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千葉敦子著の「寄りかかっては生きられない」の後書きをしたのが桐島氏。
千葉さんは、ウーマンリブ前衛で、自力で働いて少しでも収入が上回れば
寄付に回し、結婚もせずガンになった後にニューヨークに移住。数々の困難と
収入のアテをすべて自分で解決した人です。
出会いは、桐島さんが処女作を世に出したすぐ。千葉氏から激励の手紙が届き
「誰も読まないだろう」と諦めていたところ、千葉氏からの手紙がきて感激。
自分が嫌う女をバカにする鈴木健二や草柳大蔵など私は読む気などしないが、
千葉氏は正面から読んでジャンヌダルクのごとく決起して正義の剣をふるってくれる。
千葉さんの論旨は極めて明快。私が解説する必要もない。
残念なことに、千葉氏の優しさは日本で理解されることはなかった。
私が帰国した後、彼女にお礼を言いたいと思っていたが職探しの毎日。
外資系ならどうにかなると応募した会社の上司が千葉氏。驚いた。
無能や甘えやごまかしを決して許さない人。もちろん、自分があの
作者だとは言わなかった。
かつて、千葉氏との共闘を避けた時、「こっちは3児の子持ち。気楽な独身と
同じわけにいかない」と自己弁護した。だが、その時彼女は、医療保障のないアメリカで
毎月何100万もかかる医療費を自分の原稿料だけで準備し、さらに精神的に活躍し、人生を
怠けることを恥じた。
私はそれを知った後、おおいに恥じた。あの壮絶な生き方は、男女という枠を超え
人間が強く正直に生きられるという姿を証明した。彼女は自立と自由に命を捧げた
ジャンヌ・ダルクだ。
抜粋ですけどこんな感じです。