23/05/15 21:59:38.82 Rd7MM9ti.net
中世で近代的な道具が出てこない時代:
1500年辺りの西洋で魔法のため科学が発達せず、火薬がほとんど未知のものになっている。
魔物に対する武具として金属加工技術が優秀。
火薬は錬金術師が発見したが、一般人が魔法貴族を殺せる技術なので宗教で禁忌の魔女の粉とされている。
そして魔物は頑丈なので、仮に銃や火薬があったとしてもその場凌ぎにしかならない。
(でないと銃と爆弾だらけになって整合性が取りにくい)
都市:
1万人から20万人。
魔物からの防衛として大きな外壁に守られているが、地位の低いものの家屋が外周側に建てられている。
概ね人口数の1万分の一に等しいkm^2と考えておいて問題ない。(一万人であれば1km^2)
村:
農地1km^2につき100人養うことができる。
つまり人口10万人の都市を養うためには千km^2の農地が必要になる。
畑は都市の百倍の面積が必要で、これを街壁で覆って魔物から守るのはまず不可能。
つまり村は潰されたらそれはそれで仕方ねーや状態になる。
数字を仮置きして考えてみる。
都市:10万人、10km^2
必要な農地:千km^2
必要な農民:一万人
一つの村:5百人(一つの都市の周囲に20個以上の村があり税を納めている)
危険地域で農作物作りをやらされ続けている人類下一割の存在、農民。
おまけに頻繁に運搬も行う必要がある。
敗戦国の奴隷や罪人、宗教で差別階級とされた人達の末裔とするのが妥当。
でなければ街に来た村人はそのまま帰らなくなってしまう。
都市は都市で農民を追い払うための住民票制度や高い税収が存在し、破った者は最悪死罪も有り得る。
農民と平民の垣根を崩さないための統治システムである。
冒険者:
これだけの特権を得ている街の人間がただ飯食らいでいられるはずがない。
貴族は一般人を率いて兵団を作り、魔物討伐、街や村落の守護、他都市との抗争に備えている。
また、兵団に入らず、村の守護や農民の護衛を行っている連中もいる。
それが冒険者である。
商人として富も作れず、兵団に入るコネもない一般人が農村落ちしないための義務であるともいえ、彼らの活動にはかなり厳しいノルマが課せられている。
都会暮らしに憧れて村の力自慢が冒険者になることもあるだろうが、世間知らずで夢見がちな彼らは大抵は悲惨な末路を辿ることになるだろう。
極力ナーロッパを守る上で妥当性のある設定を考えてみたんだが、粗とかないだろうか?
かなりダークな世界になってしまった