10/11/30 23:11:49 .net
>>8
乙です!
早速『六韜』の「虎韜」を当たりました。「軍用第三十一」ですね。
戦術上の埋め剣ですね。
第六巻を読んだ時から思っていたのですが、
剣(刀、時に槍)が抜き身で(刃先から)植えられたように地面に林立しているというのは、
敗戦後間も無い戦場の光景なのです。
まだ刀が錆びずに月光に光ってるというのが、戦い後、日を経ない夜を表しています。
戦い終わった戦場跡に、倒れたもののふ達と地面に刺さっっている抜き身の剣。
昔(と言っても昭和です)、そんな絵をたくさん見たものです。戊辰戦争の絵だってそうです。
みんなどうしたんでしょうね。そんな絵など見たこと無いのでしょうか。
一番の春は、城の盛んな往時を詠っています。
二番の秋は、敗戦の跡の城付近です。一番の対称です。
戦い前の緊張・熱気ではなく、さびれた静寂です。
「陣営の霜」がそれを表しています。月に映える雁の列も、だからこそ合う情景です。
ついでに、三番は、今見ている城の姿。四番は、栄枯盛衰の思い、ということで、
二番の位置・状況が確定すると思います。