22/10/02 13:01:26.96 K3NYpNJq0.net
>>40
おお~~、いい分析ですね。
その通りだと思います。
具体的には、下級冒険者が大量にいて、大量に狩る魔物を設定する場合ですね。整合性が合わなくなる。
これに対しては…
多くの場合、下級冒険者、初心者はただの日雇い労働者であって、魔物の討伐は人数的に少しと言うのが多くの作品であります。
冒険者の数を減らさず、討伐できる中堅冒険者の数を絞っています。
もしくは、冒険者ギルドがあるのは大きな街だけで、冒険者ギルドがある街どうしは少なくとも歩いて数日は離れているというあたりですね。
討伐を必要とするような冒険は、討伐含める往復で数日かかるような遠距離にしかないというもの。
当然のことながら、街の周囲日帰りできる距離は領主様の騎士たちが無料で討伐してくれるので、その外側に行くしかないという。
もっとも、街と街の間には男爵とかが治める小規模の町とかもあって、そこの周辺も討伐されているでしょうけど、
へっぽこ男爵とかでは荷が重い、あるいは手が回らないとかで補助金出して賞金かけるとかは別に不自然ではないでしょう。
そう考えると、全部を合わせても一応整合性を取ることは不可能ではないかもしれません。
軍隊の日帰り距離は歩いて3時間。これは、戦闘の余力を残すためと、
食事や野営の準備などすべて自分たちでするために移動時間が6時間に短くなるためなんですが、
冒険者は少人数なために宿屋に泊まる選択ができます。また、依頼を出した村に泊めてもらう選択も取れるでしょう。
ならば、討伐時間4時間、移動が4時間圏内なら討伐任務に日帰りで行ける余地が生まれます。
領主様が無料で安全確保してくれる青色圏内の外側、差額1時間の黄色い圏内ですね。
その外側になると、日帰り出来ないので宿泊前提となるので討伐料金が格段に上がるでしょう。
2~3倍かな、それくらい討伐者を拘束しますから。
もう一つの要素が、弱い魔物もいるので住み分けが出来る、というやつかもしれません。
初心者や下級冒険者は、「ノネズミ」「ノウサギ」「スライム」などといった、成人男性なら苦も無く倒せる弱い魔物専用と言うやつ。
こんなのまで騎士様を呼ぶなんて恐れ多いし、討伐に来てくれない。
かといって日常の仕事が忙しいので冒険者に常時依頼として頼んでおくという。
代金の支払いは、野兎の肉の納品などと言う形で現地の村長からもらう感じでしょうか。
なお、ノウサギに負けて通りがかった冒険者に救われたマサルの冒険譚、「ニートだけどハロワに行ったら異世界に連れていかれた」
はとても面白いのでお勧めです。