20/06/19 11:45:03.74 w4ou+eCI.net
>>550つづき
巨大な尾と尾がぶつかり、牙で応酬しあい、魔法がたがいに炸裂する。
「回復を頼む、俺の後ろにいろ!!巻き込まれるんじゃねえ!!」
その時巨大な片腕がサロに炸裂する。槍のような指先になっていた。
「がああああ!」
黒い悲鳴があがる。
サロは思わず体の防御反応を起こした。
尾はさらに大きくなり額には眼が生じ背びれが生じる、緑の鱗が覆う。
「なんてことだ。第三形態になった」
「これがサロの最終形態」
それは緑の竜-!
「魔王ってのはな!!」
4つの拳が次々ロロの体に炸裂する!
「魔族や人間のことを思って」
尾がロロの体をなぎ倒す!
「支配する王の事をいうんだよ!」
4の掌から爆裂呪を放つ。
そしてサロの口腔から閃光がたまる。
「お前ら、なるべく地下に潜れ!」
サロは吐き出した。
閃光は巨大なクレーターを作る。
チュリュグディことロロがほんの少しであるが溶けていく!!
サロは閃光を放ち続ける
地面を掘る呪文をソラはとっさに唱え、爆風から4人を守る。
「ばかな!我の体が!!」
どんどんチュリュグディの体が溶けていくではないか!!
どんどんチュリュグディだったものが崩れていく!!
そして肉塊から姿を現したものは、ロロ!!
人間のロロに戻ったのだ!
「不幸は終わらせる!!」
巨大な拳でロロを何度も叩きつぶす。
もうロロだったものは跡形もない。
ロロの体から魔王の魔石が2つもあった。
サロは閃光で魔王の魔石を破壊した。
「終わった」
そういうと巨体のサロもどんどん体が小さくなっていく。
そしてなんと魔王の体ではなくなんと人間の姿に戻っていくではないか!!
「俺は……」
「この姿は、人間の時の……」
そう言って崩れ落ちた。
仲間がサロのもとに集まる。
「「サロ!!」」