21/06/16 03:54:21.66 dYw+kK6B.net
ノスタルジーというよりも、
蓮實重彦はいまや、高度経済成長期以降の、日本の風俗や景観の画一化がいやなんでしょう。
あえてノスタルジーというならば、
階級や地域ごとに「異質さ」があったことが懐かしいのでしょう。
その同質化への転換点として象徴的なのが
64年東京オリンピックということではないでしょうか。
しかし、そういう蓮実重彦の思いというのは、東京の知的上層階級の出身者の無自覚な特権意識にもとづくものだと思います。
質的な階級差別が弱まり、都市の生活環境が整備される、というのは、下層階級だけでなく、
中間層の市民にとっても、
やはりおおむねよいことなのです。