21/07/21 20:18:05.43 z8X3y1mh.net
[『ツェッペリン飛行船と黙想』事件]の準備書面、判決文等を
ざっとみた。結論を言えば、特におかしな点のない判決書だというかんじである。
判決理由でも、双方の主張についてちゃんと書いている。
原告側の提出した証拠を無視しているわけでもない。
ひどいケースというのは、片方の主張については、判決理由で、
具体的には一言も言及しないで、ただ一言理由なしに、原告または被告の主張は、
「いずれも正しくない」などとし、証拠はすべて無視、というようなことをするのである。
上記の事件の判決書においては、細かくみれば、いいかげんなところもあるのかもしれないが、
(書面類をすべてみていないので、そこは定かでない)
その程度は目くじらを立てるような問題ではないと思われる。
ネット上で、当事者の一方が「トンデモ裁判」だといっているものの多くは、私の知る限り、
ほとんど、まともな部類の裁判の例である。
比較的まともな裁判の例についても、わーわーいう人が意外と多いので、
ほんとうの「トンデモ裁判」が、そういうものと紛れてしまって、
文句を言うやつはどうせその類、という方向に上手いこと世論操作されてしまい、
たくさんある本当にデタラメなケースまで、いっしょくたにしてゴミ箱に捨てられ、省みられることがなくなる、というのは、
最大の問題であろう。