17/10/16 09:08:52.90 .net
>>699
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マイノリティだった黒人が生んだジャズの伝統を白人が守り、新しい音楽を志向する
黒人ミュージシャンがややネガティブに描かれる。そしてキャスティングが白人偏重であること。
そのあたりが、『ラ・ラ・ランド』が“白すぎるオスカー”騒動後の最初のアカデミー賞に落選した理由であろう。
実際に英語圏のメディアでは、白人中心主義的な考えが見え隠れする作品という意見もある。
UK版のWiredはこのように書いている。
『ラ・ラ・ランド』は“白人化された”作品だ。作品は楽しく、エマ・ストーンは素晴らしく、
勢いのあるミュージカルやセットデザインは見ていて気持ちがいい。しかし、ジャズについての
映画にもかかわらず、アフリカン・アメリカンには焦点を当てずに、白人の主人公2人に偉そうに
ジャズ文化を語らせているのは褒められたものではない。とはいえ、この映画はアカデミー賞では
評価されるだろう。なぜならハリウッドは、ハリウッドを描く映画が大好きだからだ。
筆者は5年間、『ラ・ラ・ランド』の舞台となるロサンゼルスで暮らしていたことがあるが、こ
の映画よりももっと多様な人種が共存している街だったことは確かだ。LAの白人コミュニティに
焦点を当てた作品なのだ、と言われればその通りなのかもしれないが、ジャズを扱うのであれば、
他の人種の役割はもっと大きくなっても良いのではないかと感じる。