22/10/24 14:48:08.83 CZ/osioH.net
「マルクスその可能性の中」では、
1空間的に離れた場所どうしの価値体系の差異から
剰余価値(柄谷は「利潤」と言い換えている)が生じる、
そして、
2時間的な隔たり(これは現在と未来の隔たりということだ)による価値体系の差異から
剰余価値が生じる、としていた。
1は、商人資本形式のイデオロギー、2は金融資本形式のイデオロギーといえるだろう。
かつてジジェクはアントニオ・ネグリについて「じつは資本主義者に過ぎない」というような評価をしたものだったが、
おなじようなことで、柄谷行人とは、マルクス主義を隠れ蓑にした資本主義者なのではないか。