22/10/13 13:19:08.14 9Kewqr+o0.net
旧スレが一杯で書き込めなかったので。
学校が昔からヨーロッパにあった話は終わったようなのでナーロッパ学園もの(男尊女卑が薄い、権力階層の分割が薄い)について話してみる。
>>930
そういうのはたしかにあるね、作者が楽をするための学園設定。
だから男女同権やら平民も、とかってのは近代ヨーロッパよりずっと現代日本に近い
まずもってこのような世界観・学園感を『正当化するためのいいわけ』として考えると、原因の一つとして
前提①
魔力の存在と魔法技術が挙げられる。
前提②
貴族の男が平民の女に子供を産ませるとか、
貴族が財産分与してやれないので平民に嫁・婿として出すというのは
中世ヨーロッパに限らずナーロッパでもごく普通に行われている事である事に反対という方は少ないと思う。
こういった、遺伝的に魔法の才能が継承されるものであること、魔力量の多寡が権力の維持に多大な影響をもたらす場合。
結論①
女でも魔力が多ければ魔力の少ない男よりずっと有能である場合が多々ある。よって、女性の社会進出は起きやすい。
結論②
前提②から言って平民にも魔力の高い子供が生まれる確率は少なくないのでこれらに高度な(そして高価な!)教育を与えるのは国益にかなう。
結論③
結論②と③から、魔力が多いが貧しい貴族や平民出の男女に高価な教育を与える機関を作るのは国益にかなうし、それらを側近としてスカウトする出会いの場を作るのも国益にかなう。
よって、ファンタジー学園ものは魔法がある事と遺伝の法則が働く事を前提として、つじつまが合う。合理的である。
ただし・・・
前提③
魔力の多い男女同士を掛け合わせ、何十代も続けた血筋は、魔力の多い子供が出来る確率がとても高い。
しかし、外見などの魔力以外の要素のみで囲った妾との子供などは当然、魔力の低い子供ができる確率が高まる。
よって、嫡出子と非・嫡出子との差は、魔力量の実力で同じであったとしても遺伝子上の有利不利がはっきりしている。
そのため、突然変異とか隔世遺伝とかで平民に魔力量の多い子供が生まれても、
貴族家を新たに立てて領地を与えたとしても3台で滅びるなんて確率が非常に高くなる。
よって、こういった連中は貴族の傍系などと結婚させる、愛人として囲うのが正しい使い道。
その範囲においては学園は正しい使い道となる。
これら平民出の膨大な魔力持ちヒロインなどを、皇太子等が正妻にするとか言い出したりすると精神操作とかにでもかかってんじゃねえ?
という疑惑が起きるし、王の決めた婚約を勝手に決めた皇太子は王命違反で刑に処すとかも当然の事となる。