14/08/31 05:28:58.04 .net
>>39
読みやすさでは新訳でもいいと思うが
元々ル・カレは中期以降は読みやすい作家ではないので
出来れば捻くれた文体をそのまま訳した旧訳を探すことをお勧めしたい
というか
ルカレはスマイリー三部作から入るより
シリーズ第一作「死者にかかってきた電話」から読むといいよ
基本「一度書いたことは繰り返し説明しない」「過去作は読んでいて当たり前」の作家なので
シリーズキャラの設定や性格とかは最初から読んだ方が呑み込みやすい
それに、初期作だから文章もプロットも平易だしミステリ的な面白さもあったりするから
とっつきやすさが違う
おまけに、そこでスマイリーに親しみがわいていると
「寒い国」、そしてそれを経ての三部作での味わいが増す