16/12/27 02:27:35.59 smZhw4yd.net
ユルゲンにせよランツェにせよ、祖先の因果が今になって祟ってる感じではある
ユルゲン主観で見れば、過去に破れたツェント候補が魔力のない土地で魔力を用いた統治を行い始め、
泣きついてきたのでこちらを脅かさない範囲で縛り付けつつ、魔力を保つ血統を絶やさないようにしてやった、
みたいな感じになるのだろうが、ランツェ主観だと祖先を国外に追いやり、弱みを握っているのをいいことに
現在に至るまで搾取を続ける非道の国、みたいになるんかもな
ユルゲン側から見れば紛れもなく侵略者だし、ランツェ側からすれば打倒すべき搾取体制
住む所が違えば何が正義かも変わってくるよねっていう
作品的にはユルゲン主観なのでランツェのやり方は許容できないけど、ランツェ主観の物語なら読者もまた
受け取り方が変わってくるんだろう