16/08/27 00:49:27.85 .net
とまれ、「大空のサムライ」の場合とは違って(「海賊」よりも更に)史実とは関係ない体にしてあるんだから、ネタ元の記述までそっくり拾う必要はないはずだが、さて結果は?百田がこのテキストにどんなアレンジを加えたのか。以下ご照覧あれ。
まずはクリソツな個所から。特に涙ちょちょぎれる(古いねどうも)「0」ラストの一文、手ェ抜き過ぎ。『戦艦ミズーリに突入した零戦』の本文から、抜き書きしました?w
「(略)激しい対空砲火や直衛戦闘機の執拗な攻撃をかい潜って、ここまで接近してきたこのパイロットの勇気と技量は、同じ武人として賞賛に値する。よって、このパイロットに敬意を表し、明朝水葬に付したい」(「ミズーリ」光人社NF文庫p.49)
「我が軍の優秀な迎撃戦闘機と対空砲火をくぐり抜け、よくぞここまでやってきた」(略)「我々はこの男に敬意を表すべきだと信じる。よって、明朝、水葬に付したい」(「0」講談社文庫p.573)
翌朝、手空き総員が甲板に集まり、五発の弔銃と、艦長以下士官の挙手の礼と共に、このパイロットの遺体は、静かに海中に滑り落とされました(「ミズーリ」同p.49-50)
手空きの総員が甲板に整列する中、弔重が銃が鳴り響いた。艦長以下、士官の挙手の礼に送られて、白布でくるまれたパイロットの遺体は道板から海中に滑り落とされた。(「0」同p.575)