☆☆☆ドストエフスキー統一スレッド①☆☆☆at BOOK☆☆☆ドストエフスキー統一スレッド①☆☆☆ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト305:吾輩は名無しである 21/01/05 20:06:48.93 UjyRTfxz.net >>304 質問されたのは、人格的な正常と異常についてということっすよね? どの分野に置いて正常か否かを判断するかで意味合いは変わってくるけど、人格的な場合について言うとすれば、それは他ならずアイデンティティの問題だと思われます 世界の構成は自分と他者です 対自存在と対他存在が一致していないものを異常とオレは定義します 対自存在とは自分の目にうつる自分 対他存在とは他人の目にうつる自分 これは人格に問題がない場合は大体が同じになるんすよ 簡単に言うと、「自分がこういうことをやれば相手はこういう印象を持ってくれるよね」と想像して人は行動するわけです 「一致しないこと」ではなくて「どうやっても一致できない」人は異常と言えます この二つが一致しないならば、彼は世界と分裂していると言えるからです 他にも色々あるけど、大きなところでは、もう一つは時間的連続性の欠如がある場合も異常だと定義できます 簡単に言えば、過去の自分が自分であることを「どうやっても同じだとは思えない」人は異常です 「私」は自分という存在を時間の中で認識します 過去の自分が現在の自分と同じであり、同じ自分が未来でなにをやろうとも自分であることを疑ったりはしません それが出来ない場合、彼は自己と分裂しているといえます ここまでくれば分かると思うだろうけど、イワンがとても例なんです イワンは、アリョーシャが「犯人じゃない」と言ってくれても信じられません 自分の目にうつる自分と他人のそれが分裂しているからです イワンは、悪魔が過去の自分であることをいつまでも疑っています 過去の自分が自分だと思えないからです 受け入れられないのではありません、思えないんです 彼は時間的な感覚を失っているからです イワンは異常であり精神病者である、と結論できます このへんの定義がオレが思う正常と異常です 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch