20/09/27 16:59:43.66 /5CU6CEb.net
追放された無能といえば前スレより
大手冒険者ギルドを追放された事務青年、実は《天帝級》支援魔術師で、廃業寸前の冒険者ギルドで支援チートしていたら、剣聖や大賢者級が続々と通い始めて大繁盛。あと本人も周りがドン引きするほど強かった
作者:ハーーナ殿下@コミック戦鬼1巻《祝重版》
「フィン、お前のような無能な事務員は、クビじゃ!」
よく晴れたある朝。
勤め先の冒険者ギルドが開店する前の事務室で、いきなりギルドマスターから“クビ”を言い渡されてしまう。
「ど、どうしてですか、ギルマス? オレ、何か失敗しましたか?」
「『オレ、何か失敗しましたか?』ではない。キサマは無能すぎるから、クビなのじゃ! 働いてからこの二年間、なんの成果も出さずにいたではないか⁉」
「あっ……それは……」
強面のギルドマスター指摘してきたことは、間違いではない。
オレの職種である事務員は、日々の事務仕事で成果を出すのが重要。だがオレはこの二年間、上司に報告できるような良い結果を出していなかったのだ。
「ふん! それみたことか!」
「で、でもギルマス。それでしたら事務員じゃなくて、支援者として雇ってください! それなら自信があります!」
自分は事務仕事は苦手だけど、誰かを支援するのだけは得意な方。実はギルマスに内緒で、コッソリ冒険者たちの支援をしてきたのだ。