ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【92】at BOOKALL
ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【92】 - 暇つぶし2ch871:怩ノ向かった。時期を見てキャンプへ連れ帰ろう。そんな事を考えながら一安心した矢先だった。森の奥へ行っていたカジャが走って帰ってきた。 「兵隊がいる!」この辺にいるのは兵隊などではない。軍装した略奪者だ。私は焦ったが苦肉の策として、歩けるものに逃げるように指示し動けない者3名と残った。いちかばちかの神頼みだったが、振り向くと傍らに 逃げたはずのカジャがいる。私は焦った。「何をしている、逃げないか」「神様は、何度も奇跡を起こしたわ、今度も大丈夫だよね?」「奇跡じゃないよ、医療だよ」すると茂みの方から声が近づいてきた。祈りは届かなかったようだ。  ガシャリと音がして私はそちらを見た。「ここで何をしている」ライフルを構えている数人の男がこちらを睨んでいる。私はにっこりと微笑んで白衣をめくり国旗と赤十字を見せた。「医者ですよ、ごらんの通り病傷人を治療してます」 「医者だと?」男は銃を下ろすと私をじっと見て何か思いを巡らせているようだった。  私とカジャは男達のアジトに連れてこられ、部屋に通された。ベッドには女性が寝ており、その顔は発疹に覆われていた。「娘だ」ようやく意図がわかった。私は跪いて娘の胸元を開いた。発疹は全身に及び、ただれている箇所もある。アレルギーだ。  しかし何のアレルギーかはわからない。「いつからですか?」「先月からだ」ふと見ると、娘がしているピアスは私でも知っている有名ブランドのものだ。私ははっとする。「あなたたちは外国人も襲うのですか?」 「金を持ってりゃ関係ねぇ、1ヶ月ほど前にもやったよ」私はふうと息をついて立ち上がり、男に向かった。「これは病気じゃありませんね」「じゃあなんだ」「神の怒りです、あなたの所業に対する」男は絶句している。そしてやっとの事で言葉を搾り出す。 「じゃあ治療法はねぇってのか」「治療はできませんが、解決法ならあります」「どうすればいい」「彼女の身代として身につけているものを私が神に捧げて怒りを鎮めます」考え込んでから言った。「やってみろ、できなかったら殺す」  私は男達が首を傾げながら見守る中、地面に正座をして神主のように木の棒を振り回し、祭祀のような声を出す。そしてピアスを大地の神に捧げた。娘の症状はみるみる回復した。金属アレルギーだったのだ。この賭けが成功した事でリーダー格の 態度が変わった。私とカジャには食事が振舞われ、大切に扱われた。「私信じてたよ、神様なんだから大丈夫だって」そう笑うカジャにもう何も否定せずに笑って見せた。いつか本当にこの国に神が降臨してこんな不毛な争いが無くなればいいのに。  そんな事を思い出しながら、画面の中の女医を見つめた。レポーターが机の上にある写真立てに注目した。「これはなんですか?」彼女は穏やかに笑う。「神のお守りです」画面に日本の国旗が映った。何かの冗談だと思ったレポーターも笑う。 「カジャ・ハミルトン先生でした」  あまりの事に私は口をあけたが、笑いがこみ上げてきた。「あの国にもようやく神が降臨しはじめたのかな」



872:ぷぅぎゃああああああ
18/06/13 18:19:24.54 op/lnrQh.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>808
>>810
>>822
>>832
只今、十作品!(`・ω・´)

873:この名無しがすごい!
18/06/13 18:28:44.28 PSnEv2FV.net
>>832
詰め込みすぎても内容が濃いからいい評価になるとは限らないですよ。

874:この名無しがすごい!
18/06/13 19:44:02.05 KniSA0kW.net
ワイメン方々
今期ワイ杯大論評スレはこちらですよ。
☆ワシが小説の書き方を指南するスレ3☆
http:/


875:/mevius.2ch.net/test/read.cgi/bun/1527249077/



876:この名無しがすごい!
18/06/13 20:39:59.20 PSnEv2FV.net
ワイの講評まで暫く黙っていることにした。
初めからそうしていればよかったんだが、もう言うこともないので何も言わない。
ここからはワイの評価を尊重する。
ある意味、講評はワイの力が試されている。そこで俺独自の意見、個人的にすぎる意見を
先に言ってしまうのは講評の邪魔になる。だから言わない。
自由に講評してくれ。日曜日か。まだまだ先だな。

877:この名無しがすごい!
18/06/13 20:47:48.62 ZAeaF1CC.net
>>834
「長編書け」を忘れてますよ

878:この名無しがすごい!
18/06/13 20:54:18.22 PSnEv2FV.net
>>837
無理に短編に押し込める必要はないね。
これ一般論だよな? 個性ないし大丈夫か。

879:この名無しがすごい!
18/06/13 20:57:44.62 PSnEv2FV.net
つまんない縛りでやってると下手になるのはある。

880:この名無しがすごい!
18/06/13 21:02:30.77 qIcQCXTj.net
今回のワイ杯は自由だ

881:この名無しがすごい!
18/06/13 21:03:41.86 PSnEv2FV.net
しかし面倒だな。
俺が何を言ってもつまらない文句付ける奴がいて、おそらく自演もしてるだろうし
一人か二人か、その程度かもしれん。
正直クタバレと言いたいが、俺が言ったから死んでやる、と言って死ぬかもしれん。
俺のせいじゃないと思うが、死にたいと思うぐらいなら俺の言うことなんか無視して、勝手なことやっとけ。
とにかくうるさい。
今は大丈夫だけど、俺が有名になった時に問題になってくるからな。
そんなわけないと思うなら気にするな。のんきな話だ全く。

882:この名無しがすごい!
18/06/13 21:05:33.34 PSnEv2FV.net
>>840
いや、つまらない長文を投下するアホのせいでレス数に縛りができた。
こんな縛りいらない。

883:この名無しがすごい!
18/06/13 21:19:48.26 ZxZIEQ3B.net
>>841
おまえがくたばれよ、マジで

884:この名無しがすごい!
18/06/13 21:25:19.23 qIcQCXTj.net
>>841
俺は応援してるよ
将来きっと成功する人材だ
このスレの住人はそこがわかってない
ところで
いつこの糞貯めをの出ていくの?

885:この名無しがすごい!
18/06/13 21:32:14.06 PSnEv2FV.net
講評付けろってさ。
>320
もう少しだけ、話の輪郭をはっきりさせると良い。
>448
板? 橋の代わりの板、としてはどうか。その辺がわかりにくい。それと、伝えたいテーマは何?
ない、と思うなら、何かしらのネタ用意して書いて。
例えば、もっと大袈裟に眩暈がして高いところにある橋から落っこちそうになる、とか。
もしかしてそういう話? 俺みたいな馬鹿でも解る話にして。
>452
血や付着した肉片を取り除いた描写、これがないのでそこに違和感。
文章は凄くしっかりして、このスレなら神様として崇め奉らなきゃならないぐらいに良い。
才能あり。某所にあなたと似た人がいるがまあそれがどうでもいいか。お気になさらず。
特に伝わりづらいが、悪いことの証拠を湮滅する時の胸のすく気持ち、ここが共感できる箇所。
もっとここにスポットを当てて……いやそんなの難しいな。まあできればそうしたい。
>510
いいね。文章も良い。よく書けている。だが所詮はSSというところ。
>559
言った通り、日本語があまりよくない。
光秀の行動の動機に説得力なし。信長は殺されたいんだよ、そうか、じゃあ殺すぞ! 喜んでください信長様、
って変じゃね? そういう意味では内容も変。読み落としがあったら指摘してくれるだろう。
>736
第二位。日本が粗があるがそれでもいい。あまり言うこともない。すまん全部に講評付けてるんだ。また後で。
>>804



886:お前天才だろ。俺でも負けるわ。ちょっと強引なところもいいね。何て言うか、このぐらい解りやすい小説が俺は好きだし 違和感もなく読めた。もっと自然にした方がいいとも思わない。全く思わない。完璧。 ちょっと褒めすぎか? でもこのスレの基準に照らせばあなたは現人神。私もだけど。 >810 アイデアはいいね。ただ主人公の年齢からして、まだ頭の中は未成熟、空っぽ。他の小説と同列に評価できない。 現実の子供はもっと賢いよ。いじめもするし。 >822 凄い。でも>>804と比べると劣るのはどうしようもないね。残念。同率二位。 >832 詰め込みすぎ。あとは、驚くほどの完成度の割に、心に訴えかけてくるものがない。 厳しいかもしれないが、説明が羅列してあるような感じがある。 これを読んで、小説というのは技巧や巧妙さだけでなく、自然さも必要なのだな、と自分の考えが変わったほど。 でも80点はある。100点満点でね。このスレの評価方法ではない。 いや100点でもいいけどね。結局小説に点数を付けるってナンセンスだし、 順番だって付けられないよね。 自作 90点位かな。好みはあるけど。



887:この名無しがすごい!
18/06/13 21:32:29.79 PSnEv2FV.net
はい終わりー。

888:この名無しがすごい!
18/06/13 21:48:44.84 PSnEv2FV.net
某所で酷い言われようだが……。
俺はお前らを騙す気はないからな。
ワイを騙す気もない。
とにかくお前らの読解力がゼロだ。もうどうしようもないな。
勘違いしてるぞ。大事なところで。
俺はそこまで悪人にはなりきれない。
どうしても伝わらないのであれば、後で説明する。
今はワイの講評を待つ。
繰り返すが俺は騙す気もないし、これを書いた人間の意図するところをそのままにしておくだけだ。
早く解れ。バカ共。

889:この名無しがすごい!
18/06/13 21:48:56.57 f5ohGat/.net
とりあえず、想像以上に添削が読めない君なのが分かった
そりゃ、意思疎通ができないわー

890:この名無しがすごい!
18/06/13 21:50:36.97 PSnEv2FV.net
人のことを罵るのはみっともない。
必要があるなら別だ。
大人になろうぜ、少し。

891:この名無しがすごい!
18/06/13 21:52:34.42 Sr/6/Wiz.net
漢民族は飛行機と机以外は食べますねって
ずいぶん使い古された文句出すね

892:この名無しがすごい!
18/06/13 21:55:41.87 PSnEv2FV.net
俺はお前らに意地悪する気はないから言っておく。
>>804を、俺が何を言いたいのか理解できるまで死ぬ程読み直せ。
後悔するぞ。恥かくぞ。わかったら今から読み直せよ。
>>850
そうだな。そこじゃないけどな。

893:この名無しがすごい!
18/06/13 21:58:46.95 f5ohGat/.net
>>851
現在進行形で恥をかいてるのはお前だ
山に帰ってみろ、あちらでもお前の読めなさに笑いが起きてるぞ

894:この名無しがすごい!
18/06/13 22:01:29.16 PSnEv2FV.net
>>852
上様、親方様は信長だな。じゃあ、俺には理解できない。
わかった。ワイ氏に解説してもらおう。
今こそワイ氏の出番。ワイ大先生が解説してくれる。
ここまで言ってわかる奴にはわかるとごまかすこともないだろうしな。
待ってるよ。わからないから楽しみだ。

895:この名無しがすごい!
18/06/13 22:10:02.39 PSnEv2FV.net
しかしこうなると俺がどうヒントを出そうがわからなかったということになって
親切が仇になるのか
俺の想定外のことが起きるな
もう知らねーよ!!! クソ!!! お前らのせいだ

896:この名無しがすごい!
18/06/13 22:13:33.81 qIcQCXTj.net
漢民族が飛行機は初めて聞いたな
現代風にアレンジ去れているのかな
漢民族は四つ足なら机と椅子以外は食べる
というのが僕の知識ですね
さらに恐ろしい続きの句があります
2つ足なら親以外は食べます
です

897:この名無しがすごい!
18/06/13 22:15:06.91 PSnEv2FV.net
>>855
もう少し頑張れ。
俺から教えることはできん。
意地悪だが……いや�


898:謔ュわからなくなってきた。 とにかく、これを書いた奴の気持を踏み躙ることはできない。 失望されるし、俺は書ける奴同士で仲良くしたいんだ。



899:この名無しがすごい!
18/06/13 22:17:10.46 f5ohGat/.net
書ける奴同士?
お前は書けない上に、読めないことも今夜証明された

900:この名無しがすごい!
18/06/13 22:21:02.42 PSnEv2FV.net
お前にとっての真実なんだな
もううるさく言っても無駄なら何も言わんが、お前も協力して俺の言わんとするところを当ててみろ
これはお前らの義務だぞ
やれ
いいから
他のことはしなくていいからな
やれよ

901:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/13 22:43:36.70 rq6Tq6oV.net
 薄灯りの下、私と彼女は正面から向き合っていた。
 この戦いはもう、どれくらい続いているのだろう。私は疲れ果てた体を再び奮い立たせるため、大きく息を吸った。
 床には、数人の少女が伏している。皆、私の大切な友人達だ。
 そして、そちらには目もくれず私だけををじっと見つめる彼女もまた……。
「鈴音、次は貴女の番ね」
 彼女の静かな声が告げる。
「亜理紗ちゃん、あなたは間違った」
 その視線を真正面から受け止め言い放った私の言葉を、だが彼女は鼻で笑った。
「今更何を? 言われなくても、そんな事はこの私が一番良く分かっているわ。ええ、私は間違えた。でもそれは貴女も同じこと」
「なんですって?」
「分からないの? 本当に頭の悪い子ね。今こうして私の前にいる、これこそが貴女が間違え続けた結果でしょう?」
「くっ……」
 そうだ、私も彼女と何も変わらない。ずっとずっと間違え続けている。
「みんな行ってしまったわ。残っているのは私と貴女の二人だけ。どうするの? 貴女も行ってしまうのかしら。それとも……」
 私は、床に横たわる仲間達を見た。その信じられないほど穏やかな表情に、涙が零れそうになる。
 彼女の言う通り、みんなのこの姿こそが私の間違いの証。
「さあ選びなさい、鈴音! 貴女の運命を!」
 私はその言葉に従うように、唇を噛み締め、右腕を振り上げた。
 繰り返される後悔も、果てしない過ちの連鎖も、もうお終い。この一撃に全てを掛ける!
「亜理紗ちゃんっ!」 バシッ!
「ふ……」
 彼女の唇がかすかに緩む。
 私は彼女に向けて放った自分の手の先を見つめ、驚愕に打ち震えた。
「あっ……!」
「ふふ…ふ……」
「ああんっ、またババ引いちゃったあ!」
「ふ……ふああーんんっ」
 涙声で叫ぶ私を前に、彼女は大きな欠伸を漏らした。
「あー、眠くなってきちゃった。ねえ鈴音ぇ、もう終わりにしましょうよお。みんな飽きて寝ちゃったよー?」
 目を擦りながら、雑魚寝用に布団を敷き詰めた寝床を指さす。
「だーめ、最後までちゃんとやるの。久しぶりのお泊り会なんだもん、寝ちゃうなんてもったいないよ。はい、亜理紗ちゃんの番」
「ええー、もうめんどいー。私達って才能ないんだよー」
「いいから、早く早く」
「んもおー。んっ、と。ほらあ、またババだあー……」

902:相模の国の人
18/06/13 22:44:18.54 1wWTIKjA.net
これを読んで笑いましょう!

闘大に入学して二ヶ月が経った。
 キャンパスライフにも慣れて来て、精神的余裕も生まれるようになった。
 そんなオレは放課後に決まって大学の生協で買い物をする。
 朝八時からお昼を挟んで午後五時まで勉学とトレーニングで身体がクタクタになってしまう。
 生協で菓子パンを買って頬張るのが楽しみである。
 日によって食べるパンは違うが、オレは


903:ピーナッツパンが好きだ。  サッカリンやチクロ、ズルチンじゃなく本物の砂糖や小麦粉、マーガリンを使った本格的なパン。  今までロクなものを食べてこなかったオレにとっては最高の贅沢だ。  生協の外には掲示板があり、利用者カードが幾枚も掲示されている。  カードには要望と生協職員の返信コメントが書かれている。  ふと見ると、オレの要望と返信コメントがあるではないか!  (トレーニングが激烈でパンツが破れるので、生協でも赤いパンツを売ってください!)  (ご要望ありがとうございます! 激烈なトレーニング、このような過酷な試練を積み重なることで、 ファンを熱狂させる真剣勝負ができるのですね! さて、パンツですがKUNNI 天引きブリーフ やわらか肌着 綿100% 抗菌防臭加工 前あき 2枚組が6月15日に入荷しますので是非 お買い求めください! 担当 白川)  オレは首をうなだれてしまった。  



904:この名無しがすごい!
18/06/13 22:58:11.84 zZI1k4SI.net
ていうかここってどこのナニスレなん
全然わからんのやけど

905:ぷぅぎゃああああああ
18/06/13 22:59:56.78 op/lnrQh.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>808
>>810
>>822
>>832
>>859
只今、十一作品!(`・ω・´)

906:この名無しがすごい!
18/06/13 23:02:15.61 rq6Tq6oV.net
>>861
ただいま「ワイスレ杯」というコンペを開催中
土曜日締切で日曜日の結果発表までは通常と異なる進行でやっております

907:ぷぅぎゃああああああ
18/06/13 23:06:06.81 op/lnrQh.net
第四十六回ワイスレ杯のルール!
名無しの書き込みを必須とする!(名乗った場合は通常の評価に移行する!)
設定を活かした内容で一レスに収める!(目安は二千文字程度、六十行以内!) 一人による複数投稿も可!
通常の評価と区別する為に名前欄、もしくは本文に『第四十六回ワイスレ杯参加作品』と明記する!
ワイが参加作品と書き込む前に作者が作品を修正する行為は認める!
今回の設定!
設定は無し! ジャンル不問、一レスで完結する作品を募集する!
今回はいつものワイスレ杯ではない! 確実に一人、プロが混ざっている、たぶん!
このまま独走を許すのか! アマの底力を見せて頂点に立つのか!
己の強い意志と作品に賭ける情熱が勝敗を決める!
応募期間!
今から土曜日の日付が変わるまで! 上位の発表は投稿数に合わせて考える! 通常は全体の三割前後!
締め切った当日の夕方に全作の寸評をスレッドにて公開! 同日の午後八時頃に順位の発表を行う!
一レスで完結する物語を募集中!(`・ω・´)

908:この名無しがすごい!
18/06/13 23:09:55.92 83zWe/By.net
お題のないお題って、逆に悩むな。
どんなジャンルでもいいし、とにかくなんでもいい。
今回は自由なんだーって、世界の中心で叫びながら皆さん書きましょう。
では。

909:この名無しがすごい!
18/06/14 05:06:43.70 vuzUJgA/.net
終わりなき謝罪を求める中韓、いや、中島が大東亜戦争を語るな

910:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 07:11:07.90 ecvh2qxJ.net
おはよう、諸君!
不毛な言い合いでレスの消費が早い!
個人がする作品の評価は個人の自由!
読み落としや誤読は能力の問題として諦めよう!
評価に対して評価をすれば、頭が沸騰して罵倒に変わる!
ワイスレ杯に水を差す行動は荒らしと他者から判断される!
気を


911:付けて行動して欲しい! ワイスレ杯の作品投稿は土曜日まで!(`・ω・´)ノシ よろしく!



912:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 07:12:50.22 xz6SgMt7.net
オフィスの床を蹴る。警護係に接近。顔面を鷲掴みにし、後頭部を床に叩きつけた。
「悪いな」死体になったそいつに呟いてから、デスクの奥に縮こまる代議士に視線を向ける。
「あんたか? あのガキを殺したのは」
奴は蛙みたいな顔面を震わせながら、首を横に振った。「違うんだ」
上ずった声色に納得。確かに違う。こいつはただの買春客だ。
「知ってるよ。あんたは色々ばれたくなくて殺し屋を雇った。それだけだ」言いながら部屋の隅の消火器を拾い上げ、ロックを解除。
奴に歩み寄ると、恐怖しかねえ瞳が俺を見上げてきた。蛇に睨まれた蛙。
俺は奴の口にホースをねじ込み、無言でレバーを強く握る。噴射音。
蛙野郎は白目を剥く。腕をつかんでくるが構わねえ。奴が窒息死するまで、ノズルを握る手に力を込め続けた。
オフィスを出る。月明かりの下、健のアパートに向かう道すがら、ガキのスマホ(遺品)の電源を入れた。電話帳を呼び出す。
さっき殺した代議士の情報を削除。
軽くなるメモリに、あのガキも浮かばれやすくなるのかな、なんて思ったりした。
健のアパートに到着。呼び鈴を押す。ドアの向こうから足音。扉が開き、ジャージ姿の優男が抱きついてきた。
男にしては赤い唇から柑橘系の香りがふわっと薫る。奴は同じ匂いのする口で俺の唇をふさいできた。積極的だな。職場で嫌な事でもあったのか。
刑事も大変だなと思いつつ乱暴に押し倒す。服をひんむいて、俺も脱ぐ。そのままフロアマットの上で健の硬いケツに挿れる。正常位だ。
玄関でやった後、こいつは必ず靴とフロアマットの位置を整える。
微笑みってのを絶やさない優男の癖にこういう時の目は真剣だ。ちなみにフロアマットの模様はこんな感じだ。
石蝉砂蝶石蝶石蝶砂砂砂蝉石砂
砂蟻蝶砂石蟻砂蝶砂石砂蝶砂石
石蝶石蟻砂蝉砂蝉蟻石砂蟻蝉砂
石と砂の上に蝉と蝶と蟻が並んでいる。一度、何でそんなに真剣な顔すんのか尋いてみたら、僕自身だからと答えが返ってきた。意味分かんねえ。お前は石でも虫でもなくて
刑事だろ、と思う。もちろん俺の恋人でもある。が、まずは俺たちは仲間だ。共通の犯人を追っている。
3ヶ月前、健は妹を殺された。容疑者は俺だった。
冤罪ってやつだ。俺は殺し屋として生き抜くべく、かなり慎重に生きてきたんだがな。下手をこいちまった。依頼を受けて出向いた先の倉庫には裸の死体があった。
首が血塗れでよお。ほんのりと温かかったぜ。ガキの細い腕の先はスマホを握っていた。遠くでパトカーのサイレンが響いて、はめられたって分かって舌打ちした。
その後色々あって、俺と健は恋人になった。ガキはこいつの腹違いの妹で、援助交際をやっていた。手がかりになるかと死体から拝借したスマホの中には客の情報がずらり。
どれも大物だ。買春の発覚を恐れた奴らはスマホの所持者である俺を恐れ、殺し屋を差し向ける。
もちろん返り討ちだ。依頼�


913:蛯燻n末。 同時並行でガキを殺した犯人を捜しているが、そのうち見つかるだろう。犯人は元客の中にいるはずだからな。 フロアマットを整える健に俺は訊く。「捜査はどうだ」「手詰まりだよ。ネットも酷い。今日も妹の悪口ばかりさ。しかも、増えてるんだ。情報」 俺は眉をひそめた。ネットは被害者を責める。ガキが売春してた。どこそこのホテルから出てきたのを見た。あることない事無責任に書く。それだけならいい。 「今日はゴムのメーカーまで書かれてたよ。しかも当たってる。これは犯人しか知らない情報だ」「畜生が」奥歯を噛む。ガキを殺してネットに拡散。愉快犯め。 「馬鹿っぽいけどね。情報が拡散され続けて、捜査は難航」健は立ち上がり居間に向かった。 その背を眺めて何となくフロアマットに視線を戻す。 ……ふと気づいてしまった。虫たちは並んでKILLという文字列を作っている。虫がいる所は砂利がない。 拡散され続ける雑多な情報の中で、唯一回ってないのは、健の事だ。俺の心臓ははねた。一度思いつけば疑惑しかねえ。しかもKILLだ。 売春する妹を殺す。殺し屋の俺に罪をかぶせる。元客を俺に殺させる。……俺と恋人になったのもカモフラージュってやつか。 ガキの個人情報、名誉は関係ねえのか。ああ、死んじまってるもんな。お前が執着してたのは生きてた頃の妹ってことか。 すげえ執着だな。売春が許せなくて殺しちまうとかよお。どんだけ歪んだ愛情なんだよ。だが、くそ。俺は……。 「なあ、健」奴の背に声をかける。 「ん?」「俺の事、好きか?」 「うん。好きだよ。じゃないと、男になんか抱かれたくない」 微笑む奴の顔は幸せな女みたいで、俺は頭のどこかが痺れた。そして、こいつの言葉が本当ならいいのに、と女々しく思ったりした。



914:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 07:14:48.56 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>808
>>810
>>822
>>832
>>859
>>868
只今、十二作品!(`・ω・´)

915:この名無しがすごい!
18/06/14 08:11:22.09 ovp+Gx6G.net
後半戦ですね。
本気出すぞw

916:ワイスレ杯参加作品
18/06/14 09:13:23.84 vuzUJgA/.net
 欲深い、例えば猟奇的な殺人を犯してしまう「あんなことをするなんて人とは思えない」と形容されるような人間の中にこそ正常があり、誠実な
礼儀正しいややもすれば「いい人ではあるのだが或る意味では少し物足りないくらい真面目な人」と却って火遊びをすすめられるような
人間の中にこそ異常が潜んでいるという相剋を決して忘れてはいけない。そもそも、正常と異常の境界は甚だ曖昧模糊として両者は容易に置換や
代替可能なのである。何が正常であり何が異常であるか、私たちの多くが平生から、それを常識や習慣や巨視的にはパラダイムから
自明視してほとんど恣意的に固定化してしまっているだけである。
 彼女を部屋に招いた。快く応じてくれた。むしろ自分から誘いたいのを臆していたのがきっかけを私の方からさりげなく与えられて喜びを隠せない
ようにさえ見えた。部屋まであと二百メートルもない道を並んで歩く、彼女の弾んだ足取り、火照っている顔、上ずり気味の声の調子、
私の腕にしっかり絡められた彼女の両手、そして何より爛々と目は口ほどに物を言う。愛していると言っている。私も彼女を愛している。
 弓矢で的を射抜くためには的を狙わないことだ。欲しがろうとして露骨に手を伸ばせば対象は遠ざかっていく。対象か


917:ら一度は遠ざかることで逆に 対象の方から進んで近づいて来る、その微妙な好機を逸することなく如才なくキャッチするのである。つまり、的を射抜くとは的と全き一つになることである。 彼女は社内でも随一の、それどころか都心の繁華街をどれだけ歩いても彼女ほどの美貌には滅多にお目にかかれないだろう。故に男たちはすぐ 露骨に手を伸ばす、当然、対象は遠ざかっていく。  可能な限り完璧な、手抜かりない状況の演出が必要なのである。至って自然な偶然の出会いや会話のきっかけを装い、時には恬然とこちらから 一歩身を引くこともあり、それでも孤独な一面や弱さがあるのを婉曲に巧みに織り込み、相手の琴線に触れるか否かの機微を探ることも細心の注意を 払って欠かさず、しかし飽くまで会話の流れは常に自分より相手の要望を優先し、親身になって話を聞き、要するに見返りを求めない態度、 それは無償の愛である。  しかし、本当に純粋な意味で報酬を求めない無償の愛というのは存在しない。「相手に喜んでもらいたい」と求めている時点で同時に或る種の見返りを 求めている。強姦というのは犯す側から犯される側へ振るわれる一方的な暴力である。犯す側に喜びはあっても、犯される側に否応なしに突きつけられる のは恐怖である。しかし、他方、暴力を振るわれる、支配される喜びというのもあり得る。話が前後するが、厳密には痴漢というのは必ずしも犯罪とはいえない。 電車内で女性の尻を触る、すると取り押さえられる、警察に通報される、署に連行される。しかし、結婚した夫婦あるいは恋人同士なら、 男は女を裸にする。つまり、その行為が誰によって行われたかの合意の有無が罪の分かれ目になっている。殺人というのは誰が誰に行っても犯罪である。 痴漢が女性の尻に触れて犯罪であっても、その女性が夫から、恋人から裸にされることは犯罪ではない。  彼女は私から支配されることを間違いなく望んでいる。支配することによって喜びを感じる私の欲望と、支配されることによって喜びを感じる彼女の欲望が 全き一つになった時、それは無償の愛の特殊な、一時的な結晶である。これから、部屋で私は彼女を抱く。裸にする、抱き合う、隆起した肉の陽物で 彼女の体を激しい動きで貫く、愛液が彼女の奥底を遍く満たす……。しかし、それだけでは私の欲望は満足されないだろう。私は彼女を愛していた、 オルガスムスの我慢を重ねて来た、純粋な無償の愛ではない、それは最大限の見返りを求めるための、一度は遠ざかっただけの無償の愛である。  私の鞄には数本のナイフが携帯されている。恐らく、私は彼女を殺すだろう。性的絶頂に達した時、さらなる高みを求めて私は彼女を殺害する。 セックスというのは殺人によほど似ている。生と死が懇ろに手に手を取り合い戯れる瞬間であり、だからこそセックスは生殖行為なのである。  永遠の愛というのは存在しない。人は頂点へ上り詰めた後は下っていくだけである。そして、人をその頂点へ永遠にとどまらせることができるのはただ一つ、 死だけである。私と彼女が互いに喜びの頂点に達した時に、私が彼女を殺すことに、彼女が私に殺されることに、さらなる無上の喜びを感じるならば、 それは罪に相当するだろうか、いや、それ以上の神聖な罪が他に何か相当し得るだろうか。  部屋まであと百メートル。彼女は私を見て優しく微笑んでいる。私はこの彼女の微笑を最も絶頂に達した無上の喜びの、なまめかしい姿態の中に 永遠に結晶させたいと思う。



918:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 09:14:48.13 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>808
>>810
>>822
>>832
>>859
>>868
>>871
只今、十三作品!(`・ω・´)

919:この名無しがすごい!
18/06/14 10:07:53.42 FxxaX1bC.net
みなさんすごい上手ですね。仕事中なのに思わず見入ってしまいました。短く綺麗にまとめられるのは才能でしょうね。自分にはとてもできそうにありません。
お忙しいとは思いますがワイ杯が終わったらまた連載のおかしな部分を指摘してもらいたいです。今のところ全員プロかな?と思っています。
頑張ってください。

920:この名無しがすごい!
18/06/14 10:18:40.99 WdXp70mt.net
長く書ける方が才能ですよ。
短く纏めるなんて何の意味もありません。
「連載のおかしな部分を指摘してもらいたい」
こんなことよりも話自体のクオリティを上げることの方が先決ではないでしょうか?
俺と妹ともう一人だけでは話がマンネリ化しています。
男は次々と新しい女が出て来ないと飽きてしまいます。

921:この名無しがすごい!
18/06/14 10:24:35.17 WdXp70mt.net
> 今のところ全員プロかな?と思っています。
まあ、本気でそう思っているのなら、貴方自身も才能がないってことですね。
ベンチャラなら、誰のためにもならないから止めた方が良い。
苦い薬程、相手のためです。

922:この名無しがすごい!
18/06/14 10:27:17.71 FxxaX1bC.net
お返事ありがとうございます。俺と妹さんの作者じゃないです(^^)あの方は自分よりずっと上手です。某作家さんが短編で練習して長編を書くと言っていたので、二次から入って初が長編だったので短編書けません。尊敬しています。でも参加するかもです。

923:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 10:37:26.84 ecvh2qxJ.net
今日の要注意人物
ID:WdXp70mt
触らない方がよい!(`・ω・´)

924:この名無しがすごい!
18/06/14 10:38:24.73 WdXp70mt.net
短編なんて書ける必要はない、書けても意味はない。
それでプロになれた人なんて数える程しかいないんだから。
> 某作家さんが短編で練習して長編を書くと言っていたので、
へえ、物好きな人もいるもんですね。
スティーブン・キング
「構想を練ることと、作品の流れを自然に任せることはとうてい両立しない」
「構想は優れた作家にとって無用の長物であり、無能な作家が真っ先に頼る常套手段である。
構想に寄りかかった作品は、いかにも不自然で重ったるい」
「作品は自律的に成長するというのが私の基本的な考えである。」

世界的な某作家さんは、こうおっしゃられています。
私もこの考えに禿同です。

925:始祖ワイ
18/06/14 12:26:40.09 xsDLu+JQ.net
>>878
キングは正解!
プロットプロットというのは、まさに無能な作家であり、ド素人が真っ先に頼る常套手段である! 短編が書ければ長編は書ける! そして、短編でまともな文章力を披露できなければ、長編を書いてもただのゴミである!
あえて言おう! 文章力のない者は、頭が悪い! いやそれは言い過ぎか! 頭が弱い!
そしてなぜかプロットを用意するとまともな長編が書けると勝手に思い込んでいる! あえて言おう、ゴミはゴミであると!
まず、短編掌編のたぐいでまともな文章が書けなければ、そもそも小説を書く才能に恵まれていない! ゆえに早々に諦めるがよい! 残酷なようだが、これは真理であり、真実である!
小説を書く才能に恵まれていなくても、面白話を発想する才能はあるかもしれないので、脚本家やゲームのシナリオライター、漫画の原案者もしくはアドバイザー、または漫才師、ユーチューバーなど、そっちの方向を目指すがよい!
キングが構想(プロット)を否定しても、おおまかな方向性、アイディアは、キングをはじめ有能な作家の頭の中にはちゃんとある! 全く何もなく書いているのではない!
そしてこういった創作方法は特別なことではなく、有能な作家なら当たり前の話である!
逆に最初に細かなプロットをつくってしまうと、天才肌の人間だとそこで、満足してしまう! 自分の中で、


926:もう出来た、と勘違いしてしまい、書くのが億劫になる! 天才が飽きっぽいというのはそういうこと! もうすでに出来たことは、やりたくない! よくよく覚えておくがよい! プロットは有能な作家のやる気をくじく! まさに有能な作家を死に至らしめる! それが構想(プロット)である! だからこそ、キングは否定し、警鐘を鳴らしている!(天才の考えは天才しかわからない!) それに気づかず、人それぞれやり方はあるよね、とかいうバカは、憐れである! とっとと目を覚ますがよい! たとえば連載をしている人気漫画家を見るがよい! 彼らはその週のネームを切ることだけに全身全霊を傾ける! そして作品の流れを自然に任せている! 自分でもどう展開するかわからない物語の中に身をおいているからこそ、新たな発想も生まれ、そこに楽しみを見いだすのである! 自分の人生のすべての時間を捧げるほど熱中できるのである! まずは掌編! そこでおのれの筆力を、文章表現力を、皆に見せつけるがよい! それができぬ者は、あえて言おう、才能がない! 立ち去るがよい! さらなる精進を期待する!



927:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 12:39:06.36 ecvh2qxJ.net
今日は午後から肉体鍛錬の為、登山に出掛ける!
電波の関係で帰宅後にワイスレ杯参加作品の認定となる!
よろしく!(`・ω・´)

928:この名無しがすごい!
18/06/14 13:04:50.09 WdXp70mt.net
ワナビの作家レベルを向上させるスレ1
スレリンク(bun板)
ワナビの作家レベルを判定し、独自のアドバイスをするスレです。
判定およびアドバイスをご希望の方は自作の提示をどうぞ。
※作品の提示はリンクで、投稿すると著作権が5chに譲渡されてしまいますので。
A…プロ級 (何か突き抜けた物がある)
B…ネット作家級 (そこそこ読ませる)
C…ワナビ標準 (自己満足の領域)
D…ワナビ下位 (小説と呼ぶには苦しい)
E…意味不明
Aはまずいないので、Bで実質的な合格です。
ちなみにA-Bのような表記はAとBの中間レベルを表します。

929:この名無しがすごい!
18/06/14 13:08:13.65 WdXp70mt.net
>>879
> 短編が書ければ長編は書ける!
んな訳ねーだろ

930:始祖ワイ
18/06/14 14:09:43.38 xsDLu+JQ.net
>>882
訳ある! というか皆が皆、短編が書けるわけではない! 短編が書けると勘違いしているだけである! キミもそうだろう! ちがうか!
また、判定不能の、アルジャーノンやポチも然り! まさにああいったものを書いても長編が書けるかどうかわからない! まずはきちんとしたものを書いて実力を見せるがよい!
他人に認めてもらいたいが、実力を測られるのは、恥ずかしい! そんな乙女心はもう飽き飽き!
さらなる精進を期待する!

931:この名無しがすごい!
18/06/14 14:18:15.06 WdXp70mt.net
一次通過レベルの実力測ってどーすんだよ
自分の匙加減一つで
「合格でーす、不合格でーす」アホでもできる
で、プロっぽいのは全員フリーパスの権威主義にも呆れる

932:この名無しがすごい!
18/06/14 14:20:40.06 WdXp70mt.net
>>883
> まずはきちんとしたものを書いて実力を見せるがよい!
じゃあまずお前が自作を晒せよ
本家ワイ先生はちゃんと晒しておられるぞ。

933:この名無しがすごい!
18/06/14 14:22:53.11 WdXp70mt.net
>>883
> 判定不能の、アルジャーノンやポチも然り! 
判定不能で逃げるなや
講師気取るなら、ちゃんと黒白ハッキリつけろ

934:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 15:02:54.60 ezKtFOKC.net
 神姫プロジェクトRは神ゲー
 何のことはない。ただのスマホゲーである。
 なんかこう、何のために敵対するのか解らない敵が出てくる。
 それをやっつける。丁寧なチュートリアルがあり、バーストという必殺技がある。
 しばらくプレイすると、キャラクターに月曜日から順番に名前を拝借したらしい火や水の属
性が存在�


935:、最高だ……。  大金持ちになって、本当にこういうことができたら、もっと素晴らしいな。  高校生、歳を取っていて大学生ぐらいの女の子が一番好きだ。  みんなみんなを孕ませて、俺の子を産ませる。産ませるぞ。  よし、頑張ろう。



936:この名無しがすごい!
18/06/14 15:03:09.38 ezKtFOKC.net
傑作だな。

937:始祖ワイ
18/06/14 15:15:03.35 xsDLu+JQ.net
>>884-885
キミに知恵を授けよう! 一次通過できるのはわずか1~2割! 多くて3割くらいか! 現実的にこれがどれほどの倍率で難関かキミには理解できないのか!
しかしこれは、個人的な匙加減などではなく、当たり前の基準で判定できるレベルである! なぜなら内容を詳しく吟味するではなく、小説における当たり前の文章表現力を見ているからである!
が、キミにはそれができない! なぜそれがわかるか! 一次通過レベルを容易と判断し、その判定は個人の匙加減でおこなわれていると思い込んでいるからである!
ゆえに、キミに一次通過レベルの作品を読ませても、豚に真珠! いや、むしろ憎悪を肥大化させる燃料を与えるだけである!
まずキミは自分が全く読めない下等生物であることを知れ! 無駄なあがきをやめ、そこでおとなしく横になれ! せめてもの情けに苦痛なく転がしてやる!
この無能がッ!
さらなる精進を期待する!

938:この名無しがすごい!
18/06/14 15:31:25.24 WdXp70mt.net
> しかしこれは、個人的な匙加減などではなく、当たり前の基準で判定できるレベルである!
> なぜなら内容を詳しく吟味するではなく、小説における当たり前の文章表現力を見ているからである!

この中に同じ作者の物が3作品あるが、その評価に著しい差があるのは何故か?

939:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 15:36:16.26 YjGl/itY.net
 ネクタイを緩めて第一ボタンを外すと、私は鞄を抱えて張ちきれそうな電車のわずかなスペースに身体を押し込んだ。
中途半端な開け閉めを二、三度繰り返したあと、ようやくドアが閉まり、車体を重そうに震わせながら満員電車がゴトゴトと動き出す。
目の前の汗ばんだサラリーマンのうなじを避けながら、いつものように「氏」を探し、その視線を捉えて軽く黙礼する。
今朝の「氏」は、短いチュールスカートを穿いた若い女の後ろに見え隠れしている。「氏」は痴漢であり、私もそうだ。
その洗練された身なりから、私は密かに彼を「氏」と呼んでいるが、言葉を交わしたことがないので「氏」が私をどう呼んでいるかは知らない。
 私の視線に気づいたチュールスカートの女が、こちらを見た。その目が、なぜ助けないのかと告発するように訴える。
整髪料と柔軟剤と香水が充満したうんざりするような六月の通勤快速で、その輝くような切なさが私を刺激する。
 さっそく私はひとりの制服の少女に対してポジションを取った。女から離れた氏が「おやおや」というように軽く眉を上げる。
高校生に見えたが、ひょっとしたら中学生かも知れない。いずれにせよ、いつも私が選ぶタイプよりだいぶ若い。
自分の腕がどこにあるのかもわからないほどの混雑が、いつになく私をアグレッシブにしたのだ。
 それにしても、と制服の短いスカートを前に考える。このスカートという布切れは防御力などゼロに等しいのに、攻撃力ときたらまるで計り知れない。
おまけに、五センチ短くなるごとに攻撃力三割アップという代物だ。
しかし大切なことは、その長さに惑わされることなく、それを装備した女の本質を見抜くことである。
この観察を疎かにして、ただ欲望のままに手を伸ばしてしまうと、身動きの取れない電車内ではまさに命取り。
冤罪と開き直れるならまだしも、そうはいかなかった場合を想像するといかにも恐ろしい。
自らを守るには、四苦八苦と仏教が教えるように、苦こそが生の有様と理解し、諦めて時が過ぎるのをただひたすらに待つという安らかな心を持った、そういう本質を持った女を見抜く目が必要なのである。
 私はしばし黙想したのち、無用な雑念を振り払い、スカートの下から太もも割って核心へと手を這わせる。
少女の身体が、蒸し暑い車内で一瞬にして凍りつく。しかし、私の指が進むほどに再び熱を帯びてくるのがわかる。
少女は恥ずかしげに目を伏せ、ときおり救いを求めるように顔を上げて周囲に視線をさまよわせる。氏のお好みの表情だ。
案の定、氏が私の方を見やって満足げに微笑む。
 焦ることなく、私は仕事を進める。私の見たとおり、少女は私の侵入を全身で拒みながらも、それが電車通学には避けて通ることのできない通過儀礼であることを受け入れようとしている。
今や私の指に、奥へと通じるその道を開けようとしているのだ。
これこそ目指されたディスティネーション。「死と乙女」の物悲しくも甘い旋律が、私の脳裏を満たす。
 昂ぶる指が核心に達しようとしたそのとき、不意に、少女の身体から力が抜け、まるで実体のない人形のように頭がガクンと垂れた。
同時に、右腕が溶けたアイスクリームのようにどさっと制服から抜け落ち、足元で小さな水たまりとなる。
次いで、あとを追うように左腕がどさっと落ちて、右腕と混ざりあう。
上気した頬が熱したバターのように崩れると、あれよあれよという間に少女は溶けて、流れ落ちてしまった。
床にできた水たまりは、靴底にべたつくコーヒーと混ざって不潔な黒い染みとなり、少女が立っていた空間は何事もなかったかのように他の乗客によって埋められた。
すがりつくように私の腕に引っかかっていた少女の名残りは、押し合う乗客に揉まれながらしばらく所在なさげに漂っていたが、やがて人混みに紛れて見えなくなった。
唖然として氏に視線を向けると、彼は穏やかな笑みを浮かべて「少女とはいつの時もそうしたものだ」というように、静かに、そして深く私に頷いてみせた。

940:この名無しがすごい!
18/06/14 15:39:06.59 WdXp70mt.net
> 一次通過レベルを容易と判断し、その判定は個人の匙加減でおこなわれていると思い込んでいるからである!
実際の文学賞がそうだと言っているのではない
貴方の判定に信用力がないと言っているのだ
> まずはきちんとしたものを書いて実力を見せるがよい!
そういうなら、まず貴方が実作でその実力を示されよ

941:始祖ワイ
18/06/14 15:42:51.11 xsDLu+JQ.net
>>890
作者が誰であるか、また、内容などで、判断していない、ということである!
文章表現力のみ! それがうまくできているかどうか! おわかりであろうか! つまり、ワイの指摘によって、その者は眠っていた才能を開花させることができるのである!
さらなる精進を期待する!

942:この名無しがすごい!
18/06/14 15:43:31.01 ezKtFOKC.net
 ここは神の国。神の国には神様がいる。
 それも一人ではなく、沢山いる。神様は一人しかいないという一神教の考え方は誤りである。
 考えてもみろ。これだけ沢山の国があって、神様が一人しかいなければ神様の取り合いにな
ってしまう。
「ああ、なんでこんなに、この世の中というのは退屈なのかね、チミ」
「お言葉ですがその言葉、もうほぼ無限に近い回数聴いていて聞き飽きております」
「その無限というのは悪無限か? それとも正しい無限かね?」
「悪無限というのはヘーゲルという哲学者として名前の通った実はキチガイが生んだ言葉です。
正しい無限などという言葉はありません」
「ほう、そうかね。とにかく、私のような馬鹿者でも、有限と無限の間には、大きな隔たりが
あることは解るよ。それこそ、無限にね」
「そうですか。今日もそれと言った事件は……む」
 地球上のありとあらゆる事


943:物に対する無限の即時的覚知能力により、神様Bはその出来事が 起きたのと全く同時にそれを知った。厳密に言えば限りなく短い一瞬間、いやその言葉でも適 切ではないが、それだけの時間差はあったが。 「神様、このような作文を書いた天才児がいます。今書き終えようとしているところのようで す」  神様には名前はない。みんな「神様」である。 「ほう、どんな作文かね」 「これをご覧下さい」  知る必要のない情報を得て、混乱することがないよう、知るべき情報を選り分けるのは、神 様Bの下に存在する神様の官僚組織の仕事である。全ての仕事は人間の知覚する最も短い時間 よりももっとうんと短い時間で行われれる。 「どうして戦争が起きるのか」そのテーマで、幼稚園児が作文を書いたのだ。  私の考える、争いをなくす方法、それは宗教をなくすことです。  最近、おと武という障害者が、不倫をしていることがわかりました。  あのような両手両足のない人、私は凄く可哀想だと思います。自分ならこの世の中に絶望し てしまうと思います。全ての人が憎くてたまらなくなるかもしれません。人間のできた人だと 思います。彼が不倫をしたことと、彼の人間性は、また別の話です。  ですが私は思います。なぜあのような、だるまのような人が、不倫できたのか。  恋人同士の行う行為をする時に、彼は受身にならざるを得ません。それどこか、誰かに刃物 で襲われても、抵抗できません。それなのに、彼がなぜ生きていけるのでしょうか。  それは、周囲の人の助けがあるからです。もっと言えば、カネの力です。  私達はまず、障害者に対しての嫌悪感をはっきり口に出せる社会を作ることが必要です。も し自分の手足がなくなったら……そう思うのは当然です。だから、嫌悪感があるのも当然です。  ではそのために何をすればいいのか。それは、宗教的な考えを捨てればよいのです。  全ての人が平等というのは、嘘です。賢くものの考えられる人が、多く発言権を持っている のです。本当の平等の為には、まず宗教という欺瞞を捨てる必要があるのです。  無宗教は、信仰のある人には、とてつもない罪悪なのでしょう。つまり、何もないまっさら な人の考えをも、悪い考えだと決め付けるのが、宗教的な考えなのです。そうなっていない宗 教は、仏教ぐらいのものだと思います。  話は変わりますが、この世界の神様は、アメリカです。アメリカが自分の思い通りにこの世 界を作り変えようとしているから、この世界は平和なのです。  しかし、権力は腐敗します。だから、定期的に、秩序を守る立場を入れ替えて、日本にした り、フランスにしたり、はたまたアフリカにしたり、する必要があると思います。  その時、キリスト教は必ず邪魔になります。破壊と創造、それがこの世界のあるべき姿なの です。小規模な戦争について論じることなど、意味がないと私は思います。 「ほう……」  暫し髭をなでた後、神様Aは言った。 「私も実は、人間には宗教などいらないと思っていたよ。この子供を神の遣いにしよう。奇蹟 の力を色々与えて、この世界から宗教というものをなくす原動力にしよう」 「御意」  こうして二十年後、この世界から全ての宗教が消えた。



944:この名無しがすごい!
18/06/14 15:43:46.86 ezKtFOKC.net
>>894
「神の遣い」です。

945:始祖ワイ
18/06/14 15:45:23.65 xsDLu+JQ.net
>>892
信用が築けないのであれば、何を提示しても無駄であろう! わかりきったことである!
去る者は追


946:わず来る者は拒まず! キミはおのれの信じる道をゆけばよい! が、その先にあるものは闇である! それを肝に銘じるがよい! さらなる精進を期待する!



947:この名無しがすごい!
18/06/14 15:48:46.41 WdXp70mt.net
本ワイよりヘタレじゃねーか
使えねーなー

948:この名無しがすごい!
18/06/14 15:50:19.38 WdXp70mt.net
>>896
まずはきちんとしたものを書いて実力を見せるがよい!
他人に認めてもらいたいが、実力を測られるのは、恥ずかしい! そんな乙女心はもう飽き飽き!

949:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 15:53:01.35 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>872
>>887
>>891
>>894 ←タイトルが神の遣いで参加作品?
只今、十六作品?(`・ω・´)

950:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 15:54:29.32 ezKtFOKC.net
 ここは神の国。神の国には神様がいる。
 それも一人ではなく、沢山いる。神様は一人しかいないという一神教の考え方は誤りである。
 考えてもみろ。これだけ沢山の国があって、神様が一人しかいなければ神様の取り合いにな
ってしまう。
「ああ、なんでこんなに、この世の中というのは退屈なのかね、チミ」
「お言葉ですがその言葉、もうほぼ無限に近い回数聴いていて聞き飽きております」
「その無限というのは悪無限か? それとも正しい無限かね?」
「悪無限というのはヘーゲルという哲学者として名前の通った実はキチガイが生んだ言葉です。
正しい無限などという言葉はありません」
「ほう、そうかね。とにかく、私のような馬鹿者でも、有限と無限の間には、大きな隔たりが
あることは解るよ。それこそ、無限にね」
「そうですか。今日もそれと言った事件は……む」
 地球上のありとあらゆる事物に対する無限の即時的覚知能力により、神様Bはその出来事が
起きたのと全く同時にそれを知った。厳密に言えば限りなく短い一瞬間、いやその言葉でも適
切ではないが、それだけの時間差はあったが。
「神様、このような作文を書いた天才児がいます。今書き終えようとしているところのようで
す」
 神様には名前はない。みんな「神様」である。
「ほう、どんな作文かね」
「これをご覧下さい」
 知る必要のない情報を得て、混乱することがないよう、知るべき情報を選り分けるのは、神
様Bの下に存在する神様の官僚組織の仕事である。全ての仕事は人間の知覚する最も短い時間
よりももっとうんと短い時間で行われれる。
「どうして戦争が起きるのか」そのテーマで、幼稚園児が作文を書いたのだ。
 私の考える、争いをなくす方法、それは宗教をなくすことです。
 最近、おと武という障害者が、不倫をしていることがわかりました。
 あのような両手両足のない人、私は凄く可哀想だと思います。自分ならこの世の中に絶望し
てしまうと思います。全ての人が憎くてたまらなくなるかもしれません。人間のできた人だと
思います。彼が不倫をしたことと、彼の人間性は、また別の話です。
 ですが私は思います。なぜあのような、だるまのような人が、不倫できたのか。
 恋人同士の行う行為をする時に、彼は受身にならざるを得ません。それどこか、誰かに刃物
で襲われても、抵抗できません。それなのに、彼がなぜ生きていけるのでしょうか。
 それは、周囲の人の助けがあるからです。もっと言えば、カネの力です。
 私達はまず、障害者に対しての嫌悪感をはっきり口に出せる社会を作ることが必要です。も
し自分の手足がなくなったら……そう思うのは当然です。だから、嫌悪感があるのも当然です。
 ではそのために何をすればいいのか。それは、宗教的な考えを捨てればよいのです。
 全ての人が平等というのは、嘘です。賢くものの考えられる人が、多く発言権を持っている
のです。本当の平等の為には、まず宗教という欺瞞を捨てる必要があるのです。
 無宗教は、信仰のある人には、とてつもない罪悪なのでしょう。つまり、何もないまっさら
な人の考えをも、悪い考えだと決め付けるのが、宗教的な考えなのです。そうなっていない宗
教は、仏教ぐらいのものだと思います。
 話は変わりますが、この世界の神様は、アメリカです。アメリカが自分の思い通りにこの世
界を作り変えようとしているから、この世界は平和なのです。
 しかし、権力は腐敗します。だから、定期的に、秩序を守る立場を入れ替えて、日本にした
り、フランスにしたり、はたまたアフリカにしたり、する必要があると思います。
 その時、キリスト教は必ず邪魔になります。破壊と創造、それがこの世界のあるべき姿なの
です。小規模な戦争について論じることなど、意味がないと私は思います。
「ほう……」
 暫し髭をなでた後、神様Aは言った。
「私も実は、人間には宗教などいらないと思っていたよ。この子供を神の遣いにしよう。奇蹟
の力を色々与えて、この世界から宗教というものをなくす原動力にしよう」
「御意」
 こうして二十年後、この世界から全ての宗教が消えた。

951:この名無しがすごい!
18/06/14 15:54:45.64 ezKtFOKC.net
申し訳ないです。参加させてください。

952:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 15:55:55.80 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>872
>>887
>>891
>>894 「神の遣い」
只今、十六作品!(`・ω・´)

953:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 16:25:06.77 ezKtFOKC.net
タイトル 「分際」
 分別という言葉がある。分けて別ける、なんとなれば、自分と他人の別のことであろうか。
 そこをはっきりと区切って、他人には鐚一文やらないという意味なのであろうか。だとする
と、寂しい話である。
 分際という言葉もある。
「分際を知れ!」
 と怒鳴ったりする。近頃の人はこんなことを言うのかは知らない。
 自分は、他人に助けられている。他人なくしては自分はない。
 だから謙虚に生きましょう。そういうことだ。
 だがこの教え、なぜだか自分の心の一番深い所、一番奥に深く根ざしている。
 心の芯に、こびりついて離れないといった感じである。
 ぶんざい、ぶんざい、分際よりも大事なものはないと、そう教えられて育った気がする。
 だが、一体誰に教えられたのであろうか。親に教えられた記憶はない。
 何かの本に書いてあった気がするが、思い出せない。
 そうして最近、ある恐ろしい事実にふと思い当たったのである。そこに思い当たった時、心
の芯からぞっと寒くなる気持がした。
 この言葉を知ったのは、おそらくテレビか何かであったろう。もう記憶はない。それがこう
まで金科玉条として自分に根付いたのは、なぜであろうか。それを考えていくと、結局この言
葉の意味するところが、自分には「怖かった」せいではないか、恐怖が私に、その言葉を特別
なものとして認識させたせいではないか、そう思ったのだ。
 たとえばエイズという病気がある。この病気にかかった人は、もう一生セックスはできない。
 同じ病気にかかった人同士であっても、細かいウイルスの種類の違いがあって、更に酷く感
染してしまうリスクがあるため同様である。
 感染者にとっての分際は
「色事をつつしみ、健康的な生活を送り、薬を毎日飲み、病気のことは忘れて暮らす」
 こととなる。そうして、セックスするという自由が、奪われることになる。泣いても喚いて
も、取り返しは付かない。放縦な性生活のツケと言ったらそれまでだが、ただ生きていただけ
で、とんだ悲運だ。
 このようなことは他にもある。いじめのターゲットにされること、大学受験の失敗、社会人
であれば、ヒエラルキーからの逸脱による、その共同体からの蔑視と冷遇、病気へ罹患するこ
とや、事故による怪我での不自由、身内のしくじりや犯罪による不名誉と敬遠されることなど
の実害、いくらでもある。
 はじめから分際がゼロの人はどうだろう。何も持っていない人は。
 その自分の分際を守って生きていかねばならないとしたら、不運という言葉ではとても足り
ない。
 マイナスの人は、そのマイナスを人の幾層倍の努力によってプラスにすること、そのためだ
けに生涯の全ての時間を費やすことになるかもしれない。初めから自分の分際が「大きい」人
は、苦もなくプラスの境遇


954:を手に入れることができるのにもかかわらずである。  分際というのは、冷たい言葉だ。この世の中に、平等などない。あるのは形だけの平等であ る。弱者は虐げられ、強者は世に憚る。増長する。それが世の中だ。あるいはそれが、真の平 等なのかもしれない。  自分はもう、 「分際を知れ」  などとは他人に言えなくなってしまった。  この世の中は冷たい。



955:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 16:45:07.78 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>872
>>887
>>891
>>894 「神の遣い」
>>903
只今、十七作品!(`・ω・´)

956:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 17:33:43.88 ezKtFOKC.net
「言葉狩り」
 最近、5ちゃんねるで訳の解らない難癖を付けられている。
 5ちゃんねるでぶーたれている暇があったら勉強した方がいい、ああなっては終わりだ、と
思うが、また変なことを言われたので反論させてもらう。
 彼らは私が「障害者を侮辱した」と言う。
 私は乙武氏の不倫を取り上げただけだ。それが侮辱?
 何を言われているのか解らない。
 阿呆な私でも解る。
 もし女性差別はいけないと言って、小説や映画に女性を全く出さなかったらどうなるだろう
か? それこそが女性差別である。
 障害者に対して自分の思ったことを言えない社会、それは実に住みにくい。地獄のような社
会である。そんな社会に彼らは住みたいのだろうか。
 例えば
「バンドマン」
 というものが描かれる小説がある。様々な描かれ方をする。バンドマンとは名ばかりの放蕩
児、女たらし、一流のスター、不安定な生活。これら全てがバンドマンである。
 その総体が限りなく真実に近いバンドマンなのだ。ある切り口からの描き方を禁じてしまっ
たら、その姿も真実から遠ざかる。
 もしその抑圧が極限まで進行すれば、革命も起きるだろう。
 ということは、私への批判は、彼らの革命への潜在的欲求を表しているのかもしれない。い
っそのこと、革命でも起こってしまえということか。
 そう考えた方が自然だが、彼ら能力のない者が活躍する社会など、革命が起きてもやってこ
ない。無駄なことだ。

957:この名無しがすごい!
18/06/14 17:34:02.85 ezKtFOKC.net
寝る
おやすみ

958:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 17:59:02.86 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>872
>>887
>>891
>>894 「神の遣い」
>>903
>>905
只今、十八作品!(`・ω・´)

959:この名無しがすごい!
18/06/14 18:05:03.09 0gStIYRB.net
天正九年三月二十二日、今宵の総掛かりを前に城将の岡部元信殿が主殿にて、最後の軍議を開いていた。
 某、横田甚五郎尹松も軍議の席に居た。
 諸将は長期に渡る、兵粮攻めで食う物にも事欠き、痩せ細り頬はこけている。
「今宵、亥の刻に生き残った兵が一丸となり大手門から敵陣に切り込む。若し首尾良く敵を突破出来たならば一路、甲斐へ向かうべし。主力の七百は儂が自ら先頭に立って突っ込む。手練れの五十は甚五郎、其方が率いよ」
「承知仕りました。此の横田甚五郎、父、祖父の名を汚す事無く、見事に散って見せまする」
「勘違いをしてはならぬ。甚五郎、其方は抜け道の犬走りから此の囲みを突破し、生きて御陣代様に最後の様子を知らせるのじゃ。良いな」
 岡部様は斯様に申されると拙者の右肩を軽く叩いた。
 顔を見上げると優しく微笑んでいた。
「某が生き残れと申されますか」
「左様。死ぬ事だけが御奉公と考えるな。其方はまだ若い、生きて戦場を駆け回り自慢の槍で武功を挙げるのじゃ」
 某は岡部殿の気遣いに胸を打たれ、不覚にも双眼から涙が零れ落ちた。
 此の時、


960:某は岡部殿に甲斐の御陣代様に送った文について話さなければと思った。  今言わなければきっと後悔するに違いない。 「岡部殿、某、御陣代様に後詰は無用との文を送りました。今は織田との和議が進み事を荒立ててはいけないと思いその旨を書いた次第で御座いまする。誠に申し訳なく、此の首であれば喜んで差し出しまする」 「甚五郎、もう良いではないか。儂が其方の立場であればきっと同じ事をした筈。気にするでないぞ」  岡部様は怒り出すどころか、優しく諭す様に言ってくれた。  某は板床に蹲った。  童の如く泣き始め、床板を両手で叩いた。 「よし、よし、よし。甚五郎は泣き虫であったか。じゃが、それは優しき心を持った証じゃ」  岡部殿は童をあやすが如く某の背中を擦ってくれた。 「御陣代様は若しもの時は城を明け渡し城兵を救う事を仰せで、矢文で知らせたが拒絶された。此の皺首一つで多くの命が助けられれば本望であったが。斯様な愚痴を申しても始まらぬな」 「岡部様、大鎧に身を包みまして御座います」  岡部殿の便女である、つるの声がした。  水干袴を穿き水干衣の上に大鎧を着用し天冠を被っていた。 「おお、つる、綺麗じゃ。よう似合っておるぞ」 「有難き幸せ、岡部家に伝わる大鎧に身を包み戦えること、誉れに御座いまする」 「誰か、化粧道具を持て参れ!」  岡部殿が側近に命じた。  運ばれてきた化粧道具から紅を取り出し、岡部殿自らつるの唇に紅を差した。 「美しい」 「誠に御座いまするか」 「嘘は申さん、見てみよ」  岡部殿が手鏡を取りつるの顔を映した。  つるは無言であったが、満面の笑みを浮かべていた。  死地に赴く者とは思えない華やかさを某は感じた。 「皆の衆、いざ打って出るぞ!」  岡部殿が大音声で叫ぶと、  一斉に、 「応!」  と大地を揺るがす声が響き渡った。 「石附殿、後は頼む」 「岡部殿、承知仕った。御武運を」  武田家一の槍の名手石附丙三殿が別れを告げた。  某率いる五十名は犬走に向かった。  大手門から喊声が聞こえた。  此れを合図に一気に闇夜を駆け抜けた。  途中百名ばかりの敵兵に遭遇するが何とか十一名が突破出来た。  無事に甲斐に戻り御陣代様に城の悲劇を報告した。  御陣代様は涙を流されながら聞いて居られた。



961:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 18:51:02.08 /IuW585W.net
「え、無しって……どゆこと?」
 震えながら、それでも無理して笑いかけた俺に、美悠は眼を逸らしたままもう一度言った。
「だから……無かったことにして欲しいの」
「無かったって、何を?」
「だから……結婚の約束を、無しにしてって……何度も言わせ無いで」
 言葉を無くす俺。
「俺が、職無しだからか?」
「そういう訳じゃ無い……けど……」
「言っとくけど、会社が勝手に倒産しただけで俺がクビになった訳じゃ無いんだからな」
「でも……、お金無いんでしょ? 今月の給料も出無かったって」
「今月どころか先月も無かったけどな。けど仕事は探せば無い訳じゃ無いから」
「ごめんなさい! 怒ら無いでっ!」 美悠はそのまま駆け出し、後ろを振り返ることも無く去って行った。
 俺は引き止める気力すら無くし、呆然と立ち竦んだ。
「はは……、仕事が無くなったと思ったら恋人まで無くしちゃったよ」
 美悠の言う通り金も無いし。つーか金の切れ目が縁の切れ目って、そんなの愛情とは言え無いだろ。いや、そもそも愛情なんて無かったって


962:ことか。  情け無くて涙も出無いや。 「あーあ、カーネが無いからかーえろっと」  じゃ無くて、ハロワ行こ。失業保険の手続きをし無くちゃ。 「離職票持って無いんですか? 退職した時にもらわ無かった?」  係のおばちゃんが無愛想に言う。 「いや、貰うも何も突然倒産して会社は鍵掛かって入る事も出来無かったんですけど」  おばちゃんは俺の言葉を無視したかのようにパタパタとパソコンを打った。 「あー、その会社労働保険入って無いですね」 「んな、有り得無いでしょ。だって毎月の給料から引かれてましたよ、まあその給料すら碌に貰えて無かったですけど」 「間違い無いです。無加入企業で何度も加入勧奨に行ってますけど、いつも社長が不在で会え無かったんです」 「てことは、失業保険は無しってこと?」 「残念ながら、無しですね」  俺は無言で立ち上がると、おばちゃんにペコリと頭を下げた。いくら怒り心頭だからといって人の心まで無くしてはいけない。このおばちゃんが悪い訳では無いのだ。  ハロワを出ると、雲一つ無い空に向かって「バカヤローッ!」と叫んだ。  道行く人達がギョッとした目で俺を見たが、そんなの関係無い。 「もう俺には何も無いんだーっ! 何も怖く無いぞチクショーっ!」  ああ、何だか大声を出したら、モヤモヤしたものまで無くなっちゃった気がする。  そうか、何も無いってことは逆に言えば何でも有りってことだ。  俺には若さが有る。夢も希望も有る。  そうだ、振り返ればそこにハロワが有るじゃないか。仕事に有り付いたら何か旨いものでも食おう。男は食欲さえ有れば大丈夫!  俺はポケットを探って有り金を確認した。 「……家にカップメン……まだ有ったかな」



963:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 19:10:35.05 ecvh2qxJ.net
>>908
相模君の粗筋で参加作品ではないのかもしれない!(`・ω・´)

964:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 19:11:25.98 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>872
>>887
>>891
>>894 「神の遣い」
>>903
>>905
>>909
只今、十九作品!(`・ω・´)

965:この名無しがすごい!
18/06/14 20:16:08.95 0gStIYRB.net
>>910
ちょっとプロットのつもりで書いたんですが、これでエントリーしてもいいでしょうか?
話の筋としてはどうでしょうか?

966:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 20:17:06.71 iyvVI4RV.net
 彼女は何の前触れもなく現れた。ある日鍵を開けて部屋に入ると、部屋の中央のちゃぶ台の向こうで、窓から差し込む安アパートには標準装備の西日の中に浮かび上がっている人影がいる。出るとき私は確実に施錠し
一度ドアノブをガチャリと回して確認した。なんという事だこれでは密室不法侵入事件ではないか。密室ほにゃらら事件は普通痕跡を残さずに出て行く方ではないのか、これはイッツブランニュー等と関心している場合ではない。
 私は一旦は身構えたもののよく見るとこの侵入者は髪の長い女性で着物を着ている、歴史の知識には疎いが、百人一首を歌うあのスタイルだ。やっぱりいつもの悪霊か。
 仲間に強制連行された心霊スポットで、倒れていた石仏を起こしたが、親切心が仇となったか。私はそっと部屋を出た。
「というわけでまたお祓いしてもらいに来ました剣崎先輩」
「あのね、間崎哲夫、昨日今日でまたなんか連れてきちゃったわけ? いい加減にしてくんない? いつまでもクアドロディローゼのチーズケーキごときでコキ使われてたまるもんですか」
「そんな事言わないで、お願いします、僕お金持ってないんですよ、唯一バイト先で前借してケーキ買うのが精一杯なんです」
「嫌よ、この前のなんかあんな化け物連れてきて、祓った後3日間も熱にうなされたんだからね、全然割りに会わないわ」
「大丈夫です、今回は古風な女の幽霊ですよ」
「この前のだって怒らす前は子犬だったじゃん」
「今度は祓ってくれたらケーキバイキング+飲み物セットのクーポン5回分と、福引きで当たったものの、1人では行く気のしないデズニーシー招待券と、先輩の部屋の掃除もします、あと付き合ってください」
「ふむ、ケーキバイキングとデズニーシーか、悪くないわね、掃除はしなくていいわ、あと断る」
 剣崎先輩の血族は代々女性にのみ霊能力があり、専門家ではないが受け継がれた知識と技を持っており、大抵の霊は簡単に祓ってしまうのだ。ついでに相当な美人ではあるがその美貌ゆえ逆に霊ばかりか男も引いてしまい、彼氏居ない暦イコール年齢だ。
 私は美人を連れて歩ける事にウキウキしながら剣崎先輩と一緒にアパートまでやってきた。
「あれ?」
「なんですか剣崎先輩」
「全然禍々しくない、ていうよりむしろ空気が透き通ってんだけど、ほんとにいるの?」
「いやホントですってまあ見てください」
 私は鍵を開けて先輩に中をのぞくように促した。先輩は胸を張って腰に手をやり「ふうっ」っとため息を吐くとガチャリとドアを開けた。一瞬固まった先輩だったがそのまま勢いよくドアをバタンと閉めた。
「あんたなんてもの連れてきてんのよ! なんで? 信じらんない!」
「え、そんなにタチが悪いんですか、この前の怪物より?」
「アレ神だよ!」
「ええ!」
「はいこの話おしまい、契約破棄ね、私帰るわ」
「そそそそんななんとかしてくださいよ、がんばればなんとかなるんでしょ」
「ふむ、たとえばよ、私は一流の殺し屋だ、背後に人が立つのも嫌いだし握手もしない、そのかわり悪徳政治家やマフィアのボスであれ、報酬次第で誰でも殺す、でも一国の軍隊と勝負しろといわれてハイと答えるバカがどこにいる」
「そこまでなんですか?」
「神格はそれほど高くない産土の神かなんかだと思うけど、それでも私ごときが下手にご機嫌を損なったら祟り殺されるわよ、秒殺よ秒殺、そして私の一族の女子はみんな代々貧乳の呪いとかかけられかねない」
「それは恐ろしい、ってじゃあ僕はどうすれば」
「知りません、相手が悪かったと思って諦めなさい、幸い祟ってるようではないし、お願い事でもすれば?」
「マジですか」
 私はしばし考えたが思いきってドアを開けた。
 神様お願いします、僕を剱崎先輩の物にしてください、あ、逆だった、まあどっちでもいいか」
「あんたなんてこと言ってんのよ!」
 神らしき女はにぃっと笑うと強烈な光を放った後、パンと弾けて霧散した。
 思わず目を薄めて顔を背けていた私はポカンとしたが、突然後ろから殴られて昏倒した。振り返って剱崎先輩を見上げた瞬間ハイヒールが顔面にめり込んだ。「貴様は今から私の奴隷だ」
「そそそそんな」
 いや待てよ、イッツブランニュー、それも悪く無いかも。ありがとう神様。

967:この名無しがすごい!
18/06/14 20:18:03.30 0gStIYRB.net
>>908 は横田尹松視点の一人称の短編で描こうかなと思い、そのプロットで。

968:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 20:18:20.03 iyvVI4RV.net
神様ありがとう
僕に○○様をくれて


969:



970:この名無しがすごい!
18/06/14 20:28:34.98 k/dPd8n/.net
>>912
これでエントリーしてもいいでしょうか?
話の筋としてはどうでしょうか?
おいおい、審査員に何聞いてんだよw

971:この名無しがすごい!
18/06/14 20:32:02.99 iyvVI4RV.net
 彼女は何の前触れもなく現れた。ある日鍵を開けて部屋に入ると、部屋の中央のちゃぶ台の向こうで、窓から差し込む安アパートには標準装備の西日の中に浮かび上がっている人影がいる。出るとき私は確実に施錠し
一度ドアノブをガチャリと回して確認した。なんという事だこれでは密室不法侵入事件ではないか。密室ほにゃらら事件は普通痕跡を残さずに出て行く方ではないのか、これはイッツブランニュー等と関心している場合ではない。
 私は一旦は身構えたもののよく見るとこの侵入者は髪の長い女性で着物を着ている、歴史の知識には疎いが、百人一首を歌うあのスタイルだ。やっぱりいつもの悪霊か。
 仲間に強制連行された心霊スポットで、倒れていた石仏を起こしたが、親切心が仇となったか。私はそっと部屋を出た。
「というわけでまたお祓いしてもらいに来ました剣崎先輩」
「あのね、間崎哲夫、昨日今日でまたなんか連れてきちゃったわけ? いい加減にしてくんない? いつまでもクアドロディローゼのチーズケーキごときでコキ使われてたまるもんですか」
「そんな事言わないで、お願いします、僕お金持ってないんですよ、唯一バイト先で前借してケーキ買うのが精一杯なんです」
「嫌よ、この前のなんかあんな化け物連れてきて、祓った後3日間も熱にうなされたんだからね、全然割りに会わないわ」
「大丈夫です、今回は古風な女の幽霊ですよ」
「この前のだって怒らす前は子犬だったじゃん」
「今度は祓ってくれたらケーキバイキング+飲み物セットのクーポン5回分と、福引きで当たったものの、1人では行く気のしないデズニーシー招待券と、先輩の部屋の掃除もします、あと付き合ってください」
「ふむ、ケーキバイキングとデズニーシーか、悪くないわね、掃除はしなくていいわ、あと断る」
 剣崎先輩の血族は代々女性にのみ霊能力があり、専門家ではないが受け継がれた知識と技を持っており、大抵の霊は簡単に祓ってしまうのだ。ついでに相当な美人ではあるがその美貌ゆえ逆に霊ばかりか男も引いてしまい、彼氏居ない暦イコール年齢だ。
 私は美人を連れて歩ける事にウキウキしながら剣崎先輩と一緒にアパートまでやってきた。
「あれ?」
「なんですか剣崎先輩」
「全然禍々しくない、ていうよりむしろ空気が透き通ってんだけど、ほんとにいるの?」
「いやホントですってまあ見てください」
 私は鍵を開けて先輩に中をのぞくように促した。先輩は胸を張って腰に手をやり「ふうっ」っとため息を吐くとガチャリとドアを開けた。一瞬固まった先輩だったがそのまま勢いよくドアをバタンと閉めた。
「あんたなんてもの連れてきてんのよ! なんで? 信じらんない!」
「え、そんなにタチが悪いんですか、この前の怪物より?」
「アレ神だよ!」
「ええ!」
「はいこの話おしまい、契約破棄ね、私帰るわ」
「そそそそんななんとかしてくださいよ、がんばればなんとかなるんでしょ」
「ふむ、たとえばよ、私は一流の殺し屋だ、背後に人が立つのも嫌いだし握手もしない、そのかわり悪徳政治家やマフィアのボスであれ、報酬次第で誰でも殺す、でも一国の軍隊と勝負しろといわれてハイと答えるバカがどこにいる」
「そこまでなんですか?」
「神格はそれほど高くない産土の神かなんかだと思うけど、それでも私ごときが下手にご機嫌を損なったら祟り殺されるわよ、秒殺よ秒殺、そして私の一族の女子はみんな代々貧乳の呪いとかかけられかねない」
「それは恐ろしい、ってじゃあ僕はどうすれば」
「知りません、相手が悪かったと思って諦めなさい、幸い祟ってるようではないし、お願い事でもすれば?」
「マジですか」
 私はしばし考えたが思いきってドアを開けた。
「神様お願いします、僕を剱崎先輩の物にしてください、あ、逆だった、まあどっちでもいいか」
「あんたなんてこと言ってんのよ!」
 神らしき女はにぃっと笑うと強烈な光を放った後、パンと弾けて霧散した。
 思わず目を薄めて顔を背けていた私はポカンとしたが、突然後ろから殴られて昏倒した。振り返って剱崎先輩を見上げた瞬間ハイヒールが顔面にめり込んだ。「貴様は今から私の奴隷だ」
「そそそそんな」
 いや待てよ、イッツブランニュー、それも悪く無いかも。ありがとう神様。

972:この名無しがすごい!
18/06/14 20:32:29.73 iyvVI4RV.net
鍵かっこ直しました

973:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 20:45:24.94 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>911
>>917 神様ありがとう 僕に○○様をくれて
只今、二十作品!(`・ω・´)

974:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 20:47:19.38 ecvh2qxJ.net
>>912
予備知識がないと読めない! 一レスで完結しているとは言い難い!
従ってワイの判断でワイスレ杯の参加作品とは認められない!(`・ω・´)

975:この名無しがすごい!
18/06/14 21:10:43.55 ezKtFOKC.net
>>920
>一レスで完結しているとは言い難い!
明智光秀の奴はよくて、こっちはダメなんですか?

976:ワイスレ杯参加作品
18/06/14 21:14:38.62 vuzUJgA/.net
 大通りの喧騒から裏路地に入った一角にその喫茶店はある。知る人ぞ知る名店、とまでは言わないが瀟洒な内装と物静かな店主、お決まりの数名の
常連からはこよなく愛されているなじみ深い、憩いの場である。私もこの店の常連の仲間入りをした、ここ最近の半月程度の話だが。高校からの帰り、
最低でも週に三四日は通うことにしている。男子校であるから、この店へ来るとより解放された心地になる。
「いらっしゃいませ」
「やあ、結衣ちゃん、今日もかわいいね。いつもの一つ、お願いね」
「はい、かしこまりました。クリームソーダをお一つですね」
 そう、看板娘の結衣ちゃんを目当てでこの店に通うことにした。注文を取りに店内を、またはトレイに載せた品を軽々と運び、またはテーブルを拭き、
店主や常連客らと談笑しながらも忙しく立ち働く姿、その一つ一つの動作が、仕草がまるで私にとっては、いたいけな天使のように愛らしい。もちろん、
彼女と私もすっかり気が置けない仲である。
「結衣ちゃん、もしよかったら今度、クラシックのコンサートでも観に行かないか。父の知り合いから、いい席のチケットが偶然手に入ったんだ」
「まあ、これは私の好きなアーティストが多く出演していてあの有名な……、すごい、絶対に行きます」
「結衣ちゃんからこの間借りたCDもすごくよかったよ。特に、ショパンの幻想即興曲は最高だった」
「私もあの曲はとても好きなの。コンサートは次の日曜日ね、楽しみにしてるわ」
 授業中、教師から指されて、あたふたと立ち上がり、見当違いな答え方をして、クラス中から酷く笑われる。今日は特に恥ずかしい思いをした、
教師からもあきれられていた。
このところの空想癖は重症だ。気が付けばいつでも結衣ちゃんのことばかり考えている。最前の空想では私は結衣ちゃんをクラシックの
コンサートに誘って、もしくは借りたCDの話を微笑交じりにしていた。授業が終わり、放課後、友人とそれこそ冗談交じりの話で大いに笑ってから
学校を出て、大通りへ、喧騒から裏路地に入った一角にあるその喫茶店に入る。
「いらっしゃいませ」
 ネームプレートに視線を落としながらぺこりと無言で頭を下げて、窓際の席に座る。「やあ、結衣ちゃん」というか、結衣ちゃんなどと
なれなれしく呼んだことは一度もない。当然、私が結衣ちゃんからCDを借りたなどという事実は存在しない。コンサートに誘うなどの、
もはや偉業に至ってはとんでもない空想の、夢のまた夢である。
「�


977:イ注文は何にいたしますか」 「ク、ク、ク、クリームソーダを」蚊の鳴くような声が喉に絡まりながら微かに出た。 「かしこまりました。いつものをお一つですね」  覚えられていた。私は彼女の中で、いつもクリームソーダを頼んでいる客に印象として残っていた。店内には私の他には 二人の客しかいない。いつも見る顔である、中年のサラリーマン、読書に耽る老人。時折、それぞれに、結衣ちゃんと談笑をしている。 夢の中では私と結衣ちゃんもすっかり気が置けない仲のはずである。しかし、現実は無口な自分である。  結衣ちゃんは大学生であろうか、何年生であろうか、いつまでこの店でアルバイトを続けるのか、できるだけ長く続けてほしい。 聞きたいこと、話したいことは山ほどある。夢の中では私と結衣ちゃんは冗談交じりに、話にも花が咲き、 「やあ、結衣ちゃん、今日もかわいいね。いつもの一つ、お願いね」しかし、現実は無口な自分である。  いつものをお一つですね、その一言を反芻していた。私は「これからもこのお店に通います」と心の中で小さく呟いて応えた。 クリームソーダが運ばれて来た。私は目も合わせられなかった、ありがとうございますさえ言えなかった。テーブルを拭き、 店主や常連客らと談笑しながらも忙しく立ち働く彼女の姿を見ていた。いつか夢が現実になる日が来るだろうか。 結衣ちゃんが私のすぐ隣の席のテーブルを拭いている。声をかけようか、いや、鼓動がやけに早くなり、口の中が渇き、 かすれた弱々しい声しか出ないであろうことが容易に予見された。隣の席には結衣ちゃんがいる。目の端にしっかり、 大事な人を感じている。今はただ、この時間が、少しでも長く一緒に時間を過ごせさえすれば、それがすべてであり、 それだけでいいと思っている。ただ、結衣ちゃんの健康と元気と笑顔と幸せを祈る、無口な一人の客として「これからもこのお店に通います」



978:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 21:23:11.00 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>911
>>917 神様ありがとう 僕に○○様をくれて
>>922
只今、二十一作品!(`・ω・´)

979:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 21:35:15.91 ecvh2qxJ.net
>>921
明智光秀は歴史上の人物である!
石附丙三康商は架空の人物でワイはこのシリーズを長きに渡って読んでいる!
故に言葉が足りない場面や描写が不足しているところを頭で補完して読む可能性がある!
ワイスレ杯は一レスと短いが公平性を堅持する為、今回は参加作品としては遠慮して頂く!
過去には自作のキャラクターを使ってワイスレ杯に挑んだ冒険作もあった!
その作品は一レスの中に人物像がしっかりと描かれ、物語としても完結していたので参加を認めた!
ワイの考え!(`・ω・´)

980:始祖ワイ
18/06/14 21:42:21.10 xsDLu+JQ.net
参加させないことにワイも納得である! 完結しているかどうかは、作者がどういう姿勢で創作に臨んでいるかによる!
>>921
ところで、キミの出したものは、そういった意味で、残念ながら、クソである!
途中で集中力が切れたものや、素人ブログやエッセイのように、ただデタラメに語っているもの、非常に不愉快である!
キミは文学作品なら何を書いてもいいという免罪符をお持ちのようだが、その考えは、はなはだ愚かであり、間違いである!
命を賭して、書く場合のみ、許される行為であり、そして、キミはその自分の命を賭けていない! どうせヘラヘラ、ニヤニヤ笑いながらキーを打っていたのだろう! ちがうか!
エイズについてもググってよく勉強してくるがよい!
改心したあとに、さらなる精進を期待する!

981:この名無しがすごい!
18/06/14 21:48:36.96 0gStIYRB.net
>>925
>>908の作品を言っているのですか?

982:この名無しがすごい!
18/06/14 21:51:04.38 ezKtFOKC.net
某所で何か言われているのを見つけた。、
>キミは文学作品なら何を書いてもいいという免罪符をお持ちのようだが
免罪符があるなら罪は許されているのだから問題ないね。
ただ私の持つ信条がおかしいというのでないならね。


983:免罪符じゃなくて。 それに命をかける何もない。かけてもかけなくてもいいものが書けるならそれでいい。 私は日本のために書いているけどね。 私は免罪符を持っているのか。そりゃ便利だ。



984:この名無しがすごい!
18/06/14 21:59:19.11 WujaLSj4.net
 地下3000mは年間を通して気温が変化しない。昼夜の光の変化もない。そんな僕の心に僕に色をつけてくれたのは君たちだった。僕は家族がいないから、僕は君達の為に戦うよ。[ケース]それが来たときには。そう約束したのにね。
 今朝、ぼんやりとシステムを眺めていると、朝早くから外の世界が慌しさを増した。攻撃がは始まったのだ。ネットワークで連携していた仲間たちがどんどんfailマークに変わっていく。
 最近まで5だった警戒準備レベルが短時間のうちに2にまで引き上げられた。暗いサイロの中で9年と11ヶ月。僕はあるケースのために配備されていた。僕は時計の進行を感じながらなんとも切なくなった。
 本来ならあと3時間で、敵国の条約履行と共に退役だったのにな。僕はマシンといえども元々は人間だった。その思いにすがって生きてきた。現代の技術をもってしても
産み出せない僕の体の秘密は博士が墓場まで持っていったんだっけな。ついに信号が発せられた。その信号は人に理解できる言語に変換されて僕の脳内に響いた。[警戒準備レベルが引き上げられました、すべての準備レベルは破棄されました、実行です]
 君達がここに住み着いて3回目の春が来たね。もちろん僕にとって春というのは平坦な時間のあるタイミングにすぎないが、そんな事を考えるのも元は人間だった証なのかもしれない。僕の生体部分に送られる
パイプが老朽化して、そこから漏れる液体に目をつけた君達は、この地下3000mの空間で繁栄に成功した。甲高くて短い声を連続して発する君たちを僕はチューと名付けて愛した。そしてまた今朝、新しい命が生まれたばかりだというのに……。
 皆を連れて逃げて。まもなくここには住めなくなる。一刻も早く逃げるんだ。そう叫びたかった。しかし私には破壊レベルの音波を発生させる事は出来ても通信としての音声機能はない。
 コミュニケーションは通信に限られている。その通信ができる仲間も既に居ないのだ。僕は1人だ。人間用の音声アナウンスが響くのをセンサーが拾った。【自動報復装置が起動しました、打ち上げまで20秒です
総員退避してください17、16】僕の体内に様々な物質と情報が注入され始めた。神経がちくちくする。マシンの僕がそんなわけないのに、頭が痒い。はやくみんな逃げて、死んじゃうよ。
【10秒、9、8】何してるの! 走って!【7、イグニッション、エンジン正常、6、5】お願い、逃げて、お願いだから……。【4、3、最後のリフトオフです、神のご加護を】サイロの中がオレンジ色に照らされて温度が
上昇していくのを呆然と観測した。ロケットの先端に埋め込まれた僕の体はゆっくりと浮き上がり、徐々に加速する。人はこういう時涙を流すんだっけな。僕がいくら叫んでも声など届くはずもなく
君達はまん丸の目をキラキラさせているだけだった。静かに、果てしなく上昇していった僕はやがて重力から解放された。湾曲した地平線が見える。地球は赤かった、神はどこにもいない
 思い出した。僕は物理的に最高位にあり、征服する事のできない物質で作られたヒューマノイド。名前はアダマス。ブースターが切り離され、僕は再突入体に包まる事もなく
裸で再突入を開始した。そこにあるかどうかさえもわからない僕らの敵を破壊しつくすために。

985:この名無しがすごい!
18/06/14 22:00:04.74 WujaLSj4.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品↑

986:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 22:00:38.14 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>911
>>917 神様ありがとう 僕に○○様をくれて
>>922
>>928
只今、二十二作品!(`・ω・´)

987:始祖ワイ
18/06/14 22:05:04.71 xsDLu+JQ.net
>>926
キミはすでに作家として活動しているのであろう! おのれの力を信じて邁進するがよい!
>>927
免罪符を持っているから書いているのだろうという推測、いや嫌味である!
もちろんその免罪符は、キミの思い込みの産物、偽装品である!
で、全く「いいもの」ではないから非常に問題なのである!
人を不愉快にさせること、恨まれることを書いたら、身の危険が生じる! 当然である!
キミにはその覚悟があってのことか、それをおのれに問うてみるがいい! 要はそういうことである!
ではさらなる精進を期待する!

988:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 22:05:26.26 ecvh2qxJ.net
新しいスレッドが必要になるのか!
作品自体を転載するのか!
URLで済ませるのか!
作者が自らの手でコピペしてくれると有難いのだが!(`・ω・´) 無断転載の防止になる!

989:この名無しがすごい!
18/06/14 22:08:13.03 WujaLSj4.net
>>932
僕もスレ跨ぎは面倒なのでそれに賛成します
多数決の音頭をとってください
まず私はノ

990:この名無しがすごい!
18/06/14 22:10:01.74 WujaLSj4.net
前スレのアンカは被る可能性があるのでジスレアンカのみで管理するのがよいかと

991:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 22:11:58.83 ecvh2qxJ.net
1 次スレにワイが作品自体を転載する!
2 次スレにワイがURLで書き込む!
3 次スレに作者が自作をコピペする!
ちなみにどれ?(`・ω・´)

992:この名無しがすごい!
18/06/14 22:12:08.57 WujaLSj4.net
順番もシャッフルされてより公平感が
ない?

993:この名無しがすごい!
18/06/14 22:13:24.69 WujaLSj4.net
2が一番ナチュラルにはなるのかな

994:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 22:16:06.42 ecvh2qxJ.net
2を採用して前作の寸評の時にはレス番号だけで示すことにするか!(`・ω・´)

995:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 22:16:42.55 ecvh2qxJ.net
全作であった!(`・ω・´)

996:この名無しがすごい!
18/06/14 22:20:51.24 WdXp70mt.net
>>935
1 次スレにワイが作品自体を転載する!

997:この名無しがすごい!
18/06/14 22:23:59.42 WdXp70mt.net
2スレ目から、ワイが全部コピペするのが良いと思います

998:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 22:24:29.75 ecvh2qxJ.net
1と2が一票と!(`・ω・´) 残りのレス数が少ないのでスレッドが終わる直前に決める!

999:この名無しがすごい!
18/06/14 22:24:36.00 WdXp70mt.net
>>941
訂正
2レス目から、ワイが全部コピペするのが良いと思います

1000:この名無しがすごい!
18/06/14 22:32:04.10 OOele2S4.net
講評の日曜日にまた来る
そう書かれていたゲスト様がいらっしゃったかと
作者がコピーする場合、コピーされない作品が出てきそうです

1001:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 22:33:13.52 0gStIYRB.net
 3月10日の深夜、私は墨田川の畔を歩いていた。
 仕事の帰り道、忙しく何もできない私にとって、畔を歩きながら夜景を見るのが楽しみであった。
 腕時計を見ると蛍光塗料の針が23時50分を指している。
 もうこんな時間か、そろそろ家に帰らないと。
 すぐ傍にあるのタワーマンションに向かって歩みを進めていると、俯せに倒れている女性を見つけた。
「大丈夫ですか!?」
 私は女性に声を掛けた。
 女性は意識を取り戻し起き上がった。
「ここはどこですか?」
「隅田川の畔ですよ。佃島です」
「佃島? 本当ですか?」
 電燈に照らされた女性の顔は怪訝そうな表情を浮かべている。
「ええ、嘘


1002:じゃないですよ」  女性は不思議な格好をしていた。  上半身はセーラー服なのだが、下半身はモンペに運動靴という出で立ちだ。  まるで戦時中の女子学生を思わせた。  よく見ると頬や白いセーラー服は煤で汚れている。 「どうしてここへ?」 「わたしは空襲で逃げて隅田川に向かって全力で走っていたんです。そしたらいきなり爆弾の爆風で吹き飛ばされて……」 「そうでしたか」  私は女性の言うことが俄かに信じられなかった。  だが、真面目な表情で話している。 「全然、焼けていない! ひょっとして昭和二十年ではないのですか!?」 「今は平成二十九年です」 「へいせい!?」 「昭和は随分昔の話です」 「そうですか、私は違う時代に来てしまったのね」  これは何だかの原因でタイムスリップして現代にやって来たのだろうか。 「良かったら、私の家に来ませんか、服も顔も煤だらけです、シャワーでも浴びて下さい。もちろん下心なんてないですよ」  冗談ぽく言うと、女性はクスッと笑った。  よく見ると細面で鼻が高くて綺麗だ。  昔の女優で言えば原節子と言った所だろうか。  そう言えば去年亡くなった祖母も若い頃は原節子に似ているのよって言われたって言っていたっけ。  30階にある私の部屋に案内すると、使い方を教えてシャワーを浴びさせた。  着替えはちょっと大きいが私のジャージを着てもらった。  実際に着てみるとやはり大きすぎたようだ。 「申し訳ありません。一人暮らしで女性ものの服がないもので」 「いえ、気になさらないでください。お風呂まで頂戴して贅沢は言えませんわ」  女性はバスタオルで髪を拭きながら言った。  その情景が何とも美しく見えた。  上気した女性の頬は私を魅惑した。 「ここから見える夜景はとても綺麗ですね。活動写真で見たメトロポリスを思い出します」 「活動写真?」 「活動写真を御存知なくて?」  私はスマホで活動写真を検索した。  映画の事であった。 「今では映画と言います」 「映画って言うんですね」 「まだ、あなたのお名前を聞いていなかったですね」 「人に名前を聞く前にご自分から名乗らないと」  女性は笑みを浮かべ邪な口調で言った。 「私は野田敬一郎といいます」 「わたしは山野百合子と申します」  山野は祖母の旧姓である。  私はタイムスリップした祖母に会っているのだ!



1003:ぷぅぎゃああああああ
18/06/14 22:35:00.95 ecvh2qxJ.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>911
>>917 神様ありがとう 僕に○○様をくれて
>>922
>>928
>>945
只今、二十三作品!(`・ω・´)

1004:この名無しがすごい!
18/06/14 22:39:44.43 0gStIYRB.net
>>946
不採用だったので、急遽、即興で作った次第です。
エントリーさせてもらって有難うございます!

1005:この名無しがすごい!
18/06/14 22:44:22.80 6Fvsof5+.net
>>935
ワイさんが一番やりやすい方で4649!

1006:この名無しがすごい!
18/06/14 22:49:07.70 6Fvsof5+.net
時は満ちた。我々は導かれし者の手により新たなる旅立ちをする。いざ行かん。希望を背負い新天地へ。あと大体50くらいしたら93へ!

1007:この名無しがすごい!
18/06/14 22:50:03.44 k/dPd8n/.net
3 次スレに作者が自作をコピペする!
でいいと思います
積み残しの作品については2の対応でいいんじゃないでしょうか

1008:この名無しがすごい!
18/06/14 22:52:14.10 k/dPd8n/.net
>希望を背負い新天地へ
自分のエントリー作品を背負ってねw

1009:この名無しがすごい!
18/06/14 23:00:54.76 rfurDGR/.net
>951
レス番が狂って混乱の元になる上に、複数投稿だとIDが被ってバレるので反対

1010:この名無しがすごい!
18/06/14 23:07:46.00 k/dPd8n/.net
>>952
レス番は新スレに貼ったレス番でいいんんじゃない?
IDは時間おいてログインしなおせば変わるし
>作者が自らの手でコピペしてくれると有難いのだが!(`・ω・´)
ということなんで

1011:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/14 23:24:33.17 xz6SgMt7.net
中2の春の事だ。巧君に告白された私は1つの事実に気づいた。
街の灯りにフィルターをされているけれど、本当は私達の上空には満天の星たちが広がっているのだ。それは隣の市のプラネタリウムみたいに。
いやむしろ本物の夜空が青空をスルーしてプラネタリウムに降臨していると言った方が良いかもしれない。こんな事を思ってしまう位、
巧君に告白された時は幸せだった。それは薄曇った夜空の向こうにプラネタリウムを感じてしまうくらいの幸福加減だった。
「夢原が好きなんだ。付き合ってくれないか」「はい、お願いします」夜桜の花弁たちが舞う公園で巧君は野球少年らしく90度の礼をしながら片手を差し出したし、
私はその了承と共にその手を取って、一緒に諸手を上げて万歳三唱をしたい衝動に駆られた。
勿論我慢したけど、銀河的な幸福感に胸をくすぐられて、笑い出したいような感覚がずっと消えなかった。
夏は巧君が映える季節だ。空は絵画的な青になるし陽は白く全てを熱する。球場のフェンスの向こうでは巧君の声が一際大きく響く。彼は補欠だけどチームのムードメーカーだと思う。
たまに代打で出場する巧君の顔は真っ黒で、だからこそユニフォームの白が映える。私はわしっと握った金網に鼻先を近づけて、かっとばせー! と叫ぶ。
この時もやはりどこかでプラネタリウム的な宇宙を感じている。
秋が物悲しいのは私達も例外ではない。夏に真っ黒だった巧君から色素が抜けて、歯の白さも精彩を欠く。一緒の下校時、彼は口元を触らせてくれなくなった。
巧君は菓子パンを買い食いするのが好きで、歩きながらむしゃむしゃとほお張ってはクリームやらパン屑やらの食べ滓を口元に散らかす癖がある。
私は彼のそれに指を差し伸べてぬぐい、ぺろりと舐める。舌先に感じる甘さがとても好きなのだが、秋になると彼はそれをさせてくれなくなった。
元々少なかった口数もぐんと減って、目も合わせてくれない。プラネタリウムの輝きも遠のく。やっぱりキスやエッチを拒んだのが原因だろうか。
パパの男腕1つで育てられた私はことある度に『エッチは責任を取れるようになってからね! どうしてもしたくなったらパパの前に連れてきなさい』と言われてきた。
だからキスはエッチの延長線だと思っている。巧君の口元にも惹かれるけれど、パパのお願いを破って、只でさえ思春期で気まずいのに、
さらにギクシャクとした親子関係に突入する自信がない。
この事は誠心誠意をもって彼に説明してきた。つまり私の主張は『キスもエッチも付き合ってるんだしちゃんと覚悟はしてるけどその前にパパに会って』というものだったが、
何故か巧君はびびった。これはパパが元プロレスラーなのが原因かもしれない。
暮れなずむ公園のブランコに親友の麦ちゃんと並んで揺られていた時の事だ。この事を相談すると、とても困った顔をされた。
彼女の視線はブランコ前の柵と宇宙色の空を交互に行ったりきたりを繰り返す。「ごめんね、夢ちゃん」
長い沈黙の果てに、麦ちゃんは私の愛称を口にして、懺悔を開始した。
実は夏の頃から麦ちゃんと巧君はエッチ友達という関係になっていた。理由は私にキスも許して貰えない巧君が可哀想だったから。
関係は続いているけれど恋�


1012:、感情はない……はずだったが、最近巧君の視線が熱くて困るらしい。夏の頃は麦ちゃんのたおやかな体を抱きながら私の名前を漏らしていた彼が、 最近は麦、麦と呼んでくる…… などと可愛い顔で困りながら全宇宙が崩壊するような事をぽつりぽつりと語る麦ちゃんに、わたしは限界を迎えた。ブランコを降りて彼女の前に立つ。 チェックブラウスの襟元を両手で掴んで引き寄せ、頭突き。これはパパのプロレスラー時代の得意技だ。ビデオで何度も見た。 おでこに衝撃と痛み。それよりも胸が苦しい。頭突きに目を回す麦ちゃんに「信じらんない」と呟いて背を向ける。それから駆け出す。走らないと泣きそうだったからだ。 その後はあまり覚えていない。気がつけば商店街で鰤を買っていた。鰤の本番は冬だというのに、時空を超えてきたような丸丸とした鰤だった。 これで膨らんだ手提げ袋を片手に家に向かいながら、帰ったらこの鰤に八つ当たりしようと思った。憎悪と失望を込めて頭を切断、見事に三枚におろしてやる。 でもこれだけ立派な鰤だ。絶対大変手間取るし、ただでさえ悲しいのに、もっと悲しくなるはずだ。そうしたら盛大に泣こう。泣けなかったら玉ねぎを刻もう。 それから巧君と麦ちゃんに……どうしたら良いか分からない。けれど次の休みは、プラネタリウムを観にいきたい、と強く思った。 銀河とか恋とかが砕けても、プラネタリウムの宇宙がまだあそこにあれば、私は大丈夫……という気がしたからだ。



1013:この名無しがすごい!
18/06/14 23:27:51.08 OOele2S4.net
意見が割れているみたいですし
主催者のワイさんがお決めになられたらいいと思います

1014:この名無しがすごい!
18/06/14 23:38:49.19 k/dPd8n/.net
ワイさんにお任せでいいと思います

1015:この名無しがすごい!
18/06/14 23:39:10.68 TGvpHqP5.net
ですね
より発表しやすい形
発表されたらすぐ観衆と本人がわかる事によって温度差、すなわちタイムラグが無くなっていいと思います
あと、発表の時間は遅くなってもいいので厳密に決める、あるいは一時間前に告知するなどの方法がよいかと思います
「始まってたか!」などと毎回出遅れてる人もパンツ脱いで待つことが出来るのでよりいっそう盛り上がると思います

1016:この名無しがすごい!
18/06/15 00:36:32.23 zwQQ8hqu.net
スピリチュアル系で押します
スピリタス飲んでるのでトランス状態がちょうどいいぜ
どわっはは

1017:この名無しがすごい!
18/06/15 01:35:52.35 zwQQ8hqu.net
 うらぶれた海岸線の観光地。昭和の好景気で乱立した飲食店や元土産物屋の廃墟が草に覆われている国道沿いにあるレストラン。
 ドライブインというジャンルを抜け出して、高級な洋風建築を目指して一時期流行ったものの、時代の潮流に取り残された昭和末期のレストランがあった。無駄に重厚なインテリアと赤い絨毯に
ポトスやカミラといった馴染みの観葉植物が寒々しいを通り越して懐かしいといった印象だ。交通の便だけはいい? のだろうか。マイカー所有率100%に近い田舎ではそう言えるかもしれない。ワインディングロードの途中に突然あるこのレストランに
 少女がやってきたのは夕暮時だった。およそありえない来客に新人の私は戸惑った。しかし迷う事なく窓際の席に一直線に向かって座った少女の「いつもの」という言葉に、子供に対するなんらかの方策


1018:と、接客の間で揺れながら私は言った。 「申し訳ありません、私は最近ここに務め初めまして」  私の顔を見る事もなく、何の興味も示さない少女は言った。 「そう、秋田牡鹿とスルメイカ」  有名な銘柄の日本酒と、アテのような注文に私はは絶句した。水色の軽いワンピースに、入店してきた時は幅広帽子をかぶっていたような気がするが今は見当たらない。髪の長い10歳前後といった少女。他にもおかしな所はある。  海辺の田舎町で、真夏にも関わらず全く日焼けしていない真っ白な肌と、妙な気品だ。 「あ、あの」  反論しようとはしたものの、少女のあまりの堂々たる態度にどう処理したものか考えた挙句、マネージャーが出てくるまで時間稼ぎをする事にした。家出少女なら責任あるマネージャーがどうにかするだろうというズルい考えもあった。  それにいつものを頼むぐらいだから常連で、何か自分にはわからないルールがあるのかもしれないとも思った。そこへ都合よくマネージャーが出社してきた。あわてて説明をする。 「ああ、あのお客さんね、わたしが行くわ」  マネージャーは注文されたお酒を花冷えにすると、スルメイカを添えて少女の席まで行った。 「ようこそおいでくださいました、ごゆっくりどうぞ」  そのVIP扱いに驚いた私は帰って来たマネージャーに質問した。 「あの、あんな子供に大丈夫なんですか?」 「いいのいいの、またへそを曲げられてらっしゃるだけだから」  そこへけたたましく玄関ベルを鳴らしながら男が飛び込んで来た。 「いらっしゃいませ何名……」  男は私にに目を向ける事もなく厳つい顔をして焦るように店内を見回すと、少女に目を留め、早足で歩いて行き対面に座った。  そして頭を低く前のめりになると、小声で言った。 「あの、今回は一体どういった……」  少女はつんと顔を背けて窓の外を見た。焦りの色を濃くした男がいう。 「えと、宿の改装が気に入らなかったとか」  少女は沈黙したままだ。 「ひょっとして庭の松を……」 「婿だ」 「えっ」  少女は男を正視した。 「私が選んだ婿を追い返しただろう」  体を起こしてしばらく絶句していた男は状況を把握したようにまた身を低くした。 「お導きでしたか、それならそうと」 「もういい、好きにしろ」 「そんな事をおっしゃらずに、息子と彼女の交際は許しますから」 「許す?」 「ああ! いえ謹んでお受けさせて頂きます」  少女は再び窓の外に目をやって足をぶらぶらさせると、少女は風景に溶け込むように消えた。私は度胆を抜かれたが、マネージャーはふっと笑った。  男はやれやれといった様子で汗を拭っている。 「あの、マネージャー、あの子は一体」  マネージャーは含み笑いをしながら厨房に引っ込むと、体を反らせて再び顔を見せた。 「菅井旅館の座敷わらし様よ、今回は色々気に入らなくてへそを曲げられたようね」  男が憔悴し切った様子で財布を出しながら私のいるレジに向かって歩いて来た。 「ここで足止めしてくれて助かりました、店長にお礼を言っておいてください」 「は……はい」  そういうと男は1万円を置いて踵を返した。「あの…」そう言いかけた私に肩越しに手のひらを見せると男はそのまま出て行った。  私が唖然としていると、店のエントランスにふっと少女が現れて、いたずらっぽい笑みを浮かべて舌を出した。 そして肩を落として駐車場に去っていく男の背中を追って走って行った。



1019:この名無しがすごい!
18/06/15 01:59:36.71 zwQQ8hqu.net
>>959
ワイスレ杯参加表明忘れました

1020:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/15 02:39:45.66 s6e


1021:HlSQm.net



1022:�郎っ!」ドメニコがナイフを取り出し、男に切りつける。 男はその手をすばやく掴むと、廃油運びで鍛え上げられたケロイドの腕で、ドメニコの腹部に拳を入れた。あっけなく、くずおれるドメニコ。  近くから、バシャッという水音がする。風が沼の湿気を運んでくる。 ドメニコは当分目覚めそうになかった。いや、永遠に目覚めないのかもしれない。沼から這い出してくるものによって。 男はかたわらに立つフェリーチェの視線を避けるように、顔を背けた。女と碌に面と向かったこともなかった。逃げるように再び闇にとけようとする。 「待って!」フェリーチェが腕をつかむと、男の身体が一瞬おののく。 「ブロンドでも、お馬鹿とは限らないのよ」そう言うと、彼女が前にまわる。 甘い花の匂いが漂う。男の胸に手のひらを置くと、静かに口にした。 「わかるの。ここに、私の欲しいものがある。この胸の奥に輝く宝石が……」 彼女は、男のいびつなまなこを見つめた。男は吃音のある喉で「う……あ……」と呻く。目の前に、みたこともない美しい天使がいる。 フェリーチェは、男のぐしゃぐしゃとした頬に指をそっとはわせると、濡れた唇で男の口を覆った。唇からため息にも似た言葉が漏れる。 「私の部屋に来て……」 震える男の手に、ぐっと力が入る。 夜は真っ黒な闇ではなく、女の瞳と同じ深い紫色を呈していた。



1023:ぷぅぎゃああああああ
18/06/15 04:38:07.09 tyNJYneL.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>911
>>917 神様ありがとう 僕に○○様をくれて
>>922
>>928
>>945
>>954
>>959
只今、二十五作品!(`・ω・´)

1024:ぷぅぎゃああああああ
18/06/15 04:39:36.48 tyNJYneL.net
第四十六回ワイスレ杯参加作品
>>962
>>961
只今、二十六作品!(`・ω・´)

1025:第四十六回ワイスレ杯参加作品
18/06/15 04:55:12.00 6vyPrJgd.net
 妻が家を出てからどれくらいになるのだろうか、ふとそんなことを考えていた。気がつけばすれ違っていたふたり。いまは連絡もとれない妻を、私はただ待っているしか方法がなかった。
 クリスマスイブの夕暮れ。家々の庭に飾られた電飾が光を放ちはじめる。雪だるまをかたどったもの、サンタとトナカイとソリを描いたもの、英語でメリークリスマスとだけ綴ってあるもの。
 工夫を凝らし、それぞれ家庭の幸福を誇るかのように輝きを見せる。私は暗いままの我が家の庭を見てため息をつき、思わず言葉をこぼした。
 どうしてこんなことになってしまったんだろう。
 そもそもクリスマスイブなんかに仕事を入れてしまったのがいけなかった。忙しさに我を見失い顧みることを忘れてしまっていたのかもしれない。
そんなつもりはなくとも、結果ぞんざいに扱っていたのだろう。
どこに原因を探したとしても、いまのこの状況を生み出してしまったのは私の過ちによるものだ。
 失ってしまってから無くしたものの価値に気づく自分の迂闊さを、私は悔いた。
「あなたって本当にだらしがないんだから」
 妻は私によくそう言っていた。
「無くしてからじゃ遅いんだからね」
 思い出される妻の言葉はいつも小言ばかりだった。
言われる度に聞き流していたそんな言葉を、もっと真面目に聞いておけば良かったといまはそう思う。
 隣の家からは夕食の匂いが漂ってくる。クリスマスパーティーが始まったのか、時おり楽しげな笑い声が漏れ聞こえてくる。
「確か小学生のお子さんがいたっけな」
そんなことを考えながらタバコに火をつけた。
 食卓に並ぶご馳走とそれを囲む家族の風景。
端整な顔立ちの旦那さんと美人の奥さん。そして利口そうな顔をした男の子。
幸せの肖像に、私たち夫婦とまだ見ぬ我が子のイメージを塗り重ねてみる。
 妻は隣の奥さんを羨ましいといつも�



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