17/09/16 09:45:22.56 d07R0uZQ.net
序盤の展開で「あー、主人公が嫌われながらも控えの選手を鍛え上げようとしているのか」と思わされたら、
何故か話は急に新マネージャーとして入部した凛が「七眼姫」と呼ばれ、生徒会と揉めている姿が描かれ、
「おや、主人公自身もこっそり投球練習して現場に復帰する事を狙っているのか」と新しい展開に期待してたら
何故か話の中に「主人公は小学校の頃『大車輪』と呼ばれ、それを何故か凛は知っていた」という全く別の要素が放り込まれてくる。
読者は迷走するストーリーに右へ左へと振り回されて「結局、今何がストーリー上で語られ、問題になってるんだっけ?」と
軸の無い筋書きに集中できないままページをひたすら捲り続ける羽目となる…言っておくが、これは非常に辛い。
もう一つ問題なのは背景の説明不足であ る。
序盤の方で主人公の数奇が部内で嫌われ、浮いている事は示されるのだけれども、
「なぜ主人公は敗戦の理由を一人で背負いこもうと思ったのか?」
「進学校と言う事で恵まれない環境の中頑張ってきた三年生の夢を台無しにしたから、というが
その三年生への極端な想い入れは何が理由となっているのか」
という数奇が「嫌われエース」と呼ばれる現状を抱えるに至った理由が読んでいて全然見えてこないのであ る。
なので数奇が何を目指し、何を動機として動いているのかが理解し辛い。