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▽素襖(すおう)〔>>266〕
▽大山崎の神人(じにん)
大山崎は全国の油売りの元締めとしての地位を守っていた。諸国から集まった油売りも、みな大山崎の免許状を受け、印券(許可証)を持って、諸国の港や渡し場を通行した。
大山崎は搾油と販売の独占権を認められていた。それは実効を伴うのであり、もし秘密に搾油を行う ものがあれば、大山崎の神人が出向きたちまち搾油の道具をたたき壊したという。
大山崎神人の活躍は、鎌倉時代初期から室町時代まで約200年にわたって全盛を究めた。しかしながら、応仁の乱(1467~1477年)が起こると、京は戦火に包まれ、山崎の地も荒廃して、往年の勢力は失われた。
さらに天下統一の過程で楽市楽座の波に呑み込まれ、大山崎の繁栄は終焉を迎える。
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