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なろうエッセイ5 - 暇つぶし2ch502:この名無しがすごい!
20/06/03 12:21:14.30 ecc3EU5I.net
>>484つづき

翌日魔王城への行先を聞いた。
簡単に聞き出せた。
「魔王城の近所に農作業してる人がいたり物を運んでくる鳥魔族や羽魔族がいるから声をかけてごらん」
「それで魔王城に入れるから」
「じゃあ、結界石を返して」
「両替は済みましたか?」
「はい」
門番に結界石を返す3人。
「それではいいご旅行を!」
鹿魔族の門番の声と共に勇者らは町を後にした。
魔王城まで警戒心ゼロかよ!?
勇者以外の勢力に襲われることを全く想定していないサロ、無能。

数日かかった。
森林に突如現れた畑。
そして畑の中心部に荒れ地。
間違いない、ここだ。
近所の農家に話をうかがい、魔王城への入場許可をうかがう。
入場許可はすんなり下りた。
すんなり下ろすな!

今度は城というだけあって街も大きかった。
極寒の地でも町が機能するよう町全体に暖房が行きわたるようにもなっている。
そのうえで1階に宿屋も薬屋もよろず屋も鍛冶屋も店という店はあった。
3人は一斉に宿屋に殺到した。まずシャワーを浴びて綺麗になる。
「ああ~、幸せ……」
3人はそのままベッドに直行となった。
城の中に町があるってのはもう目をつぶるよ。
でもさ、ある店がRPGぽいのばっかりで……
お前さ、庶民からしたらパン屋とか靴屋とか布屋とか、そういう店の方がよっぽど重要だと思わん?

「僕、勇者なんですけど、魔王に謁見を願います」
「これが勇者の証明です」
カラが力を開放すると周りに突風が起き、カラの体が一瞬輝いた。
周りの住民はどよめき、悲鳴があがった。
門番の一人は腰を抜かし「城内にどうぞ」といった。
カラは力を解き放つことを辞めた。
門番、すんなり通すな!
てかさ、俺てっきり勇者が街の中に入れたのはみんなカラが勇者だと知ってわざと入れてたんだと思ってたよ。
でもこれ読む限り、全然知らなかったぽいよね。
これで勇者以外に悪人入れてたら、この町の警備ガバガバどころじゃなくね?
あとさ、魔王城自体が一つの町でもう中に入ってるのに、「城内にどうぞ」てどういうこと?
マトリョーシカみたいに城の中に城あんの? 中尊寺金色堂みたいに。


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