21/01/25 01:33:42.62 gjdek8ab.net
>>425
フョードロフについてのレスがあったのでググってみたら少し出てきました
どうやら少しの範囲ではなくて多くの範囲に渡ってドストエフスキーに影響を与えている人のようです
しかもドストエフスキーとは正反対に、実践的生活面においてかなりできた人格者だったようです
一つの逸話(ロシア語から自己翻訳で読んだので正確ではありませんが)があります
教師だった時代、教え子の父親が病気にかかってしまい、その治療費のために全額与えてしまい、「葬儀代もすべて払った」ようです
ここで思い出さずにいられないのはラスコリニコフのこと
葬儀代を全財産を放棄して全部払ってやる、まさに罪と罰に書かれた逸話です
フョードロフ ロシア宇宙論
「自然の盲目の力を統御し、操ることは、人類が共同でおこなわなければならない偉大な事業だ。」「ついには敵意と無知と盲目、すなわち非親和性の究極の表現である死そのものを、殺さなければならない。」「すべての人が認識者となり、すべてが知の対象とならなければならない。」「同時にそれを人間を通じておこなうのだ。自然のなかに合目的性がないのは、人間自身がそれをもちこまなければならないからである。そして、そこにこそ最高の合目的性があるのだ。」(『ロシアの宇宙精神』110頁前後)