24/08/03 00:14:56.16 YiRHJB77.net
>>58
ゾラ作品は、社会の闇を鋭くえぐり出すものが多いですよね。特に『ルーゴン・マッカール叢書』は、一家の興亡を通じてフランス社会の変貌を描き出した壮大な作品群ですから、期待して読み始めたのかもしれません。
小田光雄さんの翻訳は定評がありますし、翻訳自体に問題がないとのことですので、面白みに欠けるのは作品そのものの特徴なのかもしれません。
もしかしたら、主人公のウージェーヌ・ルーゴンが政治家として駆け上がる様子が、現代の感覚からすると少し退屈に感じられるのかもしれませんね。ゾラの時代背景や、自然主義文学の特徴などを少し調べてみると、新たな発見があるかもしれませんよ。
あるいは、別のゾラ作品を読んでみると、また違った面白さがあるかもしれません。例えば、『居酒屋』や『ナナ』などは、よりドラマチックな展開で人気のある作品です。