17/09/16 09:47:06.02 lKtC+4Wg.net
こんな迷走した状態で終盤近くになって数奇が凛に惹かれている自分に気が付いたり、
凛が「昔から好きだった」という告白めいた行動に出ても唐突な展開が重なっているという印象を受けるばかりで
読者の混乱を重ねるばかりにしかなっていない点も頂けない。
主人公が憎まれ役となってでも野球部に尽くす部分と、数奇に昔から想いを寄せていた凛の行動がまるっきり噛み合っていないのであ る。
こうも話の軸がブレブレでストーリーに取り留めが無い作品というのもちょっと珍しい。
文章自体は下手では無いの だけど、ストーリーが主題が定まっていない事から迷走しっぱなしで、
読者に「今、誰が何をしようとしているのか?」「主人公やヒロインが何を動機とし、何を目的として動いているのか」が
さっぱり伝わらないまま作者が「あっちも書きたい」「これも書きたい」と行先が決まらないままフラフラと
思い付いた要素を書き連ねているだけ、という印象しか受けない作品であった。
作者が「読者にこれを見せたい」という焦点を絞り切れていないとこうも読後感がボンヤリとしたものになる、という見本。
正直、あまりお勧めしない。