異世界設定 議論スレ part98at BOOKALL
異世界設定 議論スレ part98 - 暇つぶし2ch369:この名無しがすごい!
22/10/09 02:31:10.11 4Tv7LOjwM.net
まず魔法と科学との違いは読者の存在を想定していて、物語の中の人間はメタフィクショナルな部分を知覚する能力がない限り科学と魔法の区別をつける方法が必然的に存在しないことになるが、ともかくそのようなものだとして聞いてほしい
「変身する術で身体の一部をプラナリアにすればどんな怪我でも治せる」だとか「電気使いが海に閉じ込められたので海水を分解して塩素を作って攻撃する」だとか
そういう「本来の用途を超えた部分」は読者の想像の外にあるものだから、本来はエポケーされている部分であって、そこについて幾らかの強度で言及がされている場合はスキルになると言えるのかもしれない
たとえば木を熊に見立てて遊ぶ場合、その遊びの中ではあらゆる木が熊となる訳だから、ここについて「生成の規則」が生じている。ゲームはこの生成の規則をより機械的かつ厳密にしたものだ。
ラノベは生成の原理をゲームのように扱おうとするが、所詮はフィクションなので何をもって「木」と見做すかだとかいう線引きが曖昧になっているし、線引きが曖昧な以上、その応用はいくらでも想定できる。
読者はまず一次の疑問(「木」に蔦は含まれるか?)のことは常識の範囲であると予想しつつ、予想に基づく二次以降の疑問(蔦はどこか?)に関しては、前提となる予想が不確かな以上検討の価値が薄くて、判断を留保するしかないのだと思う。
科学的に感じるとはおそらくこの一次の疑問について逐次言及を加えながら話を進めようとするから二次の疑問に対する答えが予想できて、故に科学的なのであって、魔術的に感じるというのは情報が少なすぎて一次の疑問に対する予想が多岐に渡るようなものなのではないか?
とこのように考えたからこそ、スキルと魔法とを分けてかつ共存させようとしたわけだ
なぜならこの考えでいくとスキルはライトノベルで扱う際に有用だが、魔法は明らかにそうではなく、人物同士の話題の中に登る程度の存在感でないと伏線もクソも無いからだ


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