ドストエフスキーPart51at BOOK
ドストエフスキーPart51 - 暇つぶし2ch629:吾輩は名無しである
20/09/27 17:55:16.94 t0gIP9jX.net
かるとくんは
じえんとか
うそをついたりで
はじをかいてたころの
ぺるそなを
すてるために
びょーきをいつわってまで
じぶんをしんだことにしたいんだよ
だから
ほんとうは
まだまだいきてるし
このすれで
あばれるよ
みかけたら
あわれんであげてね
あーめん

630:吾輩は名無しである
20/09/27 20:48:59.06 cmYtLK7H.net
神は憐れんでくれても助けてはくれないんだよな
役に立たない神を信じてどうすんのよアーメン

631:吾輩は名無しである
20/09/27 22:22:18.65 uyqWza0n.net
ぱんを
あたえ
うばう
かみさまは
いゔぁんのきらいなかみさま
いのちのぱんを
くれる
かみさまは
あれくせいのすきなかみさま
あいことばは
Where we go one, we go all.
 
あーめん

632:吾輩は名無しである
20/09/28 00:25:42.51 eSDhffbA.net
病気を誇張しただけで軽いものだったらなりよりだし、ウソだったらそれはそれで何よりです
ドストエフスキーとかトルストイとか古典小説を好んで読む人って不条理を経験的に嫌う人が多いと思うんすよね
不条理なんて避けられるならば避けられるに越したことはなかったりする
少なくとも俺は不条理が嫌いです

633:吾輩は名無しである
20/09/28 01:38:22.32 eSDhffbA.net
>>630
「幸いなことよ。弱っている者に心を配る人は。主はわざわいの日にその人を助け出される。」詩篇411
あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから。マタイ57
ただ万人をあわれみ、万人万物を解する神さまばかりが、われわれをあわれんでくださる。神は唯一人で、そしてさばきにあたる人だ。最後の日にやって来て、こうたずねてくださるだろう。
…神さまは万人をさばいて、万人をゆるされる、善人も悪人も、知恵ある者もへりくだれる者もな…そしてみんなを一順すまされると、こんどはわれわれをも召し出されて」、『そちたちも出てこい!』と仰せられる。『酒のみも出てこい、いくじなしも出てこい、恥知らずも出てこい!』そこで、われわれが臆面もなく出て行っておん前に立つと、神さまは仰せられる。
『なんじ豚ども!そちたちは獣の相をその面に印しておるが、しかちそちたちも来るがよい!』すると知者や賢者がいうことに、『神さま、なにゆえ彼らをお迎えになりまする?』するとこういう仰せじゃ。
『知恵ある者よ。わしは彼らを迎えるぞ。賢なる者よ、わしは彼らを迎えるぞ。それは彼らのなかのひとりとして、みずからそれに値すると思うものがないからじゃ…』こういって、われわれのみ手に口づけして…泣きだす…そして、何もかも合点がゆくのだ!
…そのときこそ何もかも合点がゆく!…だれもかれも合点がゆく…カチェリーナも…同様合点がゆくのだ…主よ、なんじの王国の来たらんことを!」マルメラードフ

634:吾輩は名無しである
20/09/28 01:42:23.66 eSDhffbA.net
正しさに救いを求めてもない
神の前に正しくいられる人間は誰一人いないから
神が救いをもたらすならば、それは憐みにしかありえない
測った測りで裁かれるように憐みもまた憐んでくれる
それがゾシマの本質だったりもする
慈悲とは強いられるものではない。
優しい雨のように天から下界へと降り注ぐものだ。
慈悲は与える者とあずかる者に二重の祝福を与える。
偉大な力の中でももっとも偉大なものだ。
即位した君主には王冠よりもふさわしい。
その統治は一時の力を示すものであり、
畏怖と厳格さをあらわしている。
そこにあるのは王へのおそれに他ならない。
だが慈悲とは統治以上のもの。
それは王の心に位を戴き、
神そのものに由来する。
だから地上の力が神の力に似通うとすれば、
正義に慈悲が伴ったときなのだ。ユダヤ人よ、
お前の申し立ては正義であろう。だが考えてみろ、
正義を求めても救いがあるとは思えない。
私たちが願うのは慈悲だ。 ヴェニスの商人

635:吾輩は名無しである
20/09/28 09:39:33.77 IBfeINzQ.net
自分も不条理はきらい。ついていけない。カフカなんて最悪

636:吾輩は名無しである
20/09/28 11:35:18.05 ZKZU+t45.net
ラスコーリニコフやスタヴローギンなんか不条理キャラそのものだろ

637:吾輩は名無しである
20/09/28 13:06:23.58 iQb/YgfZ.net
不条理ってなんなん

638:吾輩は名無しである
20/09/28 15:17:09.45 LkFEuUUV.net
ラテン語起源の英語で言うとabsurd
意味は「常識に反した 理性や理屈に反する」だが
キルケゴールやカミュが主題として考察してる概念で一言で言うのは難しい

639:吾輩は名無しである
20/09/28 15:31:24.14 FOfB8ApL.net
理不尽が人から受ける不当な被害
不条理は人と自然含め人智越えたようなものから受ける不当な被害
人生うまくいかないよ~みたいなのも不条理

640:吾輩は名無しである
20/09/28 16:34:58.53 LkFEuUUV.net
不条理とは一般的な常識や理屈では説明できないということだから
一般的な常識人は被害を受けることもあるだろうが単に馬鹿馬鹿しいと嘲笑う場合もあるよね

641:吾輩は名無しである
20/09/28 16:36:11.84 b2EDeVkj.net
ラスコーリニコフが頭も良くてイケメンなのに貧しくて勉学もままならない一方、
金貸しの欲深ババアが金をため込んで大きな顔をしているのも不条理でしょう

642:吾輩は名無しである
20/09/28 16:56:49.22 LkFEuUUV.net
それでも普通は殺して金取ろうつまり強盗殺人しようとか
たとえ強盗殺人しても英雄たるべき人間は後の善行により過去の罪はなかったことにできるとか考えたりホントにやっちゃったりはしないわけで
社会にとってはラスコーリニコフは不条理の体現ということになる

643:吾輩は名無しである
20/09/28 19:26:48.67 3qPReljg.net
ラスコーリニコフはあれで頭良いのか?
スヴィロリガイロフは良さそうだが…

644:吾輩は名無しである
20/09/28 19:47:34.49 FOfB8ApL.net
未成年読んだけど主人公ゲスすぎんだろ
孕んだ妹に向かって母がこんなだから娘もこうなるのだ!ってw

645:吾輩は名無しである
20/09/28 22:20:42.02 PiZX+16j.net
オピニオン雑誌に掲載されるような論文書くぐらいの頭はあった
でもおばさん2人殺してシベリア送りになるって親不孝の馬鹿者ではある

646:吾輩は名無しである
20/09/28 23:15:56.23 AFD/nVju.net
殺人が自分に対する試験だったとはいえ、
欲しかった金は母と妹の為みたいなものだから、
じっしつ親孝行みたいなものじゃないですかね?

647:吾輩は名無しである
20/09/29 00:06:05.08 lVyo9lhR.net
>>646
おばさん2人殺して奪った金を元手に成功したとして
じっしつ親孝行になるもんですかね?

648:吾輩は名無しである
20/09/29 00:15:10.26 lVyo9lhR.net
ラスコーリニコフの主観的には母親孝行のつもりでも
実質的には母親を象徴的に殺したようなものでしたな
つまり罪と罰は象徴的な母親殺しの物語でもあるということになる

649:吾輩は名無しである
20/09/29 01:37:32.65 gtwteGrN.net
ドストエフスキーが文学として評価される理由は様々だけど、一つの理由として意志を主体の実現や現実との対立ではなく単なる客体としている所があります
通常、意志は個人的な主体であって本人をあらわす本質であるとする
他方で客体は対象でありモノ化されたもの、普遍的な事物だったりするのが普通の考え方であるし正しい
しかしイワンにとっての意志は主体ではありえない
ラスコリニコフもまた同じで主体もまたただの現象になっている
カントのいう物自体、プラトンのいうイデアが本体であり、意志もまた現象にすぎないと考える
そうすると何が起こるのか
他人を害する悪人と、人間嫌いな人で比べられる
前者は自分の意志と他人の意志が対立することで葛藤し、もしくは不快を逃れるために攻撃する
言い方を変えればその場限りの相手の奴隷である、もしくは自分という意志の奴隷とも言える
後者は全体の気持ちである
その場にいる相手が嫌いなのではなく、人間すべてが嫌いなので人間すべてを害するのである
特定の誰かではなくて人間というイデア、誰でも人間はすべてを嫌悪している

650:吾輩は名無しである
20/09/29 01:37:51.06 gtwteGrN.net
イワンは世界を嫌悪するが自分もまたその世界にいる
スヴィロリガイロフは人間を嫌悪するが自分もまた嫌悪すべき人間でしかなくなる
ラスコリニコフは老婆を殺したわけではない
人間が持っているすべての老婆(下劣さ)を拒否(殺した)したのである
目の前の老婆が下劣に見えるのは世界そのものが下劣に見えるから害しても悪にはなり得ない、という論理を抱くが、結局は人間である以上自分もまた下劣さを持った人間でしかない、という証明でしかあり得なかった
なぜなら彼らにとって意志は主体ではなく客体という不条理を知ってしまったから
意志もまたイデアの現象の一つでしかないということは、生そのものの意味を問わざるを得ないということでもある
おおよそ不条理を理解して、受け入れて生きることはどんなに難しいものなかのドストエフスキーは書いている
ただし希望もまた書かれていると思います
隣人愛がある
後者で例えた人間嫌いの人が人間好きな人に変わるならば、人間そのものを愛するようにもなり得る
ラスコリニコフはソーニャの哀れみに愛を見出すけれど、意志を現象という客体として考えるような人は、意志という客体が変わればすべての現象が変わるということになるがために個人を超えて全体を愛することが可能でもあると同時に、不条理は世界から消え失せる

651:吾輩は名無しである
20/09/29 01:48:19.70 gtwteGrN.net
>>648
どこだかまったく忘れているけど、愛されてていなければ殺人くらいで苦しむことはなかった、とラスコリニコフが言っているところがありますからね

652:吾輩は名無しである
20/09/29 09:39:33.75 lVyo9lhR.net
>>650
ラスコリニコフは老婆を殺したわけではない
人間が持っているすべての老婆(下劣さ)を拒否(殺した)したのである
と書かれてますが彼は高利貸しの老婆だけでなくその妹も殺していますよね
その2件目の殺人についてはどうなんでしょう

653:吾輩は名無しである
20/09/29 18:40:19.66 2K1gPwwp.net
そんなの関係ねー!!!

654:吾輩は名無しである
20/09/29 19:12:13.19 64ZZNjUW.net
>>652
江川卓説ではリザヴェータ≒ソーニャだから死んでないんだって!

655:名無し募集中。。。
20/09/29 19:17:36.01 5CIBZX4N.net
関係ないとは言えんな
むしろ無関係な妹を殺したことでラスコリニコフは自ら犯した罪の大きさに精神的に追い詰められ
自らが一凡人に過ぎないことを思い知って自首するんだから

656:吾輩は名無しである
20/09/29 19:22:22.64 Okpf69Ze.net
>>654
それは江川をディスってるんだよね?

657:吾輩は名無しである
20/09/29 19:48:03.15 64ZZNjUW.net
>>656
違うよ、全然違うよ

658:吾輩は名無しである
20/09/29 20:14:50.41 64ZZNjUW.net
あそこでリザヴェータを登場させてロージャに衝動的に殺させてしまうところがドストはうまいよねー
婆さんだけなら大して気にしてないもんな

659:吾輩は名無しである
20/09/29 22:17:35.25 Okpf69Ze.net
強盗殺人で被害者2人だが
名探偵ポルフィーリィの温情で自首したから
日本ならギリ無期懲役かもしくは死刑

660:吾輩は名無しである
20/09/29 22:46:40.63 xxuNCczi.net
>>652
以前このスレで触れたことがあるけど、静な愛情ほど恐ろしいものはなかったりする
キルケゴールが語った暗い可能性でもある
子供はとても愛らしい
でもそれと同じくらい憎らしくもある
子供は献身的で何も要求しない
でもそれはすべてを要求しているのと同じことでしかない
自己の存在を脅かすことがあるとすれば認識できる範囲にあるような恐怖ではない
認識できないものこそ最大の自己否定であり滅ぼし得る可能性を持っている
その正体とは不気味さと言える
ラスコリニコフはしっかりと事実としての二人の殺人を認識してはいるが、殺人を認知して承認はいない
彼は殺人の夢を何度も見るが思い出すのはいつも老婆だけでリザヴェータ殺害は「忘れている」
ソーニャに見つめられてはじめて「思い出す」
この認識の外にあるものこそ最大の自己否定に他ならない
ラスコリニコフはリザヴェータを恐れている
不気味であり無抵抗の子供のようなリザベータは斧を振り下ろされる瞬間もただ見つめて受け入れる
ソーニャと同じように見つめるだけである
本当にリザヴェータ殺害を認知するのは自首して告白する時でしかありえない
実際にこの時初めて自分からリザヴェータのことを話し出します

661:吾輩は名無しである
20/09/29 22:48:07.49 xxuNCczi.net
余談ですが、子供のような目がもたらす愛はムイシュキンにも書かれています
ムイシュキンは人をいらだせると書いてあります
無抵抗で認知の外にあるような目は人を苛立たせるのかもしれません
個人的な見解ですが、キリストを十字架にかけてしまったユダヤ人たち、ローマ兵の気持ちは分かるような気がします
純粋な自己犠牲的愛情というのは鏡なんすよ
自己否定や自己の憎悪、あらゆる欠点を剥き出しに映し出してしまう
何も言わずただ見つめている沈黙こそ最大の愛情でもあるけど最大の自己否定でもある

662:吾輩は名無しである
20/09/29 23:23:12.40 xxuNCczi.net
虐待とかで考えると分かりやすいです
育児ノイローゼとかって育児という作業に疲れているのはもちろんあるんだろうけど、単純にできない自分を見せつけられて居た堪れない気持ちになったりもする
子供ってある意味で鏡のようなもの
親になったのにうまく躾られない自分の欠点を子供は浮き彫りにするけど、しかったところで反抗するわけじゃない
むしろ謝ってきたりする
育児出来ていない自分が悪いと分かって謝ってくる存在なんて苛立たしい以上何者でもない
ソーニャやリザヴェータもそうでムイシュキンもそんな感じなんだと思います
ドストエフスキーはムイシュキンを書くにあたってキリスト伯爵を作り出そうとしたけど、圧倒的な正しさとか圧倒的な愛情というのにほとんどの人は耐えられない
だからナスターシャはムイシュキンが好きになってくれているのにも関わらず逃げ出すんです
居た堪れないから

663:吾輩は名無しである
20/09/30 00:08:59.93 hJ22fCvx.net
>>660
人間が持っているすべての下劣さの象徴と捉えている老婆は殺してもよくて
静な愛情を湛えているがゆえに恐ろしい老婆の妹を殺したことは恐ろしいが故にすっかり忘れてるとは
ラスコリニコフほど下劣な人間はいないということでよろしいでしょうか

664:吾輩は名無しである
20/09/30 00:09:01.84 hJ22fCvx.net
>>660
人間が持っているすべての下劣さの象徴と捉えている老婆は殺してもよくて
静な愛情を湛えているがゆえに恐ろしい老婆の妹を殺したことは恐ろしいが故にすっかり忘れてるとは
ラスコリニコフほど下劣な人間はいないということでよろしいでしょうか

665:吾輩は名無しである
20/09/30 01:14:04.41 nxXkkxtx.net
>>664
そういうことになりますね
分からなかったから殺して確認してみた!みたいなYouTuber的なノリは下劣っすね
ラスコリニコフ自ら言ったことだけど、人間が下劣であるかどうか考えている時点で相手は下劣なんかじゃなくなるわけだし、相手が下劣であるなら自分は「人間が下劣であるかどうか」なんてそもそも考えはじめない
相手を下劣かどうか考えさえしないものにとって人間の下劣さはうまれてくる
持っているかどうか確認している時点で持たないということになる
ラスコリニコフって殺人をよくピックアップされがちだけど一応お金をちゃんと奪っているんですよね
だけど証拠になることを恐れて捨てちゃう
ていうかお金のことはやっと思い出す始末だし

666:吾輩は名無しである
20/09/30 01:33:24.87 hJ22fCvx.net
>>665
自分が金が欲しいが為に人を殺して金を奪い
自分がしたことに気が動転して他人を殺して奪った金のことを忘れるとは
ラスコリニコフは下劣なだけでなくただひたすら無能であるということでよろしいですかな

667:吾輩は名無しである
20/09/30 12:02:32.54 nxXkkxtx.net
>>666
無能っていうのはマルメラードフのことじゃないかなw

668:吾輩は名無しである
20/09/30 12:36:37.59 hJ22fCvx.net
>>667
マルメラードフは徹底的に無能な人物として描かれてますね
でも考えてみればラスコリニコフも無能であるがゆえに底辺に近い生活に甘んじている点でマルメラードフと同類の人間であり
ただ金のために人殺しまではしなかったマルメラードフの方がラスコリニコフより人間としては高潔であるということもできますよね

669:吾輩は名無しである
20/09/30 12:50:41.81 v5LHMdk2.net
アル中の職なしのくせして売春して家族を養ってる娘に酒代をせびりにいってるのに?

670:吾輩は名無しである
20/09/30 13:44:45.75 N4/QwiAn.net
>>669
いや職はあるでしょ
ただ娘が体を売って作った金で仕事に行くために家族があつらえてくれた服と靴まで売って飲んじゃったというだけで
で問題なのはそのマルメラードフと強盗殺人犯ラスコリニコフ
どちらが人としてダメかということですな
世間一般的には間違いなく強盗殺人犯でしょうね

671:吾輩は名無しである
20/09/30 14:49:47.77 nxXkkxtx.net
能が優か劣かは社会的な基準の問題だと思います
一方で品性が潔か劣かは属性の問題です
ドゥーニャが貧しいので生活していく上で何をしたって不満や文句を言わないだろうと見越して婚約を迫るルージンは弁護士事務所を開くくらいの有能な人物ではあるが下劣でもある
女をモノとしてしかみていない
子供をつくっておきながら養えないアル中マルメラードフは無能である
腹違いの娘の売春に頼る親でもあるので下劣でもある
論文が雑誌載るくらいの文才があるラスコリニコフは優秀でもある
属性は老婆に斧を振り下ろせるくらい下劣である
ソーニャは売春婦である
社会的には無能だから売春しているとみなされる
血のつながりのない子供と肺病病みの母親を養おうとするくらい品性がいい
老婆は金をうまく転がして大金を何もしないで座っているだけで稼げるだけの有能さはある
貧しいものから利子を多くとる高利貸しとは下劣でもある
数え上げればキリがなくなりますが、有能か無能かどうかは社会的な基準によって決まります
しかもその時代の社会が求めているものに適っているかどうかが判断基準です
一方で品性の問題はなかなかはかることができません
品性をはかる定規がそもそも存在しないからです
以前にも言いましたが、俺は以上の理由から、美的な価値を比較すること自体がナンセンスだと思っています

672:吾輩は名無しである
20/09/30 15:33:58.88 nxXkkxtx.net
ラスコリニコフは下劣なのか
人間がシラミであるか考えたり、殺してもいいものと殺されてもいいものに分けようとする心があるくらいには下劣である
しかしながら泣けなしの生活費をマルメラードフの葬式代金として全額ソーニャにくれてやる人間は下劣なのか
スヴィロリガイロフは下劣なのか
スヴィロリガイロフは売春を繰り返すくらいには下劣である
しかしながら、母親と愛する弟のために婚約を受け入れようとしいるドゥーニャに大金をくれてやるし、ソーニャの子供たちには学校に行かせてやる
そもそもドストエフスキー的な定規があると仮定するならばキリスト教的な尺度が必要となってしまう
キリスト教で最大の戒めとは、神を愛すること、隣人を愛することである
すべてはそれの拡大解釈に過ぎなかったりする
神を愛し、隣人を愛するために行われた悪は許されるのか
ラスコリニコフは殺人者であるが、貧しいものには生活費を施しても厭わない
汝隣人を愛せよは戒めである
汝殺すことなかれも戒めである
ではどちらが優先されるのか
貧しいものから搾取する老婆を殺して貧しい隣人のために行われた殺人は隣人を愛した結果ではないのか
殺すことなかれを守りなにもしないで黙って見ていることが神の掟にかなっているのか
こういうことに成否をつけるのは難しいしナンセンスである
原理的に不可能である
それを「あえて」やろうとしたのがラスコリニコフでもある

673:吾輩は名無しである
20/09/30 16:01:34.59 nxXkkxtx.net
だから罪と罰でソーニャは売春婦として登場する
もしソーニャが真っ当な職を持っていて、その経済で親と子供を養っている少女だったらただの感動物語にすぎない
だけど少女は売春婦でもある
汝隣人愛を愛せよ
汝姦淫することなかれ
どちらも神が定めた律法であり戒めである
ソーニャは隣人を愛している
姦淫することで愛を行なっている
ではソーニャは罪の女なのか
神はソーニャを裁かれるのだろうか

674:吾輩は名無しである
20/09/30 18:21:48.95 8daR6d1a.net
罪と罰の話になると盛り上がるしスレも伸びるね
罪と罰が名作だというのももちろんあるけど、みんな罪と罰しか読んでいないからなんだなw

675:吾輩は名無しである
20/09/30 19:29:44.09 tJNJzN9V.net
>>674
じゃ君の好きな作品の話をしようよ

676:吾輩は名無しである
20/09/30 20:17:33.09 YpvfGRx5.net
>>674
俺のことかw
罪と罰しか読んでいない
しかも罪と罰を読んだのは20年以上前で
内容はおおかた忘れてしまった
覚えてるいるのはラスコーリニコフがソーネチカに
新約のラザロの復活の場面を読ませるところぐらいだ

677:吾輩は名無しである
20/09/30 20:27:17.37 8daR6d1a.net
おれは罪と罰ともうひとつ虐げられた人々も読んでるぞw
カラマももちろん読みたいけどあえて読まずにとってあるというか、楽しみを後に残してあるというか

678:吾輩は名無しである
20/09/30 21:49:51.74 iC+kAcjR.net
🔥🇹🇩🔥🧔<イタンはシネ、アーメン
  Λ
  タ
  ス
  ケ
  テ
  Ι

679:吾輩は名無しである
20/10/01 00:11:17.17 MEI6QBYp.net
じゃあ、百合小説『ネートチカ・ネズワーノワ』について語ろう

680:吾輩は名無しである
20/10/01 00:18:11.15 SQpmlpxw.net
>>672
なけなしの生活費を貧民に施すと言ってもそもそも親からの仕送りでしょ
下劣なのか
はいそうですとしか言いようがないと思います

681:吾輩は名無しである
20/10/01 00:21:17.25 SQpmlpxw.net
>>679
どこがどんなふうに面白いと思ったの?

682:吾輩は名無しである
20/10/01 00:43:55.72 jzqqoawm.net
>>680
大学生って学生だからね
仕送りがライフラインでそれが失われたら生命の危機

683:吾輩は名無しである
20/10/01 00:48:45.82 MEI6QBYp.net
>>681
まず読めよ

684:吾輩は名無しである
20/10/01 01:01:55.11 SQpmlpxw.net
>>683
第1部はドストエフスキーの短編としたら「おとなしい女」に次ぐぐらいの傑作らしいから読んでみるよ
それまで話つないどいて

685:吾輩は名無しである
20/10/01 01:03:38.52 SQpmlpxw.net
>>682
失われたらって自分から施してんだろ
バカとしか言いようがない

686:吾輩は名無しである
20/10/01 01:05:45.91 jzqqoawm.net
さて,イエスが目を上げると,富んだ人々が自分の供え物を宝物庫の箱に入れているのが見えた。
次いでイエスは,ある貧乏なやもめがごくわずかな価しかない小さな硬貨二つをそこに入れるのをご覧になって,こう言われた。
「あなた方に真実をこめて言いますが,このやもめは,貧しいとはいえ,彼ら全部より多く入れました。
これらの者はみな自分の余っている中から供え物を入れましたが,この女はその乏しい中から,自分の持つ暮らしのもとすべてを入れたのです」。
聖書(ルカ21:1~4)
がドストエフスキーの善悪

687:吾輩は名無しである
20/10/01 01:11:33.49 SQpmlpxw.net
>>686
なるほど
ラスコリニコフにもいいとこはあるんだな

688:吾輩は名無しである
20/10/01 09:33:27.28 IO4tVbQH.net
ラスコーってイケメンなの?

689:吾輩は名無しである
20/10/01 11:29:45.14 SQpmlpxw.net
底辺のブ男(しかもキチっぽい引きこもり)が
金貸しのお婆さんとその妹を殺して金を奪い結局自首しましたって話じゃ
誰も読まんやろ

690:吾輩は名無しである
20/10/01 11:44:12.72 Q6vsJcqi.net
>>688
こんな感じで紹介されているようです
7月にしては暑すぎる日、天井の低い粗末な部屋を飛び出したラスコーリニコフは、
「大きな野望をもつ者が、なぜビクビクしながら生きなきゃなんないんだ」
と、自らを叱咤激励しながら歩き出した。
ロシアはペテルブルクの貧しい下町。その町に似つかわしくないのは、青年ラスコーリニコフの風貌だった。美男子で、人目を引く顔立ち、背の高さ、茶色の髪の毛。しかし彼は授業料が払えず大学を中退した、ただの貧乏学生に甘んじていた。

691:吾輩は名無しである
20/10/01 13:05:37.17 u7ym7n75.net
へ?
ちゅーたいしたのに学生なのか?

692:吾輩は名無しである
20/10/01 13:24:40.23 56sjseHl.net
学費があれば復学できるようだね
だから何とかして金を作って学位取って法律家になって稼いで母親と妹の面倒見たかったんでしょ
なのにあんなことになっちゃって

693:吾輩は名無しである
20/10/01 14:09:48.01 rp3ReGEz.net
元学生(вышедший студент)仲間のРазумихинはちゃんと復学したしね

694:吾輩は名無しである
20/10/01 15:44:16.53 1LQxNowJ.net
>>692
ありがとうございます。
そういうことだったんですね。

695:吾輩は名無しである
20/10/01 19:48:40.28 fKHGaYTO.net
渡部昇一がバフチンのポリフォニー論に触れて
ドストエフスキーは原語で読まなきゃ意味ないとか書いてたが
無茶言うなよと思ったな

696:吾輩は名無しである
20/10/01 20:14:40.12 /6V/b2uE.net
聖書を読むために古典ギリシャ語をやろうと思ったことがあるけど、ギャグみたいに難しかったから諦めたな〜
原文でドストエフスキーを読めたら楽しそうだけど、ロシア語って大変そうだ

697:吾輩は名無しである
20/10/01 20:31:34.38 TzVyFM0d.net
ラスコーはソーニャとヤったのか?

698:吾輩は名無しである
20/10/01 20:59:08.15 nuSyqT++.net
ラスコーリニコフがソーニャを愛していることに自分で気づくのがエピローグで語られるシベリアの場面
やるとしたらその後だろどうでもいいが

699:吾輩は名無しである
20/10/01 22:05:00.10 pik4JZjg.net
ロシア語できる香具師おるか?

700:吾輩は名無しである
20/10/01 22:22:48.69 rp3ReGEz.net
多少はできるよ
部分的にはドストエフスキーを原語で読んだ

701:吾輩は名無しである
20/10/01 23:47:06.38 SQpmlpxw.net
リアルインテリゲンチャやんけ
ロシア語で読んで感心した文章ってあったりしますか?

702:吾輩は名無しである
20/10/02 03:42:09.60 tsFbUULK.net
>>697
江川卓はロージャの犯罪告白の後にやってると主張してる。まあたしかに、とは思える解説だった

703:吾輩は名無しである
20/10/02 09:04:24.22 LWnkt3Fs.net
>>701
難しいという感想しか浮かばない
詩は原文で読めると韻とかリズムみたいな翻訳不可能な部分がわかっておもしろい

704:吾輩は名無しである
20/10/02 13:36:17.18 24+nvWMj.net
オレも一つだけロシアの詩を知ってるで
ヴェークとヴェークとレフカンベーク
レフカンベークとヴェークとヴェーク

705:吾輩は名無しである
20/10/02 22:45:51.58 mWaIqCe4.net
パゾール(この恥知らずが!)

706:吾輩は名無しである
20/10/03 01:20:17.64 ZAAOKyje.net
意味はとれないけど読みだけならこれだけでもいけますよ
ア а イ и ウ у エ э オ о
カ ка キ ки ク ку ケ кэ コ ко
サ са シ си ス су セ сэ ソ со
タ та チ ти ツ цу テ тэ ト то
ナ на ニ ни ヌ ну ネ нэ ノ но
ハ ха ヒ хи フ фу ヘ хэ ホ хо
マ ма ミ ми ム му メ мэ モ мо
ヤ я ユ ю ヨ ё
ラ ра リ ри ル ру レ рэ ロ ро
ワ ва オ о
ン н
ガ га ギ ги グ гу ゲ гэ ゴ го
ザ дза ジ дзи ズ дзу ゼ дзэ ゾ дзо
ダ да ヂ дзи ヅ дзу デ дэ ド до
バ ба ビ би ブ бу ベ бэ ボ бо
パ па ピ пи プ пу ペ пэ ポ по
キャ кя キュ кю キョ кё
シャ ся シュ сю ショ сё
チャ тя チュ тю チョ тё
ニャ ня ニュ ню ニョ нё
ヒャ хя ヒュ хю ヒョ хё
ミャ мя ミュ мю ミョ мё
リャ ря リュ рю リョ рё
ギャ гя ギュ гю ギョ гё
ジャ дзя ジュ дзю ジョ дзё
ヂャ дзя ヂュ дзю ヂョ дз
ビャ бя ビュ бю ビョ бё
ピャ пя ピュ пю ピョ пё

707:P
20/10/03 02:46:57.36 Z/Tw7dXl.net
形がハングルっぽい

708:吾輩は名無しである
20/10/03 08:59:32.42 vC2bot8N.net
ウラー
万歳

709:吾輩は名無しである
20/10/03 09:06:26.25 oLf4H237.net
>>706
なるほど
Разумихинはラズミーヒンて読むわけか

710:吾輩は名無しである
20/10/03 09:13:14.60 MFIrBmOf.net
語学はモチベーションが大事だと思うけど、ドストエフスキーを原文で読みたいってだけでは勉強が続かなさそうだから、わしには無理やね

711:吾輩は名無しである
20/10/03 09:42:33.31 iCK/RQ2f.net
人生の残り時間を考えると
ロシア語を勉強する時間を日本語でドストエフスキーを読む時間に当てたほうが有意義だと思お

712:吾輩は名無しである
20/10/03 12:21:47.75 x5ccKkGo.net
自分的に、どん底だなぁと思っていた頃、
(ゴーリキーには行かず)
「地下室の手記」を読んで、自分の感情を
噛みしめている様な気分になれた。
あれはあれで、よかった。

713:吾輩は名無しである
20/10/03 13:31:02.67 42JrQ+pB.net
『地下室の手記』新潮文庫版、中村文則くんが読んで人生観を根底から完全に変えられたと直接に話を聞いたが、
過大評価されてその後どうかなと思っていた、今は将来性皆無の馬鹿丸出し似非純文学者、下らないエンタメ作家になったよなぁ。
……本気で早く恥晒していないでくたばってほしいよ。

714:吾輩は名無しである
20/10/03 13:52:26.02 x5ccKkGo.net
そう言う発言も、いかがなものかと思います。
仮に相手が、バカでもチョンでも、ねえ。

715:吾輩は名無しである
20/10/03 14:38:56.49 oLf4H237.net
「地下室の手記」で思い出すのは第2部での主人公の見事なまでの嫌われっぷりだな
友人の送別会でのいたたまれなさは多分若き日の作家の苦い思い出がベースなんだろうけど
コミュ障的人間の自分も辛いけど周りはもっと迷惑というミもフタもない現実を活写していて正に現代の預言者と言われるにふさわしい

716:吾輩は名無しである
20/10/03 15:55:12.18 x5ccKkGo.net
う~ん、そうですね。
寒い夜中に掛ける毛布も無く、寒さに耐えながら
うつらうつらしている状態の様な、
全く言うに言われない感情にとらわれる。

717:吾輩は名無しである
20/10/04 00:20:17.52 IJY6lKOM.net
>>709
そうっす
日本語の発音に慣れているとPがラ行だとは思えないですけどね
д←の口みたいなのががドストエフスキーの「ド」になるとも思えないw

718:吾輩は名無しである
20/10/04 00:45:25.58 IJY6lKOM.net
芸術家は個人的経験を普遍的経験として抽出するのがとてもうまい
ドストエフスキーは、意志の奴隷になっているもの、自意識の奴隷になっているもの、ある自己の内面的な意識に奴隷になっているものを書くのがとてもうまいがために共感もたらすのかもしれない
しかしどんなに人間の普遍的内面を言葉に書き表すことが優れていようとも、個人的経験から発せられた言葉は個人的な経験でしかありえない
では共感をうんでいる正体とはなんなのか
通常、人が主観として語る認識は自分のみしか理解できないような事柄でしかありえないが、ある優れた才能を持っているものは、自分の意志や主観でさえもある一つの現象として語る
正体は現象にあるのかもしれない
もし意志や自意識さえも現象であるのならば「それを観察す自己」が必要になるに違いない
ドストエフスキーは自己を観察する自己を書く芸術家と言える
英語みたいな少し分かる感じの言語ではなく、ロシア語みたいに何にも分からない言語を日本語に訳しているとよくそんなことを思います
ようは記号を記号に変換して意味を汲み取っているような気持ちになりますが、この変換する作業に、記号から意味を変換している自分を観察する自己がいることに気が付いたりします

719:吾輩は名無しである
20/10/04 02:51:46.01 ATVkZwUm.net
未成年の解説いらなすぎ
せっかく余韻に浸ってたのにケチつけてばっかであげく自分の好きな本紹介しだす始末

720:吾輩は名無しである
20/10/04 06:07:55.87 EStZJ2A7.net
一昔前新潮文庫版ではいわゆる5大長編の内未成年だけしばらく絶版だったよね
自分も未成年読もうとして主人公が私生児でロックフェラーを尊敬してて競売で何か買ってる場面まで読んで
「これはアメリカの悲劇ロシア版か?おもしろそう!!」と的外れな予想の下に読み進めようとしたけど結局面白さが分からず挫折
今は新潮文庫版の解説は未成年大好きな佐藤優が解説かいてるらしいから解説だけでも読んでみようと思う

721:吾輩は名無しである
20/10/04 07:11:11.58 7+R6OABq.net
未成年は途中で構想を変えたのか?ってくらい展開がめちゃくちゃなように思えた。
アルカが金持ちになろうと努力し続けるのではなく、意志が弱いから諦めちゃうところはやけに生々しいとはいえ。

722:吾輩は名無しである
20/10/04 10:01:45.62 EStZJ2A7.net
未成年は実質的に私生児の父親の物語で良い父親を書こうとして失敗したってことかな(読んでもないのに失敗作扱いすんなって話だが)
ドストエフスキーの父親は自分の農奴に殺された一代貴族兼医者だったと思ったが
作中に出てくる父親は死んでるかろくでなしが多いよね

723:吾輩は名無しである
20/10/04 14:13:03.17 ATVkZwUm.net
資本主義に傾く混沌のロシアを私生児として生まれた混沌の家庭を重ねたのは面白い
それで金や愛を望み、悩むアルカージィにどちらも偶然の現象なのだと誰かが悪いわけでないと諭すところは印象深い
現代でいうならff10かな

724:吾輩は名無しである
20/10/04 14:55:12.77 dzS0+pAw.net
『未成年』が芸術的にもっとも優れていると思う
他の4大作は思想的には偉大だが、キチガイが登場して素っ頓狂な展開になるし、
文体も結構荒っぽいので、芸術上は落ちる
まだカバーのない時代の岩波文庫における『未成年』の訳者米川正夫の解説が印象に残る
「渾然とした滋味と落着きのあるインチメートな浸透性に充ちている、ユニークな名品」
この解説はカバー付で復刊された時は削除されていた

725:吾輩は名無しである
20/10/04 15:11:23.87 wZf8vq1Q.net
キチガイが登場して素っ頓狂な展開になるところに面白さを感じるオレにとって
未成年が縁遠いのは当然だったな

726:吾輩は名無しである
20/10/04 17:23:26.97 GgswyBcb.net
基本的にドスト作品は狂人ばかりだと思うけど
「未成年」は日記体形式のレポートのような告白小説で
いつものように心理的振幅の激しいドスト作中人物の
心理変化にイヤというほどつき合わされる
ルソーの告白のようでもあるのだがあれほど強固な自我構造ではなく
主人公の家族やそれを取り巻くロシア貴族などの人間関係の構造によって
目まぐるしく変わっていく
「地下室の手記」が深層心理への下降なら
屋根裏部屋に居住する主人公は深層から表層への浮上のようなものであって
それで表層部に属するロシア社会は当然のことながら混乱状態にあるわけで
それが主人公の成長とあいまって物語を引っ張っていく

727:吾輩は名無しである
20/10/04 17:53:38.16 IJY6lKOM.net
劇では、複数の視野がそれぞれまったき状態のまま、超視野的な統一性において結合することなど不可能だ。
劇の構造がそうした統一性のための足場を与えてくれないからだ。
したがって、ドストエフスキーのポリフォニー小説において、正真正銘の劇的対話はごくニ義的な役割しか演じることはできない。
バフチンはそう語ったけど、簡単に言えばドストエフスキーは基本的に劇に向いていない、ということ
それがもっとも当てはまるのが未成年です
例えばヴェルシーロフを思い描くとすると、彼には客観的なヴェルシーロフがまったく存在しない
彼がどういうものかを知るためには、アルカージイ、もしくはソフィアやマカールからの見えているヴェルシーロフを分析していくことを読者は求められてしまう
しかしこれは各キャラクターから見ているヴェルシーロフの本当の姿がどこかにあって、実体と影を正確に分析していけば本当のヴェルシーロフ像が見えてくる、というわけでもなかったりする
そもそも実体はなく影しかありえないからだと言える
ドストエフスキーは未成年でそれを書いてみせたけど、人間もきっとそんなもんなのかもしれません
ある他者に見えている実体などなく影の寄せ集めでしかなく、その影もまた自分の視点を通した実体の残余みたいに曖昧なものでしかかったりすると思います

728:吾輩は名無しである
20/10/04 17:56:44.92 IJY6lKOM.net
>>726
地下室の主人公なんかは主観がハッキリしていて分かりやすいですよね
共感もしやすかったするのかもしれない
人間関係によって構造が目まぐるしく変わっていく、未成年ではホントそんな感じっすね

729:吾輩は名無しである
20/10/04 22:46:21.96 7DiK4dmm.net
>>727
それをやってみせたのが三島のサドだよね

730:吾輩は名無しである
20/10/05 00:04:11.19 /VWYrHgc.net
>>729
戯曲もやっているみたいですね
ていうか、わがともヒットラーが気になる
現代だったら出版禁止だろうけど

731:吾輩は名無しである
20/10/05 08:55:21.31 Apno3Yoi.net
↑わが友ヒトラーは、新潮社から、サド侯爵夫人とカップリングで
出ています。たしか、今も買えるはず。
「発表出来ないだろう」と、言う意味かな?

732:吾輩は名無しである
20/10/05 19:51:42.21 slNhQO/I.net
>>731
そういう意味です
言葉の使い方にシビアでクレームも多い現代で、もし誰かがこの題名で発表しようとしたら出版社もストップがかかるように思いました

733:吾輩は名無しである
20/10/05 20:41:33.86 NHqFcpNP.net
『わが友ヒットラー』
実際読めば、さほど刺激的な内容ではないし、三島がヒットラーを絶賛しているわけでもない

734:吾輩は名無しである
20/10/05 21:27:38.08 slNhQO/I.net
>>733
例えばあなたのようにしっかり読んで判断を下す人ならそうかもしれませんが、そういう人ばかりではないでしょう
現代の「言葉狩り」とは表面的にタブーかどうかで行われることなので思ったような期待はできないと思われます
三島だけじゃなくてドストエフスキーもそうです
「白痴」なんて題名は現代社会では差別用語です
ドストエフスキーの白痴、が有名だから許されているだけであり、白痴という言葉を使って新規にある作品の題名を今から名付けようと思うなら批判は免れません
俺もそれが正しいとは思わないですけどね

735:吾輩は名無しである
20/10/05 21:41:55.22 b5QUpxW/.net
字謎に隠された5文字の秘密を明かそう!!
そかうね死
かねそ死う
ねう死そか
う死ねかそ
死そかうね
正答された方には
死にかけカルト老人のケツマンコ(USED)
をプレゼント

736:吾輩は名無しである
20/10/05 22:56:49.98 2kXh1Hl6.net
創価さんは三世の生命を手に入れて不滅の存在となるのですよ。小勝利

737:吾輩は名無しである
20/10/06 09:11:40.33 imlRBt7u.net
>>734
逆に、その様な表面的事象で判断されてしまうので、かえって本来
見失うべきでない、意味のあるものが葬り去られると言う事ですね。
まるで、昭和7~8年頃からのいわゆる「特高警察」が跋扈した時代と
同じではありませんかね?

738:吾輩は名無しである
20/10/06 11:42:24.15 pL9flYvx.net
まだあのバカいんのか
とっとと地獄で犬作と仲良く焼かれろや

739:吾輩は名無しである
20/10/06 13:56:59.72 imlRBt7u.net
>>738
誰の事言ってんだよ?アンカーくらい付けろや!
アホンダラ!!

740:吾輩は名無しである
20/10/06 16:24:21.97 68SENYjq.net
ソーカが釣られてて草

741:吾輩は名無しである
20/10/06 18:07:17.58 y49eSnTy.net
文学YouTuberのベルちゃんって可愛いよね
村田沙耶香の最新作『丸の内魔法少女ミラクリーナ』を書評します!
URLリンク(youtu.be)

742:吾輩は名無しである
20/10/06 18:12:55.25 pu0R0YaS.net
こんなに無能なソーカーニャも神は憐れんでくださるのでしょうか?南無三

743:吾輩は名無しである
20/10/06 18:55:30.57 gQ9jt7kA.net
さんざん他人に迷惑をかけてきただろうから地獄に直行かと思われるけど、なんだかんだ恩寵によって救われるかも。

744:吾輩は名無しである
20/10/06 21:04:26.93 upZH8aKQ.net
たとえ火の海に包まれていても、愛しいセンセーと苦しみを同じくできるのならばソーカ君の本望だろうよ

745:吾輩は名無しである
20/10/06 21:12:26.91 U6FII5Hu.net
こいつ学歴コンプ感がキツすぎて無理
人を見下すために文学かじってるような輩に見える

746:吾輩は名無しである
20/10/06 22:04:53.23 pu0R0YaS.net
マルメラードフとソーカーニャに慈悲は無用ですかそうですか

747:吾輩は名無しである
20/10/06 22:28:17.43 CmdMlJGn.net
人を見下すためにカルト宗教に入った学歴コンプのチンカス「人を見下すために文学かじってるような輩に見える」

748:吾輩は名無しである
20/10/06 23:11:33.12 sBuhU4iC.net
やっぱりおまいらもそうか。
俺も頭の中がそうかのことででいっぱいだよ。


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