☆☆☆ドストエフスキー統一スレッド①☆☆☆at BOOK
☆☆☆ドストエフスキー統一スレッド①☆☆☆ - 暇つぶし2ch369:吾輩は名無しである
21/01/18 15:23:44.46 oPma2BKS.net
人々はいつもドストエフスキーの中に真実=正義の可能性を探し求めてきた。「ネクラーソフを超え、プーシキンを超え、民衆を超え、ロシアを超え、森羅万象を超える」あの真実=正義である。だが、それと同時に人々は効用の可能性も探し求めてきた―それはまるで、具体的な課題の数々、政治的、国家的あるいは宗教的な課題の遂行にドストエフスキーをあたらせ、その任務に差し向けることができるといわんばかりであった。ソヴィエトの政治宣伝が推奨したのは、資本主義体制に対する有能な論敵、公式的宗教とロシア貴族に戦いを挑む闘士、自由主義および小市民(プチブルジョワ)的なユートピア社会主義への批判者としてドストエフスキーを遇することであった。ドストエフスキーを知ることは有益でもあり、不可欠なことでもあると考えられたが、それは民衆にとってではなく、イデオロギー戦線で階級の敵との闘争に従事するインテリゲンツィア層にとってであった。ドストエフスキーが自ら引き受けることになろうとはよもや思いもよらなかったようなくさぐさが、彼のはたすべき任務と見なされたのである。
 今や彼に期待されているのは、教導者、指揮者、精神的指導者としての役割である。ドストエフスキーならば、読者の手を引いて、どこかの終着点に先導して行ってくれるだろう、というわけだ。それというのも、その終着点はどうやらドストエフスキーの読者が目指すべき真の目的地のように考えられているからである。作家は予定のルートを律義に踏破した後で、終着点に向かって出発せんとする新たな一団を先導するために、ふたたび出発点に戻ってもかまわない。なぜならば、一度、終着点にたどり着いた人々は、もう決して彼を必要としないからである。

370:吾輩は名無しである
21/01/18 15:24:19.36 oPma2BKS.net
ドストエフスキーの中に手段―作家の思想や言葉のはるか彼方に存在する結果を達成するための効果的にして強力、確実な手段―しか見いだそうとしない人もいる。
 だが、ドストエフスキーは手段ではない。ドストエフスキーは目的である。
 ただこのことによってしか、文学史家における、そして何より文学それ自体におけるドストエフスキーへの一心不乱の熱中を(「偏執」でさえも)正当化することはできない。目的と見なすことで初めて、ドストエフスキーは、彼を読み、彼について考え、書く人に対して、本質的なことを明らかにする。彼本来の価値、最高価値において理解することで初めて、彼は人間を実際に甦らせることができる真の創造力、変容力を備えたものとして立ち現われるのであって、だんじて当座必要な―「最新の」と言いたければ、それでもかまわないが―使用説明書としてではない。

371:吾輩は名無しである
21/01/18 15:28:00.57 oPma2BKS.net
卒然と世を去り、わが身もろとも偉大な秘密を持ち去ったプーシキンに、ドストエフスキーはまさに目的として相対した。「かくして私たちは今や彼亡き後にこの秘密を解こうとしている」(1)。天才の秘密を解明するというこの人間の使命は、ドストエフスキーの目には小さなものとは映じなかった。どんな人間、もっとも惨めな人間でさえも、彼もまた秘密である以上、その謎を解明するという課題はドストエフスキーの目には屈辱的なことと映らなかった。まだ若かった少年時代に、彼は人間の秘密について予言的な言葉を口にしている。「人間は謎です。その謎は解かなければなりません。そして、その謎を解くために、たとえ一生を費やすことになろうとも、時を空費したなどと言ってはなりません。僕はその謎に取り組んでいます、なぜなら僕は人間でありたいと願うからです」

372:吾輩は名無しである
21/01/18 15:28:56.36 oPma2BKS.net
(2)。これに関して、私は次のことを指摘しておきたい。ドストエフスキーがこの時、念頭に置いていたのは、ロシア人の秘密、感覚的な自然人の秘密、あるいは神の恩寵にあずかる宗教人の秘密ではなかった。彼が信頼を寄せているのは、「人間」という言葉の普遍的な意義、そのもっとも一般的な意味―知性、自由意志、言語能力を授けられた被造物中の至高の存在、一人ひとりの人間―だったのである。
訳註
[1] 引用は、一八八〇年六月八日にロシア文学愛好者協会の大会でドストエフスキーが行った、いわゆる「プーシキン講演」の結語による。この講演原稿は、『作家の日記』一八八〇年八月第二章に発表された。
[2] 一八三九年八月十六日付の兄ミハイル宛の書簡。ドストエフスキーは当時一七歳、工兵学校在学中であった。
(訳:杉里直人:すぎさと なおと・ロシア文学)
Title: Достоевский как цель
Author: Людмила Сараскина

373:吾輩は名無しである
21/01/18 17:02:21.43 JVRI8dxJ.net
>>369
ソ連の共産党がドストエフスキーを政治宣伝に使ってたとは驚きです
「お前らシャートフみたいになりたくないだろ?」と国民を脅してたとか
冗談です
でも確かにロシアの自由化によって新たな発見とかあるかもですね
ヒョードロフ伝の訳者は亀山さんと安岡さん(光文社文庫で貧しき人びとの新訳を出した)ですがこれもドストエフスキーを含むロシア文学研究の成果でしょうか
日本でも研究が進んで作家の日記とかもう少し身近に読めるようになるとおもしろい

374:1
21/01/19 04:09:14.44 Nl9E+WRJ.net
この人を見よEcce homo。
URLリンク(ameblo.jp)
10分で読めるカラマーゾフの兄弟、第2の小説。
URLリンク(hiro-take.main.jp)

375:吾輩は名無しである
21/01/19 04:17:38.29 Ah/n7cyk.net
なんでやんねん
いつやんねん
やんねん三段活用
(≧∇≦)♪

376:吾輩は名無しである
21/01/19 05:03:43.45 6KmsR1GO.net
>>374
さすがはわれらがスレ主
ええネタいっぱい持ってますやん
なんでもっと書き込んでくれんの

377:吾輩は名無しである
21/01/19 15:26:26.52 BLIVp1cs.net
今や物語の享受媒体としては主流でなくなった小説なのだから
自分が面白いと思うものをそれぞれ好き勝手に読んだらいいと思うのだが
ことドストとなると凄いとか面白いとかいう声を聞く機会が割りと多いせいか知らんが
なんのために読むの?権威主義?と聞いてくるお方がたまにいらっしゃいますよね
何を読もうが勝手でしょとしか言いようがないし
逆にあなたの方がドス・コンなのでは?とも思ったりもしたりして話は変わるけど
中上健次はドストエフスキーが性に合わなかったらしく好きではなかったようだけど
当時は今より教養主義が強かったせいか
作家たるものドストエフスキーぐらい読んどかなくてどうすると全集を買い込んで
折りにふれてページを開いてはちょっと読み
こんなものならオレの方が上手く書けると気を引き立たせて小説を書いてたらしい
かなり前に彼のエッセイを読んだので
細部は違ってるかもしれません悪しからずご容赦ください

378:吾輩は名無しである
21/01/20 20:37:56.49 ZbWps1Bv.net
その中上健次を敬愛する21歳の美人女子大生が今夜芥川賞を受賞した

379:吾輩は名無しである
21/01/20 23:56:04.07 7GkaOpYh.net
>>374
>>378
大天才!
諸学問「物理学、精神医学、哲学、心理学」等。現代的意味での源流はドストエフスキーに間違いないからね。
(蛇足ながら卑近な例では、文学(芥川)漫画(手塚)刑事ドラマ(コロンボ)もかな……)

380:吾輩は名無しである
21/01/21 00:02:30.08 Tr+vQyPa.net
21歳8か月での受賞は綿矢りさ金原ひとみに次いで芥川賞としては史上3番目に若い受賞だって
若けりゃいいってもんでもないだろうけど
慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部出身で現在慶應義塾大学文学部在学中って金持ちのお嬢様だな
で中上健次が好きだと
2020年「かか」で三島由紀夫賞を最年少で受賞し今年芥川賞受賞
華々しいな

381:吾輩は名無しである
21/01/21 02:50:53.92 vbb7vtBu.net
読んでみようか?となる?
ならないなぁ、芥川賞も直木賞も糞の中の糞だ

382:吾輩は名無しである
21/01/21 09:40:28.38 Tr+vQyPa.net
M1が今や若手(吉本)芸人を一気に全国区に引き上げるための吉本興業の仕掛けであるのと同様に
どっちの賞も菊池寛の思惑通りか知らんが
今や(メディアの華の座を映像文化に譲り売れなくなった)本を売るためのお祭りだからね
でも宇佐美りんが村上龍と中上健次を愛読してるってのはおもしろいなと思った
時間があれば読んで…
その時間を作るのが億劫なのが問題だが

383:吾輩は名無しである
21/01/21 13:54:25.42 j65AHPGt.net
あれこれ色々調べてみても話を聞いてみても、ちゃんとドストエフスキーを読めてる人なんてほとんどいないんだな。やはりどんな意味だろうと娯楽で読むような代物じゃないし、そもそも自意識の矛盾に苦しむとなどという精神的人間そのものがすでに絶滅寸前の希少種。しかしツイッターによく流れてる
ドストエフスキー作中人物の引用文、なんか本人たちはアフォリズムのつもりで自分が賢く見えると思ってるのかなんか知らんが本当に莫迦でどうしようもない。

384:吾輩は名無しである
21/01/21 14:54:58.82 frRMOHGh.net
>>383
ちゃんとドストエフスキーを読めてるとは
どういうことを意味するんでしょうか
原語で読むのは当然の前提になるんでしょうね
翻訳でしか読めないオレには遠い世界です

385:吾輩は名無しである
21/01/21 15:16:09.83 vbb7vtBu.net
娯楽小説としても面白い事に変わりないと思ってます

386:吾輩は名無しである
21/01/21 17:46:03.80 B2WGoqx4.net
娯楽で読むような代物じゃないというのもどうなんですかね
研究の対象にしかならないということなのかのか
それとも読むこと自体が何かの修行なのか
それとも楽しんで読む力がないだけの話なのか

387:吾輩は名無しである
21/01/21 23:53:35.17 Tr+vQyPa.net
>>383
若々しくていいレスだと思いますよ
寺山修司には書を捨てよ、町へ出よう と煽られるでしょうけど

388:吾輩は名無しである
21/01/22 00:36:42.24 6qYD+OyV.net
関係ないけど
萩原朔太郎の「無用の書物」という詩を思い出した
ググってみたらあったんでコピペさせてもらいます
   無用の書物
 
蒼白の人
路上に書物を売れるを見たり。
肋骨みな痩せ
軍鶏の如くに叫べるを聴く。
われはもと無用の人
これはもと無用の書物
一銭にて人に売るべし。
冬近き日に袷をきて
非有の窮乏は酢えはてたり。
いかなれば涙を流して
かくも黄色く古びたる紙頁の上に
わが情熱するものを情熱しつつ
寂しき人生を語り続けん。
われの認識は空無にして
われの所有は無価値に尽きたり。
買ふものはこれを買ふべし。
路上に行人は散らばり去り
烈風は砂を巻けども
わが古き感情は叫びて止まず。
見よ! これは無用の書物
一銭にて人に売るべし。

389:吾輩は名無しである
21/01/22 00:37:35.27 6qYD+OyV.net
ドストエフスキーと同じく金持ちの医者の息子に生まれ
詩集「月に吠える」「青猫」という大正モダン溢れる口語自由詩によって近代詩の確立者とも称される朔太郎だけど
私生活は思いのままに生きられたとは言えず
晩年に文語自由詩で諦念感の滲む「氷島」と言う詩集を出版してるんだがその中の一篇
自分の人生も読んできた書物も蔵書もすべては無用のものであったという破滅者の身もふたもない叫び声が吹きすさぶ空っ風にかき消される寂しさ
寒風で砂埃にまみれたこれらの書物の中には朔太郎が愛読したドストエフスキーも含まれているのかも知れません

390:吾輩は名無しである
21/01/22 03:05:17.17 Z1oXzWJk.net
亀山(俺の出身校先輩)・訳を初めに読んでしまった奴はドストエフスキーを一生涯ミスリードする運命。
郁夫くんはキリスト教理解が浅すぎる、「的外れ」な読解が多過ぎ。テレビドラマ化されたが内容冗談の域を出ない。
「罪」のアントは「信仰」である。

391:吾輩は名無しである
21/01/22 06:17:20.64 xppq8Hzz.net
カラマーゾフの兄弟 詳註版はどんな感じですか?
買った人おられるか?

392:吾輩は名無しである
21/01/22 07:20:52.96 7JYhCkTh.net
>>391
図書館にないですか?
場合によっては他の地域からも借りられますよ
たとえば世田谷区とか杉並区などは身分証だけで借りられるはずですよ

393:吾輩は名無しである
21/01/22 07:57:45.35 xppq8Hzz.net
図書館しばらく行ってないけど置いてあるもんですかねえ
出来たら購入したいので新訳の評価ちらっとでもこのスレで聞ければと思いましてねえ

394:吾輩は名無しである
21/01/22 09:02:41.11 lkJsj/Oc.net
『カラマーゾフ』には100箇所は誤訳があるらしいからな
夏頃までには水声社のを買いたいと思っている

395:吾輩は名無しである
21/01/22 09:39:58.88 r8TBMKA/.net
再読のために買う予定です
こんな高いの買ったんだからともう一度読まないわけにはいかない
URLリンク(www.suiseisha.net)

396:吾輩は名無しである
21/01/22 09:58:52.63 xppq8Hzz.net
しかしね?キミ、2万とかするなら羊皮で設えて貰いたかったとは思いましたよお

397:吾輩は名無しである
21/01/22 10:04:37.55 v15h/AXx.net
話かわるけど春馬君の罪と罰舞台BDで出して欲しいな
演技いいな
春馬君独立すれば良かったのに

398:吾輩は名無しである
21/01/22 12:18:08.24 LvQXphV0.net
水声社の高価本の造本はなかなかいいよ
チェーホフのを2冊もってる
書店で買うのではなく、直接水声社から送ってもらうほうがいい
少々安く買える

399:吾輩は名無しである
21/01/22 13:11:01.35 T65zOU2+.net
水声社のはもうほとんど在庫がないんじゃないですか?
買うなら今でしょ!
でもおすぎとピーコと杉里ってほんとですか?

400:吾輩は名無しである
21/01/22 17:07:15.17 JXRLcjlM.net
400

401:吾輩は名無しである
21/01/23 03:36:34.18 3j9vFIuJ.net
ロシアのテレビ局が2007年頃に製作したテレビドラマ「罪と罰」を見た
大作映画ほどの背景の作り込みはないかもしれないがロシア人製作スタッフがそれなりの製作費と思い入れを込めて作ったなりの19世紀のペテルブルク及びシベリアとそこに生きる人々の姿が見られて面白かった
印象的だったのがラスコーリニコフがオレが犯人なんじゃないの?と裁判所書記官だったかに凄んで見せるシーンで裁判所書記官がイケてる金持ちの伊達男っぽいいで立ちをしてたとこ
小説を読んだときはもうちょっと小物で貧相なイメージだったが考えてみれば裁判所書記官は19世紀ヨーロッパでも社会的エリートなわけで服装もピシッとしてるのが当たり前だわなと
ラスコーリニコフ役のウラジーミル・コシェヴォイがオレのイメージよりちょいバイタリティあり過ぎかつちょいワイルドだけどイケメンでまあイメージには合ってるし上出来のテレビドラマかなと

402:吾輩は名無しである
21/01/23 06:39:09.14 oVxLMwrM.net
>>401
ロシア現地で見たの?
ロージャは頭でっかちのひょろひょろイケメンのイメージ

403:吾輩は名無しである
21/01/23 06:50:27.92 t/bXAg7v.net
イケメンのイメージはないけど、春馬もロシアドラマ版もイケメンだね

404:吾輩は名無しである
21/01/23 07:14:22.02 oVxLMwrM.net
>>403
イケメンだと書かれてるよ。三浦春馬はぴったりのイメージだった

405:吾輩は名無しである
21/01/23 07:45:21.89 t/bXAg7v.net
書いてあったか
因みにどこらへんで表記ありました?

406:吾輩は名無しである
21/01/23 08:08:41.59 oVxLMwrM.net
>>405
一番最初に宿から抜け出して金貸しババアの家にいくところに書いてあるよ
「ついでにいっておくが、彼は美しい目にくり色の毛をしたすばらしい美男子で、背は中背より高く、ほっそりとしてかっこうがよかった。」
米川訳

407:吾輩は名無しである
21/01/23 08:42:15.04 t/bXAg7v.net
おお、サンクス
読み返してみますかねえ

408:吾輩は名無しである
21/01/23 09:54:18.27 eiBVcAaE.net
「彼は美しい暗色の目と栗色の髪の毛を持ったすばらしい美男子で、丈は中背よりも高く、
ほっそりとしてスタイルがよかった。」 小沼文彦訳

409:吾輩は名無しである
21/01/23 10:21:56.80 t/bXAg7v.net
ついでながら、彼は黒い目がきれいにすみ、栗色の髪をした、おどろくほどの美青年で、背丈はややたかく、やせ気味で、均斉がとれていた。
工藤精一郎(訳)

410:吾輩は名無しである
21/01/23 10:23:25.52 FSuAMkGT.net
ドスちゃんの主人公ってだいたい美男子でしょ
ムイシュキンもスタヴローギンも
でも我々が考えるより髭もじゃで青白い風貌だよね

411:吾輩は名無しである
21/01/23 12:58:31.88 3j9vFIuJ.net
>>402
字幕付きDVDです
URLリンク(www.nhk-ep.com)

412:吾輩は名無しである
21/01/23 14:01:15.26 oVxLMwrM.net
>>411
ありがとう。Amazonで高評価だね。見たくなったよ

413:吾輩は名無しである
21/01/23 14:28:04.66 3j9vFIuJ.net
高い買い物になりますがよろしければ
オレのあほ話をしますと同様のシリーズで「カラマーゾフ」と「白痴」も新品で購入したのはいいんですが
アリョーシャとリーザと公爵のイメージがしっくりこずに全部見ずに二束三文で売ってしまいました
で今同シリーズの「悪霊」に興味津々だけど同じ轍を踏まないとは言い切れず
アマのレビューで何なんだあの後日談は##とありでもいつかは見てみたい

414:吾輩は名無しである
21/01/23 15:13:27.09 t/bXAg7v.net
カラマーゾフに関しては映像化作品避けたいとこだな、例え出来がよくとも
永遠の書物として人生に残しておきたい

415:吾輩は名無しである
21/01/23 16:17:25.05 geGOZvgA.net
読む前に観るのはまだしも、
読了後に観るのは避けたほうがいい
映像の方が記憶に残りやすいから
苦労して読んで得たイメージに上書きされる

416:吾輩は名無しである
21/01/23 16:18:49.18 9gakYXKQ.net
映像で見るなら普通のドラマのほうが面白いんじゃね?物語的に
時間の無駄ってことはないだろうけど

417:吾輩は名無しである
21/01/23 17:29:51.77 3j9vFIuJ.net
>>415
確かにそれは一理あるかもしれないが
ドラマの作り物とはいえロシア人が一応時代考証もしたであろう当時のペテルブルクの街並みや就中ラスコーリニコフとマルメラードフが出会う酒場の様子を見てみたかったのよ

418:吾輩は名無しである
21/01/23 17:42:35.97 t/bXAg7v.net
序盤酒場のあたりで挫折する人多いって聞くな

419:吾輩は名無しである
21/01/23 20:34:37.82 3j9vFIuJ.net
このスレで話題に出てた「フョードロフ伝」をドストエフスキーが出てくるとこ(ほんの数ページ)を中心に拾い読みしてみた
ニコライ・フョードロヴィチ・フョードロフ(1829-1903)はルミャンツェフ博物館の伝説的な司書かつ独創的な思想家として知られてるそうで
司書で思想家というとパリ国立図書館で司書をしてたバタイユを思い出す
フョードロフがまだ無名時代に彼の思想をペテルソンという友人兼弟子的な人がまとめた原稿をドストエフスキーに宛てて送り
読んで意見を「作家の日記」に書いてほしいと依頼したのが縁の始まりで
ドストエフスキーは1876年の「作家の日記」3月号で好意的に論評している(新潮社版ドストエフスキー全集17にも載ってる)
1876年と言えば未成年を連載中でカラマーゾフの構想を練っていた頃だろう
ドストエフスキーの反応に勇気づけられたペテルソンは師フョードロフの教えの基本的な命題を十分に記述した手紙をドストエフスキーに送り
ドストエフスキーはその返事(1878年3月24日付け書簡)で熱を帯びた調子でフョードロフの思想に感銘を受けたことを伝えている
その後フョードロフたちは彼の思想をまとめた著作の作成に取り掛かったが完成したのはドストエフスキーの死後まもなくだった
しかしフョードロフの思想の核はドストエフスキー宛の手紙で伝えられておりそれがカラマーゾフにも反映していると筆者は述べている

420:吾輩は名無しである
21/01/23 20:44:53.80 BuNClf3D.net
>>419
俺もそのレス気になってた
報告サンクス!
未成年は1875年刊行だな
長編で影響を与えたとしたらカラマーゾフのみということになるのか

421:吾輩は名無しである
21/01/23 20:48:00.62 oVxLMwrM.net
>>418
あ、あんな序盤で?あそこでダメなら怒濤の超長文のセリフを読み続けるのはムリですね

422:吾輩は名無しである
21/01/23 20:50:09.93 BuNClf3D.net
罪と罰はめちゃくちゃ読みやすいしな
ムリっていうよりつまんねえって思ってやめるんじゃね

423:吾輩は名無しである
21/01/23 21:07:15.42 3j9vFIuJ.net
しかしながらフョードロフの思想は日本人にはちょっと馴染みにくい
訳者の安岡治子の解説をそのまま写すと
「フョードロフの思想は、いかにもファンタスティックに見えるが、それでいて、理性や科学に基づいた合理的側面もあり、
しかもロシア正教や専制を重視するスラヴ派的保守の伝統も受け継ぐという、一見矛盾したさまざまな要素を総合した実にユニークなものである。
……ソルジェニーツィンによれば……フョードロフの著作を持っているだけでラーゲリ送りになったという。……
フョードロフの思想の根幹を成すものは、何といっても、あらゆるものを分離分化する近代の知のあり方への不信である。……
フョードロフにしてみれば、復活に関しても……文字通り肉体の復活をも念頭においている……
フョードロフの言説は、奇想天外、荒唐無稽とも思われるほど荒削りなもので……われわれ日本人は……馴染みにくいものだろう。しかし、
……フョードロフの提案は、やはり何かを切実に訴えかけてくる……ミクロコスモスとしての人間をマクロコスモスとしての宇宙に関連づけ、
人類がこの先どう進むべきか、、その方向を、永遠の時間、無限の空間にまで拡大して、これほど具体的に示した例は、めったにないからである。……」
オレは精読してないので何とも言える立場にないが
博物館の司書をやってたくらいだから当時の自然科学の最先端にも造詣は深かった上での思想ではあろうが
死者を肉体的にも復活させることが可能ってところはちょっと理解が難しかった
スラヴ派進歩派革命派入り乱れて思想的混迷のさ中にあった当時のロシアに出現した一人の特異な思想家といったところか

424:吾輩は名無しである
21/01/23 21:08:52.12 3j9vFIuJ.net
>>420
みたいですね

425:吾輩は名無しである
21/01/23 23:30:15.87 3j9vFIuJ.net
ついでに目についたエピソードを一つ
「トルストイとフョードロフの困難かつ不釣合いな関係は、トルストイ自身にとっても奇妙なことに、八〇年代をとおして続けられていった。
フョードロフに対するトルストイの行き届いた、いささかおもねるような態度や、二人の口論、衝突については、それを実際に目撃した人々の多くの話がある。
息子のイリヤ・トルストイはこう回想する。「会話では、いつもかっとなって抑えがきかなくなる父が、ニコライ・フョードロフが話しだすとなると、ことに注意深く耳を傾け、彼に対していきりたつようなことは一度もなかった」
トルストイとは実際に行き来があったようですね
安岡女史の解説を再度引用すると
「……一九三〇年代以降、ソヴィエトではフョードロフの名はタブーとなった。しかし、フョードロフの復活や不死の思想は、革命後の多くの芸術家や科学者にも豊かなインスピレーションを与えていた。」とのことで
このスレでもどなたかがドストエフスキー(をはじめとするロシアにおけるロシア文学)研究は今現在新たな出発を始めているという論文を引用されてましたがまさにその通りのようですね

426:吾輩は名無しである
21/01/25 01:33:42.62 gjdek8ab.net
>>425
フョードロフについてのレスがあったのでググってみたら少し出てきました
どうやら少しの範囲ではなくて多くの範囲に渡ってドストエフスキーに影響を与えている人のようです
しかもドストエフスキーとは正反対に、実践的生活面においてかなりできた人格者だったようです
一つの逸話(ロシア語から自己翻訳で読んだので正確ではありませんが)があります
教師だった時代、教え子の父親が病気にかかってしまい、その治療費のために全額与えてしまい、「葬儀代もすべて払った」ようです
ここで思い出さずにいられないのはラスコリニコフのこと
葬儀代を全財産を放棄して全部払ってやる、まさに罪と罰に書かれた逸話です
フョードロフ ロシア宇宙論
「自然の盲目の力を統御し、操ることは、人類が共同でおこなわなければならない偉大な事業だ。」「ついには敵意と無知と盲目、すなわち非親和性の究極の表現である死そのものを、殺さなければならない。」「すべての人が認識者となり、すべてが知の対象とならなければならない。」「同時にそれを人間を通じておこなうのだ。自然のなかに合目的性がないのは、人間自身がそれをもちこまなければならないからである。そして、そこにこそ最高の合目的性があるのだ。」(『ロシアの宇宙精神』110頁前後)

427:吾輩は名無しである
21/01/25 02:48:39.91 s2+04sMW.net
>>426
>ドストエフスキーとは正反対に、実践的生活面においてかなりできた人格者
非人格者ドストエフスキーww
そうなんだろうなあ
>「自然の盲目の力を統御し、操ることは、人類が共同でおこなわなければならない偉大な事業だ。」
なるほどだから死者の肉体的復活なんだ 納得 かつ面白い
フョードロフに聞けたら聞きたい
不完全な人間が科学の発展によって万能の神と同様の力を手に入れられたとして
死者を復活させることができたとして不完全な人間を復活させて何の意味があるんですかと
これは東洋の日本人就中非人格者中の非人格者のオレだからこそだから抱く疑問かもしれませんが

428:吾輩は名無しである
21/01/25 03:20:21.40 s2+04sMW.net
フョードロフが「敵意と無知と盲目、すなわち非親和性の究極の表現である死」と死を否定的にとらえているのに対し
同じ司書仲間(?)のバタイユが「生(個々人の意識/存在)=非連続」に対し「死=連続」と死を肯定的にとらえているのも真逆やんと面白いと思いました

429:吾輩は名無しである
21/01/25 03:38:13.39 s2+04sMW.net
「自然の盲目の力」に対する神の似姿としての人間という自然観も日本人と違ってて面白いですね
ロシア(ヨーロッパ?)的自然観は自然と人間を切り離して考え
一般的日本人は人間を自然の一部としてとらえる
だからフョードロフの思想が多少縁遠いのもやむを得ないのかもしれない

430:吾輩は名無しである
21/01/25 10:45:31.97 QfMUGlHf.net
皇帝がそういう人だったもんね。
名前忘れたけど。
科学の力で自然を征服、みたいな。
ロシアは寒いから、あと権力者だから、そういう思想になるのかな、と思ったりしないでもない。

431:吾輩は名無しである
21/01/25 15:31:32.21 hJh5zTTt.net
あーそういえば聞いたことがあるような
ロシア近代化の立役者にしてペテルブルクを作ったピーョトル大帝だったか誰だったか

432:吾輩は名無しである
21/01/27 03:11:23.50 W+F7saIS.net
君らブコウスキーは好き?

433:吾輩は名無しである
21/01/27 03:29:55.31 vFn7XgrV.net
スマンがオレは知らん
誰なの?

434:吾輩は名無しである
21/01/27 05:25:27.14 W+F7saIS.net
比較対象になるようなもんでもないけど、息吹は感じる

435:吾輩は名無しである
21/01/27 10:53:44.74 vFn7XgrV.net
ググってみた
1920年、ドイツ人の母、カタリーナ・フェットとポーランド系アメリカ人の軍人の父、ヘンリー・チャールズ・ブコウスキー・シニアのあいだに、ドイツのアンダーナッハで生まれる。第一次世界大戦後のドイツの経済崩壊により1923年に一家はアメリカ合衆国のメリーランド州ボルチモアに移住、その後カリフォルニア州ロサンゼルスへ転居。幼年時代、ブコウスキーはしばしば失業状態にあった父親から虐待を受けていた。
1966年、ロサンゼルスの地下新聞『オープン・シティ』紙のコラム Notes of Dirty Old Man を担当。
1994年3月9日、カリフォルニア州サンペドロで白血病により死去。遺作となる「パルプ」を完成したすぐ後のことであった。彼の墓には「DON'T TRY(「やめておけ」)(「突っ張るな!」)」と刻まれている。
大文学者さん?
しかし詩人となると原文で読まんと味がわからなそう
クラシックを生んだヨーロッパではなくジャズを生んだアメリカに現れた才能って感じか

436:吾輩は名無しである
21/01/27 11:03:59.44 vFn7XgrV.net
Notes of Dirty Old Manて
地下室の手記的な
ポーランド系だとロシアは嫌いかも知らんが

437:吾輩は名無しである
21/01/27 11:17:29.68 vFn7XgrV.net
ビートルズの実質的ラストアルバム「アビーロード」のメドレー中の一曲「Mean Mr. Mustard」に Dirty Old Manて歌詞があるけどもしかしてここからいただいてたりして
ジョン・レノンはアイ・アム・ザ・ウォラスでエドガー・アラン・ポーの名前を使ったりしてるから読んでる可能性はあるかも
ノーベル文学賞を取った(オレはいいと思うけど一応草を生やしておこう)ボブ・ディランとも親交があったようだし

438:吾輩は名無しである
21/01/27 15:37:42.79 MPH2/J6C.net
>>432
短編だけ読んだことあるけど、
そこまで好きじゃない。嫌いでもないけど。
全然違くね?
ていうかドストエフスキーの真似なんて誰もできないだろうけど。

439:吾輩は名無しである
21/01/27 21:44:00.74 0bXnMkAM.net
>>1
「朝鮮人の立ち入りは厳禁とします。」
なんだこれ。気持ち悪い。一回スレッドを落としたほうがいいよ
こんなスレッドで、よく何事もなかったかのように議論できるものだ

440:吾輩は名無しである
21/01/27 22:00:00.23 0pl5Fk4i.net
>>439
いろいろあったからね
気に入らなければ前から続いてるドストエフスキースレか
スレ主が新たに立てた文学的ドストエフスキースレを使えばいい

441:吾輩は名無しである
21/01/27 22:34:23.47 aSPs/0iy.net
ドストエフスキーといえばむかし安部公房がTVを見てたらイラクかどっかの中東の戦争報道で
コーランの詠唱が響く中、画面に一瞬ドストエフスキーの本が落ちているのが写っていて
とてつもない衝撃を受けたと同時にかすかな希望も感じたという発言があってずいぶん印象的だったが、
ようやく最近になって意味がわかってきた。
作家の作り話にせよこれはドストエフスキーの作品について真価を語っていると思う。

442:吾輩は名無しである
21/01/27 22:43:48.56 feYPHXY+.net
>>439
こっち使わんことにするわ。

443:吾輩は名無しである
21/01/27 22:44:21.23 4HlHrl6p.net
>>439
あなたの言っていることが正しいと思う
俺も一応>>74で疑問を呈したつもりだったけど、今見直したら呈していなかった気もします
とにかくあなたに他のスレに行くよう促している人はどうかしていると思う
それと彼と別人であればこのスレを立てた人もね
まードストエフスキーもイワンにトルコ人の虐待の話をさせているから、そういった偏見があったようにも思うのだけど

444:吾輩は名無しである
21/01/27 23:01:57.96 4HlHrl6p.net
カラ兄の話中ではアリョーシャに対し誰もが、父親でさえもが本音トークを繰り広げていることに感嘆するのだですが、
スメルジャコフだけは接点がなかったのはなぜだか考えたことがありますか?
接点があったらあんな事件に発展しなかっただろうからとか、思うところはあるのですが
あとスメルジャコフの育ての親夫婦も接点がなかったといえばなかったですね
ちなみに完全に俺の読んだ記憶だけをもとにしているので、違っていたらあやまります

445:吾輩は名無しである
21/01/27 23:10:53.21 0pl5Fk4i.net
>>443
>>あなたに他のスレに行くよう促している人はどうかしている
ってオレのことだろうけど
彼はこのスレを落とせと言ってるんであって
元からこのスレにいるつもりはないし
気にしないでここにいたっていい
それは彼の自由だろ
他人をどうかしてるとディスるなら
せめてそれぐらいは確認してからにしたほうがいいよ

446:吾輩は名無しである
21/01/28 00:14:39.71 BweTIUBr.net
>>441
いい話だ
ちなみにドスト関係なくて恐縮だが
中東の紛争地帯で今読まれているのは漫画「進撃の巨人」なんだってね

447:吾輩は名無しである
21/01/28 01:05:51.80 vNHqLG8A.net
創価学会関係者並びに朝鮮人の立ち入りは厳禁とします。ってのは確かによろしくはないのだろうが
本スレを創価学会員と思しき人物(朝鮮人かどうかは知らない)に荒らされてスレ主がこのスレを立ち上げ
渡りに船とばかり何人かこっちに移ってきたんだろうし
まあ言ってもたかが5chのスレッドだし次スレで直しゃあいいじゃんとオレは思ってる
まともな学会員と朝鮮の方には申し訳ない

448:吾輩は名無しである
21/01/28 01:32:27.21 sR2TmtSw.net
>>444
カラマーゾフ家の育ての親は同じだけど、兄弟の中でスメルジャイコフだけは身分が違うので仕方ないのかもしれません
使用人の子供はどこまで行っても使用人として扱われるし、愛情表現もまた変わってくるように思います

449:吾輩は名無しである
21/01/28 01:38:40.73 sR2TmtSw.net
人種排除は因果関係がないですからね
差別せずに特定の何かを具体的に除きたいならば、それなりの根拠が必要になるように思います
そうしないと差別になってしまう
そうかについては因果関係があるので排除を宣言しても差別にはならないでしょう
散々煮湯を飲まされてきて、現に今だってスレチを辞める気配がありません
本スレはもはやドストエフスキーの面影がなくなってしまったし、その因果は根拠としては十分だと思います
一度落とす、という意見は最善の策だろうけど、スレッド成立(物理的な意味で)の現実的な観点から考えれば、落とすのも苦労するし、時間もかかるし、その間に誰かがレスすればその苦労も水の泡になるし、悪意の第三者には抵抗できないので、次スレから直せばいいというのにオレは賛成です
まあ、そろそろスレッドの半分になるのでその方が早いというのが思うところだけど、スレッドは総意さえあればなんとでも出来るのでお引っ越しもいいかもしれません

450:吾輩は名無しである
21/01/28 02:09:17.28 FNQNLj2T.net
書き込みできるかな?

451:吾輩は名無しである
21/01/28 02:26:12.01 FNQNLj2T.net
朝鮮人に対する差別の根っこは、自分が絶対に当てはまらない対象を悪者と決めつけることで、自分を安全な場所に置くのことにあると思うんで、決定的な暴力だと思うんだよね
朝鮮人は汝の隣人だと思う
しかしキリストとかは2000年以上前なのになんであんなに知的なの?

452:吾輩は名無しである
21/01/28 02:33:07.63 vNHqLG8A.net
>>451
ならこのスレはどうすべきだと思う?

453:吾輩は名無しである
21/01/28 02:49:13.17 CNGHqdE6.net
>>451
論理的な論と演繹に同意します
差別は一方的な他者への暴力の源になりえる大きな要因だとオレも思っています
キリスト教については聖書ではないでしょうか
アブラハムの時代から、彼らのすべての規範は聖書にあるので、その聖書の中ででさんざん言うのは知恵を身につけよ、です

454:吾輩は名無しである
21/01/28 08:30:57.34 erv9Pv+3.net
相変わらず、このスレもドストから遠く離れた書き込みばかりだ
ドストの文学のみを意見交換したいなら、文学的に語るスレッドがお勧めだ

455:吾輩は名無しである
21/01/28 10:47:03.53 vNHqLG8A.net
お久しぶりのスレ主さんコンチワ

456:吾輩は名無しである
21/01/28 11:39:08.25 N83Bj0Q3.net
深夜に書き込みしてるヤツ
仕事はなに?
ニートか?

457:吾輩は名無しである
21/01/28 12:22:34.16 75qjfXE4.net
オレは個人事業主、なので労働開始時間はある程度自由
生活習慣がもう夜型なんで書き込みも夜になる
ランチ休憩は変わらないですけどね
だけどニートだっとして、何か問題があるんでしょうか

458:吾輩は名無しである
21/01/28 13:15:12.67 TKhzmWhU.net
>>456
「へえ、あなたはよくもまあ臆面もなく、えらそうな口をききますね!」

459:吾輩は名無しである
21/01/28 13:32:25.97 jsZ8Rb5b.net
「働いてお金を稼がなけりゃいけないということは私にもわかってるんです」
○メラードフ

460:吾輩は名無しである
21/01/28 18:03:42.46 LhzfNwih.net
ここと向こうはドストエフスキースレじゃないぞ。なんたら学会員とかいう知恵遅れを罵る為のスレだ。
ここだとアイツは言い返して来ないから好きなだけ詰っていいぞ。

461:吾輩は名無しである
21/01/28 23:52:26.55 vNHqLG8A.net
>>449
このスレにこのままカキコむのもなんだかなって感じですし
ドストエフスキーを文学的に語れという枷も窮屈なので
ここはこのスレが曲がりなりにも今まで機能してきた最大の功労者である貴方に新しいスレッドを立てていただきたいということでいかがでしょうか
スレッド名は ☆☆☆ドストエフスキー統一スレッド②☆☆☆ とでもなんでもお好きに
問題になってる
「朝鮮人の立ち入りは厳禁とします。」はオミットして
カキコみルールも適当に決めていただいて(本スレがあまりに過疎って不快にさせる相手がいなくてつまらないのか最近カキコみが極端に減った創価のじいさんは出禁にしてもらいたいとこですが)
で立ったら誘導をこのスレにしてもらえればオレはそっちに引っ越します
何から何まで図々しい自分でやれって話ですがここは一つ
ご面倒でなければ
ご面倒ならオレはこのままここでくだらないレスをし続けます

462:吾輩は名無しである
21/01/29 00:18:01.42 Z/0rYpFN.net
まず第一にこのスレを立てた人は今もって朝鮮人立ち入り厳禁を取り下げる気がさらさらなく、
更に彼はこのスレの内容に納得できないため、文学的に語るスレを立てた経緯があります
俺は>>439の苦言を重く見るべきだと思います
ですから
☆☆☆ドストエフスキー統一スレッド②☆☆☆
をどなたかが立ててくれたら、そちらに引っ越すのが最善だと思います
と書きながらpcもスマホも規制でスレを立てられない俺です
ぜひどなたかにお願いしたいです

463:吾輩は名無しである
21/01/29 00:44:39.54 CuOuRPFv.net
☆☆☆ドストエフスキー統一スレッド②☆☆☆
スレリンク(book板)
立てました
ただ個人的に思うのは、このスレもせっかくたててくれた人がおるので消化してもらいたいと思っています
次スレがある、という理由で理解してもらえればと思っています
あと半分くらいしかないしね

464:吾輩は名無しである
21/01/29 00:51:13.53 /NOYPhNF.net
>>463
ご苦労様です
浮足立って重複スレ立てちゃいまして申し訳ない

465:吾輩は名無しである
21/01/29 00:54:17.95 CuOuRPFv.net
>>464
こちらこそ間の悪さにすいません
次の次まであるということでやがて使わせてもらいます

466:吾輩は名無しである
21/01/29 17:52:36.21 DeSsYApH.net
一人で何をやってんの?

467:吾輩は名無しである
21/01/29 17:55:57.98 mtsTppIE.net
チョーセン人の自演だな

468:吾輩は名無しである
21/01/29 19:34:46.75 lwcAtavQ.net
『カラマーゾフの兄弟』って一応この人の最高傑作なんですよね?
最初のアレクセイが13年前に死んだって書いてあるから何かの伏線だと思って
最後まで読んでみたけど何の意味もなかった。
あとゾシマ長老は死んでも腐臭は発生しないとか言ってたくせに腐臭が発生し
たし、資料をアリョーシャ(アレクセイのことだよね?)が作成したのに何故
か別の人が作成したことになっていたし
銅の杵で殴ったくせに章の題名が誤審となったりとはったりと設定ミスにあふれ
た最低の作品としか思えなかった。

469:吾輩は名無しである
21/01/29 20:17:02.11 q9Wmz1xd.net
ある数学者がドストエフスキーの小説を読んで「この小説では一晩で二回月がのぼる」というようなことを言ったらしいな
でも「腐臭は発生しないとか言ってたくせに腐臭が発生した」というのは
はったりや設計ミスとは言わないんじゃないの?

470:吾輩は名無しである
21/01/29 23:53:16.12 qK8v4SdH.net
>最初のアレクセイが13年前に死んだって書いてあるから何かの伏線だと思って
誤読ですよ? 事件が13年前、本編である第2の小説が、今この現在時の出来事と示してある筈でしょう
「わざわざ」(太宰、、?)

471:吾輩は名無しである
21/01/30 11:01:03.93 74lDkwYm.net
罪と罰を読まないとかいうの買って途中まで読んでみたが下らなすぎて捨てた
こんなの出版して恥ずかしくないのかな

472:吾輩は名無しである
21/01/30 11:28:34.99 0OWSab95.net
>>471
一応気になって図書館で読んだけど、あれ本当にひどいね
よくあんな下らない企画を立ててそれが通ったと思うよ

473:吾輩は名無しである
21/01/30 12:03:21.31 BfM+opLW.net
あれかw
会話内容流石に見るに堪えないよ
まさに下らない

474:吾輩は名無しである
21/01/30 12:04:46.14 o1fEGLvS.net
『罪と罰』読まないと
ソ連映画の『カラマーゾフ』のエンディングを理解できないだろ
タイトルからしてクソなのに、よく買って読んだね
カネと時間の無駄遣い

475:吾輩は名無しである
21/01/30 12:46:11.20 0OWSab95.net
>>471,473
一応国内でそこそこ評価されてる作家たちの会話とも思えないほど頭悪そうなんだよね

476:吾輩は名無しである
21/01/30 14:08:27.03 atUyptrN.net
>>475
誰に評価されてるかでしょ
偏差値60くらいの自称意識高い系層の媚態にまみれた評価じゃないの?

477:吾輩は名無しである
21/01/30 16:10:14.47 7QNCSTgH.net
じえん に じえん を かさねても
あいきゅーはちじゅうきゅう は なおらないんだよなあ
みつを

478:吾輩は名無しである
21/01/31 10:12:31.13 xmRXWfGJ.net
亀山訳は止めましょう

479:吾輩は名無しである
21/01/31 10:15:13.71 7tqgFTY2.net
佐藤優
「カラマーゾフの兄弟の新訳は実にすばらしい。
もともと亀山先生の翻訳は、ドストエフスキー以外についても正確で読みやすいという定評があります。
(略)
重箱の隅をつっつくような解釈の違いをあげつらって、「亀山の誤訳を見つけた」と騒ぐような輩がロシア屋には多いですから。
(略)
亀山訳は、語法や文法上も実に丁寧で正確なのです。これまでの有名な先行訳のおかしい部分はきちんと訳し直している。」
(『ロシア 闇と魂の国家』亀山郁夫、佐藤優著 文春新書)

480:吾輩は名無しである
21/01/31 10:57:56.77 xmRXWfGJ.net
やめた方がよさそうだ

481:吾輩は名無しである
21/01/31 11:25:48.01 nvD4ncqB.net
佐藤優の言ってること矛盾してるじゃないか
「丁寧で正確」なら
重箱の隅をつつかれても「誤訳」だと言われないだろ
亀山も佐藤も嫌い

482:吾輩は名無しである
21/01/31 11:28:53.44 nvD4ncqB.net
水声社の『カラマーゾフ』読んだ人いないの?

483:吾輩は名無しである
21/01/31 12:27:44.60 wJhomNUy.net
自分は新潮社

484:吾輩は名無しである
21/02/03 01:20:40.65 h5gbma4a.net
>>468
> 『カラマーゾフの兄弟』って一応この人の最高傑作なんですよね?
> 最初のアレクセイが13年前に死んだって書いてあるから何かの伏線だと思って
> 最後まで読んでみたけど何の意味もなかった。
> あとゾシマ長老は死んでも腐臭は発生しないとか言ってたくせに腐臭が発生し
> たし、資料をアリョーシャ(アレクセイのことだよね?)が作成したのに何故
> か別の人が作成したことになっていたし
> 銅の杵で殴ったくせに章の題名が誤審となったりとはったりと設定ミスにあふれ
> た最低の作品としか思えなかった。
何を見ても何を聞いても 最低にしか感じられないんじゃね?
これを猫に小判という。

485:吾輩は名無しである
21/02/03 01:23:21.17 h5gbma4a.net
>>482
> 水声社の『カラマーゾフ』読んだ人いないの?
>>483
> 自分は新潮社
なになに社とか、どーでもいいんだよ。米川読んどけばまちがいない。
誤訳とか枝葉なんか関係ない。その翻訳が文学として優れているかどうかだ。

486:吾輩は名無しである
21/02/03 01:27:18.84 h5gbma4a.net
>>481
> 佐藤優の言ってること矛盾してるじゃないか
> 「丁寧で正確」なら
> 重箱の隅をつつかれても「誤訳」だと言われないだろ
ぜんぜん矛盾してない。恐ろしくレベルが低いから解説するのもめんどいな。
> 亀山も佐藤も嫌い
亀山がダメなのは、「誤訳」うんぬんじゃなく、米川等一流の先行訳と比較して
文学作品として低レベルだからでしょう。知らんけど。

487:吾輩は名無しである
21/02/03 01:53:40.87 h5gbma4a.net
たとえば法華経は西暦265年に『薩曇分陀利経』として翻訳され、
つぎに竺法護訳『正法華経』として西暦 286 年に訳出された。
しかし
その後鳩摩羅什訳 『妙法蓮華経』が出て、これが絶対的な信仰の対象となっていく。
西暦384年頃だと思う。ググるのめんどくさいから適当だけど。
その後各国で各時代に、現代日本でも「サンスクリット語から納得する現代語訳をつくり
たい!」とか言って、学者先生が現代語訳とか言って数々出版している。
そんなものはぜんぶ意味がないのである!
羅什訳 『妙法蓮華経』は天台も伝教も日蓮大聖人も認める「仏の実語」であり、
1文字1文字がそのまま金色の仏なのである。
釈迦仏より日蓮が上であり、末法の御本仏であるのと同じく、サンスクリット語など誰からも相手にされておらず、羅什訳 『妙法蓮華経』が信仰の対象なのである。
その理由については、大聖人が御書において縷々述べられている。
これと同じ原理で
新しいから優れている―など、あるはずがないのである。
カラマーゾフの兄弟であれば、あなたが日本人なら、米川正夫訳か新潮社の訳あたり、
白痴ならば名前ど忘れしたけど なんとか浩二訳か米川。でよい。
現代つまり令和青年というのは、まさに昭和と比較して底辺です。そんな時代に出版されたものが文学教養盛んなる70年代までの訳出を超えることはできない。

488:吾輩は名無しである
21/02/03 07:56:33.80 UHwDjGPC.net
水声社の『カラマーゾフ』3月までに買うから
そのうちに内容を報告する

489:吾輩は名無しである
21/02/03 08:06:15.71 UHwDjGPC.net
長文の連投ウザいから消えろ創価

490:吾輩は名無しである
21/02/04 18:44:22.49 D/f2PfXL.net
おい創価
『アンナ・カレーニナ』の第5部第17章の冒頭部分を翻訳してくれ

491:吾輩は名無しである
21/02/04 18:53:44.47 D/f2PfXL.net
第1段落だけでいいから頼むわ創価

492:吾輩は名無しである
21/02/04 23:21:51.68 MTZFsA//.net
>>491
『アンナ・カレーニナ』→ アンタ?カレーにな?
意訳: あんた、カレーかい?

493:吾輩は名無しである
21/02/05 01:34:38.79 Q9eCKH5D.net
>>490
> おい創価
> 『アンナ・カレーニナ』の第5部第17章の冒頭部分を翻訳してくれ
この問は一体なんだ?ww
翻訳してくれとはどういう意味だ?
しかも原文を提示するわけでもない。
原文出せば、グーグル翻訳で文学的に翻訳してやる。
じつはアンナ・カレーニナは若き時に読んだ。最後まで読んだが...ぜんぜん頭に入ってこなかった!ww
前に俺は
>何を見ても何を聞いても 最低にしか感じられないんじゃね? これを猫に小判という。
と言ったが、そんな君らの感覚がまったくわからないわけじゃあないんだ。
しかし一方で、君らが感受性も読解力もないのもまた
厳然たる事実だ。
自分は底辺読者なのに古典的名作をくだらないと書く
その図々しさには辟易するではないかっ

494:吾輩は名無しである
21/02/05 01:42:03.43 Q9eCKH5D.net
亀山という翻訳者は名前がよく出るが
一言でこう片付けたい。
このコンピュータ・インターネット時代に
機械翻訳も、あらゆる資料情報も簡単にアクセスできる時代に
カラマーゾフという虎の威を借りる狐をやめろといいたい。
もしも本当にその人が記念碑的翻訳を出版したとしたなら、それは森鴎外も まっつぁおになるような
美しき名文で書かれているべきはとうぜんである。

495:吾輩は名無しである
21/02/05 03:05:44.56 dixPOjHx.net
翻訳の世界も色々あるんだねぇ
そもそも読者側が原文読んだ上でってとこでかいし

496:吾輩は名無しである
21/02/05 08:56:28.21 nOFZtPNb.net
何が「グーグル翻訳」だ間抜け
法華の太鼓でぶん殴るぞジジイ!

497:吾輩は名無しである
21/02/05 08:56:43.45 jolDLzHu.net
>>490
「ニコライ・レーヴィンが病床にあった県庁所在地の宿は、清潔や快適を旨とするほかに
優雅な趣をも出そうというきわめて殊勝な意図もとに、新しく改良されたモデルにならって
建てられた地方旅館のひとつであったが、この種の旅館は、そこへ押しかける泊まり客のせいで、
またたく間に現代ふうの設備が自慢の薄汚い居酒屋に変わってしまい、しかもそうした設備が
自慢なだけにかえって薄汚いだけの昔ふうの旅館よりもいっそうみじめなものになりはてて
しまうのである。」

498:吾輩は名無しである
21/02/05 09:00:42.47 nOFZtPNb.net
>>497
ありがとう
その後も頼みます

499:吾輩は名無しである
21/02/05 09:06:00.61 nOFZtPNb.net
「鉄の階段」の部分が【日本語訳】【英訳】とも翻訳者によってまちまち
【原文】の文法構造が俺には難しい

500:吾輩は名無しである
21/02/05 09:12:24.81 nOFZtPNb.net
【原文】の1文が長すぎて、書き込めないんだ
ボルコンスキー女史も訳しきれていない
【木村訳】と【望月訳】ではまったく違うし

501:吾輩は名無しである
21/02/06 00:44:34.89 fvja42pJ.net
「ニコライ・レーヴィンが病床にあった県庁所在地の宿は、
清潔や快適を旨とするほかに、
優雅な趣をも出そうという、
きわめて殊勝な意図のもとに、
新しく改良されたモデルにならって
建てられた地方旅館のひとつであったが、
この種の旅館は、そこへ押しかける泊まり客のせいで、
またたく間に現代ふうの設備が自慢の薄汚い居酒屋に変わってしまい、
しかもそうした設備が自慢なだけに
かえって薄汚いだけの昔ふうの旅館よりもいっそうみじめなものになりはてて
しまうのである。」
-------------------
このトルストイの文は...なかなか特性を表してるな...なかなか素晴らしい例文を
引いてきたね。
ちょっと見直したぞ。ID:D/f2PfXL 君!
>>490
> おい創価
> 『アンナ・カレーニナ』の第5部第17章の冒頭部分を翻訳してくれ

502:吾輩は名無しである
21/02/06 09:06:20.96 KQJfkvQp.net
このスレッドはトルストイに変わりました

503:吾輩は名無しである
21/02/06 09:16:26.51 Lrdidhk6.net
別物すぎる

504:吾輩は名無しである
21/02/06 09:32:40.24 fvja42pJ.net
別物?トルストイとドストエフスキーは19世紀ロシア文学の双璧であり、
トルストイを読むほうがドストエフスキーの訳わからん有象無象の凡人の解説を読む億万倍の価値がある。
亀山であれ、その他翻訳者、学者というのは、自分では何一つ創造できない一般人です。
もし彼らの解説書など読んで(ああ、そうだったのか)とか思えば、ドストエフスキートルストイとはそれこそ別物の ちっぽけな亀山等の境涯で理解してしまう。

505:吾輩は名無しである
21/02/06 09:36:50.69 fvja42pJ.net
そもそもトルストイやドストエフスキーが偉大なのは頭で作り上げた小説ではないからだ。
彼らの世界は体験から創出されている。
これらを解説書や学術的研究からアプローチしようとするのは根本的誤りであろう。
信心しかない!

506:吾輩は名無しである
21/02/06 12:23:11.27 KQJfkvQp.net
>>497の続き
「この旅館もすでにそうした状態にはいっていた。玄関番のつもりか何か知らないが、
入り口のところで煙草をふかしている汚れた軍服の兵隊。風の吹きぬける、陰気な
不愉快な鋳鉄の階段。汚れた燕尾服を着こんだいやになれなれしいボーイ。ほこりを
かぶった蝋細工の花束を飾ったテーブルのおいてある大広間。いたるところにある汚れ、
ほこり、不潔さ。」

507:吾輩は名無しである
21/02/06 12:39:39.67 6gSphmbR.net
>>506
ありがとう

508:吾輩は名無しである
21/02/14 14:32:09.34 m4Af8ISd.net
>>505
>そもそもトルストイやドストエフスキーが偉大なのは頭で作り上げた小説ではないからだ。
>彼らの世界は体験から創出されている。
>これらを解説書や学術的研究からアプローチしようとするのは根本的誤りであろう。
>信心しかない!
あのねぇ、じいさん、小説家と言うものは体験だけで書くものじゃないんだよ、厖大史料を必要とするんだ
だから、それを読む方にもかなりの知識が必要とされるのである
ドストエフスキーもしかり
例えば、『カラマーゾフの兄弟』の原案である『大いなる罪人の生涯』についての書簡を見ろ
1868年12月 マイコフへの書簡
いま私の頭の中にあるのは、『無神論』という題の厖大な長編です。
しかしこの長編にかかるためには、その前に、無神論者や、カトリックや、正教信者の本を、それこそ一蔵書分も読破しなければなりません。
この長編は、たとえ仕事の間完全に生活を保証されていても、少なくとも二年先でないとできません。
人物はいるのです。われわれの階層に属するロシア人で、かなりの年配、それほど教養はないけれど、無教養というのでもなく、ある程度の官位ももっているのですが、それが突然、もうかなりの年になってから、神への信仰を失ってしまうのです。
一生涯、彼は勤務ひとすじに打ち込んできて、軌道を踏みはずすこともなく、45の年まで、これといって目立ったところのない人物でした。
神への信仰の喪失は巨大な作用を彼に及ぼします。
彼は新しい世代、無神論者、スラヴ派、西欧派、ロシアの凶暴な狂信者、隠者、聖人たちを訪ねて放浪します。
ときにはジェスイットのポーランド人、挑発者のわなにかかりもします。
そこから鞭身派の深みへ降りてもいきます。
そして最後にはキリストを、ロシアの大地を、ロシアのキリストとロシアの神を獲得することになるのです。

509:吾輩は名無しである
21/02/14 22:19:21.18 wbS8i2Nt.net
ソーカ頑張れ!

510:吾輩は名無しである
21/02/15 07:03:45.58 7vdj6p2F.net
> あのねぇ、じいさん、小説家と言うものは体験だけで書くものじゃないんだよ、厖大史料を必要とするんだ
あのねえじいさんって...お前何歳なんだよ!www
> だから、それを読む方にもかなりの知識が必要とされるのである
> ドストエフスキーもしかり
罪と罰 味わうのに知識なんかいったか?
これは懐しいな。ひさしぶりに読んだわ。
   ↓
> 1868年12月 マイコフへの書簡
>
> 突然、もうかなりの年になってから、神への信仰を失ってしまうのです。
とつぜん、かなりの年になってから、信仰を失う...それ以前どういう信仰をしていたのだろう...?
むしろここからが、彼の信仰の始まりだったのかな。
> 神への信仰の喪失は巨大な作用を彼に及ぼします。
> 彼は新しい世代、無神論者、スラヴ派、西欧派、ロシアの凶暴な狂信者、隠者、聖人たちを訪ねて放浪します。
> ときにはジェスイットのポーランド人、挑発者のわなにかかりもします。
> そこから鞭身派の深みへ降りてもいきます。
> そして最後にはキリストを、ロシアの大地を、ロシアのキリストとロシアの神を獲得することになるのです。
まさにこれは君らのために書かれた言葉だ。
最後に「仏」を、日本を、日本の仏である日蓮大聖人と御本尊を獲得せえよ!
死ぬ前に南無妙法蓮華経南無妙法蓮華経と3回唱えろよ。そうでないと、知らんぞ!!

511:吾輩は名無しである
21/02/15 07:05:03.09 7vdj6p2F.net
>>509
> ソーカ頑張れ!
学会理解者になったね!

512:吾輩は名無しである
21/02/15 08:39:35.20 eJlnvT03.net
20年くらい前かな。
スカパーで『子連れ狼』見ていたら、
容貌怪奇な男が登場した。
歯並びが非常に悪く見るからに賤しい容姿の男。
演じていたのは金田龍之介だったかな。
スメルジャコフを連想した。

513:吾輩は名無しである
21/02/15 11:25:12.09 Wo27LMkS.net
私のスメルジャコフのイメージは若き日の天知茂
URLリンク(livedoor.sp.blogimg.jp)

514:吾輩は名無しである
21/02/15 12:53:04.30 h3rjv0IQ.net
現在のオレのイメージではプーチンだな

515:吾輩は名無しである
21/02/15 12:58:29.15 h3rjv0IQ.net
天知は「眉間の皺」がトレードマークだったね。
三島由紀夫が明智小五郎役に起用して賞賛した役者。
神経質そうでスメルジャコフを連想するのも当然か。

516:吾輩は名無しである
21/02/15 20:20:09.69 H+2gyWgG.net
トルストイから人道主義みたいなのを引いたのがドストエフスキー?

517:吾輩は名無しである
21/02/15 21:19:13.32 FM72b6UC.net
ドストエフスキーみたいな作家とかいたりしますか?

518:吾輩は名無しである
21/02/17 18:52:31.01 v+eIRC6k.net
トルストイは女好き
ドストFスキーも女好き
どっちもスケベ

519:吾輩は名無しである
21/02/17 23:06:27.57 rAjK4ngT.net
トルストイは農奴の娘をとっかえひっかえ凌辱していたらしいが、ドストエフスキーはどうしていたのか?

520:吾輩は名無しである
21/02/19 21:13:43.59 95eBEpQO.net
>>518
内容がくだらない。あんたらマトモなロシア文学の読者じゃないだろ?
一秒でわかるw
けっきょく、創価様がお出ましになるしかないのかよ?

521:吾輩は名無しである
21/02/19 21:16:32.66 95eBEpQO.net
というか...ハッキリ言って
俺が見たことがあるすべての板すべてのスレのなかで たぶんここが最低低能。
例外が2人くらい いたかな。

522:吾輩は名無しである
21/02/19 21:22:23.69 95eBEpQO.net
思うになんでこんな低能カキコになるのかというと、
「自分と関係ない世界」ととらえてる。小説だしと。
とっかえひっかえ凌辱 ―、スメルジャコフのイメージは天知茂― が精一杯のカキコとなる。
なんで!自分の事として読まないのかっ?
罪と罰を読めば、ラスコーリニコフとして生きよ!
カラマーゾフならば、アリョーシャだ。 俺はそうしてきた。

523:吾輩は名無しである
21/02/19 22:10:18.69 o6615K9Q.net
誰にも相手にされなくてさみしくなったか?じいさんw

524:吾輩は名無しである
21/02/19 22:33:31.01 95eBEpQO.net
>>523
お前も40代でジジイだろ?w

525:吾輩は名無しである
21/02/19 22:33:56.35 95eBEpQO.net
ジジイがジジイというなや...w

526:吾輩は名無しである
21/02/19 22:40:37.74 o6615K9Q.net
人がいやがることやってりゃ人は離れてく
人にいやがられることして功徳がほしいとか
バカなの?

527:吾輩は名無しである
21/02/19 22:46:52.47 95eBEpQO.net
>>526
良いこと書いてるじゃん、おれw
もっと虚心坦懐に受け止めなよ。

528:吾輩は名無しである
21/02/19 22:57:23.01 95eBEpQO.net
>>508
たとえば以下のドストエフスキーの言葉だ。
> われわれの階層に属するロシア人で、かなりの年配、それほど教養はないけれど、無教養というのでもなく、ある程度の官位ももっているのですが、
お前もある階層に属する日本人だよな。そして
>かなりの年配、それほど教養はないけれど、無教養というのでもなく、ある程度の官位ももっている
だよな? つまりここまではまったく同じだ。「無神論者」の主人公と。
> それが突然、もうかなりの年になってから、神への信仰を失ってしまうのです。
> 一生涯、彼は勤務ひとすじに打ち込んできて、軌道を踏みはずすこともなく、45の年まで、これといって目立ったところのない人物でした。

お前は、ある年に、とつぜん「神への信仰を失ってしまったか?」どうだ?
> 神への信仰の喪失は巨大な作用を彼に及ぼします。
そして「巨大な作用を及ぼしたか?」
そこを考えろ―というのだ。

529:吾輩は名無しである
21/02/19 22:58:37.08 95eBEpQO.net
>>518-519
> トルストイは女好き
> ドストFスキーも女好き
> どっちもスケベ
> トルストイは農奴の娘をとっかえひっかえ凌辱していたらしい
こんな内容じゃ、他板でもバカにされるだろう?

530:吾輩は名無しである
21/02/20 08:27:39.89 J/qHYHiX.net
トルストイは本当の話でしょう。
旦那いい加減にしてくれと詰め寄られたりして。

531:吾輩は名無しである
21/02/20 08:57:12.56 cUZLrCis.net
ドストエフスキーの父親は強姦魔
スケベというより変質者
女を見るとムラムラしてタケノコが成長してくる
やりまくったせいで領地の農奴に殺された
口(くち)より先にチンポから産まれてきた変態

532:吾輩は名無しである
21/02/20 20:20:37.08 X/2Q/uQ3.net
>>530
何が戦争と平和だ(´・ω・`)

533:吾輩は名無しである
21/02/21 04:33:02.47 AOo9aAop.net
> 女を見るとムラムラしてタケノコが成長してくる
健康じゃんw 何が悪いんだか? 価値観が狂ってんな

534:吾輩は名無しである
21/02/21 09:12:21.72 ZP3aj0FV.net
ソーカ大先生、総括してくだされ!

535:吾輩は名無しである
21/02/25 01:50:48.96 3DZnwI37.net
>>15
> 必要もなく絡みに行ってんだから警察が把握しとくべきだろ
> なんで何事でもない事にしようとしてんの?
> どう見てもロリコン、どう見ても犯罪者だろ?
これなあ...昭和だったらこんなことが事案?
子どもに「トイレはどこ?」も聞いたらいけない―となると、ますます子どもたちはほったらかしにされ、
すごい世代断絶が起きて、ますますどーしょーもない社会ができるよな。

536:吾輩は名無しである
21/03/03 16:57:30.03 mr7TrK57.net
あげ

537:吾輩は名無しである
21/03/04 14:52:25.42 32HbnyqG.net
ウイスキーよりドストエフスキー

538:吾輩は名無しである
21/03/14 00:12:33.95 rhGVeyHx.net
世界の5大ウイスキーとは(後進の日本メーカーが国際的な賞をもらうようになって宣伝文句として言ってるだけのような気もするが海外の評価もそれなりに高まっている様子)
スコッチ・アイリッシュ・バーボン(アメリカンウイスキー)・カナディアン・ジャパニーズ
またウイスキーは蒸留酒だがロシアを代表する蒸留酒はウイスキーではなくウォッカ
ドストエフスキー作品中に出てくる蒸留酒はウォッカのみでありウイスキーは一切出てこない たぶん

539:吾輩は名無しである
21/03/16 12:55:46.77 H0SzLONz.net
よく読んでいないようだね
「コニャック」が出てくるでしょ

540:吾輩は名無しである
21/03/16 12:57:46.03 H0SzLONz.net
カラマーゾフの因業おやぢが鍵付きの戸棚に入れているのが

541:吾輩は名無しである
21/03/16 17:40:08.68 tEu36JiN.net
>>540
そーだったー!
知ったかして恥かいた

542:吾輩は名無しである
21/03/17 09:28:39.57 H49GKC+b.net
創価さんに質問

543:吾輩は名無しである
21/03/17 09:30:13.22 H49GKC+b.net
中学生の時に友人の家に遊びに行った
その友人の家は典型的な豪農の家で
玄関が2つあった

544:吾輩は名無しである
21/03/17 09:33:13.52 H49GKC+b.net
普段は何方の玄関も使わず
裏玄関か勝手口を使う
で、ある時、一番格式の高い、式台の付いた玄関の壁に
短冊に書かれた日付が貼ってあるのに気付いた

545:吾輩は名無しである
21/03/17 09:35:35.40 H49GKC+b.net
そのときはそのまま帰ったが・・・
たぶん、その友人宅を訪ねた日とその短冊の日付がわりと近くて
旧暦の日付かと思ったような記憶がある

546:吾輩は名無しである
21/03/17 09:37:39.05 H49GKC+b.net
で、そのあと訪れたときに・・・
旧暦の日付じゃないことがハッキリしたので
友人に訊いてみた
因みに、その友人の家の宗教は「神道」

547:吾輩は名無しである
21/03/17 09:40:31.94 H49GKC+b.net
「よく気付いたね」とオレは言われた
その日付はその友人宅が昔、火事になった日の日付だそーだ
戒めのために貼り出してあると言われた

548:吾輩は名無しである
21/03/17 09:41:27.01 H49GKC+b.net
それで質問なんだが、
創価的にはその短冊もダメなわけ?

549:吾輩は名無しである
21/03/17 10:57:23.54 mElwWbNi.net
自分の質問に自分で答える一人対話って面白いの?

550:吾輩は名無しである
21/03/20 16:18:12.40 +n6O/gV5.net
>>540
『分身』にはラム酒が出てきた
穴があったら入りたい

551:吾輩は名無しである
21/04/03 08:15:19.84 u4KppD11.net
バカ丸出しやなあ
一部仲良しがいればその国同士はお味方かい?
敵同士でも裏で商売してるとか、敵の敵は味方だとかは冷戦時代どころかこの世に国家というもんが出来てからずっと続いていることなんだよ
そんなたわけたこと言ってるんじゃない
この世界に近代国家が出来だしてから、日本とシナが連合して欧米に対抗したことがあるかって―の
現状もそう、めっちゃ些細な分野でもありゃしないだろ
日本はアメリカの顔色をうかがいながら中国と付き合ってやがるんだ
核がどうしたって?
アメリカが日本に核を持たせない理由に中国は関係なし
いいか、核ってのは先制攻撃はダメだが報復はOKって世界なんだ
これ考えたら一目瞭然だろ
唯一の被爆国であるということは、唯一核攻撃ができる国でもあるんだ
日本はアメリカに核を撃ち込むことが正当化できる唯一の国だってことだ
そんなことは国際社会が許さないとか人道的にもあり得ないってのは、現在の状況でしかない
将来世界の情勢とかがどうなるか分かったもんじゃないからな
上記のような理屈が堂々と正当化される世界になる可能性だってあるんだ
アメリカは今も昔もずっと潜在的にそのことに恐怖しているし、将来やばくなりうる可能性を排除しておくってのは当然の作戦でもある
だから日本が核を持つことをアメリカは絶対に許しはしない
中国の事なんか何も関係ないんだよ

552:吾輩は名無しである
21/04/10 14:21:25.93 5bBEOd01.net
本スレ埋まったがどうするの?

553:吾輩は名無しである
21/04/10 14:40:02.08 f4hfxYoB.net
>>550
ドストエフスキー作品ではないが
『アンナ・カレーニナ』にはコニャックのソーダ割りが出てくる
コニャックのハイボールだ

554:吾輩は名無しである
21/04/10 21:31:43.00 tSB8023V.net
はやく③を作れ
待ちきれんぞ!はやく指導したい

555:吾輩は名無しである
21/04/10 21:43:24.77 o/mTGCRW.net
>>554
そうだよな

556:吾輩は名無しである
21/04/25 04:52:56.45 nsS+jOqM.net
批判が的を得てないんだよな。
まず業務で高校数学が応用として使える時点で、世の中の上側1%以上なのよ。
アク界隈はお受験からのエリート教育で育ってるから、世の平均以下がちゃんと認識できていない。
残念ながら需要が存在してしまうわけですわ。高校数学の範囲だろうが何だろうが知らんがな。
あと、純粋な高等な数学になればなるほど、応用が狭まっていく。平たく言うと役に立たない。
なんでそんなものと比較するのか意味が分からない。好きなら勝手に博士課程でも行ってろ。
そして、哀れにもアク候補生として入社して、想像以上に日本社会の企業文化に揉まれ疲弊し、
自分は東京一工のエリートなのにこんな試験にも受からないクヤシイ!!みたいな人が、
5chで見えない敵をたたいて必死にもがいているんだな。憎むべきはその選択の損切りができない自分自身なのに。
だから、嫌ならやめろよと。クソ試験と思うなら今すぐやめて転職なりしろ。何事も中途半端が一番良くない。

557:吾輩は名無しである
21/05/29 00:03:08.17 qvsPGcKF.net
☆☆☆ドストエフスキー統一スレッド②☆☆☆ まとめ

558:吾輩は名無しである
21/05/29 00:05:42.02 qvsPGcKF.net
> まず匿名掲示板で相手の背景は語り得ない
> 匿名なので相手の申告が発話即事実とみなされる
> だから匿名の場所では事態を確定するだけの客観的事実確認ができない
> それは家の鍵を閉めたかどうかのレベルと同じで、自分しか知り得ない事実は発言そのものが意味を持たない
> まさにこれこそが偏見と恣意性です
そのとおりですね。しかしトータルで真実が浮かび上がるよね?俺がいいやつとわかるでしょwww

559:吾輩は名無しである
21/05/29 00:07:34.60 qvsPGcKF.net
> 先生、来世もよろしくお願いします、ぐらいの感じで……。大間違いだった。
何が大間違いだったのか?... もう自分はがんで十分戦ってきた。だから先生来世でまた よろしくおねがいしますなのだが
> 男がひとたび腹を決めたら、横になってでも戦える。100人ぐらいに電話して。先
> 生のもとに、はせ参じるためだもん」「真の勝利は、生きるか死ぬかじゃない。戦い続
> けるってこと。広宣流布ですよ。治った姿を見せるより、戦い続けて語りたい。そこに、 がんを超越した喜びがある」 
生きたまま、この苦痛と戦いつつ、病気が治るより、病気のままの姿を見せつけつつ、
語りに語りたい!ということだ。

> 男がひとたび腹を決める
とは、どういうことだ? 貴様が日本人なら わかるはずだっ
一歩リートとか、ゆってるやつはわからん。
縁もゆかりもない ロシア人の神、ロシア人に夢中になっとるバカものは
いったいぜんたい どこだ?
> このスレは>>1がルールです
> どうか自由意志でやめてください
> お願いします
わかった。自由意志でやめる。
ドストエフスキーは偉大だから。しかしはるかに偉大なのは仏法であり、日蓮だということを憶えておきなさい。

560:吾輩は名無しである
21/05/29 07:10:29.00 7MCcqlek.net
ドストエフスキーの死因はなんだっけ?
病死だったことは確かだが。

561:吾輩は名無しである
21/05/29 09:29:35.45 XSVgKHhQ.net
心不全だろ

562:吾輩は名無しである
21/05/29 10:08:59.36 XSVgKHhQ.net
ドストエフスキーの作品にはゴミカスしか登場しない
よくもまぁ下品な作品ばかり書いたもんだ
読んでいると自分自身が穢れるような気がする
殺人鬼、淫売女、妾、ロリコン野郎、結核病み、高利貸し、癲癇持ち、釜掘り

563:吾輩は名無しである
21/05/29 18:18:43.55 NmVMTbtt.net
さぞかし無害で無意味な
何の印象にも残らないような文学が大好きなんでしょうねえ

564:吾輩は名無しである
21/05/31 09:55:44.85 u6oZberN.net
荒唐無稽すぎる

565:吾輩は名無しである
21/05/31 18:38:39.26 mAB0ScCb.net
ドフトエフスキーは史上一二を争う文才を持ったキチ〇イ

566:吾輩は名無しである
21/06/02 10:55:26.44 6djpQrww.net
ドフトエフスキーは20歳前後の若いころに読まないと意味が無いなあ。
歳とって分別着いてから読むと「まぁこんなもんか」という冷めた感想になる。

567:吾輩は名無しである
21/06/02 19:16:16.72 DOWgkfqL.net
>>566
なるほど

568:吾輩は名無しである
21/06/03 00:34:34.87 K0hyu41H.net
二月九日朝、二十五歳年下の妻アンナが七時ごろ眼をさますと、ドストエフスキーは
じっと彼女をみつめていた。
「アーニア、僕はもう三時間もずっと考えていたんだが、きょう僕は死ぬよ」
(中略)
八時三十八分、ドストエフスキーは息をひきとった。
世界文学史上の最高傑作ともいうべき『カラマーゾフの兄弟』は、その三カ月前に完成
していた。
                   山田風太郎「人間臨終図鑑」より
ぎりぎりだったんだな。未完で終わりかねない瀬戸際だった。よくぞ最後まで書いてくれた
ものだと、ため息をつくしかない。

569:吾輩は名無しである
21/06/03 02:39:56.01 GTuYr78E.net
享年60歳だからちょうど還暦か
今の感覚からしたら若いっちゃあ若い
しかし癲癇持ちで生涯金に苦労したが世界文学史に燦然と名を残したし
大往生と言えるかな

570:吾輩は名無しである
21/06/03 10:42:53.89 qPUlsB7I.net
いえないだろ
『カラマーゾフ』は未完

571:吾輩は名無しである
21/06/03 14:25:12.37 zFADXbZ3.net
カラマーゾフが未完と知らないで読んでたわ

572:吾輩は名無しである
21/06/08 12:20:18.13 cosERlf3.net
白痴読了
純真無垢なムイシュキン侯爵と荒ぶれワルのロゴージン、妖艶な美女ナスターシャ、
性格のきつい令嬢アグラーヤの4人の男女の複雑な恋愛関係が基本的な構図だが、
途中に差し挟まれる全く関係の無い挿話や一人独演会などが多いうえに、登場人物も多数で
他のドフトエフスキーの長編と比べると全体としてやや散漫な印象を受けるが、それでも
その単独挿話だけとりだして読んでもじゅうぶん面白いところが天才的。
日本では黒澤明が映画化したり、歴史家のEHカーが激賞したりと、世界的才人に愛されている作品。
特に最後のクライマックスへ向かっていく雰囲気描写に迫力があって凄かった。

573:吾輩は名無しである
21/06/09 06:51:39.13 78hBge0h.net
ぴんから兄弟って、ピンチ!カラマーゾフの兄弟の略だと言う事実を知っている人間はもはや少数

574:吾輩は名無しである
21/06/09 09:05:35.32 u/ZvpT6i.net
ホラ吹くなジジイ
チンポ引き抜くぞ

575:吾輩は名無しである
21/06/09 21:08:57.55 KnTQHNs6.net
>>571
おい小僧、のぼせ上がるのもたいがいにしとけよ。
てめえのそのオランウータン面をタコ殴りに殴ってチンパンジー面にしてやるからそう思え、この薄馬鹿。

576:吾輩は名無しである
21/06/09 22:57:54.45 Btg1o2jn.net
>>569
世界文学の金字塔「カラマーゾフの兄弟」を完成した直後に
死んだんだから、そら大往生だろうな。作家として書くべきも
のはすべて書きつくして、下手に長生きして晩節を汚すことも
なく60歳で死んだんだから、理想的な死に方だろう。

577:吾輩は名無しである
21/06/16 21:23:59.56 ODve3TX/.net
悪霊は思想集団の殺し合いが埴谷雄高「死霊」に似ている。埴谷雄高がドフトエフスキーから
影響を受けまくったのだから当たり前か。
未成年は、前半が落ち着いた筆致で淡々と進み、賭博なども出てくる上に題名からしても自伝的青春小説かと
思って読んでいたら、そんなわけもなく、結末がハリウッド映画、例えるならコーエン兄弟の
映画のようだった。

578:吾輩は名無しである
21/06/21 06:42:00.23 YL+U48ey.net
>>577
「未成年」は日本でも海外でも過小評価されている。

579:吾輩は名無しである
21/06/21 08:47:42.33 i++eJ7nO.net
『未成年』と『虐げられた人びと』はドストエフスキーが敬愛したディケンズに
最も近づいた傑作であり、さまざまな人間が葛藤するドラマチックな展開にしびれる
これに対し、『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』は
キチガイが登場して素っ頓狂な言動を繰り広げ、現実にはありえないような
オーバーな表現が多く、文体に繊細さが欠ける憾みがある

580:吾輩は名無しである
21/06/21 15:38:26.66 2sb6jQoQ.net
「未成年」って新潮文庫に無かったと思うのだが。
最近その存在を知った。

581:吾輩は名無しである
21/06/21 18:55:10.23 +Az6rqlr.net
ノルウエーブッククラブが選定した世界の偉大な小説ベスト100では
未成年は落選してるな。だけど作家別ではドストエフスキーが最多の4
作品が選出されてるからこれ以上優遇するわけにもいかないのだろう。

582:吾輩は名無しである
21/06/21 20:34:31.25 i++eJ7nO.net
>>580
岩波文庫は品切れ中、新潮文庫は販売されている

583:吾輩は名無しである
21/06/21 20:36:46.47 i++eJ7nO.net
>>581
他人の評価を鵜呑みにするな
文学は読んだ人それぞれが評価すべきだ

584:吾輩は名無しである
21/06/21 21:02:52.30 pf/qU2Fd.net
「未成年」
本筋に関係しない登場人物もいて、
これが妙にいい味を出していた。

585:吾輩は名無しである
21/06/21 21:34:20.03 pf/qU2Fd.net
「未成年」の最後で主人公に大学進学を助言する賢い男性の存在が物語に厚みを持たせている。

586:吾輩は名無しである
21/06/21 21:36:41.94 pf/qU2Fd.net
ドストエフスキー本人は大学には行っていないが、行きたかったんだろうなあ。

587:吾輩は名無しである
21/06/22 00:03:07.56 U5O2YN1F.net
>>586
大学に行かなくても旺盛な読書で深い教養、学識を身につけ、世界一の小説家になった。

588:吾輩は名無しである
21/06/22 12:58:04.30 LSedwmb1.net
未成年に出てくる最後ちょっと変になるが基本は優しい、主人公と会話も弾むおじさん
あれ殺された自分の父親の残影じゃないんですか
そんな風に感じたな

589:吾輩は名無しである
21/06/22 16:53:13.05 fHqXY4++.net
本棚から未成年を引っ張り出してきたら
大学のころ読みかけで挟んだままのしおりがでてきた

590:吾輩は名無しである
21/06/23 10:21:49.91 qH2v5z/G.net
>>587
馬鹿。
大学なんぞに行ってたらあのドストエフスキーは存在しないわ。

591:吾輩は名無しである
21/06/23 16:04:40.98 cHGQeWJa.net
ドストエフスキーの文章は無茶苦茶でしょ、と宇野千代は書いている。
だけどその無茶苦茶なドストエフスキーが書いた「カラマーゾフの兄弟」
は他に比肩するものがない世界最高の小説だとも書いている。
文学の本質は文体とか整った綺麗な文章にあるのではないということだ。
粋で引き締まった文章を書いた作家宇野千代の発言だけに説得力がある。

592:吾輩は名無しである
21/06/23 23:07:54.62 hilLjLOo.net
宇野千代の言いなりか
自分の意見は皆無かよ
虚しいのお

593:吾輩は名無しである
21/06/24 00:15:50.82 qBdJsdCX.net
自分の意見(笑)
久しぶりに間抜けな意見を聞いた。

594:吾輩は名無しである
21/06/24 08:51:31.07 a9PZDIi+.net
有名文学者の見解に従う一般人は多いよね
自分では考えられないんだろう

595:吾輩は名無しである
21/06/24 16:17:36.63 +DYsEkvg.net
結局さ、『カラマーゾフ』のテーマは
「復讐するは我にあり」なんだと思う
審判を下すのは神のみということ

596:吾輩は名無しである
21/06/24 16:21:34.20 +DYsEkvg.net
主人公たちのその後が描かれていない
中途半端な終わり方だから読者が色々と想像できるので
有難がる輩が多い
「世界最高の文学作品」というのは大袈裟すぎる

597:吾輩は名無しである
21/06/24 18:44:12.98 qBdJsdCX.net
主人公のその後が描かれていないというなら、どれも未完だ。
例えば戦争と平和のピエール・ベズーホフはその後どうなったか描かれていない。
読者が想像するしかない。カフカの城は20世紀を代表する偉大な小説だが、未完
であり主人公Kがその後どこへ行くか読者が想像するしかない。
そんな理由で小説の価値を判断するとはバカとしか言いようがない。

598:吾輩は名無しである
21/06/24 18:58:25.14 Skkhm9Tl.net
>>597
あなたが思う「世界最高の文学作品」は何ですか?
ぜひ読みたい

599:吾輩は名無しである
21/06/24 19:10:27.73 qBdJsdCX.net
>>598
トルストイの「戦争と平和」だろうな。読んでないなら読むことを勧める。
あとまだ完読はしてないが今読んでるプルーストの「失われた時を求めて」が
壮絶な内容で、もしかしたらこれが(自分にとって)世界最高になるかもしれない。
上に例にあげたカフカの城も世界最高かどうか知らんが、僕は感動したよ。
これくらいでいいか?

600:吾輩は名無しである
21/06/24 22:54:29.41 a9PZDIi+.net
>>599
その3作は傑作に間違いない
自分の好みを加味すると、ベストは『白鯨』だ

601:吾輩は名無しである
21/06/24 23:44:43.78 qBdJsdCX.net
しかし自分で書いてみて、世界最高傑作などという作品はないという事実に気がついた。サッカーのような審判がいないからだ。
ルールブックもない。自分の好きな作家や作品を盲目的に賛美し、反対に嫌いな作家や作品を執拗に貶す。そんなことは昔から誰
もがしてきた。この5ちゃんねるでも根拠なしに横行し、そして自分も無意識的にやってる。

602:吾輩は名無しである
21/06/25 01:37:14.90 GNEbmLzE.net
URLリンク(jp.sputniknews.com)
ドストエフスキーの生誕200周年に合わせ、新作映画がロシアで11月に公開
2021年06月24日 12:15
ドストエフスキーの生誕200周年に合わせ、
シリーズ映画『ドストエフスキーによる福音書』(4部作)が2021年11月にロシアで公開される。
同映画はモスクワ総主教府のヴォロコラムスキー・イラリオン府主教による著書を元にしている。
イラリオン府主教がリアノーボスチ通信の取材に応じた中で明らかにした。
イラリオン府主教の著書『ドストエフスキーによる福音書』は
モスクワのズボフスキー・ブリヴァールにある国立文学博物館で紹介された。
著書の中ではドストエフスキーのキリスト教観が4つの長編小説
(『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』)を基に分析されている。
その他、『未成年』や『作家の日記』に加え、メモや書簡、親類や友人による回想なども検証されている。
イラリオン府主教によると、このシリーズ映画は『ドストエフスキーによる福音書』と題され、
テレビでの全国放送が決まっているという。
イラリオン府主教は取材の中で、「制作作業をしかるべく終わらせ、
偉大な作家の生誕200周年を祝う国内のイベントに合わせて放送したい」と語った。
フョードル・ドストエフスキーは1821年11月11日(旧暦では10月30日)に誕生した。

603:吾輩は名無しである
21/06/25 08:39:33.33 px6QgO/K.net
ちょっとキザに書いてみよう。
「カラマーゾフの兄弟」の最後の別れは、文学史上最も美しいフィナーレである。
そこで想起するのは、同じく少年の死を少年と近しい者たちが回想し、そして別れ
ていく、トーマ・スマンの「ブッデンブローク家の人々」の最後である。これも同
じく切なく美しい。ドストエフスキーを尊敬していたマンが「カラマーゾフの兄弟」
からその着想を得たと想像する。

604:吾輩は名無しである
21/06/25 09:49:17.77 Kesw2Xas.net
>>603
千鳥ノブ「句読点おしい!」

605:吾輩は名無しである
21/06/25 12:15:09.83 nrTK1dS6.net
トーマス・マンだな。大作家に失礼しました。

606:吾輩は名無しである
21/06/25 17:27:58.39 aX0WQkj1.net
トーマ・スマンw
本当に読んでいるのかよオッサンw
解説書読んでるだけじゃないのかw

607:吾輩は猫である
21/06/26 01:02:38.03 JZRNn3ck.net
トーマス・マンの墓の前でやっと会いに来られましたと言うがごとくに正座して首を垂れる北杜夫の写真を見た記憶がある

608:吾輩は名無しである
21/06/26 08:15:31.31 IV2D8Z0T.net
トーマ・スマンw

609:吾輩は名無しである
21/06/26 09:34:15.49 VdAHXq4I.net
しかし>>603のように感じる者は他にいるのかな。「カラマーゾフの兄弟」と「ブッデンブローク家の人々」の最終場面が
少年の死をめぐって少年と関係の深かった人たちの回想と言う点では似てる。

610:吾輩は名無しである
21/06/26 09:56:58.80 IV2D8Z0T.net
『魔の山』には『白痴』『カラマーゾフ』のパクリがある
『ドクトルジヴァゴ』にも『白痴』『カラマーゾフ』のパクリがある
日本人には不思議に思われる『カラマーゾフ』にある表現をロシヤ人に訊いたら「慣用表現」だという
ロシヤ人は古典文学の購読を熱心にするからその表現を慣用表現と思っているかもしれない
その表現がドストエフスキー以前にもあったかどうかは俺にはわからない
ドストエフスキー以後の小説家がパクって一般化したのかもしれない
機会があったら大学の先生に訊いてみるつもり

611:吾輩は名無しである
21/06/26 10:03:17.71 IV2D8Z0T.net
『白鯨』はまったく無味乾燥な文学作品だが丹念に読み込むべきだ
『白鯨』以降のアメリカ文学の作品にそのパクリがある
『白鯨』を読んでいないとわからない

612:吾輩は名無しである
21/06/26 10:21:00.93 IV2D8Z0T.net
トーマ・スマンw
【誤字訂正】
>>610 の4行目
× 購読
○講読

613:吾輩は名無しである
21/06/26 10:24:04.71 IV2D8Z0T.net
独文学作品の理解のためには露文学作品の読み込みが必須だわな
「文学」においては「露文学」は世界文学の頂点にある
ロシヤ唯一の世界一だと思う

614:吾輩は名無しである
21/06/26 10:24:05.74 ryT9RU8B.net
『白鯨』を無味乾燥と評するのを初めて見た
まあ、読んだ人がどう評するかは自由だが、
自分にとって『白鯨』はとても感覚に訴えてくる
艶麗にして崇高な文学作品なんだな

615:吾輩は名無しである
21/06/26 10:31:12.25 idLrQqNE.net
トーマス・マンは兄貴のハインリッヒ・マンとローマで遊学してた頃ドストエフスキーやトルストイといったロシア小説を耽読してたから影響受けてる
「ゲーテとトルストイ」はじめロシア文学に触れた評論エッセイは多いし
新潮社のマン全集の評論の巻を図書館で一読するのをオススメする

616:吾輩は名無しである
21/06/26 10:32:18.31 IV2D8Z0T.net
無味乾燥な鯨に関する記述を調べてみたことがある
確か「呼吸孔」だったかな鼻先に一つだけあるもの
「ちょっと左側によっている」とあった
それは正確な記述だった
日本列島にある活火山の記述もある
オレは大方の意見に反し、北海道の樽前山だと思う
時間をかけてゆっくり読むべき、オレは5箇月かかった
途中で他の短編を4つ読んで息抜きした

617:学術@死廃狂鬼神舞幻妖呪魔術軍師悪魔召喚居士
21/06/26 10:44:43.21 RSfFUux4.net
連載中の文学は批評言論してはいけないわけじゃないんじゃないの?

618:学術@死廃狂鬼神舞幻妖呪魔術軍師悪魔召喚居士
21/06/26 10:45:44.95 RSfFUux4.net
ガリア戦記とか。

619:吾輩は名無しである
21/06/26 10:55:49.19 idLrQqNE.net
>>613
マンとかヘッセとかカフカなんかの20世紀文学はロシア文学の影響受けてるけど、それ以前はほとんどない
むしろホフマンがドストエフスキーにあたえた影響とかを調べると興味深いと思う

620:吾輩は名無しである
21/06/26 11:13:26.15 t4XLfORE.net
>連載中の文学は批評言論してはいけないわけじゃないんじゃないの?
知らない

621:吾輩は名無しである
21/06/26 12:18:11.48 VdAHXq4I.net
ロシア文学とうか、乱暴に極論すればドストエフスキーが20世紀の文学を
決定したと言える。アンチも含めてだ。もしドストエフスキーがいなかったら
良し悪しは別に20世紀の世界の文学は随分違ったものになった気がする。

622:吾輩は名無しである
21/06/26 12:21:10.72 VdAHXq4I.net
>>621
冒頭をロシア文学というか、に訂正。しかし面倒くさいな。

623:吾輩は名無しである
21/06/27 06:13:04.92 JHbiASwZ.net
『魔の山』は主人公の病人がラストでいきなり戦場にやってくるんだな。
病人が出征しても足手まといになるだけだと思うんだが。

624:吾輩は名無しである
21/06/27 07:55:03.39 GVV2lzC1.net
僕はドストエフスキーとトーマス・マンとカフカとプルーストが好きだな。
この4人に共通してるのはユーモアがあることだと思う。読んでいて声を
出して笑ったこともある。

625:吾輩は名無しである
21/06/27 08:28:41.07 c67B2Crr.net
ユーモアは一流文学作品に必須の要素だ
これは映画にもいえることだが、
巨匠はどんな深刻な題材でもユーモアを入れることを忘れない

626:吾輩は名無しである
21/06/29 23:40:01.61 KJ4TSnlV.net
ドフトエフスキーってどうして「地下室の手記」から、それまでの初期中期の優しさ、楽しさ、ヒューマニズム
っぽいものを捨てて、人間の悪意むき出しの作風になったんですか?
それがのちの巨大な五大長編へとつながっていくから勿論いいんですけど。
嫁の看病に疲れたとかいうけど本当にそれだけ?なんか私生活であったんですか?

627:吾輩は名無しである
21/06/30 01:39:54.99 cHFb3Gqx.net
初期中期の優しさ、楽しさ、ヒューマニズムっぽいものって
具体的にどの作品を想定してるんでしょうか

628:吾輩は名無しである
21/06/30 08:57:51.11 VZhmlqo0.net
『ステパンチコヴォ村とその住人』とか『伯父様の夢』といった文庫になっていない
明るい長編もあるのに、読んでない人がほとんどだよね
丸谷才一なんかはその2作が一番好きだといっていたな

629:吾輩は名無しである
21/06/30 13:24:58.83 9PTeNFl8.net
わが国の才能ある作家たち、平均的上流家庭の世界の生活をきわめて芸術的な筆致で描いたトルストイやゴンチャロフは、多数者の生活を描いたつもりでいた。
だが、私に言わせれば、彼らにしても例外者の生活を描いたのだ。
それどころか、彼らの生活こそ例外者の生活で、私のが一般的規則の生活なのだ。
私はロシアの多数者の本当の姿をはじめて引っ張り出したこと、その奇形的、悲劇的な特徴をはじめてあばきだしたことを誇りにしている。
その悲劇は、彼が自分は奇形だと意識しているところにある。
主人公としてみると、シルヴィオ(プーシキン『その一発』)やペチョーリン(レールモントフ『現代の英雄』)から
ボルコンスキー公爵(トルストイ『戦争と平和』)やリョーヴィン(トルストイ『アンナ・カレーニナ』)に至るまで、
いずれも「感心できない」けちくさい自尊心の代表者にすぎず、「育ちの悪い」人物たちだ。
彼らの更生が可能となるのは、素晴らしい手本のサクス(ドルジーニン『ポーリンカ・サクス』)、シュトルツ(ゴンチャロフ『オブローモフ』)、
ピエール・ベズーホフ(トルストイ『戦争と平和』)、ムラーゾフ(ゴーゴリ『死せる魂』)があるからだ。
しかし、それも彼らが表現したものがけちくさい自尊心の叙事詩以上のものではなかったからだ。
地下の悲劇を引き出したのは、私ひとりだけだ。
この悲劇は苦悩、自責、よりよいものを意識しているのにそこに到達できないこと、
そして、肝心なのは、これらの不幸な人間たちが、みんなこうなのだから更生する必要などないのだと明瞭に確信していることである。
ボルコンスキーはアナトールの足が切断されるのを見たとき更生した。そして、われわれはみなこの更生に涙を流した。
だが、本物の地下の人間は更生しようとしないだろう。
地下だ、地下だ、地下の詩人だ―雑文作家たちは、それがなにか私の不名誉のようにこう繰返したものだ。
これは私の名誉なのだ。ここには真実があるのだから。
(『未成年』創作ノート)

630:吾輩は名無しである
21/06/30 14:06:45.64 0OpoMlT/.net
>>627
貧しき人びと、賭博者、死の家の記録、虐げられた人びと
もちろんかなり暗い世界ではあるが。

631:吾輩は名無しである
21/06/30 14:16:05.56 0OpoMlT/.net
>>629
なるほどサンクス

632:吾輩は名無しである
21/06/30 17:54:52.61 m36LLoSP.net
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』。
江川卓さんの、謎解き『カラマーゾフの兄弟』で取り上げられた。
去勢派の白いキリスト・スメルジャコフについて書きました。
これからも、ドストエフスキーについては、書いていきたいと思います。
よかったら、読んでみて下さい。
愛の爆撃(君にラブしています)
URLリンク(ameblo.jp)
お笑い『堕落論』(41) で書いています。
おもに、統一教会や韓国について書いています。

633:吾輩は名無しである
21/07/01 01:55:38.44 hBQ/pIVZ.net
>>632
去勢派はマタイ5 30 を連想させるし、そのあたりが根拠になったのかもしれません
文字通り読むってことはそういうことにならざるを得ない様です
解釈ならば現実と整合性を保っていける
正解を付けのは難しいけど、宗教的に生きていける人は尊敬します
マタイ5章
30 もしあなたの右の手が罪を犯させるなら、それを切って捨てなさい。五体の一部を失っても、全身が地獄に落ち込まない方が、あなたにとって益である

634:吾輩は名無しである
21/07/01 10:24:52.31 6w+xWwQ3.net
>>626
「地下室の手記」以降それまでの初期中期の優しさ、楽しさ、ヒューマニズム
っぽいものを捨てて、人間の悪意むき出しの作風になったというより
人間の悪意などのダークサイドに敢えて切り込んで描いていく方途を実現したのが「地下室の手記」なのではないかと

635:吾輩は名無しである
21/07/01 13:53:12.48 KCZTE7kM.net
いきなり貧しき人々を書いて激賞を受け舞い上がちゃったんだろう。
若気の至りというやつ。そういう事情だから普通ならデビュー作が最高傑作
となって終わるところだったが、粘ったなこの人。
奇怪な怪人、怪物をたくさん描いたが一方でアリョーシャのような天使のご
とき清純な人間をも描いた。
それだけは誰もマネが出来ないドストエフスキーの本領だったと思う。

636:吾輩は名無しである
21/07/01 19:44:27.99 U+FXfdYA.net
新潮文庫からでているのを全部読み終わったのだが、
全部例外なく面白かった。さすが文豪。
この作家の小説は上質な映画のような展開をするんだよなあ。

637:吾輩は名無しである
21/07/01 20:10:27.04 U+FXfdYA.net
続き 
思い切り緊張感を高めたり、「ええ!」と思わせる展開をしたり、
少し驚くような結末などなど、いろいろな仕掛けがきちんとほどこされている。

638:吾輩は名無しである
21/07/02 06:01:40.64 xVq9fuma.net
>>628
> 『ステパンチコヴォ村とその住人』とか『伯父様の夢』といった文庫になっていない
> 明るい長編もあるのに、読んでない人がほとんどだよね
読んでないw

639:吾輩は名無しである
21/07/03 00:40:28.69 qC0hoTwU.net
去勢派(スコプツィ(Скопцы)というらしい)はいくらなんでもカルトだろと思ったが
とあるブログに「正教会側からは「古儀式派」と同様に「ラスコーリニキ(分離派)」と呼ばれたため、
しばしばスコプツィを含む「霊的キリスト教」諸派は、「古儀式派」と混同される」と書いてあって
なるほどラスコーリニコフはスコプツィではなく正統から見た異端かと腑に落ちた

640:吾輩は名無しである
21/07/03 20:54:07.51 oXIX+mZc.net
森鴎外が重訳した「鰐」は読んで面白い。とても「罪と罰」と同じ作者と思えない。
ドストエフスキーの翻訳としては早い方じゃないのかな。

641:吾輩は名無しである
21/07/07 03:01:23.79 o+6vQmNt.net
評価イマイチの初期短編中わりに評判のいい「弱い心」を読んだが
キングの傑作「シャイニング」に似たシーンが出てきて興味深かった
大作家も大変なんやね

642:吾輩は名無しである
21/07/07 23:27:04.26 YIz+hVYo.net
>>639
> 去勢派(スコプツィ(Скопцы)というらしい)はいくらなんでもカルトだろと思ったが
> とあるブログに「正教会側からは「古儀式派」と同様に「ラスコーリニキ(分離派)」と呼ばれたため、
> しばしばスコプツィを含む「霊的キリスト教」諸派は、「古儀式派」と混同される」と書いてあって
> なるほどラスコーリニコフはスコプツィではなく正統から見た異端かと腑に落ちた
こんな他国の、自分とは関係ない宗派の無用の知識について、考えてる時間があったら
信仰を実践すべきはずなのに、そこに気が付かないのかい?

643:吾輩は名無しである
21/07/07 23:38:43.86 YIz+hVYo.net
>>641
> 「弱い心」を読んだが
すばらしい

644:吾輩は名無しである
21/07/07 23:39:08.93 YIz+hVYo.net
僕なんかもうドストエフスキーを読むという習慣がない

645:吾輩は名無しである
21/07/09 07:53:20.82 NB8wKvFt.net
最近、『分身』と『永遠の夫』を読んだが、やはりドスト節は健在だったね
晩年の大作だけがこの作家の本領ではない

646:吾輩は名無しである
21/07/09 12:38:16.83 Rw6r6SXH.net
永遠の夫もレヴェルの高いイタリア映画みたいだったなあ

647:吾輩は名無しである
21/07/10 14:39:08.71 OHImn6xD.net
『未成年』面白い
レヴェルの高いソ連映画みたいだったなあ

648:吾輩は名無しである
21/07/10 14:41:06.31 OHImn6xD.net
最近、『未成年』を再読したのだが、やはりドスト節は健在だったね
晩年の大作だけがこの作家の本領であるね

649:吾輩は名無しである
21/07/10 16:58:04.83 EMzNfCRS.net
「未成年」は妙にリアルというか、貧乏くさい世界であって、そこが良い。

650:吾輩は名無しである
21/07/10 17:28:39.06 hGhVcoLU.net
『分身』はベルトルッチが映画化した
まさにイタリア映画だ

651:吾輩は名無しである
21/07/11 22:32:08.24 Z5wn3F4+.net
こんなに胸が熱くなる作家に出会ったことがない
冷徹な皮肉さと裏腹の罪悪感による個人の苦しみ...
そこに社会史的な思想をぶち込んでくるスケール感。もはやカオスでありながら圧倒される。
最近だと進撃の巨人くらい、それに近いものは感じたけど。


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