18/07/31 14:58:06.23 9Hf7MXfa.net
個人的には受賞陣の共通点は《いかにキーワードを自然に盛り込むか》《マグネットとしての色を出すか》《読者をハッとさせられるか》だったと思う。
松は最後の要素は弱いけど他のふたつの要素はクリア
特にマグネットの色を出す点については異論を唱える人は少ないと思う。あと玄人の風格漂う落ち着いた作風は万人受けしやすくて、どんな時にどんな人が読んでも一定レベルの面白さがあると思う。
竹は申し訳ないけどマグネットの色に関しては完全に抜け落ちてる
でもそれ以外の要素がずば抜けて上手い、あのテンションのキャラクターを3000文字の中で手網を持たせつつ起承転結と伏線回収の上手さは1番だと思う、
ただ松と比べてしまうとキャラの癖が強いので万人受けが少し弱い
そして、本音を言わせてもらうと梅だけは不可解、話し言葉が多すぎる俺は目が滑った。
たしかにちゃんと読めば、いい意味で物語の各キャラクターの言葉の齟齬が見えて作り込まれているように見えるけど、明らかに文字数が足りてない。
描写不足とWeb小説としては読者に不親切な改行と空白の置き方。悲しい物語としてはノブリスの三題噺のほうが適役だと俺は思う。
でも受賞作に共通するのは2度読むと違った面白さが見えてくることだと思う。