23/01/12 12:11:32.69 RtcZHp7y0.net
炎という現象を魔法による発生ではどう表現するのかという考察
同じ様にヒールや解毒といったものをどう説明するのか
一般に僧侶がヒールを使うというのは中世に於いて病気の殆どの原因がわからなかった
その為同じく祈祷という効果の有無が判別しないものに生死を委ねていた
それに対して毒や外傷と外傷からの感染症については経験上からある程度の対処療法が知られていた
そしてヨーロッパにおける医療の知識はローマ崩壊後は教会にラテン語やギリシャ語補完されていた事もあり中世ヨーロッパでの医療は教会が半ば独占していた
そうした医療の独占は教会の既得権益と化した為に民間医療を行うものが時に魔女として教会の権益を犯す商売敵として攻撃を受けるようになる
またペニシリンといった感染症対策が不十分な医療がまだ発展していない近世までは戦場で手足を複雑骨折や粉砕骨折をした場合は四肢切断が一般的だった
ファンタジーで傷や解毒を呪文を唱えるだけで完治できるのはこういう時代背景からきている
しかし現代人ならわかる様に毒も病原菌やウイルスは無数に存在する。血管や神経も無数に存在し誤って繋げれば血が逆流して血栓ができたり壊死をする
神経がまともに繋がら無ければ麻痺して動かなくなり痛みが生涯残る
自然治癒力を高めても神経も血管も勝手に正常に繋がらない
呪文で直すにも極めて多岐にわたる知識を必要であり、PTのヤブ僧侶が掛けた応急ヒールでは傷痕は醜く盛り上がりケロイド上の跡が残り手足が動かなくなる
戦場で命を助ける為にリスク承知で緊急ヒールをするか、街まで我慢して教会で然るべき僧侶にヒールしてもらうか尋ねる必要があるのではなかろうか
毒に対しても各種モンスターや呪いごとに解毒・解呪が存在するので事前に準備が必要でありアホなゲーオタやOL・社畜がいきなりキアリーと一言唱えたら逆に悪化して腎臓肝臓がぶっ壊れて死ぬくらいが正しい気がする