を知る者として哀れでしかない。
さらにこの時代を扱った他の情報が無いかとインターネットを検索していて「立命館の民主主義を考える会、(元教職員の会)」(以下「考える会」という。)があることを見つけ出し、
この会の主張が何であるかの把握に努めたが、この会の主張も私の立場と同じであることが分かった。

82:無名草子さん
18/11/18 21:34:51.86 .net
お父さんによると思われる単行本の「高野悦子略歴」に記載があるが、
カッコちゃんの心臓に最終的に「問題なし」と診断を下したのは東京女子医大の榊原仟教授。
当時日本で間違いなくナンバーワンの心臓外科医であり、カッコちゃんが当初疑われていた先天性心臓弁膜症の世界的権威でもある。
この医師の診察を受けるには相当なパイプが必要だったはず。栃木の田舎からなら尚更。

83:無名草子さん
18/11/18 22:07:22.21 .net
>>82
いや普通に予約でもすればいいだけでしょ

84:無名草子さん
18/11/18 22:24:13.85 .net
普通に予約して診てもらえるんなら、あっという間に教授の外来はパンクするよ。
普通は部下の者が診て、VIPや特殊な症例だけ教授に回す。
まして当時の女子医大心臓外科なら尚更そうだったでしょう。

85:無名草子さん
18/11/19 00:12:47.95 .net
そりゃ、あれだけ裕福な家庭なら(ry

86:無名草子さん
18/11/20 18:27:15.20 .net
学生運動に影響された当時の学生達は可哀相としか言いようがない。
歴史というのは、後で考えると本当にアホらしいことが起きたり流行ったりする。
しかし、悦子さんの自死は、学生運動やその価値観も関係しているものの、彼女の
個人的な性格や対人関係、事情が深く絡み合った結果として起きた可能性が高い。
大学に入学して、どこかの時点で良い彼氏が出来ていたら自殺に至るような状況
にはなっていなかっただろう、と言ったら、単純過ぎるだろうか?
更に、可愛い彼女になぜ彼氏ができなかったのだろうか?
周りに男がいなかった、偶然に恵まれなかった、運が良くなかった、
あるいは、美人過ぎて近寄れなかったとか、含めて彼女の中に何か原因があった、
のか?

87:無名草子さん
18/11/20 18:41:19.78 .net
ワンゲルも部落解放も男ばっかりだわ。
ていうか、理想としていた奥浩平を現実の男性に投影いていただけだから、
どんな男が現れても失望しただろ。

88:無名草子さん
18/11/20 18:46:07.20 .net
方言が酷くて自分から話せなかったんじゃない?

89:無名草子さん
18/11/21 14:36:10.10 .net
>>6無名草子さん2018/11/07(水) 22:34:57.14
那須文学9号(1970年)7ページ「失格者の弁」より文庫本未収載箇所抜粋
「絶対自由なんて求めたのが
そもそもの間違いの始まりだったのでしょうか。
あなたは言った。
トウソウダノ コッカケンリョクダノ
ナンダラコッタラ イッタッテ
タバコダノ サケダノ ノミスギテ
カラダヲ コワシタラ ナンニモナラン と。
ここの、>> あなたは >> 「青春の墓標」の奥浩平ではないだろか?
もしくは、もう1人の自分自身、鏡の中の自分自身。

90:無名草子さん
18/11/21 14:48:30.86 .net
トウソウダノ コッカケンリョクダノ
ナンダラコッタラ イッタッテ
タバコダノ サケダノ ノミスギテ
カラダヲ コワシタラ ナンニモナラン
この言葉を中村が悦子さんに言ってたとしたら、中村を評価し直さなければならない。

遅ればせながら、>>1 さん、スレ立てありがとうございました。

91:無名草子さん
18/11/21 15:36:25.59 .net
>>90
そんなこと今更w
本文にも「かっこは自分を見失ってる」って言葉が出てるのに

92:無名草子さん
18/11/21 16:23:08.71 .net
>>「絶対自由なんて求めたのが
>> そもそもの間違いの始まりだったのでしょうか。
この時代に高校と大学生活を迎えたことが、悦子さんのような人には不幸だった。
彼女のような賢く、正義感でいっぱい、なによりも純粋で思い込みが激しく、そして
青く幼く弱い田舎娘には1969年の大学環境は残酷な時代となった。
そして、奥浩平の「青春の墓標」を読んだことから間違いが始まった。
大学に入学してからもこの本を読んでいたらしい。
思想と恋愛がセットになった大学生活を夢見ていたのだろうか?
そしてセットにはもうひとつ、自殺という隠れアイテムが潜在していた。
周知のように奥浩平は自殺している。そして残された手記が本として出版された。
その本を読んだ悦子さんの心の奥底に、奥浩平の死と手記と本出版の流れが、無意識
下にあったかもしれない。
そのことがどこかにあって、日記を処分せずに残した、と考えたら過ぎるだろうか?
彼女は日記に書く、学生運動の宣伝ビラをどうしようか、そして日記をどうしようか、
と。ビラはどうなったかは分からないが、日記は処分されずに残された。
この日記は、もうひとりの私、本当の私だとも書いている。
日記上の本当の?悦子さんは残され、現実ではあるが本当ではない、あるいはもう
ひとつの悦子さんは死に、二つの悦子さんの時間はそこで止まった。
本当の私とそうではない私、理想の私とそうではない私、あるべき私とそうではない
私。彼女の内部には行動上での葛藤や対立が常にあり、苦しんでもいた。
そして、あるべき私は、いつも現実の私に負け、あるいは汚され続けた。
本当の私を残し、汚れた現実の私を消そう、その行為が自殺という結果になった。
そして、偶然と運命が、そして何よりも彼女が自分の内面を描く筆力が、彼女の日記
を「二十歳の原点」という本にし、憧れの奥浩平を超える存在としてしまった。
誰しもが、本当の自分と現実の自分の分列と対立に苦しんでいる。
人生は重い通りに行かない。否、思い通りには行かないのが人生。

93:無名草子さん
18/11/21 16:41:16.41 .net
>>92
チラシの裏にでも書いてろ

94:無名草子さん
18/11/21 17:04:27.34 .net
>>93
スクリーンの上下を見て下さい。
宣伝だらけでしょ。
チラシそのものではありませんか?

95:無名草子さん
18/11/21 17:28:12.42 .net
青春の墓標は絶版となり、二十歳の原点は出版社は違う印刷され続けている。
どちらも悪書、有害な書物の部類だ。
自殺者の日記や手紙などどう考えても有害だ。
書くだけ書いてその後自殺をした人の文章には独特の病的なものがあり、
影響されやすい青少年にとってはとりわけ害となる。
二十歳の原点は、彼女と同じような経験をした世代が読むのはいいが、若い人
が読むべきではない。
今の若い人が読んでもなにも得ることはない。一切ない。害有るのみ。

96:無名草子さん
18/11/21 18:21:17.26 .net
>>89
その言葉が奥浩平だとしたら、ぜひオリジナルのほうをここに引用してください。見比べてみたい。

97:無名草子さん
18/11/21 18:23:36.14 .net
>>90
>この言葉を中村が悦子さんに言ってたとしたら、中村を評価し直さなければならない。
いや、中村さんは普通の見習いコックだから、マルクスとかアナーキズムとかどうでもいいわけで、
まさにこのようなことを言うのが普通のレスポンスじゃない?

98:無名草子さん
18/11/21 18:45:28.66 .net
それにしても
カッコちゃん、振り向いてもらえない相手に何故あんなに執着したんだろう。
中村さんは高卒or専門卒の国際ホテルの従業員。
育った環境も考え方も180度と言っていいほど違うだろう。
中村さんにとってはデモもアナーキズムもほとんど無関係。
中村さんはごく普通の会社員だったのに
何がそこまで彼女を思い詰めるものがあったのか。

99:無名草子さん
18/11/21 18:48:30.85 .net
あと、これは個人的な考えだけど
日記には出てないだけで、小山田さんと何かあったんじゃないか。
小山田さんはホテル内の闘争に関わってたから
かっこちゃんの意見も理解出来たと思う。
実は小山田さんに振られた腹いせで
中村さんに執着したのでは。

100:無名草子さん
18/11/21 18:50:58.26 .net
そりゃあ、授業料支払わず大学生としての自己を否定して、(資本主義)社会も否定して、
家族とも決別して、何のよりどころもないところに自分を追い込んでいるんだから、
どこかにいるはずのsomeoneを求めるのは当然。

101:無名草子さん
18/11/21 18:53:10.12 .net
既成の価値を疑うこともせずに、ぬくぬくと日常性に埋没して生きている人間に
彼女の追い詰められたギリギリの焦燥感は決して理解できないだろう。

102:無名草子さん
18/11/21 19:12:25.32 .net
>>99
下のサイトを見る限り、小山田さんと何かあったとは思えないな
URLリンク(www.takanoetsuko.com)

103:無名草子さん
18/11/21 19:58:55.32 .net
>>101
その ギリギリの焦燥感、 の原因は?

104:無名草子さん
18/11/21 20:01:06.99 .net
>>102
それは日記に出てる分だけで判断してるでしょ
未公開の部分を想定して言ってるんだけど
彼女のパターンなら、一緒に何度も飲んでる辺り
何かあったと思う。
でなきゃ彼がずっと無言を守ってる理由がない。

105:無名草子さん
18/11/21 20:23:15.61 .net
歴史を見れば、ときに変なことや、変な思想や宗教が出てくることがある。
1970年前後には社会主義が流行った。
私有財産の否定とか、生産手段の社会化、というもの凄く広く、そして長い歴史時間が
必要な概念を、狭小短絡に理解し、国有化とか集団所有などにしてしまった。
私的所有を廃すこと、大会社の経営ができなくすることが革命だと勘違いしていた。
だから大企業への大学生の人材供給を止めて経営が成り立たないようにしようと、
学生に大学を辞めるよう勧めたのが、全共闘だった。
その影響を受けて悦子さんは授業料を納入しなかった。
当時の大学生は頭が良さそうなことを言ってたが、もうバカとしか言いようがない。
というか、反社会的なカルト存在となっていった。

106:無名草子さん
18/11/21 20:38:01.36 .net
>>98
そのへんのことは>>2のこの分析が的を得ていると思う。
9.彼女は中村にアナーキズムの本を手渡そうとした。これは何故か?
 彼女は、自己の思想性を理解してもらおうとしていたが、この男は単なる遊びであり、
アナーキズムなど何の関心もない。彼から見れば、一夜を伴にしたからといって、
変な思想を押し付けられ迷惑である。おそらく「ドン引き状態」であったと思われる。
しかし、彼女には、プライドが高く、一夜の遊びという関係に納得出来ず、
自分の思想性を相手が認めてくれた、その上で関係をもった。という自己満足が
欲しかったのだと思う。(12月17日自らが確認した男女間の原則)
 自分の革命闘争の中での恋であって欲しかったのだと思われる。それは奥浩平の
『青春の墓標』を愛した彼女の夢であった。(奥浩平氏の「青春の墓標」は
革命と恋に生きた青春という内容がひしひしと伝わってくる)しかし高野悦子さんの恋は、
革命とは何ら関係なく、淋しさを紛らわすため、単に男を求めた結果に見える。
割り切った交際と思っていた中村に、自己の憧れである『青春の墓標』の筋書きを
彼に求めることは無理であり、彼は逃げまくったため、彼女は大きく傷つき、
自己破壊していく。

107:無名草子さん
18/11/21 21:12:55.00 .net
>>106
日記に書かれているが、彼女はその愚かな考えや行為をしようとした自分に呆れ
自己嫌悪している。
彼女は最後まで自分を客観的に見つめようとしていたが、
もう少し彼女が鈍い人であれば、もう少し行動力が無ければ、怠惰であれば、
自殺はできなかっただろう。
そういう意味であまりにも主観的な人であり、軽はずみな人であった。

108:無名草子さん
18/11/21 21:39:06.33 .net
プライド、自尊心、
悦子さんはプライド、自尊心がかなり高かったのかもしれない
民青系自治会から離反したきっかけとして、彼女が片思いした他の学部の男に、それを
計算してなにかの大会への誘いの電話をさせた、というのが例の案内ブログにあった。
過去の個人的な感情を利用したことに対して日記に反感と怒りを書いている。
私を相手にしなかった、求めて来なかった民青系自治会の男達への反感やリベンジが、
全共闘系への参加の要因のひとつにあったかもしれない。
二十歳前後の年齢では恋愛感情がなにかのきっかけになることが往々にしてある。

109:無名草子さん
18/11/21 22:33:07.51 .net
そうするとあれかい、
要するに、よく出来た彼氏が一人いれば、彼女の運命は全く変わっていたと
その一点のみで、彼女が日記に並べた小難しいごたくの数々は一気に吹き飛ぶと
愛読者として認めたくないが、I have to admit it  だな

110:無名草子さん
18/11/21 22:48:03.05 .net
確かに
女は付き合う相手によってかなり変わる。
よく出来た彼氏が居れば自殺することもなかったろうね

111:無名草子さん
18/11/22 00:36:09.38 .net
ごく普通の女子大生でしょ。普通ではないのは文章力だけ。
恋愛がしたかったが上手くいかず自分をこじらせた。
焦って初体験の冒険を決行し、更にこじれた。
この自己棄損的な私生活の土台の上で学生運動に参加し、更にこじれていく。

112:無名草子さん
18/11/22 18:39:37.25 .net
日記の最後の日の文章を読み終わった後、この女性はその二日後に自殺したのだと
考えると身に迫るものがあったことを覚えている。
生きている人が死んでしまう、というのは永遠の別れであり、どこかで暮らしていて
、またどこかで偶然に会えるかもしれない、という想像さえもうできないのだ。
部落研の人のブログを読んだが、彼女が中村を求めたにも関わらず拒否されたことが、
彼女のプライドを深く傷つけた。そのことが学生運動とバイトで疲れ切っていた体の
中で増幅し、絶望感を深めた。望みを自ら絶った。
流れる水の如くさらりさらりと他人と接することさえも放棄した。

113:無名草子さん
18/11/22 18:44:05.74 .net
結論としては、しっかりと食べ、ぐっすりと眠ること。
簡単に異性と体の関係を持ってはいけない。

114:無名草子さん
18/11/22 22:01:09.67 .net
どうも皆さんすべての根源を男性関係に帰着させがちだが、
彼女の持って生まれた「気質」というものをもっと重視したほうがいい
中学生のときから自殺願望を語る人というのは珍しい
何かにつけて自己否定したがる傾向も、猪突猛進する傾向も、おそらくかなりの部分先天的なものだろう
男性関係も、学生運動も、バイトも、勉強も、クラブも、すべてうまく行かないのは原因ではなく結果。

115:無名草子さん
18/11/22 22:08:28.16 .net
理想を掲げすぎなんだよ彼女
ギャップに耐えられなくなるんでしょう。

116:無名草子さん
18/11/22 22:39:13.45 .net
青春の墓標にはまったのも結果、酒とたばこに溺れたのも結果、小林も結果、中村も結果、自殺も結果

117:無名草子さん
18/11/22 23:19:59.66 .net
>>114
それにこのスレでもたびたび話題になっているように、彼女はよく言えば行動力があり、悪く言えば何かにつけて
軽率な人だったということ。普通なら、最後の一線を越える前に、立ち止まってよく考えるべきところを、
彼女はその場の勢いで、立ち止まらずに一線を越えて、はるか先まで飛んで行ってしまい、後になって後悔する
ということが度々発生している。男関係しかり、学生運動しかり、酒・たばこしかり。しかしそうしたことは、
一線を越えて、結果的に自分が傷つき、ひどい目にあったとしても、まだ人生をやり直すことは可能だったが、
残念ながら、自殺については、勢いで一線を越えてしまうと、もうやり直すことはできなかった。

118:無名草子さん
18/11/22 23:39:39.87 .net
>>117
まあ、それも結局は彼女の気質なんだよ。
究極的にはお父さんの言うように「生まれ星が悪かった」ということなんだよ。
牧野さんも救えなかった、お父さんお母さんをもってしても救えなかった
ただ一人救えた人がいたとすれば、それは出来の良い彼氏。
しかしあれほど可愛くてもてたのに、まともな彼氏が出来なかったのは彼女の気質によるところが大きい。
つまり、生まれたときからああなる運命だったということかな。残念だけど。

119:無名草子さん
18/11/23 09:29:04.86 .net
皆さん人生経験を重ねた大人だね。本質を突いている書き込みが多いと思う。
高野悦子論も大詰めに入っている。
悲劇のヒロイン化ではなく等身大の悦子さんを見ようとしている、そして見えてきた。
これは彼女自身が書いた日記だけを見ていては分からない部分があるが、例のブログ
の中での友人知人達の証言があって始めて分かってきたこと。

120:無名草子さん
18/11/23 17:16:32.90 .net
那須文学9号(1970年)2-7頁「失格者の弁」と文庫本新装版(カンゼン)202-217頁「失格者の弁」(1971年記述)との相違点
1:那須文学版の出だしは死亡日(6月24日)の京都新聞夕刊社会面の自殺を報じる記事の引用から始まり、
「いつもは読み流す社会記事が我が家に起ころうとは、まさに青天の霹靂であった」とある。
一方文庫本は6月25日の警察から職場への電話の話から始まっている。
2:那須文学は「故人の手記を発表してほしい・・」で始まる段落の最後のほうに
「このへんの経緯と親父失格者の弁をきいて、他山の石としていただけたら・・」という箇所があり、
これは文庫本にはない。
3:「第一回は立命館大学への入学です」で始まる段落。
文庫本には「でも、あれほど切望していた立命館史学なのに、2年足らずで失望してしまったのは何故なのでしょう。
大学問題について云々するつもりはありませんが、改善されるべき何ものかがあるようです。」という記載があるが、
那須文学には無い。

121:無名草子さん
18/11/23 17:19:26.34 .net
>>120 続き
4:文庫本には「失恋の痛手・・」で始まる長い段落があるが、那須文学には無い。
5:「それらの何れもがあたっているのでしょうが・・」で始まる段落の最後に、
那須文学では「どうぞ皆さんのご感想をおよせ下さい」とあるが
文庫本では「皆さんのご判断に委ねます」となっている。
6:文庫本には「以上が私なりの総括ですが・・」で始まる段落があるが、那須文学には無い。
代わりに、那須文学には「絶対自由なんて求めたのが・・」で始まる1969年5月18日の詩が掲載され
「これがあの娘の遺書だと思うのです。」とある。
7:那須文学では最後に「心から世の御批判御高見を仰ぎたくお待ちしております。」と結んでいるが、文庫本には無い。
逆に文庫本は「最後に、本書は故人の遺志を尊重・・」「なお、故人に対しまして・・」の2段落があるが、那須文学には無い。

122:無名草子さん
18/11/23 17:22:20.10 .net
以上、お父さんの心境の変化等をうかがい知る一次資料として、ご参考ください。

123:無名草子さん
18/11/24 18:52:57.15 .net
お父さんやお母さんの言動を見ると、悦子さんは本当に親不孝をしてしまった。
両親や家族を一生苦しめることになった。どんな思いで産み育てたか悦子さんに
はまだ理解できなかっただろう。
そこには小難しい理論も思想もない。あるのは親としての愛情だけだ。
運動の破綻、失恋、そして死ぬ一週間程前に母が上洛した際にしたと思われる親
からの独立宣言。
冷静になって自分の状況と力を考えれば、生きていくことに寒々とし怖くなっただ
ろう。学生ではなくなった私には生きる意味があるだろうか?
最後に掴もうとした中村という藁も消えた。
究極の刹那の中で線路上を歩き、列車を前に横たわった。
とんでもない、取り返しのできない間違いを犯してしまった。

124:無名草子さん
18/11/24 18:56:47.92 .net
本当に誠実に生きようとしたら悦子さんのようになるのが必然ですよ。
どこかでごまかしているから、俺たちは生き残れただけのこと。
そして自己に対してどこまで誠実に生きた人を、こうやって気楽に論評しているんだ。

125:無名草子さん
18/11/24 20:35:51.76 .net
>>124
死が必然の誠実なら、そんな誠実に近づきたくない。
というか、そういった抽象的な議論をこねくり回してもは無意味だと思う。
少なくとも悦子さんは誠実だから死んだのではないと思うのです。
悦子さんがしたような過ちや不十分さ、迷いや遠回り、多少の不道徳な行い、
失恋や傷つき、など、そんなことはほとんどの人がやってる、経験してること。
それでも生き続けている。20年も経てば気恥ずかしい程度の思い出になる。
違うのは死んでしまったことで、こればかりは経験を活かすことができない、
その時点ですべてが止まり消えてしまう。
繰り返すが、悦子さんは誠実だから死んだのではない。

126:無名草子さん
18/11/25 10:09:19.51 .net
美人というか可愛い、それを自分でも分かっているんだが、
それでもなお、女性として何かコンプレックスを感じていたのではないだろうか?
それは男でも、イケメンでもそんな感じの人がいる。
だから、女として真っ向勝負するのではなく思想で自分を演出しよとしたのでは
ないか? 当時の学生の価値観が反映していたはずだ。
中村にアナキズム本を渡そうとしたのはそういう背景もあると思う。
中村に思想的な興味があったかどうかは不明だが、悦子さんが熱く語る理論に耳を
傾けることもあったんだろうと、悦子さんの日記から読み取れる。
>>今度は中村に学問の私有制を教えてあげよう>> などと書いていたはず。
私は彼女を批判しようとは思わない、そんな資格もないし、そんな立派な立場でも
ない。
誰しもが持つ弱さで自殺してしまったことが残念でならないのだ。
二十歳であのような文章力、表現力を持つ人はそんなに多くはない、才能としても
惜しい。

127:無名草子さん
18/11/25 10:31:27.19 .net
>>120 >>121
ここから読み取れることは
1:お父さんの立命館大学史学科に対する怒りは、事件直後よりも2年経ったときのほうが大きくなっていた
2:事件直後は自殺の原因としての失恋・男性関係をタブー視していた。少なくとも外面上はそうであった。
3:事件直後は日記の内容について読み手がどう感じたか積極的に知ろうとしていた。

128:無名草子さん
18/11/25 10:36:58.51 .net
映画を観ると自殺には見えないんだけどな。
びっくりして反射でよけたみたいに見える。

129:無名草子さん
18/11/25 12:45:31.54 .net
お父さんの気持ちは理解できるが、大学も学内の学生運動トラブルだけならともかく、
学外での学生の恋愛や失恋についてまではどうしようもないと思う。
彼女が属していた大学を舞台として学生運動が行われていて、そこで学生同士の様々
な争いがあり、彼女がそれに巻き込まれて激しい行動をしていたという背景があった
のは事実だろう。しかし、その争いが直接の原因で亡くなったわけではない。
激しい活動と乱れた生活で疲れ切り、また学生身分の放棄で将来展望を失い、そこに
失恋が重なったことによる、複合的な要因のストレス死だっただろう。
ただ、運不運を言ったら切りが無いが、東京の大学に行っていたら、あるいは京都の
他の大学だったら、学生の彼氏ができていたなら、、バイト先が違っていたら、中村
と出会わなかったら、中村と飲に行かなかったなら、、、、、、、、
また別の運命が、パラレルワールドが存在しているだろう。
あるいは、彼女のすべての選択と偶然が彼女が自殺するように向かって動いていた。
つまりは、自殺の原因は彼女自身の中に弱さとか性格として、種として潜在していた。
そして、状況の厳しさ、偶然の不運、などにより種が発芽してしまった。

130:無名草子さん
18/11/25 15:39:54.39 .net
>>129
すでに中学生時代から、あるいは物心ついたころから自殺願望があったと
大学進学前、高3のときの日記(序章、66.11.26)に本人が書いているくらいだから、
失恋や学生運動の挫折がなくても、あるいはまともな彼氏ができていたとしても、
遅かれ早かれ、何かちょっとしたきっかけで、悦子さんが自らの命を絶っていた可能性は
それなりにあったように思う。
「正直なことをいって、生きることはめんどうでたいへんなことだ。時々私は、
自殺しようかと思う。生きていることから逃避したくなるのだ。私の場合、
これは中学生のころから何かいやなこと、苦しいことがあるとそう思うように
なってきている。もの心ついたころからである。」(序章、66.11.26)
それにしても、この自殺願望というか、非常に冷めた人生観はどこから生まれたのだろうか?
彼女の略歴を一見すると、心臓に持病があったことや、「青春の墓標」を読んだことが、
死生観に何らかの影響を与えたように見えるが、日記の記述が事実だとすると、
そうしたことよりはるか前、中学生のころから彼女はすでに自分の死について考えていたことになる。

131:無名草子さん
18/11/25 18:49:12.97 .net
自殺する人は、普段から自殺という言葉を口にしている人に多い、と
いうのをどこかで見た。
悦子さんは自殺する1週間ほど前に自殺しちゃいけないと自分に言い
聞かせてる。
もうひとつの自分の中に重力のように自殺に落ちていく動きを感じて
怖くなったんだろう。妄想だった自殺が目の前に見えてきてしまった。
日記やアジビラの処分を考える。自殺するとしたら、という試行想定か?
中村が他の女と寝ている想像、火の狐という記述、惨めな姿で雨に濡れた
からってなんなんだ、等々、自らを死へと煽り追い込もうとしていた?
やはり中村との関係破綻が最後に背中を押したようだ。
そして、その背後には、もう大学生に戻れない、女ひとりで生きていかね
ばならない、という厳しい現実を悦子さんが気が付き始めたこともあった
だろう。
こういうときには普通は親元に逃げ帰ることもありなんだろうが、1週間
前に下宿を訪れた母に独り立ち宣言をしてしまっている。
学生運動理論に縛られ、精神疾患のような片思いの執着で、その場と時間
から逃げ出す考えも浮かばなかったのか。

132:無名草子さん
18/11/25 19:22:23.83 .net
>>129
当時の立命館のガバナンス、相当ひどかったんじゃない?お父さんはそういうことを指摘しているんじゃないかな。
特に文学部は看板教授が次々辞めたりして、カッコちゃんも「立命は事実上崩壊しつつある」と書いてるじゃない。
そういう大学の状況に対する怒りというのが、彼女を学生運動に走らせた要因の一つだったことは間違いない。

133:無名草子さん
18/11/25 20:09:01.95 .net
もちろん、だからといって、立命だけが悪いとは言わない。いろんな原因があった。失恋もその一つだろう。
ただ親としては、立命ひどいじゃないか、中村さんちゃんと説明してよ、小林ふざけるな、となるのは分かる。

134:無名草子さん
18/11/25 20:59:25.59 .net
あと一つ申し上げたいのは
ここのスレは、2ch,5chとしてはまったく荒れていないし、まともな議論ができていると思う。
これは稀有なことであるし、カッコちゃんの人徳のなせるわざなのかもしれない。
また、ここに参加してご意見くださっている方々に感謝したい。

135:無名草子さん
18/11/26 15:45:57.63 .net
 >> そして独占の機械工場で作られた一箱の煙草を取り出して
 >> 暗い古樹の下で一本の煙草を喫おう
旅に出よう の詩の中で、上記引用の通りタバコのことを書いている。
現在の 日本たばこ産業株式会社 は当時は 日本専売公社 という名前だったよう
だが、この公社を悦子さんは 独占 と表現している。
ネットで検索すると、マルクス主義経済学に独占資本という用語があるが、これと煙
草の専売公社とは内容が異なる。たしかに日本で煙草を独占的に製造し販売する大きな
独占公社/企業だが、マルクス経済学でいうところの独占とは質が違うようだ。
悦子さんが、独占企業と独占資本を区別していたかどうかは不明。
そんな細かいことはどうでもいいが、一本のタバコ=独占の機械工場で というイメージが
浮かぶということに、悦子さんが生きた時代を、学生運動という特異な時代を感じさせる。
このフレーズは、死に場所に向かう途中での一服、一休みだろうか。
そして、独占に反対する私が、その製造した煙草を吸っているというイメージ。
当時の学生達はなにかとても幼稚で皮相で狭量な理論を信じ混んで生活してたのではない
だろうか? 
頭の中が抽象的な概念と価値観でいっぱい。その概念を何にでも適用して価値判断していた
ように見える。煙草=独占。 
そして、それは生活する上でとても窮屈な物差しになっただろう。
巡り巡って、学生という身分や階層の自己否定まで行ってしまった。

136:無名草子さん
18/11/26 18:39:18.09 .net
>>135
塩ですら独占だったのに、そこはスルーですか

137:無名草子さん
18/11/26 20:01:48.39 .net
その当時は電話も独占だったな。

138:無名草子さん
18/11/26 21:15:53.18 .net
 二十歳の原点 案内ブログからペースト
>>大学には人間はいない。そこにあるのは商品化した学問と労働力だけである。
>>大学そのものは人間の意志とは関係なく資本の意志に従って労働力を生産し続ける。
>>そのような中で「良心的」にことを解決しようとするものはわれわれ人間を主張する
>>ものの敵なのだ。
>>われわれ日本史闘争委員会、文闘委は人間を解放するために、自己を解放するために、
>>徹底的に現行大学制度の解体を目指し闘うことを宣言する。
こんな抽象的な理論に影響されて、憧れた大学生になったのに辞めてしまい展望を失
った。
悦子さんは書く、絶対的自由を求めたのが誤りだったのか? 
その通りだ、絶対的自由などあり得ない、人間の、自己の解放とは具体的に何なのか?
時間や場所や具体性を欠いた抽象的理論をそのまま身近な出来事に当てはめても正解は
得られない。 
「大学にあるのは商品化した学問と労働力だけである」?
語れば語るほど幼稚性理想論が出てくる。あるいは美しい動機と心を求めて暴れていた
のか?
芸術は爆発だ!! を本気にして爆発したらアホだろ。

139:無名草子さん
18/11/27 01:49:00.11 .net
「私学」に「授業料」を払う時点で商業化されたものなのにね
闘争では自己解放なんて出来ないよ

140:無名草子さん
18/11/27 13:53:06.88 .net
まあ結局、>>2で部落研の先輩が指摘していたとおり、悦子さんは高校時代に読んだ
「青春の墓標」や「人しれず微笑まん」の世界に憧れ、奥浩平や樺美智子に感情移入して、
同じようなこと(特に革命家どうしの恋愛)をしてみたかっただけで、革命運動なり学生運動の
思想的な部分を正しく理解していたかは極めて疑問であり、単にまわりの空気に流されて
革命ごっこをしていたにすぎない、というのが本当のところなんだろう。さらに>>2の先輩は
次のように分析している。
「彼女には失礼ながら、本当は革命なんか全く分からなかったと思われる。彼女の生き方は、
まさに反抗期の娘のような反発であり、裕福な厳格な家庭に育ち、(お父さんは京大卒であり、
県庁の官僚でもあった。)おそらくその威厳さの前で反発できず、大学に入って反抗期のような振る舞いを、
革命と関連付けて表したように見える。」

141:無名草子さん
18/11/27 17:34:25.51 .net
>>140
その部落研の先輩のブログだけど、別の男の人を批判している文章で、とんでもない
時代錯誤のことを書いていた。
ある政党による介入がなかったのは何故か?とね。大学運営に関係の無いある政党が
大学人事に介入しなかったのが不満があるかのような文章だった。
民主主義を謳いながら、頭にあるのはある政党による介入が当然であるかのような、
50年前の時代錯誤的発想そのもの。未だに1970年代の学生のつもりでいるかのよう。
このブログの人の立場からの悦子さん批判は、その人の政治的立場からの批判であり、
50年という社会の変化を受け入れていない。
たしかに悦子さんは弱かった、軽率だった、でも二十歳前後の女子なんだから、それは
無理からぬこと、むしろ当たり前ではないだろうか?
高校出たばかりの19歳に、政治的は疑問を投げつけ、君はこっちかあっちか、さぁ選
べと、下宿まで来て働きかけた異常な時代。
それを革命というものが分かってなかったとか、自分の世界の価値観を押しつけてる
だけ。宗教団体にありがちなような独善が見事に表れている。
悦子さん達の学生運動はカルト的なものだったが、このブログの人達の学生運動は、
それに対するカウンターでしかなかったのではないか?
つまりは、どちらも何も生み出していない。大学にとって、また多数の学生にとって
弊害あるのみ。大学は政争の具でもなければ勢力獲得の場でもない。
日本全国、この時代に大学に入学した純粋な学生にとっては不幸な時代だった。
それが、高野悦子という純粋で弱い個人に、より増幅した分裂と崩壊として表れた。

142:無名草子さん
18/11/27 17:53:34.51 .net
>>2のブログからは
当時の立命館大学の状況(特に文学部)が克明に書かれてることは
評価すべきだと思う。
その大学の状況に巻き込まざるを得なかった
悦子さんの姿も分かる。
しかし、いくら下宿まで押しかけてきてオルグしようとも
それに乗らないノンポリの人が大勢いたはず。
実際、全共闘の主立った人間はしっかり大学を卒業して
社会に入っていった人が多いのだから。
その点、悦子さんは弱すぎたし純粋だったのだろう。

143:無名草子さん
18/11/27 18:23:41.88 .net
1970年から50年経過。
結果として正しい対応をしたのは当時のノンポリ学生だった、ということになる。
大学で革命ごっごをやるほうが間違いだったんだよ。
同じ学生同士で敵味方に分かれて集団で争ったり喧嘩したりでお馬鹿そのもの。
ヘルメットに軍手に角材、工事現場に行けばよかったのに。

144:無名草子さん
18/11/27 18:30:24.40 .net
学生闘争が行き着いたのが浅間山荘事件だからなぁw
もしくは成田闘争
反社会的なことやる私かっこいいって当時は思えたんだろうが
浅間山荘の実態を知って、あれは間違いだったと
大勢の人が運動から離れたそうだよ
内ゲバ・リンチ・殺人・監禁が正しい訳あるかよw

145:無名草子さん
18/11/27 22:31:45.77 .net
カッコちゃん、「スカボローフェア」好きだよね。シアンクレールで聴いて、歌いながら下宿に帰るシーンがある。
あれは映画「卒業」に出てくるサイモン&ガーファンクルの曲で、カッコちゃん大学1年生頃に日本で上映されてるはずなんだけど、観たのかなあ。
カッコちゃんと一緒に観て、感想とか聞きたかったな。

146:無名草子さん
18/11/27 22:39:43.47 .net
昨日、池上さんの番組で
マハリャジャクソンのことをちらっと取り上げてた
(キング牧師の告別式に歌った、と)
確か、かっこちゃんが好きな歌手だったなぁと
なんか感慨深かった

147:無名草子さん
18/11/27 22:43:42.81 .net
カッコちゃんと一緒に読みたかった本もいっぱいある。
あの当時に生まれて、出会っていたかったな。

148:無名草子さん
18/11/27 22:47:49.65 .net
>>146
それ凄いね、さすがカッコちゃんが一目置いた歌手だね。

149:無名草子さん
18/11/27 22:59:45.29 .net
しあんくれーるのマッチの柄かっこええ

150:無名草子さん
18/11/28 13:06:18.83 .net
悦子さんが自殺する3日前だったか、シアンクレールで女の人とサイクリングの約束
をした、しかしすぐに断ったと書く、どうしてかと言うと、約束を守れるかどうかわ
からない、裏切ってしまうかもしれないから、と。
この女性と思い切ってサイクリングに行っていたなら生きる方向への展開もあったか
もしれないと感じた。、
なぜなら、学生運動でもなく、異性でもなく、同性と嵯峨野とか嵐山にサイクリング
するのは健康そのもので、悦子さんが嵌まっていた蟻地獄的な精神状態から抜け出す
きっかけになったと思うからだ。新たな友人関係をつくれた可能性があった。
そのときの女性は、あのときの女性が悦子さんだと、後で知った可能性が高い。
その時の話しを聞ければいいのだが。
人選なんてちょっとした偶然から、良い方向にもそうでない方向にもどんどんの変わ
っていってしまう。こわいぐらいに。
私達が知っているこの世界では、悦子さんは亡くなったが、他のパラレルワールドで
は、たくさんの孫に囲まれて幸せに生きているだろう。
そして、その世界では私もあなたも生きていないかもしれない。

151:無名草子さん
18/11/30 23:14:16.42 .net
じゃあそのパラレルワールドで俺はカッコちゃんとお付き合いする。そして結婚して子供つくって孫もつくる!

152:無名草子さん
18/12/04 17:52:05.96 .net
民青って部落研・・・
高校生とか若い子をターゲットにした共産党の活動の一つと思っていた
共産党って闇だな・・・今更ながら

153:無名草子さん
18/12/04 19:10:40.45 .net
神や仏などの超自然の存在を想定していなくとも宗教として機能する理論はある。
マルクス主義や共産主義が日本へローカライズされたときに、理想主義や禁欲主義が
ベッタリと付着して導入されたのではなかろうか?
それは全共闘の小市民批判という、極私的な自虐的で道徳的な自己批判にも出ている。
本来、共産主義とか社会主義と、倫理や道徳や人格など関係のないものなのに、労働者
的なるもの、資本家的なるものを、勝手に絵を描いて理想としたり叩いたりしていた。
太って堕落した資本家、痩せてたくましく正義の労働者、そんな絵空事を無批判的に受
け入れていたのではないか。
悦子さんはそんな労働者の絵を中村に投影していた。知識の無い労働者の中村を教育
しようとした感じもある。
勉強すればするほど現実から遠くなる、あるいは現実が見えなくなる、そんな理論や
宗教や思想もあるのではないか?
抽象的な概念や理論が邪魔をして目の前にある現実を別のものに描いてしまう。
現実と理想、本音と立前、自利と他利、客観と主観、そういった対立が激しくなり、
悦子さんは分裂し崩壊していった。
悦子さんが自らの脳に造り出した理想やイメージは、客観的な事実や現実や人間像とは
まったくかけ離れ違ってしまっていた。
悦子さんはまったくの主観主義のユートピアで日々生活をし、現実によって破滅させら
れた。

154:無名草子さん
18/12/04 19:30:28.51 .net
悦子さんは大学に授業料を納めるかどうか自問自答している。
大学を解体すれば資本の循環を止められる、そして資本主義が崩壊する?
そんなこと本当に悦子さんは考えていたのだろうか?
あるいは、大学生であり、小市民である自分を自己批判/自己否定したかったのか?
現実や自分の力を無視し、思いっきり背伸びをしてしまった、あるいは宙に舞った。
その結果として、背骨を折ったか地面に墜落してしまった。
結果として絶望だけが残ったのではないか?

155:無名草子さん
18/12/04 19:34:43.26 .net
勉強したくなかったんじゃないの
落ちこぼれていた

156:無名草子さん
18/12/04 20:00:59.66 .net
雲の上で理想を追い求め、天使だった悦子さんは、自分の思い込みによって羽根を失い
死の世界に落ちていってしまった。
一週間近く食べてない、煙草と酒と眠剤、睡眠不足、学生運動への違和感と後悔、将来
不安そして失恋。
最後の最後には、心身共に疲弊の極地、正常な状態ではなかっただろう。

157:無名草子さん
18/12/04 20:11:25.70 .net
醜いアヒルの子
水面下では足掻いて足掻いてしていたんでしょ

158:無名草子さん
18/12/04 20:21:34.98 .net
>>154
そんな抽象的な話じゃないでしょ。
教授のいない大学に学費を納める必要ない、みたいなこと書いてたじゃん。
学費に見合う教育がなされていないから払うの拒否したんじゃないの?立命の教育環境やガバナンスが腐ってたの事実でしょ。
そんな感じのアジテーションも日記に書いてたし、お父さんもその箇所を長々と引用してた。怒りをこめてね。

159:無名草子さん
18/12/04 20:23:48.21 .net
立命の腐敗を棚に上げてカッコちゃんの未熟さのみを糾弾するのは筋違いだと感じる

160:無名草子さん
18/12/04 20:58:04.59 .net
立命どころか、当時大勢の大学が似たような問題を
抱えていた。
なのに彼女だけ神聖化するのはおかしい。
姉のヒロコちゃんが行った日大は
更に運動が激しかったはず。
しかし、ヒロコちゃんはちゃんとして大学を卒業してる。

161:無名草子さん
18/12/04 21:38:04.18 .net
>>160
なにしろ日大紛争として歴史に名を残すくらいだからね。その上、日大は明治、中央と並んで
1968年の神田カルチェラタン闘争を先導しているし。1968~69年ごろの御茶ノ水界隈の大学は
授業どころではなかったはず。

162:無名草子さん
18/12/04 21:43:34.80 .net
>>1157
私もその当時をリアルに生きていた年齢ではありませんが、当時の活動家学生は
本当にそんな抽象的な理論で動いていたようですよ。
マルクスの資本論やヘーゲルの哲学を、その上っ面だけを勉強して 適用 をす
るのが当時の学生の習性らしいです。
上のほうにあるレスの」コピペを再掲しますね。
137無名草子さん2018/11/26(月) 21:15:53.18
 二十歳の原点 案内ブログからペースト
>>大学には人間はいない。そこにあるのは商品化した学問と労働力だけである。
>>大学そのものは人間の意志とは関係なく資本の意志に従って労働力を生産し続ける。
>>そのような中で「良心的」にことを解決しようとするものはわれわれ人間を主張する
>>ものの敵なのだ。
>>われわれ日本史闘争委員会、文闘委は人間を解放するために、自己を解放するために、
>>徹底的に現行大学制度の解体を目指し闘うことを宣言する。

163:無名草子さん
18/12/04 22:16:53.73 .net
現行大学制度を解体すると、自己が解放される、人間が解放される?
資本の意志ではなく、人間の意志に従う?
文学部だからか、やはり文学的、詩的で、最終的には宗教的な感じがする。
とにかく 解放 されたかったんだということがわかる。
とにかく 抑圧 されていたんだろうことがわかる。
Yahoo!知恵袋
学生運動って何がしたかったのでしょう?
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)

164:無名草子さん
18/12/04 22:25:13.99 .net
学問ってさ、
自分の為にするものだよね。
大学の為ではない。
大学は学生を商品化してると言うが
それは自分次第だと思う。
結果的に、資本主義社会の奴隷になるのかもしれないが
奴隷で終わるか、人間らしく生きるか
その選択肢は自由。本人次第。
そういうことを履き違えてるよね

165:無名草子さん
18/12/04 22:30:11.34 .net
人間を解放して、自己を解放して
目指すことは一体何だったんでしょう。
自分が自分らしく生きること
それが一番大事ではないですか?
学費未納で学生の身分を失って
そのままウェトレスで生活ですか。
親からの仕送りも受けて。
それが彼女が本当にしたかったことなのでしょうか?
ブルジョアのお嬢様のおままごとではないですか。

166:無名草子さん
18/12/04 22:52:29.39 .net
日大が腐敗してたかどうかは関係ないでしょう。立命の話をしているのです。他所が腐っていたから自分とこも腐ってOK、責任ありません、というのは全くもっておかしい。
なぜ文学部長以下、5教授1助教授が次々辞職したのか、それなりの理由があるのではないか。
大学当局がゲバ棒とヘルメットを民青系の学生に買い与えて全共闘と戦わせてていたなんて、ひどすぎだろ。
冷戦中の米ソじゃないんだから。
そういう立命の酷いガバナンスを棚にあげてちゃいかん。
カッコちゃんの日本史同級生は半分が中退している。全員が抽象的な観念をこねくり回したわけじゃないはずだ。大学にもかなりの責任があった。

167:無名草子さん
18/12/04 23:09:21.90 .net
カッコちゃんカッコちゃんってなんか地下アイドル奉ってるオタクのような・・・
彼女に失礼だと思いますよ
ちゃんと高野さん、悦子さんでいいんじゃないでしょうか

168:無名草子さん
18/12/05 06:02:56.21 .net
立命館も、日本中の大学も、
党派を問わず社会主義幻想に影響された左翼学生はカルト的存在となった。
そして、欧米の大学でも激しい学生運動があった。
背景には第二次世界大戦への反省と社会主義や共産党への幻想や反感があった。
彼等はユートピアや全知全能を求めた。それを抑圧するものは資本主義だと考えた。
商品存在としての学生を解放して人間になる、とか抽象的にロマチックに考えた。
当時の本人達の本気度は本物だっただろうが、とても未熟で愚かな思想や行動だった。
トランス状態で熱狂していた高学歴の本物のお馬鹿学生。自滅は必至だった。
トランス状態が消えたら、ボクって何、ボクは何をしてたんだろう?
ふと吾にかえり、絶対的自由を求めたのがいけなかったのか? と自問する悦子さん。

169:無名草子さん
18/12/05 09:07:06.43 .net
とどのつまりは恋愛もうまくいかず
学業も行き止まり
酒飲んで逃げて、挙句に自死
美化することも神格化することもない

170:無名草子さん
18/12/05 11:24:14.39 .net
美化とか神格化なんてとんでもない、
それどころかごく普通の人、もっと言うと不器用で不幸な人だからこそ悦子さんに
感情移入ができ、同情されているのです。
ボク達、私達も悦子さんと同じような しくじり や失敗を繰り返しているのです。
彼女を批判しながら自分自身を批判し反省しているのです。
違うのは私達はまだ生きているということです。

171:無名草子さん
18/12/05 18:48:04.40 .net
>>167
自分で「カッコは・・」と言ってるんだから、一読者がそう呼んでも構わんだろう。議論の本質とは関係ないことだ。

172:無名草子さん
18/12/05 19:05:42.74 .net
「二十歳の原点案内」サイト(1969年 1月25日の項)より抜粋
「22日夜、大学当局から黄色ヘルメット500個が配給され、…中略…ゲバ棒部隊約200人が封鎖された中川会館に突撃した」
((鈴木沙雄『特集・新局面を迎えた大学問題─関西にみる東大紛争の衝撃』「朝日ジャーナル1969年2月9日号」(朝日新聞社、1969年))。
「文学部教授の梅原猛は「これは大学の責任者が角材や黄色いヘルメットを買って学生たちに与えている事実をみても明白で、
ここには大学本来の使命をみることはできない」(『失った対話の場─一部の人が〝制圧〟』「京都新聞昭和44年1月25日」(京都新聞社、1969年))と話し、
文学部教授の奈良本辰也は「大学は、すでに攻撃用の諸器具を用意して学友会に与えているのである。それらはすべて、学生の授業料によって購入された」
(奈良本辰也『立命館大学教授に未練はない』「潮昭和44年4月号」(潮出版社、1969年))としている。」
このゲバ棒で突撃された相手がカッコちゃんだよね?
これでも立命に非はないと?

173:無名草子さん
18/12/05 23:00:48.76 .net
悦子さんは今風に言えば能年玲奈に雰囲気が似ていたと知り、
失恋し学生運動に挫折したあと、自殺などせずに、北三陸に行って海女になり、
自分を取り戻していくというストーリーを妄想したが、心臓に不安がある悦子さんが
海で素潜りをするのはちょっと無理だな。

174:無名草子さん
18/12/06 08:21:29.07 .net
学費払いたくなくなるの、当然だわな

175:無名草子さん
18/12/06 12:01:36.15 .net
全共闘   URLリンク(ja.wikipedia.org)全学共闘会議
>> 「実力闘争」を前面に出し、デモでの機動隊との衝突では投石やゲバルト棒
>> (「ゲバ棒」)も使われた。特定の党派が自己の思想や方針を掲げる組織運
>> 動というよりは、大衆運動との側面があったともされる。大学により、個人
>> により、多様であったと言える。
悦子さんもそんな個人として参加したひとりだったんだろうね。中核派からの働
きかけを断っている。
悦子さんが授業料を払うか迷っていたのは、全共闘の大学解体論に影響されたか
らだろう。
例の案内ブログに全共闘の先輩が、これについて反省らしきことを書いていたが、
個々の学生のその後の人生を遠回りや紆余曲折させただろう。
悦子さんはそれに加えて失恋もあり自殺してしまったが。

176:無名草子さん
18/12/06 13:22:40.91 .net
その中核派も今やYouTuber
前進チャンネル
URLリンク(www.youtube.com)

177:無名草子さん
18/12/08 13:24:26.76 .net
1970年前後の異常さが分かる。
悦子さんはたまたまそんな時代に学生になり自ら無謀な学生運動に飛び込んでいった
犠牲者。
犠牲者といってもほとんどの学生は自殺などしなかったのだから、生き死にまでの犠
牲はまた別の理由があった。
その荒んだ時代の上に悦子さんの個人的理由がいくつか重なっての自殺だろう。

178:無名草子さん
18/12/08 21:24:06.08 .net
そして授業料で武器を買い与える立命もね。

179:無名草子さん
18/12/09 06:29:32.98 .net
悦子さんには若干のアスペルガー症候群の傾向があったのではないか?
なんとなくそんな感じがする。

180:無名草子さん
18/12/09 12:34:50.22 .net
全共闘=カッコちゃんを愚かだとすると
そのカッコちゃんをゲバ棒で殴った民青の連中は同等以上に愚かだし
さらにそのゲバ棒を支給した立命館大学当局はありえないほど愚かだということになる

181:無名草子さん
18/12/09 12:42:07.34 .net
大学紛争で一番先に暴力装置を使ったのは
全共闘じゃなかった?
立命と民青は、目には目を歯には歯をを実地でやってしまったがw

182:無名草子さん
18/12/09 13:33:00.30 .net
悦子さんが学生運動に参加したのは、社会を変えようとか大学を変えようとかいう思想に影響されたり、
何か使命感を持った上でというより、高校時代に読んで憧れていた「青春の墓標」のまねごとをしてみたかったという
動機のほうが強いように見える。

183:無名草子さん
18/12/09 16:28:06.93 .net
>>180
その通りだと思う。
その当時に社会主義幻想に影響されたすべての勢力がアホだったと思うね。
ヘルメットに手拭いマスクに軍手に角材、あまりにも滑稽で愚か。
どれだけの人達が傷ついたり死んだりしたか。学生も警官も。
一見もっともらしいことを言いながら、無意味な党派争いでしかない。
友人を敵にしたり、裏切っただのなんだの、まったく愚か。
プチブルだの小市民だの好き好んで自虐的自己批判してみたり。

184:無名草子さん
18/12/09 17:13:09.63 .net
いろんなことが日本で起きてきたが、残念ながら日本はそう遠くない時期にほぼ終了する。
南海トラフが動けば、日本土木学会?が言うとおり、アジアの最貧国になるだろう。
そして、彼等の管轄外なのか言及されなかったが原子力発電所で事故が起きれば、過去
の日本が幾たびか災害から立ち上がってきたような歴史は終わってしまうかもしれない。
社会の法則的必然性は疑問符が付くが、自然法則は100%働く。

185:無名草子さん
18/12/09 23:16:41.19 .net
>>182
日記を読むかぎり、社会問題や大学問題を彼女なりに一生懸命情報を集め、いろいろ真剣に考えていた。
その延長線上にバリケードがあり、全共闘があったたように見える。
それを「幼稚」だの、「バカ」だの、「奥浩平ごっこだ」だのか言うのはその人の勝手だ。
だが、ではそう言っている連中が、当時彼女よりひたむきに物を考え、利害得失を考えず生きていたと胸張って言えるのか?
死人に口なしだ。彼女は反論できない。そのことをよく認識しておくべきだ。

186:無名草子さん
18/12/10 05:57:55.74 .net
>>185
そんなことは百も承知だ。
彼女を責めたり批判しているのではなく、その当時の学生達の全体が批判されている。
そして、個々の学生達はたとえ自ら飛び込んでいったとしても、時代に捲き込まれた
犠牲者という側面があることもたしかだ。
彼女をその当時の「歴史的」人物として象徴し話題にしている、ということになる。

187:無名草子さん
18/12/10 20:55:26.81 .net
たいへん抽象的でかつほぼ妄想なのだが、彼等は 人間の解放 を求めた。
人と人との関係で上も下もなく、支配も従属もない解放された関係。
労働力商品ではなくひとりの人間として存在したい、生きたい、そんな感じか?
たぶん彼等が目指した共産主義がそんな感じのユートピアに感じたのだろうか?
そのユートピアにするには革命が必要だ!しかしその革命というのがよく分からない。
とりあえずは道路でデモ行進し機動隊とぶつかり、大学を占拠して騒ぐしかなかった。
弱者に優しい政治を、あらゆる差別を無くそう、そんな運動で良かったのではない
だろうか? 民主主義や自由を拡げよう現実化しよう、そんな運動で良かったので
はないか。それこそが優しい悦子さんに相応しい。ヘルメットも角材も必要なかった。
共産/社会主義社会なんてとてつもない生産諸力の発展の結果として出てくるもので、
無理して求めても実現できるものではない。生産手段の所有関係を変えたからって、
国有化したり集団化したからってできるものでもない。
人間は歴史の鎖とともに、また生き物としての鎖とともに生きている、つまりは大き
な制限や限界の中で生きていくしかない。
ユートピアを目指すのは勝手だし、究極の自由を求めるのも勝手だが、残念ながら
そんなものはどこにもないのだ。

188:無名草子さん
18/12/10 23:54:59.80 .net
一つ言えることは、カッコちゃんは自分の言葉をミリオンセラーの形で世に残したが、同時代のその他大勢はほとんど何も残さなかったということだ。
カッコちゃんは確かに未熟だったし、独りだったし、少しエキセントリックなとこがあった。でも同時代の他の誰も無し得なかったことを成し遂げたんだ。
50年間読み継がれる本を書けた人が当時世の中何人いたのか。これから先100年読み継がれる可能性のある作品書けた人どれだけいたか?

189:無名草子さん
18/12/11 15:13:18.24 .net
>>188
完全に同意

190:無名草子さん
18/12/22 18:40:46.46 .net
サビシイデスネ    自己否定 jikohitei
ウソッポイデスネ   自己否定 jikohitei
クウリクウロン    自己否定 jikohitei 
ヤマイデスネ  自己否定 jikohitei
URLリンク(www.takanoetsuko.com)
こんな一知半解の上っ面の言葉遊びをエネルギーにして動き回っていたわけだ。
リロン? シソウ?  
ジブンヲ カシコイト オモッテル ホンマモンノアホ
ワカゲノイタリ ヨイシレテ ホンマモンノカルト 

191:無名草子さん
19/01/01 17:14:54.64 .net
>>朝五時頃から全共闘の集会が行われた。
>>正門のバリケードで二時間の坐りこみの間、何故自分はここに坐っているのか、
>>こんなことどうでもいいことではないかという考えにおそわれた。
悦子さんの直感は正解だった。バリケードなど何の意味も無く、どうでもいいこと
だった。大学を封鎖するなんてまったく愚かなことだった。
50年の年月がそれ証明している。
なにがそんな無意味なことを彼等にさせたかと言えば、空理空論のカルト脳症だった
としか言いようがない。

192:無名草子さん
19/01/01 18:47:30.54 .net
否定という重層的で抽象的な哲学用語を、暴力的破壊とすり替えてしまった。
目の前にある人も物も、資本主義的か社会主義的かと、愚かしくも単純に選別をした。
友人や知人や恋人を敵か味方に分けて人間関係を分断していった。
本当に不幸な時代に悦子さんは大学生になってしまった。
生真面目で遊び心のない、直情的な学生ほどカルトにはまっていった。
カルトだと断定したら間違いだろうか?

193:無名草子さん
19/01/01 21:48:51.84 .net
また、否定という用語を、禁欲とすり替えた。
自己否定とは小市民的自己の否定=労働者的自己の確立。つまりは禁欲である。
なんのこっちゃわからんが、労働者として禁欲しなくてはいけないらしい。
この当たりがかなり宗教的なのである。
意識改革的な倫理主義、というか、とても宗教チックなのである。

194:無名草子さん
19/01/05 09:59:11.88 .net
「私は慣らされた人間ではなく、創造する人間になりたい。高野悦子自身になりたい。」
時代に翻弄された以上の、人間として普遍的な価値があるだろ。

195:無名草子さん
19/01/05 14:25:36.64 .net
大半の若者と変わらん

196:無名草子さん
19/01/05 14:29:26.65 .net
大半の若者と変わらん程度の人間が書いたものがベストセラーになるなんて不思議ですねw

197:無名草子さん
19/01/05 17:28:38.70 .net
だから死に方が特異だったからでしょ

198:無名草子さん
19/01/05 17:31:23.05 .net
あなたも徒然にノートにチラシの裏に書きなぐって
スカイツリーから飛び降りてみたら?
なぜここから・・と遺作が脚光浴びるでしょうよ
お父上かだれかに出版の労とってもらってね

199:無名草子さん
19/01/05 17:44:24.23 .net
俗人には天才を理解することが出来ないんだろうな。
まあ、そんなもんだろ。不思議もない。

200:無名草子さん
19/01/05 18:25:41.72 .net
評論家の佐藤忠男が、
『読書と人間形成―孤軍奮闘のたのしみの発見』(千曲秀版社 1978.3.31発行)
で、このようなことを書いていた。
p.157「若者が、観念的で抽象的でつきつめた思索的な本を好むことは、かつても
今も変わりはない。ただ、そこに一九六〇年代以後、とくべつに偉い人でも権威
ある先生でもない、自分たちと同じような仲間の書いたものが大きく割り込んで
くるようになったのである。」

201:無名草子さん
19/01/05 20:27:03.28 .net
もし高野さんが
悩み苦しみ慟哭しても死ななければ日記やチラシの裏は
日の目を見なかった
死に方が異様だったからだ
同じように大島みち子さん
愛と死を見つめてのミコ
あの人も病気闘病で死ななければ日記や書簡は日の目を見なかっただろう
生きざまというかこれらの場合は死に様なんだと思うよ

202:無名草子さん
19/01/05 20:29:45.32 .net
>>「若者が、観念的で抽象的でつきつめた思索的な本を好むことは、かつても
>> 今も変わりはない。
それでは、なぜ、若者は 観念的で抽象的 な理論を好むのだろうか?
なににつけ若い時は性急に答えを求めようとする。
そして、その答えに沿って考え生きていこうという焦りのようなものが
あるのではないだろうか?
つまりは価値観の立脚点を求め理論や思想、そして宗教に辿り着く。
悦子さんには自分が まだ二十歳にすぎない という考えや余裕はなく、
もう人生の終わりかのようにただひたすら焦っている。
当時の大学生は全般的に焦りや焦燥感が全身から湧き出ている、そんな
感じがする。
そして、時間や期限を区切って若者の危機感を煽るやり方はカルトの手法
でもある。その煽りに乗せられたのが当時の活動家学生だったのではない
だろうか?

203:無名草子さん
19/01/05 20:35:31.37 .net
j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop j-pop
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Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)


204:無名草子さん
19/01/05 22:22:11.84 .net
>>201
毎年2万~3万人が自殺しているが、そのなかで遺作がベストセラーになり何十年も版を重ねている人間どれだけいる?
「死に方が特異だったから売れた。それだけ。」
とか言っている連中は統計学的にものを見ることを放棄しているとしか思えない。

205:無名草子さん
19/01/05 22:32:30.30 .net
それから確認だが、
カッコちゃん=全共闘=カルト、無意味、暴力的
と主張している人は
カッコちゃんをゲバ棒で襲った民青もカルト、無意味、暴力的であり
そのゲバ棒を民青に買い与えた立命館大学当局もカルト、無意味、暴力的であった
という結論でいいんだね?

206:無名草子さん
19/01/06 07:32:38.45 .net
俯瞰してみれば、そして源を辿れば、多少の濃淡はあっても、全体が正常な状態では
なかった、異常な時間と状態だったとしか思えない。
それは彼女が属した大学だけではなく日本全国の大学、それも名前の知れた大学ほど
異常な状態だった。東大しかり、京大しかり、そのことが不思議でならない。
社会主義思想の流行が基底にあったことは間違いないが、なぜ賢いとされる大学の
学生が受け入れたのか? 
やはり、第二次世界大戦への反省の影響が大きいからだと思う。彼等の世代はその
反省の中で育ち教育を受けている。
1945年に終戦、その後の4年足らずの1949年1月2日に悦子さんが生まれている。
私達は具体的な歴史の中で生まれ育つ。悦子さん達の世代の人達は、今の私達とは
かなり違った時代の世代だと考えないと答えは出て来ない。

207:無名草子さん
19/01/06 11:11:06.40 .net
自殺者何万人が幼少から日記書いていて悩み苦しんで膨大な量の
チラシの裏に殴り書きを残していて
それを出版しようという親御さんに恵まれていれば・・だね
ある程度のまとまった書付残すのはわずかだろう
今でも肝臓がんで亡くなったあのアヒルの保険のCMに出ていた女性
ブログが出版される、夫によって
そういうことですよ

208:無名草子さん
19/01/06 11:12:36.61 .net
いつまでもかっこちゃんかっこちゃん言ってないで
目を覚ましなよ
いい年して

209:無名草子さん
19/01/06 14:15:43.63 .net
>>207
戦後だけで自殺した日本人は150万人くらいいるだろう。
その中で日記、手記、ブログ等を残した者が少なく見積もって数万人の単位でいたはず。
だがその中で「これは公表に値する」と家族および大手出版社が判断できる価値のあったものはごく少数。
そしてその中で300万部を超すベストセラーになり、50年後も書店で売られているのはカッコちゃんだけ。
そういう事実をすっとばして「ただの殴り書き」と言うのは、歴史の篩にかけられて生き残った芸術作品を「ただの塗り絵」とか言ってるのと変わらん。
ま、好みの問題なんで言うのは勝手だけど、文学的センスないよね。
ちなみに、同時代の学生運動がらみの自殺者だけで、奥浩平、樺美智子、岸上大作などが手記を残して出版されているが、
最も読まれたのは言うまでもなくカッコちゃんだし、今も本屋の棚に残っているのもカッコちゃんだけ。
そこのところもお忘れなく。

210:無名草子さん
19/01/06 14:32:37.59 .net
>>209
樺美智子さんは自衛隊に殺されたというだけで
脚光を浴びた人
奥さんは既に誰それになっている

211:無名草子さん
19/01/06 17:02:10.66 .net
悦子さんの日記には、時代を超えた若者に共通する悩みや思いが書かれているから
だろう。その痛々しほどの純粋さと理想に燃える女子大生が自殺してしまったとい
う悲劇性に読者は同情する。
日記では赤裸かに自らの欲望を書くが、実際は幼く生真面目な悦子さんだったが、
その欲望は三次元へと具体的に展開していく。
可愛い女子大生なのに片思いの連続だった悦子さんは突如として不良娘に変身して
いく。酒に煙草、初体験の冒険。その結果としての自己嫌悪と自暴自棄、そして性
体験後のオンナとしての強い性恋愛願望に引きずられていく。
そこに読者にはよくわからないが、学生運動という時代性の強い演出効果が絡んで
くる。悦子さんにとっては重要な問題なのだが、読者には舞台背景のようなものか。
恋愛と失恋だけではダメ、学生運動だけでもダメ。どちらかひとつではダメなの
である。
この本の帯にあったように、”恋愛と学生運動に”悩み自殺した女子大生の日記なの
である。それが読まれる要因、魅力だった。

212:無名草子さん
19/01/06 22:28:39.92 .net
>>210
樺美智子は、自衛隊ではなく、警察の機動隊との衝突で亡くなっている。

>>200の本では、
『二十歳の原点』シリーズは、奥浩平『青春の墓標』のジュニア版とあった。(p.160)
あと、60年代学生運動の中の自殺者の手記として、以下の本もあげていた。(p.174)
岸上大作『意思表示』、山村政明『いのち燃えつきるとも』、堀勝治『大いなる戦い』

213:無名草子さん
19/01/12 20:58:24.47 .net
学生運動って本当に不毛だったように見える。
こんなものに自発的に?捲き込まれた学生達が愚かで、またかわいそう。
ファッションや商品でも、なんでこんなものが流行ったのかわからないヘンテコな
ものがあるが、なにかそれに近い?
もっと深刻で根が深く、流行った時間も長いが、変わったことの流行という点では
同じだと思う。
そしてマルクスやエンゲルスの経済理論や思想とも何か違う。道徳や倫理に、更に
は宗教にもなってるのが日本の社会主義や共産主義。
自己否定なんてなんの関係もない。資本主義的だとか社会主義的だとか、そんな分
け方は無意味で、もう道徳でしかない。金持ちだとか貧乏だとか、金を崇めても、
また呪っても、それは本来はマルクスの理論とは無関係のこと。
キリスト教的社会主義か? 社会主義的キリスト教か? 日本では儒教的社会主義か? 
春うららかな桃源郷で、小川の流れる水を見ながら聞きながら、これから何か明るい
希望がやってくる予感を感じたい、生き続けるための甘く萌える予感を感じたい、
夏休みの前に、愛しの君が現れるという甘く萌える予感。
そんな予感は次々とことごとく現実によって消えていった。成就する予感は何一つ
なかった。
悦子さんもまた、思い描く希望と愛のある大学生活は次第に暗く霞んでいった。
部落研を辞めた後に感じた、自分が孤独と未熟であることの自覚、それが彼女にと
っての二十歳の原点となった。
その孤独と未熟から逃れるために悦子さんがやった、あるいはしでかしたことが
自分自身を苦しめていくことになり、強いては自殺へと向かう要因となった。

214:無名草子さん
19/01/12 21:10:15.50 .net
>>213
それは今だから言えることではない?
声を上げた、ということは評価しても良いかも

215:無名草子さん
19/01/13 00:42:18.70 .net
>>213
そんなこと言ったら、大戦中に学徒動員で戦地に行って戦死した日本の若者たちも皆不毛だったとなるし、ロシア革命を成し遂げた若者たちも無意味だったということになる。
運動が結果として目的を達しなかったということと、個人がその運動から何を学んだかは別物。

216:無名草子さん
19/01/14 09:13:18.02 .net
>>215
>>大戦中に学徒動員で戦地に行って戦死した日本の若者たちも皆不毛だったとなるし、
>>ロシア革命を成し遂げた若者たちも無意味だったということになる。
後から見たら、可哀相だが、実際としてまったく不毛で無意味。
そんな時代に生まれたことが不憫。外国のジャングルで飢え死にするより、国内で勉強
を続けられる時代に生きたほうがいいに決まってる、天国と地獄ほどの差がある。
ロシア革命を成就? 後世からみたらもうそれが悲劇惨劇の始まりでは?
天皇陛下万歳、労働者階級万歳、とかでどちらも本人達が洗脳状態で恍惚感の中で死ん
でいったに過ぎない。後からみたら無意味で不毛だ。
人の人生の偶然性と一回性は避けることができない。不毛と無意味の青春を過ごす人生
だって現実に数多あるが、それも生きていたからこそあとからふり返ることができる。
悦子さんもあと1年入学が遅れていたらあのような悲劇は起こらなかっただろう。


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