ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【248】at BOOKALLワイが文章をちょっと詳しく評価する!【248】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト1002:ponzi 26/02/04 22:14:30.56 rAOGM7dE0.net https://kakuyomu.jp/works/16817139557706786565 小説「松戸愚連隊」。ひとまず完結しました。ponziにしては割りとフツーの出来で一般の読者にも読みやすいと思います(´・ω・`) 1003:この名無しがすごい! 26/02/04 23:01:23.67 HljPAOFN0.net 『探偵と赤いドレスの女』1/2 雨が窓ガラスを強く叩く。ネオンに濡れたアスファルト。タクシーのけたたましいクラクション。 そして人々の嘘。夜の街はいつもこうだ。俺は事務所のデスクに足を乗せ、スコッチの残りを眺めていた。 電話は鳴らない。鳴るはずもない。最後の仕事から三ヶ月、貯金は底をつきかけている。 その時、ドアが開いた。 入ってきたのは、赤いドレスがびしょ濡れの女だった。三十歳前後、高級そうな身なりをしているが、どこか冷たい目には疲れがにじんでいる。 地下クラブのディーバ(歌姫)か、それとも組織の囲い女か。 俺は私立探偵のサム。この街の裏通りで生きてきた。今日の依頼人は、この赤いドレスを着た謎めいた女だった。 「私の夫を尾行してほしい」彼女は冷たい目で俺を見つめた。 「浮気の証拠が欲しいの」 写真を手渡された。男はハイソサエティの実業家マシュー・ヴァン・ルーム。食えねえ名前だ。 数日間の尾行。マシューは模範的な夫だった。会社、慈善イベント、時折のゴルフ。浮気の気配は微塵もない。 七日目の夜、事態が動いた。マシューはダウンタウンの廃工場へ向かった。俺は愛車のルノーを路肩に停め、後を追う。 中は暗かった。鉄の匂いが鼻を刺す。血生臭い嫌な匂いだ。 遠くから声が聞こえる。 「……全部揃ったか?」 「あと一つだけ。今夜中に片付ける」 俺は柱の陰に身を潜めた。マシューの声だ。もう一人の声は……聞き覚えがある。 「証拠は消えた。警察は何もつかめない」 その声を聞いた瞬間、背筋が凍った。クラリスの声だ。廃工場で密会? 「探偵はどうする?」マシューが聞いた。 「彼はもう用済みよ」クラリスの声は冷たい。 「でも、念のため監視は続けるわ」 俺は静かに後退した。どうやら、依頼そのものが罠だったらしい。 彼らが何を計画しているのかはわからないが、一つだけ確信があった――俺は利用されている。 事務所に戻り、シャッターを閉めた。机の上にはクラリスから受け取った前金の封筒が置いてある。 開封すると、中には札束の他に、小さなメモが挟まれていた。 「ごめんなさい、サム。あなたはいい人だけど、これが必要だったの」 メモの裏には住所が書かれている。街外れのマルサン倉庫だ。 コルト・ディテクティブスペシャル(拳銃)に弾を込め、コートを羽織る。 外は相変わらず冷たい雨が降っている。 倉庫に着くと、ドアが少し開いていた。中からうっすらと明かりが漏れている。慎重に中へ入る。 広い空間の中央で、マシューが縛られ、口を塞がれていた。 その傍らにクラリスが立ち、ベレッタ(小型拳銃)を手にしている。 「来るのが遅かったわね、サム」彼女が振り返った。 目には以前の冷たさはなく、悲しみが浮かんでいる。 「どういうことだ?」俺は拳銃を構えたまま問いかけた。 「マシューは私の夫じゃない」クラリスの声が震える。 「彼は……私の兄を殺した男なの」 マシューがもがく。クラリスが続ける。 「五年前、兄はマシューの会社で働いていた。不正を内部告発しようとして、事故で死んだ。 警察は動かないし、証拠もないわ」 「それで復讐か?」 「違う」クラリスが首を振る。 「復讐じゃない。証拠を集めるためよ。彼を尾行させたのは、あなたに彼の動きを記録してもらうため。 でも今日、彼が廃工場で部下に指示するのを聞いた。また事故を起こすつもりだった。次は誰かわからない」 クラリスがマシューのポケットからUSBメモリを取り出す。 「これが全てよ。取引記録、メール、音声データ。兄が集めていたものと、私が追加した分」 「それで、なぜ俺を巻き込んだ?」 「あなたの評判を聞いたの。裏切り者を許さないって」クラリスの声のトーンがかすかに変わった。 「そして、あなたが私の計画を止められる唯一の人だと思った。私が……彼を殺そうとするのを」 クラリスが拳銃をマシューに向ける。手が震えている。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch