17/06/25 16:36:24.01 4GJf+FNr.net
「きさまらがなにをしたところですべては無駄よ。すでに、きさまらの時代は終わったのだ。
これよりローエングラム元帥が全人類社会の権力を掌握なさり、新たな時代を築くのだ。
その過程で旧時代の汚物はすべて一掃される。生まれながらにして特権を持っていた輩はその家門ごと、歴史の掃き溜めに捨てられることになるだろう。
いまは政府の中枢で権力の座にあるマリーンドルフ伯爵家も、やがてリヒテンラーデ公爵家に対して行われたように、利用価値がなくなれば一夜にして一族郎党根絶やしにされるのだ。
きさまら貴族やその追従者が守ろうとするものなどなにひとつとして残さない。
あらゆる手段を尽くして、黄金の獅子の御旗の下、われわれが破壊しつくす。なにひとつの例外も存在しない。
だから、きさまが払った膨大な犠牲は、元帥閣下の歩む道の舗装する材料の一部としての価値しかない。そのことをせめてもの慰めに死んでいくといい」
叛乱を起こした貴族に仕えていた死にかけの忠臣に、こんなことを言うとか狂気しか感じない。
クレメント少佐の過去は同情に値するが、さすがにこれはあかん。