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東急不動産(仮称)ブランズシティ久が原計画 「奇跡の森」が消えた 朝日新聞2015年01月18日
貴重な樹木については、強制力はないものの、区が保護樹木に指定することで、伐採に歯止めをかけられる。
ただ、指定には所有者の同意が必要だ。区によると、この林では前所有者と交渉できなかった。
都市における良好な自然的景観を維持する目的で、都市計画法に基づく「風致地区」に指定することも考えられる。
指定されると、樹木の伐採などに許可が必要となり、建物の高さなどに制限がかかる。
財産権に影響が出るため、指定に住民の納得を得ることは難しいのが実情だ。区によると、平成以降に23区での指定はないという。
(重政紀元)
■「樹木は公共財 世界的な潮流」
横浜国立大名誉教授で地球環境戦略研究機関国際生態学センターの宮脇昭センター長(植生学)の話
人の手が入っていない森林は都心では貴重だ。金には換えられない価値があっただけに、開発されてしまったのは本当にもったいない。
関東大震災で緑が残った地域の人々が多く助かったように、首都直下地震など防災対策でも重要なものだった。伐採を許してしまった行政の責任は重い。
ドイツの自治体では樹木は公共財という考えで、個人所有のものであっても厳しい規制がある。こういった考えは世界的な潮流だ。
日本でも、あとで緑化をすれば、開発を許すという考えはやめるべきだ。