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高濃度の検査薬誤投与で80歳女性が重症 立正佼成会付属佼成病院で医療ミス
2011.10.12 22:49 [医療事故・事件]
立正佼成会付属佼成病院(東京都中野区)で、都内の女性(80)が高濃度の検査薬を誤って投与され、消化管が壊死(えし)して緊急手術を受けていたことが12日、分かった。
女性は別の病院に入院中で重症という。警視庁は業務上過失傷害の疑いがあるとみて、病院関係者への事情聴取などを始めた。
同病院によると、女性は9月22日、胃がんの内視鏡検査を受けた際、男性内科医(34)から原液を水道水で薄めた約23%の高濃度の酢酸を検査薬として体内に散布された。
本来は1・5~3%の濃度が適切だったという。
女性は直後に嘔吐などの症状を訴えたが、内科医は薬を処方して帰宅させた。女性は同日深夜に症状が悪化。別の病院に緊急搬送され開腹手術を受けた。
会見を開いた神保好夫院長は「すべての責任は当院にあり、おわび申し上げます」と謝罪した。