21/03/28 17:05:39.20 +0OXOpQR.net
黄金期でも日本映画はテンポが遅いと言われていた(今も?)が
喜八、中平康、沢島忠、増村あたりがデビューし、細かいカット割りと早口のセリフ回しで「テンポの良い」作品を連発した。
批評家蓮實はそういうのを好まない(特に中平にはやたらキツい)が、それでもウエスタンカーニバルで上映された「結婚のすべて」には学生だった当時「驚いた」と語る。
蓮實系でも決して一枚岩ではなく、山根は岡本喜八を好むし
上野も山根ほどではないが評価していた。
岡本喜八の個性を箇条書きして考えてみると、憎むべき要素はないのだが鈍臭いというか、それも味だと思えるほど好きでもないというか…