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★加納城
▽血族信仰
当時の日本人の宗家への気持ちは、信仰といっていいほどのもので、この信仰がわからなければ、頼芸がこんどあたらしく就いた「守護職」という地位のありがたさが読者にはわかりにくい。
日本人のすべての氏の総長者が天皇なのである。血族信仰の総本尊といっていい。だからその存在が神聖とされ、いかなる権力者も、革命児も、この存在を否定することができなかった。
…日本の歴史を理解するための最大のポイントなんだよな。これが戦後生まれの人間には、理解しにくい。