20/11/24 23:46:59.24 5PolKwG/.net
自分の存在全体を防衛できない場合、人はその防衛線を後退させて自分の城に閉じこもってしまうのである。
彼は、自分の「自己」以外はすべてあきらめる覚悟でいるのだ。しかし悲劇的なパラドックスは、このようにして自己を守れば守るほど、自己は破壊されてゆくということである。統合失調症状態における自己の最終的破壊と崩壊は、(現実のあるいは空想上の)敵による外的攻撃によってもたらされるのではなく、自己内部の防衛的戦略そのものによる荒廃によって、とどめを刺されるのだ。