純文学5誌総合スレ 第158巻目at BOOK
純文学5誌総合スレ 第158巻目 - 暇つぶし2ch996:死狂幻調教大師S.A.D.@月と六ベンツ
25/10/06 02:47:50.27 dIVROuwk.net
精神も身体も絶望ではなく快復の希望を造ること。神経科のようにな。

997:死狂幻調教大師S.A.D.@月と六ベンツ
25/10/06 02:49:14.83 dIVROuwk.net
神学部など永劫回帰させませんか。

998:吾輩は名無しである
25/10/06 03:20:08.94 PjKelEGY.net
米国美人ラッパー「イェーイェー私のオマンコは24時間びしょ濡れ。あーマンコマンコ」大ヒット5.4億再生 [881676371]
スレリンク(poverty板)

999:吾輩は名無しである
25/10/06 06:13:42.77 d1XLfNVm.net
王谷晶さん『ババヤガの夜』ラムダ文学賞受賞ならず 日本人作家として初ノミネート
10/5(日) 10:54配信
日テレNEWS NNN
URLリンク(news.yahoo.co.jp)

アメリカの文学賞である『第37回ラムダ文学賞』の受賞作が日本時間5日に発表され、作家・王谷晶さん(44)の小説『ババヤガの夜』は惜しくも受賞とはなりませんでした。

【動画】日本人初のダガー賞 作家・王谷晶さんが若者に伝えたいこと

1000:吾輩は名無しである
25/10/06 06:13:52.57 d1XLfNVm.net
ラムダ文学賞は、1989年に創設された性的マイノリティーに関する作品を対象にしたアメリカの文学賞です。

『ババヤガの夜』(翻訳:サム・ベット)は〈LGBTQ+ミステリー部門〉最終候補作に選出され、王谷さんは日本人作家として初めてノミネートされていました。同部門ではKatrina Carrascoさんの『Rough Trade』が受賞しました。

『ババヤガの夜』は、暴力を唯一の趣味とする主人公・新道依子が、暴力団会長の娘の護衛を任されたことから始まるバイオレンスアクション。2人の“名前をつけられない”曖昧で親密な関係を描いています。

王谷さんは今年7月、イギリスの名門ミステリー文学賞である『ダガー賞』の翻訳部門を日本人として初めて受賞し、話題となっていました。

1001:吾輩は名無しである
25/10/06 06:14:18.95 d1XLfNVm.net
佐賀の新文学賞、6人を選出 出版社側が「ドラフト会議」
10/5(日) 18:16配信
共同通信
URLリンク(news.yahoo.co.jp)

日本ドラフト文学賞の最終選考会で、出版社などと契約した有馬桓次郎さん(左から3人目)ら=5日午後、佐賀市の佐賀新聞社

 直木賞作家の今村翔吾さん(41)が代表理事を務める一般社団法人ホンミライと佐賀新聞社が新たに創設した「日本ドラフト文学賞」の最終選考会が5日、佐賀市の同社で開かれた。出版社など4社の担当者がプロ野球のドラフト会議のように、最終候補12作品の中から指名。選ばれた作品の応募者6人が、その場で契約書にサインした。出版や協業に向け交渉していく。

 1巡目で3社が指名した東京都日野市のペンネーム有馬桓次郎さん(49)の作品「富嶽を駆けよ」は、抽選で「朝日新聞社・朝日新聞出版」に決まった。

 日本ドラフト文学賞は昨年、即戦力となる作家の輩出を目指して創設が発表された。

1002:吾輩は名無しである
25/10/06 06:16:50.61 8Hao7XD7.net
[麻布競馬場]タワマン文学の旗手、家を買う 物件探しは地獄そのもの
By 麻布競馬場 作家
Read time:
12min
2025.10.2
イラスト=副島 あすか
日経ビジネス
URLリンク(business.nikkei.com)

この記事の3つのポイント
30代で唐突に家が欲しくなった
物件探しは地獄そのものだ
「人生の夏」がいつかは自分で決めたい

タワマン文学の旗手で兼業作家の麻布競馬場さんが、なんと家を買いました。果たして、どんな経緯で、どんな家を選んだのでしょうか。そして「家探しは地獄」の真意とは……(編集部より)

「ゼロで死ぬ」に共感する港区おじさん
 「このあいだ、『DIE WITH ZERO』読み返したんだけどさぁ」

どういうわけか最近、何人かの港区おじさんから同じセリフを聞いた。2020年に刊行されて以来、『DIE WITH ZERO』(ダイヤモンド社)は押しも押されもせぬベストセラーとして版を重ね続けてきたし、多くのビジネスパーソンが「人生観に影響を与えた一冊」として挙げる名著だ。

 「アリとキリギリス」という童話がある。夏のあいだもせっせと食料を集めていたアリが無事に冬を越す一方、素晴らしい季節を謳歌して遊び惚(ほう)けていたキリギリスは餓死するという童話は、世間一般的には「アリのごとく勤労と貯蓄を尽くし、厳しい冬を生き残りましょう」と読むべきであるとされている。

1003:吾輩は名無しである
25/10/06 06:17:20.19 8Hao7XD7.net
しかし、『DIE WITH ZERO』はその冒頭で、挑発的にこう問いかける。

 「アリはいつ遊ぶことができるのだろう?」

 きっと来年も、アリは「去年のように生き延びたい、キリギリスのようになりたくない」という、恐怖と優越がごちゃ混ぜになった感情に駆り立てられ、一切遊ぶことのない夏を過ごすだろう。でも、それって幸せなことなんだろうか?

 預金額を増やすことばかりに必死になり、それを自分や誰かのために遣わない人生に意味はあるのか?

お金を無駄にすることをあまりに恐れ、歓びを永遠に先延ばしにすることは、実のところ人生そのものの無駄遣いなのではないか?

 生きているうちにお金を使い切るという最高効率状態、すなわち「ゼロで死ぬ」を目指そう。人生最後の日に向けて、お金、時間、エネルギー、経験なんかの収支計画を立て、勇気を持ってそれを実行しよう。それが本書のメッセージだ。

1004:吾輩は名無しである
25/10/06 06:17:42.83 8Hao7XD7.net
虫よりは長く生きるだろうが、人間の命だって永遠ではない。そのうえ、生きるか死ぬかというのは身体機能の話だけではない。今年の夏だけでも、まさしく人生の盛夏にあった有名経営者たちが「ビジネス版文春砲」みたいなものを撃たれ、ビジネスパーソンとしての人生が絶たれる瞬間を僕は何度も目撃した。

 「あれ見ちゃったらさぁ、もう『どう生きるか』より、『どう死ぬか』ばっかり考えちゃうようになってさぁ………」

 「分かるよ、俺だっていっそ、全盛期に背中から撃たれて死にたいもんなぁ……」

 「はぁ……」

最近、こんな会話を何度も聞いた。30代で売り出した頃は「世界を変える若き革命児」だなんて賞賛され、照れ隠しみたいに「港区おじさん」を自称していた彼らも、気付けば40代半ばを過ぎ、紛(まご)うことなきおじさんになった。全員が上場や大規模M&Aに辿り着けるわけではないし、かといってビジネス以外に魂を燃やすべき何かを見つけられるわけでもない。後進に次から次へと捲(ま)くられ、もう頑張る気力はどんどん減ってゆくが、それでも今ここにある人生を、それなりに成功してきた人生を、今更すべて投げ出すことはできない。

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1005:吾輩は名無しである
25/10/06 06:20:24.23 uwmkuoI7.net
作家・林真理子の挑戦!「年を重ね、人は変われる」大学理事長と小説家としての現在地
コメント3件
10/5(日) 21:15配信
HALMEK up
URLリンク(news.yahoo.co.jp)

日本大学初の女性理事長と作家を両立する忙しい毎日
HALMEK up

直木賞作家の林真理子さんが、日本大学初の女性理事長に就任したのは2022年7月。大学の業務に追われる中、2年ぶりの単行本小説『皇后は闘うことにした』を刊行しました。林さんの小説にかける思いや、多忙な日々の息抜き法を聞きました。

■【有名人のホンネ】波乱万丈…生き方をラクにするヒント

林真理子さんのプロフィール
はやし・まりこ 1954(昭和29)年山梨県生まれ。日本大学芸術学部卒業。82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーに。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞。18年紫綬褒章受章。20年菊池寛賞受賞。近著に『小説8050』『奇跡』など。

今の心境はまさしく「真理子は闘うことにした」
genzoh / PIXTA

1006:吾輩は名無しである
25/10/06 06:20:58.90 uwmkuoI7.net
日本大学理事長に就任してから「小説を書く時間は全然なかった」と林真理子さんはいいます。

「毎日のように大学に出勤して会議に追われ、土日もオープンキャンパスとか交流会で本当に忙しくて。とても小説に手をつけられませんでした。小説家というのは職人と同じですから、頭と手を動かしていないとどんどん錆びてしまう。“このまま書かないでいたら、私は忘れられちゃうんじゃないかな”という不安もありました」

そんなとき、理事長就任前に小説『李王家の縁談』のスピンオフとして書いた短編がいくつか塩漬けになっていて、「あと2つ書いたら本になる」と編集者から励まされたそう。

「最初はリハビリのような気持ちで、ゴールデンウィークと夏休みを使って書いてみたら、本当にスルスルと筆が進んで、すごく楽しくて。“ああ、まだいけるな”と思えました」

1007:吾輩は名無しである
25/10/06 06:21:23.73 uwmkuoI7.net
こうして完成したのが、皇室を舞台にした5つの短編からなる『皇后は闘うことにした』。

「タイトルの皇后を、美智子さまじゃないかと思う方がずいぶんいるみたい」という表題作の主人公は、大正天皇の后、貞明皇后。わずか15歳で天皇家に嫁ぎ、重圧に耐えながら4人の皇子を生み、やがて皇后として激動の時代をたくましく駆け抜けていく姿を描いた力作です。

最後の一編「母より」は、貞明皇后と嫁である秩父宮勢津子妃の葛藤がテーマ。林さんならではの細やかな筆致で、雲の上の人と思われていた皇族たちが、とても人間らしく魅力的に感じられます。

皇室関係の本や資料をむさぼるように読んできた
「私は一種のオタクと言っていいくらい昔から皇室が大好きで、皇室関係の本や資料をむさぼるように読んできました。いつから興味を持ったのかなと振り返ると、美智子さまのご成婚。

1008:吾輩は名無しである
25/10/06 06:21:47.72 uwmkuoI7.net
保育園児だった私は、記者会見を見て“こんなキレイな人がいるんだ”と衝撃を受け、おもちゃの車に友達を乗せ『ミチコさまのお通ーり』と引っ張って遊んでいました。以来興味は薄れることなく、今も私の本棚にはずらりと皇室にまつわる本が並んでいます」

そんな“皇室オタク”の林さんにとって、近年の偏った皇室報道やネットでのバッシングは見るに堪えないそう。

「愛子さまは確かに気品があって素晴らしい内親王です。だからといって秋篠宮家の方たちを比較して叩くのは失礼なこと。『小室さん問題』がいまだに尾を引いているんでしょうが、お立場上、何も反論できない方々について好き勝手書くのはよくないと思います」

年を重ねていろんなことが起こると、人間って変われるんだなと思います

1009:吾輩は名無しである
25/10/06 06:22:09.84 uwmkuoI7.net
2023年夏、日本大学のアメリカンフットボール部で違法薬物事件が起きた際は、大学の対応の甘さが問題となり、理事長である林さんもマスコミやSNS上で矢面に立たされました。

「全然わかっていないのに、なんでこんなひどいことを言うんだろうと思うこともありますよ。でも理事長は法人のトップですべての責任を取る立場ですから、批判はちゃんと聞いています。事件が起きたときすぐ情報が入ってこなかったのは私の責任ですし、もっと私が強くならなきゃいけないんだと反省しました。

若い頃は、自分くらいちゃらんぽらんな人間はいないと思っていましたけど、年を重ねていろんなことが起こると、ちゃんと立ち向かっていかなきゃいけなくなる。人間って変われるんだなと思います。まさしく『真理子は闘うことにした』わけです」

1010:吾輩は名無しである
25/10/06 06:22:39.17 uwmkuoI7.net
週1回のバレエヨガ教室が息抜きの時間
そんな忙しい日々の中、貴重な息抜きになっているのが、週1回通うバレエヨガ教室。マットに寝転がりながらゆっくりバレエの動きをし、4時間かけて全身をストレッチしていくそう。

「みんなお菓子を持ってきていて“もぐもぐタイム”があり、先生のお話を聞きながら体を動かしていると気持ちがよくてだいたい寝ちゃう。ゆるい教室で楽しいからほぼ皆勤賞です」

マンモス大学の理事長として、作家として今年も奮闘する日々が続きます。

※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年3月号を再編集しています。

『皇后は闘うことにした』文藝春秋刊/1870円
九条家の子女・節子は15歳で嫁いだ。のちの大正天皇の后(貞明皇后)である。夫は妻を顧みないにもかかわらず子ばかりが生まれ、節子は悲しみに歯を食いしばる―。表題作「皇后は闘うことにした」をはじめ、さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編集。

『李王家の縁談』

文春文庫/792円
美貌と聡明さで知られる梨本宮伊都子妃。愛娘を皇太子妃にと望むが叶わず、朝鮮の王世子との縁談を思いつく。娘の幸せを願い奔走するが……。明治から昭和にかけて波瀾の生涯を送った女性皇族の視点で、華麗な世界と高貴な者の知られざる内面を描く歴史小説。

取材・文=五十嵐香奈(ハルメク編集部)、撮影=中西裕人

1011:吾輩は名無しである
25/10/06 06:23:22.98 fnHCazT7.net
74歳で挑戦した小説が15万部のベストセラーに 映画監督で作家の松井久子さんが明かす成功の秘訣と「70代の性をテーマにした理由」
コメント2件
10/5(日) 11:08配信
デイリー新潮
全3回の3回
URLリンク(news.yahoo.co.jp)

 還暦過ぎたら余生は隠居? いやいや、齢(よわい)60前後=アラ還で世に出る形になった人もいる。俳人の夏井いつきさん(68)、紅白歌手の秋元順子さん(78)、映画監督で作家の松井久子さん(79)。ノンフィクション・ライターの西所正道氏が三人の「花開くまで」をつづる。

【写真を見る】76歳で再婚! 夫・子安宣邦(89)さんとのラブラブな2ショット

 ***

 第1回【「浜田雅功さんも“俳句なんてつまんねー”と思っていたはず」 56歳でブレイクした夏井先生が明かす、俳句に捧げた人生】では、56歳で「プレバト!!」(TBS系)に出演しブレイクした夏井いつきさんに、俳句に捧げた人生について語ってもらった。

 第2回【61歳で紅白初出場の歌手・秋元順子さんが明かす「奇跡を起こせた理由」 結婚、子育てを機に歌手活動を封印した過去】では、61歳で紅白歌合戦に初出場し、紅組初出場歌手最年長記録を更新した、歌手の秋元順子さんに「奇跡を起こせた理由」や波乱万丈な半生について明かしてもらった。

1012:吾輩は名無しである
25/10/06 06:23:51.47 fnHCazT7.net
俳句、歌と、その道一筋に歩んできた二人と対照的なのは、最後に登場いただく映画監督・作家の松井久子さんだ。

「私は、これが一生の仕事と思ったことはなくて、何かに一生懸命挑戦するうち、次にやるべき仕事が見えてくるタイプのようです」

50歳で映画監督に転身、74歳で小説に挑戦
 松井さんのキャリアを振り返ると、目を見張るのは50歳で映画監督に転身してからの道のりだ。中でも55歳の時に公開した2作目「折り梅」は自主上映会を重ね2年間で100万人を動員。「映画界の奇跡」と言われた。さらに74歳で小説に挑戦。70代女性の性愛を題材にした『疼くひと』は、単行本・文庫を合わせて15万部を売り上げた。

 変転しながら、いかに「次」を見つけたのか。

 振り出しは、結婚後に始めた雑誌ライターである。

1013:吾輩は名無しである
25/10/06 06:24:30.38 fnHCazT7.net
「週刊平凡」や「anan」などで、高倉健や中村雅俊ら俳優をインタビューすることが多かった。その縁もあり、33歳の時、俳優で声優の荻島真一さんからマネジメントしてほしいと依頼を受け、会社を設立。シングルマザーとなった松井さんは、子どもを育てながら、高橋惠子、酒井和歌子、長谷川初範らのマネージャーとして活躍した。

「私はリミッターを設けない」
 再び転機が訪れたのは80年代半ば。当時、テレビの各局が2時間ドラマを放映し始め、松井さんも仕事柄、これらを見るようになる。すると、あることに気付く。

「女性視聴者が多いのに、作っているのは男性ばかりの時代でした。だから女性視点の企画を考えた。すると何人かのプロデューサーが面白がってくれて、以来、ドラマの企画制作に携わることになったんです」

 47歳の時、アメリカ在住の戦争花嫁を題材にしたドラマを提案したが相手にされず、では映画化だと考え、資金を集め、大御所の新藤兼人さんに脚本と監督を依頼しようとした。周囲は無理だと言ったが直接思いの丈をぶつけると、脚本は承諾。しかし「監督はあなたがやりなさい」と強く勧められた。そこでひるむことなくやってみるのが松井さんである。

「私はリミッターを設けないんです。元来のずうずうしさもあるんだけど(笑)。いざ監督をやると、俳優への対応など過去の仕事の経験がすべて役立ちましたね」

「70代のセクシュアリティー」をテーマにした理由
 製作後の展開も型破りだ。全国の自主上映会に招かれて会場に出向くうち、多くの観客を得ていった。

「それが楽しいんです。1作目『ユキエ』の上映会に携わった人のところに、2作目『折り梅』ができたら再び行ける。一緒に温泉に入ったこともあります。私はそうしてできた全国の友達を訪ねて歩くというやり方をしてきました。『折り梅』では認知症をテーマにして、介護に当たっている人の身の上話をたくさん聞きました。100万人も観てくれて、多くの介護者を救ったとも思っている。あまりお金は残らないけど」

 その後ドキュメンタリー映画を撮影していたが、コロナ禍で身動きがとれなくなる。そんな時、旧知の社会学者・上野千鶴子さんに小説の執筆を勧められる。

1014:吾輩は名無しである
25/10/06 06:24:55.53 fnHCazT7.net
「映像にできないテーマを考えた時、70代のセクシュアリティーを思い付いたんです。生きる上で本質的問題だと思うんだけど、みんな触れようとしない。私たちの世代は性に対してタブーが多く、潜在意識にフタをしていますよね。私はずっと、自分と同世代とか同じ価値観の人に向けて企画を考えれば、必ず共感してくれる人がいると思って作品を作ってきました。だから小説を書く時も同じことを考えました」

 最初は練習のつもりで書き始めたという。発表する考えはなく、これは友だちにも息子にも見せられないな、と思っていた。

「でも最後まで書いたんだからと、上野さんに紹介された編集者に読んでもらったら、ぜひ出版したいと。正直、“えっ、どうしよう……”と思っちゃった(笑)。でもだんだん世間の反応を見たい気にもなってきて」

76歳で89歳の夫と再婚
 デビュー作は版を重ねた。読者には男性が一定数いるというのも興味深かった。

「年を取って、“男”でなくなった、“女”でなくなったと思いたくないってことなんです。みんなときめきを求めているんだって」

 その後、松井さん自身がときめく展開が待っていた。

 次作で「老い」をテーマに書く取材過程で、思想史家の子安宣邦さんと知り合うのである。そして翌22年に結婚。子安さん89歳、松井さん76歳。ともに再婚だ。

「少女時代“よき妻、よき母になれ”と親に教えられました。でも私は離婚した。今度こそよき妻になれと神様に言われている気がしたんです。(子安)先生は無理なくそう思わせてくれた。この人にいかに元気で長生きしてもらうか。それが私の使命だと思えたんです」

2022年、二人をモデルにした2作目『最後のひと』を出版。アンサーソングのような形で子安さんが今年10月に『生き直し』を上梓する。

 松井さんは今後、老いの結婚生活を送る中で湧いてきた問題意識から、作品を書いていくかもしれない。

西所正道(にしどころまさみち)
ノンフィクション・ライター。1961年奈良県生まれ。京都外国語大学卒業。著書に『東京五輪の残像』『「上海東亜同文書院」風雲録』『絵描き 中島潔 地獄絵1000日』など。

「週刊新潮」2025年10月2日号 掲載

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