20/01/05 21:51:52.89 71Uskc+s.net
♪ ♪
彡⌒ ミ彡⌒ミ彡⌒ ミ彡⌒ ミ彡⌒ミ彡⌒ ミ ♪
( ･ω･) ･ω･) ･ω･) ･ω･) ･ω･) ･ω･)
(っ )っ )っ )っ )っ )っ )っ
( ＿_フ（ ＿_フ（ ＿フ（ ＿_フ（ ＿_フ（ ＿_フ
(_/彡 (_/彡 (_/彡 (_/彡 (_/彡 (_/彡
3:吾輩は名無しである
20/01/05 21:52:23.20 71Uskc+s.net
ｷﾀ━━━━━♪
♪ ♪
彡⌒ ミ彡⌒ミ彡⌒ ミ彡⌒ ミ彡⌒ミ彡⌒ ミ ♪
( ･ω･) ･ω･) ･ω･) ･ω･) ･ω･) ･ω･)
(っ )っ )っ )っ )っ )っ )っ
( ＿_フ（ ＿_フ（ ＿フ（ ＿_フ（ ＿_フ（ ＿_フ
(_/彡 (_/彡 (_/彡 (_/彡 (_/彡 (_/彡
4:亀吉
20/01/07 23:46:46.86 MmWFAqZq.net
最近読んだ本とかについて適当に話しよ
5:吾輩は名無しである
20/01/08 00:42:11.41 UjdvFahZ.net
てすと
6:学術
20/01/08 14:28:42.84 2LRMtsPY.net
開戦いくら？丼。
7:亀吉
20/01/08 18:59:45.73 wj7u7jA+.net
新年最初の本は浅田次郎の蒼穹の昴にしたのら
浅田次郎はまだ読んだことがなかったのら
読むのら
8:吾輩は名無しである
20/01/10 21:11:22.23 RRFBrhfI.net
ようやく文庫の最初の巻が終わった
科挙ってたいへんだったんだな
連休で完読すりぞ～
9:亀吉
20/01/12 08:40:59 sOXXVk0C.net
蒼穹の昴最終第４巻に突入～
李鴻章ってこんなにかっこいい人だったんだ
10:吾輩は名無しである
20/01/12 17:52:03.97 Y49WyTcP.net
テステステス
11:亀吉
20/01/13 11:15:08.04 mR+/Isu6.net
蒼穹の昴よみおわった
乾隆帝の老人幽霊？とか若干微妙だったかな
西太后もなあ
次も中国を舞台にした小説にするか
それともまったく違った小説にするか
本屋に行ってから考えることにしよう
12:亀吉
20/01/13 23:35:39.39 mR+/Isu6.net
莫言の白檀の刑
今週はこれ読む
13:亀吉
20/01/14 22:02:26.88 Vn3TLlhq.net
語りを楽しむ類の小説なんだろうねえ
でも中国語分からないから仕方ないか…
14:亀吉
20/01/16 20:44:16 pLZO10qz.net
頭部、腹部と来てようやく尾部まできたけど
なんだかなあ
これだと浅田次郎がノーベル賞獲っても文句言えなくなるなあ
15:吾輩は名無しである
20/01/16 21:40:08.93 K5IqB73P.net
てす
16:亀吉
20/01/17 20:04:54 8qvrR61S.net
白檀の刑よみおわった
まあ、これはこれでニャアニャアっつうことで終わり
次は魯迅の短篇集で吶喊
週末はこいつをよむことにする野良
17:吾輩は名無しである
20/01/17 22:45:07.53 61Jj253g.net
てす
18:亀吉
20/01/20 22:36:03.23 FvaVCKiH.net
狂人日記、故郷、阿Q正伝、どれも素晴らしい
むかし教科書とかで読んだときにはさっぱりわからんかったけど
いまになってその奥深さが少しわかってきたような
気が
する
魯迅凄いわ
19:学術
20/01/21 08:42:33.43 TyLnFWKq.net
狂人日記は単純な話さ。邪魔だからどいてね。狂人レベルがハイパーじゃないと通用はしない。
20:亀吉
20/01/21 20:56:29.38 sBE1sQiC.net
＞19
学術さん、邪魔ですみません<(_ _)>
狂人日記について、もう少し詳しく教えてくれたらうれぴい
21:学術
20/01/22 07:33:08.56 9lGtNvUO.net
人食いとか人間不信の話だよ。
22:亀吉
20/01/22 20:40:47 i1pw/3WW.net
＞21
手際よい要約ありがと～
孔乙己も面白かった
ウイキョウ豆食べたい
23:学術
20/01/22 21:00:29.70 9lGtNvUO.net
３叉の矛でＫ ＤＥＶ 社員。
24:亀吉
20/01/23 20:15:12.73 203gGSN6.net
阿Q正伝はなんか身につまされる
25:亀吉
20/01/24 20:58:10.69 PM2c54gq.net
魯迅が乗り越えようとした旧態としての礼教…
いっぺん論語を読んでみないといけないかなって思うけど
いきなりじゃあ無理だ～
週末は論語入門書でも探しにいってみよっと
26:亀吉
20/01/26 09:22:55 obTPmouE.net
昨日かってきた呉智英の現代人の論語をよむ
これならよめそう
27:亀吉
20/01/27 20:01:18.88 MH4Z7RYf.net
これだけボロクソ言われるとかえって読みたくなる
井上靖の孔子
28:亀吉
20/01/28 20:56:09.91 5Mi4eXw5.net
時代も場所も離れていれば
論語そのもの読む、みたいなことも分からないではないけれど
中国の場合はいろいろと骨絡みになっていたからなあ
難しいよなあ
29:亀吉
20/01/29 20:33:56 iC6nNzOc.net
人能く道を弘む。道、人を弘むるに非ず
過ちて改めず、是を過ちと謂う
呉智英の論語講釈本をおわりにして
魯迅に戻ろっと
30:亀吉
20/01/31 19:04:15.54 TfyXfDsV.net
祝福は好い短篇だなあ
こういうのをぽつぽつ読むのは楽しい
31:亀吉
20/02/02 18:13:03.55 59/7DsTy.net
今週は司馬遼太郎の韃靼疾風録をよんでみよう
32:亀吉
20/02/03 21:21:27.61 C7BeoTr1.net
司馬遼太郎っていくつか読んでいるけど
どうも肌に合わないんだな～
歴史のお勉強というか、へんな下心を持って手に取るせいかなあ…
まあ、とにかく読み切ろう
33:亀吉
20/02/05 19:12:37.60 TNLmDFi/.net
ようやく上巻読了
しかし庄助って語学の天才すぎないか？
34:亀吉
20/02/09 06:56:04.24 0JYnSDuT.net
韃靼疾風録下読了
異郷望郷各種各様
35:亀吉
20/02/09 20:03:10.33 0JYnSDuT.net
今週は高行健をよんでみよう
ある男の聖書からか
やっぱり霊山からか
それとも短篇集から入って行く？
戯曲からの方がいいのかなあ
でも戯曲だと買うのがやっかいか
36:亀吉
20/02/10 21:05:04.70 ZByUGkJx.net
ある男の聖書を読むことにした
家族写真
13人というのは確かに縁起悪いよ
37:亀吉
20/02/12 20:57:01.65 LFoVp4Tp.net
中国留学経験のあるユダヤ系ドイツ人のグラマラスなおねーちゃんと返還前の香港で愛欲に耽る
うーん
38:亀吉
20/02/13 19:18:12.32 Q6wLZBZU.net
しかし“あなた”も“彼”もモテまくりなんだなあ
39:亀吉
20/02/14 21:27:51.27 +/2HeRa+.net
いちおう自分も文革時に加害者となった時点があったということは書いた、的な弁明に取れなくもない
女を絡めると政治的な告発（少なくとも部外者にはそう聞こえる）がぼやけないか
40:亀吉
20/02/15 15:22:54.40 01FGttIN.net
ある男の聖書読み終わり
まあ悪くはなかったけど食い足りない感じ
天安門事件のところは仕方ないのかな
さて、霊山ってどうなんだろう
これがまた高いんだなあ、値段が
とりあえず本屋に行ってみっか
41:亀吉
20/02/19 21:33:21.79 Km5eazkO.net
高行健をさがしにブックオフにいったらエイミ・タンのジョイラッククラブが100円で売っていたので買った
今週はこれをよむことにしよう
42:亀吉
20/02/20 21:12:31.12 fEtKugm0.net
最初の二つを読んだが案外（100円で買った割に）面白い
値段じゃないんだな、って当たり前か
43:亀吉
20/02/21 23:55:45.61 9Ss72vCK.net
ジョイラッククラブ読み終わった
面白く読めたが
日本語で意味の通らないところが結構あって
かえりに図書館で原文に当たってみたらやっぱり誤訳だった
たとえば三つ目のthe red candle
２歳の女の子が義理のお母さんになる人とマッチメイカーを初めて目にするくだり
“鳥”のhornsを訳していないので（意図的な無視？）訳の分らないものになっている
というかfloatedの意味をちゃんと把握していない
ほかにもテキトーにテキトーな日本語にしているだけのようなところが数多くあった
翻訳書が売れない売れないというけれど
こういう杜撰な翻訳がまかり通っているから翻訳書嫌いが増えるのではないのかなー
業界は自分で自分の首を絞めているといっていいでしょ
まあこういう話は気がめいるのでやめよう
翻訳書を読まなければいいだけの話なんだし
あしたは井上靖の敦煌をよもっと
44:亀吉
20/02/23 21:07:24.51 6BhTJqPu.net
敦煌よみおわった
いやー、面白かった
王族末裔の隊商の首領なんか最高のキャラクターだ
井上靖っておもしろすぎたからインテリには受けが悪かったんじゃないかな
などと思いつつ大岡昇平に噛みつかれた蒼き狼をよもっと
45:亀吉
20/02/26 21:12:45 9ZUxiP3t.net
蒼き狼よみおわった
これも面白かった
女を分捕ったら孕ませる
それを取り返して産ませる
うーん、すごい
モンゴルの流れで次は司馬遼太郎（鬼門笑）の草原の記をよんでみよう
46:亀吉
20/02/28 22:13:38.15 yepcsVXC.net
草原の記よみおわった
司馬遼太郎って無駄に長い気がしていたけど
これはすっきりしていた
変に小説にするよりこういう方が良いんではないか
帰ったら高行健の霊山が届いていたので明日からはそっちをよむ
47:吾輩は名無しである
20/02/29 20:05:19 kbQ0jVSy.net
明日
48:亀吉
20/03/02 21:09:10 sW8jXoWK.net
山海経が言及されているが
そういえば魯迅に絵入りの山海経にまつわるいい短篇があったなあ
49:亀吉
20/03/04 04:37:27 JCdo+JEI.net
霊山よみおわった
書かれたものって自分の心象以外のものではありえないっていうのはわかる
それはわかる
自分の心象（経験）以外のものをたぶん僕らは持っていないのだろう
が、たとえば中国に生まれたこと（別に日本でもいいのだが）というのは経験だろうか
つまり他者性＝差異＝エキゾチズムという自分以外の感性からの反響に対する意識というのは
所与として書いていって良いのか
それともそれはある種の日和見なのか
そういう政治をどうしても意識せざるを得ない
西洋のモダニズムの東洋的消化の先を見せてもらえたとは思われないのだなあ
そう思うと日本の小説というのは健気な気がしてくるから不思議だ（笑）
50:亀吉
20/03/04 20:20:12 JCdo+JEI.net
井上靖にもどって風濤をよも
51:亀吉
20/03/08 12:10:58 P1x51j3F.net
風濤よみおわった
傑作
あの何を考えてるかわからん世祖フビライが口を開く凄味
つぎに読む本買いにいこっと
52:亀吉
20/03/10 22:18:30 /mE5mmsf.net
呉智英にボロクソいわれていた井上靖の孔子をよむ前に
呉智英に絶賛されていた白川静の孔子伝をよむ
53:亀吉
20/03/12 20:44:23 vaCGVwQP.net
孔子伝よみおわった
邦無道則可巻而懐之
全共闘オヤジが喜ぶわけだ
狂者進取なんてのもね
つぎは井上靖の孔子
54:亀吉
20/03/14 21:37:58 osmO8mZC.net
孔子よみおわった
呉智英が根本的に間違っていることを確認
改めて言うまでもなく井上靖のこれは小説
論語の解釈が通俗人生論だろうが最新の研究成果を盛り込んでなかろうが関係ない
仮にすぐれて今日的かつ学術的に最先端な解釈を盛り込んであったとしても
小説としてつまんなければ駄目だよね
そして小説の面白さという点で言うと
これは大江健三郎の後期作品群が好きな人は案外面白がれるんではないかとおもった
出来不出来で言うと、やはり歳のせいなのか冗長で完成度は低い（笑）
第1章と第5章をまとめた内容で、全体の長さを1章分にまで削れば
結構いい感じの作品になったのではないだろか
あしたは本屋に行こうとおもう
もう少し井上靖にするか
それとも軌道修正するか
そのとき考えよう
55:亀吉
20/03/16 20:50:50 pkim28+c.net
井上靖の孔子を冗長などと言っている自分のコメントが冗長だ（笑）
今日から短篇集の楼蘭をポツポツ読みはじめた
最初は表題作
良い
いつの時代でも小国はたいへんなのだなあ
56:亀吉
20/03/17 20:27:00 7L/VH+F6.net
洪水
女のたたりは怖い
57:吾輩は名無しである
20/03/18 11:57:18 LhD699vn.net
野崎歓のネルヴァル「火の娘たち」
出たな。
野崎歓の著作もそろそろじっくり読みたいよ、新刊出してよ。
58:亀吉
20/03/18 20:05:51.13 AJjgML3d.net
洪水つながりなら魚の女王だけど…
異域の人
仕事と故郷というのは意外と両立しないものなんだなあ
59:亀吉
20/03/19 21:50:03 CxZ+LlcS.net
狼災記
中島敦の山月記を読み返してみたくなった
60:亀吉
20/03/21 15:07:40 NA6jkmke.net
羅刹女国
終わり方が冴えてる
61:亀吉
20/03/23 18:32:55 uIJQFVxi.net
僧伽羅国縁起
父親殺し
62:亀吉
20/03/24 19:41:12.73 2RxytZ1T.net
宦者中行説
能吏というのは敵とか味方とか関係なく在るのだなあ
別言すれば○○のためとか○益に資するためとかいうのは詰まらないものだなあ
63:亀吉
20/03/25 21:44:51.20 Lw3yhIlv.net
褒女似の笑い
運命そのものの内的生命＝美女の笑み
64:亀吉
20/03/27 21:16:29 CvXg+QkH.net
幽鬼
明智光秀田楽刺し
65:亀吉
20/03/29 10:39:56.24 hX9lZrFO.net
補陀落渡海記
これはやっぱり凄い
清源の渡海の記述ので終わる不気味さ
66:亀吉
20/03/30 20:21:47.80 nkkQ9Qde.net
小磐梯
―ブン抜ゲンダラ、ブン抜ゲロ
67:亀吉
20/03/31 20:16:28 eFlIVT2R.net
北の駅路
ダサい治のような味わいがあるわな
68:亀吉
20/04/01 20:13:10.65 0t3yxQJu.net
ここ最近短篇を読んでいたせいか
本屋に行ったらヘミングウェイの短篇で英文法を学ぶという本が目に入ってきた
つい買ってしまった
しばらくおとなしくお勉強しよ
69:亀吉
20/04/03 19:41:47 NIYKBvx6.net
これは読みやすくていいわ
売れているのも納得
作品のチョイスもグッド
70:亀吉
20/04/05 20:59:21.38 nTBOC+He.net
teach yourself the marrow of english grammer through e.m.'s short stories
パート2に突入
71:亀吉
20/04/07 21:00:02.71 jDZYoN3k.net
medias in res
72:亀吉
20/04/08 20:17:13.48 f1U4Adzu.net
２人のウェイターの会話、いいなあ
73:亀吉
20/04/09 18:46:27 qJoKF0Ck.net
少し長めに書く
まず、このスレの名称はテストとなっている
せっかくヘミングウェイの短篇で英文法を習ったのだから英語のテストを受けてみようと思う
テストというのは考えてみたらもう10年以上受けたことがない
英語のテストはむかし英検の準１級を受けて落ちたことがあってそれっきり受けていない
しかしコロナ非常事態の状況下で英検てやるんだろうか？
でも準備だけはしよう
準１級を目指す
ヘミングウェイ文法解説本で読んだ短篇は
雨の中の猫、一日待つこと、天変地異、白い象のような山並み、あるシンプルな尋問、世の光、インディアン・キャンプ、三つの銃声、スミルナ埠頭、清潔でよく照明された場所、パパは何にでも何かを思い出そうとするよね
の計１１作品
このくらいの短篇が読むのが遅い僕のような人間にはちょうど良い
ただやっぱり英語は外国語だから読むのは大変だ
読んで楽しいのは日本の作品
これからも自分のペースで読んでいこうと思う
のであった笑
74:亀吉
20/04/10 21:56:35.74 aYasyAbc.net
これは文学についての話ではないがどうしても言いたい
新型コロナ感染対策で週末外出の自粛要請とかなんとか政治家やマスコミが言っているが
全くの欺瞞だ
朝の電車は何なんだ
真剣に感染拡大を懸念するなら
んなもん全業種休業にして給与補償してくれればいいだけの話なのに
それだけは絶対に言わない
通勤電車に乗っている方が居酒屋で飲むより感染リスク高いに決まってるだろ
会社が休みにならないからみんな恐いのに会社行ってるんだよ
週末なんか言われなくても家にいるよ
土日って１週間７日の内の２日でしかないだろが
75:吾輩は名無しである
20/04/11 00:04:14 eJ6lzi4B.net
「そんなことで仕事休めないよ」
とか言う輩までいるしな。
ってなこと書くと、百田みたいのが出てきて
「あんたみたいに休める人ばかりじゃないのよ」
とか言う。
この閉塞感を破るような小説でも書けよ、お前。
キミだよ、キミ。
76:亀吉
20/04/11 16:51:03.70 ggtlY8YJ.net
みんなコロナのこの状況にはモヤモヤしてるんだなあ
というわけでこの間かってきた橋川文三の黄禍物語をよむ
77:亀吉
20/04/12 16:00:19.83 gUSkm2ft.net
本筋から逸れたジョン・チャイナマンのくだりが一番面白かったりするんだな
78:亀吉
20/04/15 19:13:32 6sBg6jrv.net
いままた日本人の支那人に対する幻想の様態が大きく変化しているときだなあ
吉川英治の三国志をよも
79:亀吉
20/04/18 23:12:58 MGMleu1d.net
古今東西権威を笠に着る嫌なヤツというのはいるのである
つぎは群星の巻
80:亀吉
20/04/22 20:29:13 5I6gfm3m.net
曹操けっこう失敗してんだよなあ
ほいで草莽の巻へとすすむ
81:亀吉
20/04/25 13:30:13 HzSbLalD.net
城を失ったあとの玄徳の優しさ、度量の大きさ
82:亀吉
20/04/26 12:34:43.17 Z9r2nxMu.net
割股のところで読者へってきたときには司馬遼かよと思わず突っ込みを入れたくなった
というわけで臣道の巻へ
83:亀吉
20/04/29 08:47:31 f+HAzeya.net
関羽にあんだけ恋々とされたんじゃあ曹操周辺は穏やかじゃなくなるよね
孔明の巻に突入
84:亀吉
20/04/30 16:25:17.44 DTPvTL3I.net
徐庶との出会いも出会いだが、別れもなんだか締まらないのが妙なのだ
諸葛孔明がようやく出てきて赤壁の巻へ
85:学術
20/04/30 16:55:51.15 8hEwnfI0.net
武将国家が日本だとすると有能な武将はたいがい日系たいして中国は軍師文化。陣比べ
や圧倒的な兵士数の陣の出現稲光オーラは中国人しか出せない。武将か軍師かで君主のタイプが決まり、世の中の流れはほとんどそれで決まる。
～ゲーム三国志こそ囲碁～
86:学術
20/04/30 16:57:18.45 8hEwnfI0.net
水軍は日本が得意大して山岳は中国、過去の日本軍の英雄は赤壁に結集した。
平地は東南アジアだろうな。
87:学術
20/04/30 16:57:47.65 8hEwnfI0.net
リアル囲碁やる？実戦そのまま。
88:学術
20/04/30 16:59:08.32 8hEwnfI0.net
玄武や空海（ガメラ）は知力は先天的に苦手だったが努力してよく戦い高い境涯になられた。
89:学術
20/04/30 17:00:02.38 8hEwnfI0.net
ガチャポンガンダムのほうがリアルチェスか将棋だよねえ。そっちもオンにしようや。
90:学術
20/04/30 17:00:59 8hEwnfI0.net
三国志は奇数の乳房に関係ある。正史から入ると限界があるゆえん。
91:学術
20/04/30 17:01:54 8hEwnfI0.net
三国志の三は武将軍師君主が複雑に三にまつわり立ち替わる。
92:学術
20/04/30 17:02:39 8hEwnfI0.net
二君に使えないとかじゃなくて三君なのが三国志。
93:学術
20/04/30 17:03:11 8hEwnfI0.net
安倍晋三も関係あるわなあ。
94:学術
20/04/30 17:04:53 8hEwnfI0.net
菅偉 は 管仲管路ひ偉 宮廷の官房。
95:学術
20/04/30 17:07:32 8hEwnfI0.net
男が重なり合う三国時代の戦争よりは、女性上位の現代戦のほうがパラメータが女子は特に男子も上がるだろう。壮大な計画だなあ。
96:学術
20/04/30 17:08:32 8hEwnfI0.net
朝敵を討伐に朝から繰り出すといった、当たり前の時節がない時代になるなよ。
北伐も途中まで経験した。
97:学術
20/04/30 17:09:03 8hEwnfI0.net
お２３
98:学術
20/04/30 17:10:58 8hEwnfI0.net
自分が生まれたルーツがガンダムもアバオアクーや三国志だったわけだ。帝皇のような
貴女は双子の姉です。
99:学術
20/04/30 17:11:58 8hEwnfI0.net
阿修羅が好敵手なわけだよ。我々の。
100:学術
20/04/30 17:12:48 8hEwnfI0.net
地球神は４６億だけどね。出生は地球じゃない人も多いわけだな。
101:学術
20/04/30 17:13:58.30 8hEwnfI0.net
三国志×ガンダムなんて一斉攻撃と射撃用意でもりあがらんか？
102:学術
20/04/30 17:14:46.80 8hEwnfI0.net
魔神転生というゲームは僕が出した。あれはリアルチェス×将棋×囲碁。
103:亀吉
20/05/02 08:12:57 bml3n03m.net
さすが三国志、スレ急伸笑
周瑜と孔明をちょろちょろ連絡する魯粛という構図・繰り返しが昔話めいていてほのぼの
いよいよ望蜀の巻
104:亀吉
20/05/04 22:51:17 ptbkjm7N.net
ホウ統にしろ張松にしろ見た目が悪いと不利だというのは昔も今もおんなじだわ
つぎは図南の巻
105:亀吉
20/05/05 02:40:09 Y2hmea4t.net
杜撰な本ばかり出しているので小谷野敦は信用ならないといつも思うているのだが
さっき彼のツイッターを見たら藤本由香里に噛みついていて
まあこれはたしかに小谷野の言う通りだとおもうた
しかし明治大学なんてのは昔からまともな大学ではないのは知れたことではないか
106:学術
20/05/05 09:55:24 RtMAKhQd.net
見た目がいいとかはしらないけど、戦ってみて美男子なんてうくとおもうけどね。
複雑な感じのみためがいいほうじゃないほうが繁殖速くて時間間隔早く目立つと思う。
107:令和文学
20/05/06 16:42:13 Xrm7Z8OR.net
このスレッドで私の文学作品を書いて行こうと思います。
108:吾輩は名無しである
20/05/06 16:53:37 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
平成生まれの山田清一は、大卒のフリーターである。
彼はどうもアスペルガー(現在では広汎性発達障害やら高機能自閉症やらと呼ばれており、アスペルガー症候群という呼び名は一昔前の呼び名であるが、
彼はアスペという言葉が流行る平成に学生時代を過ごした人間なので、アスペルガーという呼び名を使う。)のようで、子どもの頃からおバカな言動があり、そのことでしばしば劣等感を感じていた。
109:吾輩は名無しである
20/05/06 17:01:54 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
大卒でありながら就職にありつけなかったのは、おそらく自分がアスペルガーで、採用担当者たちから無能と見なされたのだ。無内定となった理由を、彼はそう考えていた。
彼の知っているうちで無内定となった同窓生はいない。それが、彼が大学の偏差値に自身の無内定の原因を求められない理由であった。
この大学でありながら無内定とは、俺は情けない。そう思うと、彼は自分がその大学を出たことを誇りに思うよりむしろ自分の無力さを感じた。
110:吾輩は名無しである
20/05/06 17:12:24.07 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
彼は、周りの人々は自分を実際よりバカだと思っていると考えていた。彼は思っているよりできると言われたことはあっても、思っているよりできないと言われたことはなかった。
できなさそうに見えて実際できないというのが彼の実際のところであろうが、実際よりももっとできないと思われているという思いが彼にはあった。無内定はあんまりだと彼は思っていた。
しかし、学生時代の就職活動を思い出すと、自分が採用担当なら自分より別の学生を選ぶだろうと感じたことは少なからずあった。
111:吾輩は名無しである
20/05/06 17:24:35 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
彼はもともとはあまり人間に興味を持たない子どもであったが、成長とともにそれなりに人間観察をするようになっていった。
彼はラノベ(ライトノベル)が嫌いだ。しかし、実際のところ彼はラノベをまともに読んだことがない。彼はラノベに対する偏見・先入観を持っていて、
いわゆる食わず嫌いなのだが、彼がラノベが嫌いな理由は、彼がラノベは非現実的だと考えていたからである。
112:吾輩は名無しである
20/05/06 17:28:16 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
非現実的だから嫌いだと言うのなら、魔法が出てくるおとぎ話や実現が難しそうなSFは全て嫌いなのかというとそういうわけではない。
ファンタジーやSFに関しては別段嫌いというわけではなく、むしろ好きな作品なら何個でも挙げられた。
113:吾輩は名無しである
20/05/06 17:32:33 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
彼が嫌う非現実とは、実際にないということを意味するのではなく、不自然であるということを意味する。
非現実世界を舞台にしていても、これは不自然でないと感じられたならば彼はそれを嫌いだとは思わないし、逆に、現実世界を舞台にしていても、これは不自然だと感じられたならば彼はそれを嫌いだと思うのである。
114:吾輩は名無しである
20/05/06 17:39:00 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
ではどういうのが自然で、どういうのが不自然なのか？彼にとっての自然・不自然とは何か？彼にとってのその基準は、ズバリ、生物学的合理性である。
115:吾輩は名無しである
20/05/06 17:49:29 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
生物学的合理性とは、簡単に言えば損得勘定のことである。人は、他者や全体の利益、法律や道徳・倫理的(宗教的)基準などと言った他の(自分にとっての損得以外の)条件が全く同じであれば、あえて損して得しないことをすることはない。これが彼の信念なのであった。
116:吾輩は名無しである
20/05/06 18:01:29 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
損得勘定とは、メリットとデメリットを比べるということである。例えば、この商品は値段が高いが身体にいいという場合、価格と健康という二つの損得の基準がここにはある。
損得勘定以外の基準とは、例えば、この商品は値段は高いがフェアトレード(不当な扱いを受けていない労働者が作った商品)であるとか、
あるいは間伐材を使って自然保護に協力しているとか、そういう人道ないし環境保護的観点に基づく価値判断のことだ。
117:116訂正
20/05/06 18:03:17 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
損得勘定とは、メリットとデメリットを比べるということである。例えば、この商品は値段が高いが身体にいいという場合、価格と健康という二つの損得の基準がここにはある。
損得勘定以外の基準とは、例えば、この商品は値段は高いがフェアトレード(不当な扱いを受けていない労働者が作った商品)であるとか、
あるいは間伐材を使って自然保護に協力しているとか、そういう人道ないし環境保護的観点に基づく価値判断などのことだ。
最後の文を価値判断から価値判断などに訂正
118:吾輩は名無しである
20/05/06 18:10:49 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
彼は、損得勘定以外の基準が全く同一であれば、人は損得勘定で動くというふうに考えているのである。どちらも自然保護に協力的で、どちらも人権に配慮していて、どちらも健康的に問題ない。それでいて片方は安いが片方は高い。
その場合に、意味もなく高い方を選ぶ理由はない。損得勘定以外の基準でも損得勘定でもなく、何の意味もない選び方を人はしないと、彼は考えているのである。
119:吾輩は名無しである
20/05/06 18:47:08 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
彼がラノベを不自然と感じるというのは前述の通りだが、具体的にどう不自然だと言うのか？
彼は思春期に差し掛かると、同年代の他の子供たちと同じく異性に興味を持ち始めたわけだが、思春期に至るより前からの経験から、人にはモテる人とモテない人がいると気づいていた。
小学生だった当時の彼にはそれがどういうことなのか科学的に説明しようがなかったが、後に、それが子孫を残す本能によるものらしいと知った。
120:吾輩は名無しである
20/05/06 18:56:42 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
ラノベはモテる人がモテない人に恋をする。そういうのは彼にとって不自然で、他の条件が全く同じなのにあえて高い方を買うような印象を与えた。
121:吾輩は名無しである
20/05/06 19:43:43.46 Xrm7Z8OR.net
>>120訂正
小説「日系日本人」
ラノベはモテる人がモテない人に恋をする。そういうのは彼にとって不自然で、他の条件が全く同じなのにあえて高い方を買うかのような印象を与えた。
買うようなを買うかのようなに訂正
122:吾輩は名無しである
20/05/06 19:49:06.90 Xrm7Z8OR.net
小説「日系日本人」
例えば派遣切りにあった人に炊き出しをするボランティアならわかるが、魅力のある人が魅力のない人と意味もなく敢えて付き合うなど、現実にあり得ない。そんなあり得ない話を書くラノベは、彼にとってアダルトビデオよりも酷い内容だと思えたのだった。
123:亀吉
20/05/06 21:20:11.28 9FAtrUcp.net
創作とはすごいいな
実際に書いてみると読み方も深まるのだろうね
黄忠と厳顔の老将二人の活躍を高齢者へのエールとして読む人もいるんだろうな笑
9巻目は出師の巻だ
124:亀吉
20/05/06 23:49:38.83 9FAtrUcp.net
小谷野敦が「××は何がそんなに偉いんですかね」と呟くとき
「そりゃお前がアホだからだ」と呟いてしまうのは私だけではあるまい
125:令和文学
20/05/07 16:25:04 zhtRS+OR.net
本日も昨日に引き続き、小説「日系日本人」を書いて参ります。ご興味があればぜひお読みになり、ご意見・ご感想があれば、どしどしお書きになっていただければと思います。
126:吾輩は名無しである
20/05/07 16:25:36 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼の学生時代、主に中高生の頃であるが、おそらく多くの学校に、程度の差こそあれ存在するのではないだろうか？スクールカーストと呼ばれるものがあった。
彼はスクールカーストにおいて、下の方ではあっただろうが、虐げられているという感じとはやや違っていた。
弱肉強食の自然界で言えば、陸で言うとダンゴムシ、海で言うとナマコのような、捕食者でも被食者でもない存在であった。
陸であれば落ち葉を食べ石の下に住み、海で言えば死んだプランクトンを食べ砂の下に住む。そんな、スクールカーストの熾烈さからやや距離のあるところにいた。
彼にとってそこは居心地が良く、スクールカーストの激戦区に出陣するような冒険は決してしなかったし、したいとは絶対に思わなかったし、またその方法もあまりよくわからなかった。
127:吾輩は名無しである
20/05/07 16:36:47 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼はスクールカーストにおいて、男子生徒も女子生徒も同じスクールカースト同士で仲良くすることに気付いていた。彼自身もまたそうだったので、中学生になるより前からそれはごく自然のこととして彼の目に映っていた。
スクールカーストは、単に誰が上で誰が下というものだけではなく、こういう趣味の人たち、こういう部活の人たちという風に、上とも下ともつかない、強いて言えば横のスクールカーストもあると感じていた。
これを食物連鎖で例えるなら、鳥と鹿であろう。鳥と鹿は別ではあるが、どちらがどちらを食べるということはなく、ただ鳥と鹿が別であるというだけなのだ。
128:吾輩は名無しである
20/05/07 16:49:34 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
思春期に差し掛かって、彼もまた異性に興味を持ったわけだが、小学生のうちにはもう既に、恋愛という華やかな男女の交際は、自分にとって縁のないものと彼は感じていた。
大学を卒業してフリーターに至る今まで、彼には恋人がいたことがなかった。また、女友達もいなかった。
同じ部活の女子生徒たちとは仲良くやっていたが、それはあくまで部活が同じだからであり、クラスの女子生徒とも少なくとも仲が悪いということはなかったが、彼女たちはあくまて同じクラスの他人であった。
129:吾輩は名無しである
20/05/07 16:53:24 zhtRS+OR.net
>>128訂正
小説「日系日本人」
思春期に差し掛かって、彼もまた異性に興味を持ったわけだが、小学生のうちにはもう既に、恋愛という華やかな男女の交際は、自分にとって縁のないものと彼は感じていた。
大学を卒業してフリーターに至る今まで、彼には恋人がいたことがなかった。また、女友達もいなかった。
同じ部活の女子生徒たちとは仲良くやっていたが、それはあくまで部活が同じだからであり、部活が違っていたら話す機会もないと彼は感じていた。
クラスの女子生徒とも少なくとも仲が悪いということはなかったが、彼女たちはあくまで同じクラスの他人であった。
130:吾輩は名無しである
20/05/07 17:06:50 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
大学では、中高の部活に比べて大学のサークルは人数の多さや日数の少なさから言って親密でなく、クラスはそれこそ誰がいるかを全員分把握していないので、これもやはり中高のクラスに比べて親密でなかった。
しかし、これが大学でも彼に恋人ができず、女友達もいなかった原因ではあるまい。恋人やら女友達やらができる人はいくらでもいたのだから。
131:吾輩は名無しである
20/05/07 19:42:43 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼は、男女で交際をする生徒は、スクールカーストにおいて上の方か少なくとも下の方ではないと漠然と感じていた。
132:吾輩は名無しである
20/05/07 19:49:58 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
カーストとは、インドにおける身分制度の通称である。古代、インドを征服したアーリア人が、先住のドラヴィダ人を下層カーストとし、自分たちを上層カーストとした。その選民意識と差別意識を端的に表した言葉が、スクールカーストという言葉なのである。
133:吾輩は名無しである
20/05/07 21:30:50 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
アメリカは、人種のサラダボールと呼ばれている。ヨーロッパ系同士、アフリカ系同士、アジア系同士で結婚することから、人種が混ざらないという意味でそう呼ばれているのだ。
134:吾輩は名無しである
20/05/07 21:40:50 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
中高生の頃くらいまでは、彼にとって世界とは自分の通う学校であった。
小学校にも中学校にも高校にも外国人やハーフの生徒はいたが、彼は自分が日本人であり、そしてアジア人であるという意識を特段持つことはなかった。
それは、彼にとって学校が自分の世界であり、学校の外はその周辺で、外国に至っては彼にとって別世界だったからだろう。
彼にとって外国とは地球外のように別世界で、外国人は宇宙人のように別世界の人間だったのだ。
135:吾輩は名無しである
20/05/07 21:50:32 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼にとっての世界が学校であった頃、つまり彼が中高生の頃、彼にとって学校の中での生活が人生であり、その外での出来事は自分とは関係がない出来事だという風に感じられた。
それは、彼が遠い外国のことなどどうでもいいという考え方の持ち主だったからではない。彼にとって、外国はそれこそパラレルワールドに等しく、外国での出来事はパラレルワールドでの出来事のように感じられたのだった。
136:吾輩は名無しである
20/05/07 21:54:16 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼が生まれ育ったのは、外国の情勢で自国の運命が極めて大きく左右される中東の国でもなく、また、外国と激戦を繰り広げた明治や昭和の日本でもなかった。
最後の戦争から数十年も経った、平成の日本なのである。
137:吾輩は名無しである
20/05/07 21:57:11 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
そんな彼にとって地球は広大で、日本での出来事だけで彼の人生は完結すると、無意識に確信していたのである。
138:吾輩は名無しである
20/05/07 22:22:58.42 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼が外国を意識するようになったのは、日本と外国とを比較することを始めてからである。
彼が大学生になり就活を始めて、外国の労働環境や社会保障についてのネット記事などを調べることが多くなった。そこから、物事は何事も国際的な視野で捉えなければダメだと思うようになったのだ。
人権問題や生活環境などといったことは、やはり比較がなければ良くも悪くも当たり前のことと捉えてしまうだろうし、
環境問題に至っては、空も海も繋がっている以上、どう考えても国ごとに分けて考えることなど不可能なのだから。
139:吾輩は名無しである
20/05/07 22:27:50.01 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
高校生のころまで、彼にとって社会とは日本社会を指す言葉であった。しかし、外国に関心を持つ中で、彼にとって社会とは国際社会を指す言葉となっていった。
140:吾輩は名無しである
20/05/07 22:30:23.31 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼の中で日本という自分の住む世界と外国という別世界という構図は消えて行き、いつしか彼の世界は地球であり日本はその世界の一部となっていた。
141:吾輩は名無しである
20/05/07 22:41:43 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
そこから彼は今まで意識してこなかった自分のある特徴に気づく。それは、彼が日本人であり、そしてアジア人であることである。
彼にとっての世界が学校であった中高生の頃、彼は華やかでない一人の生徒に過ぎず、彼の個性とは、勉強はある程度できるが冴えない男子生徒であるということだけであった。
しかし、彼の視野が国際的なものになると同時に、彼は自身が日本人であるということと、アジア人であるということの二つを意識するようになった。
142:吾輩は名無しである
20/05/07 22:54:21 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
これは何も、彼が民族主義ないし国家主義に目覚めたというわけではない。
彼は自身の国籍が日本国籍であるということと、自身の人種がアジア人であるということが、日本人だらけの日本では全く意識する必要のないこの特徴が、自分の住むこの世界で実はさほど無視できないことなのではないかと考えたのである。
143:吾輩は名無しである
20/05/07 23:06:14 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼の周りを見渡せば、誰もが東アジアの日本人の顔をしていて、漢字とかな文字の混じった日本語を使っている。
それは、彼が幼い頃からそうだったし、成人し、大学を卒業した今日に至るまでずっとそうだ。しかし、それは彼が日本に住んでいるからである。
新宿など外国人がたくさん歩いている場所もあるが、それでも多数派は日本人だ。
しかし、日本人は世界において多数派であろうか？国籍で言えば最大多数の中国人でさえ世界の五分の一なのである。
もし仮に世界中の人々をシャッフルして地球全土に散りばめたら、日本人はどれくらいの頻度で歩いているだろうか？アジア人は？
そう考えた時、彼は日本人であることやアジア人であることが、決して普遍的なことではないとハッキリ悟ったのである。
まさにこの時、彼は自身が日本国籍者で、アジア人であることを自身の個性ないし特徴だとはっきりと思ったのである。
144:吾輩は名無しである
20/05/07 23:28:38 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼は思春期の頃、自身の他の人との相違点について劣等感を感じることがあったが、自身が日本人でありアジア人であるということを意識してから、自分を好きになっていいと感じるようになった。
それは、日本人である自分、アジア人である自分を好きになっていいのと同様、自分である自分を好きになっていいと考えられたからだ。
人々の中にあって自分を嫌いになるのは、アジア人の中にあって日本人である自分を嫌いになったり、人類の中にあってアジア人である自分を嫌いになったり、
生物の中で人間である自分を嫌いになるのと同じことである。彼はそう思ったのだ。
145:吾輩は名無しである
20/05/07 23:37:17 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
彼が日本社会から国際社会に視野を広げた結果、彼の思春期に芽生えた劣等感はそれに反比例する形で小さくなった。
「自分は日系地球人だ。」学校で目立たぬように小さくなっていた猫背気味の山田清一は、今や地球のどこに行っても胸を張って歩ける気がしていた。
146:吾輩は名無しである
20/05/07 23:46:18 zhtRS+OR.net
小説「日系日本人」
142と143の間に、133を。
147:亀吉
20/05/10 04:17:22 lvGJpCWa.net
なんかすごい大河小説になってるなあ
ところで大河と言えばいまやっているのは麒麟がくるだが
この水師の巻には臨シの市民が麒麟を檻に入れて城門へ献上したとあった
主要キャストがバタバタ死んでいよいよ最後の五丈原の巻へ
148:亀吉
20/05/10 04:21:09 lvGJpCWa.net
訂正：水師→出師
149:亀吉
20/05/13 20:33:43 bUR3wHSY.net
孔明と司馬懿、英雄英雄を知るってのは出来過ぎとは思うが
華のあるマッチングではある
吉川三国志、ようやく読了
講談が最近少し見直されてきたようだが
こういう口調で読みやすく聞きやすくしたものに触れることによって
大衆は大衆なりに教養を身につけていたのではある
さて、これから何を読もうか
英検の勉強で読みやすい原書をよんでもいいし
引き続き中国ものを探してみてもいい
大河ドラマの原作というのもおもしろそうだし
名作短篇を丁寧に読むのも悪くなさそうだ
読んだ本の感想を語り合ったり
不慣れな本を互いに励まし合って読んだりする人が現れてくれればありがたいのだが
なかなかそういう具合にはいかないものなのだなあ
150:吾輩は名無しである
20/05/13 20:58:32 HdDxdye5.net
>>142
>日本人だらけの日本では全く意識する必要のないこの特徴が、
>自分の住むこの世界で実はさほど無視できないこと
>なのではないかと考えたのである。
『ワールズ・エンド・ガーデン』発表時のいとうせいこうは
そういう意識の平均的日本国籍保有者の事を
ガイジンとは反対の「内人」としていた
いとうは目の付け所は良いんだけど
作品がイマイチなんだよなあ
住民のほとんどが都市部に集住して
教育や法制&税そしてマスコミによって
たえず平準化圧力が加えられている島国だからそうなるのだろう
今回のコロナ騒動でも水際対策という
島国根性丸出しの防壁が突破されると
さらに閉鎖的な方向で対応しようとする
決して事態の根本的解決に向けての手段や
その仮定でのリスクマネージメントについて模索しないのね
ひたすら嵐が通り過ぎるのを待つのみ
多数派による異分子排除はあるが
深刻な対立やそこから派生する葛藤という視点がないから
文学など必要としないのかも知れない
せいぜい首相が「サベツ良くない」というくらいで
151:亀吉
20/05/15 19:33:00 /jtzwLZN.net
ここでいったん整理しておこっと
これまでに読んだ本
浅田次郎の蒼穹の昴、莫言の白檀の刑、魯迅の短篇集で吶喊、呉智英の現代人の論語、白川静の孔子伝
司馬遼太郎の韃靼疾風録と草原の記、高行健のある男の聖書と霊山、エイミ・タンのジョイラッククラブ
井上靖は敦煌、蒼き狼、風濤、孔子、短篇集の楼蘭
ヘミングウェイの短篇で英文法を学ぶという本の1と2、橋川文三の黄禍物語、吉川英治の三国志
われながらいい加減だなあ
あした本屋にいってテキトーになんか買って雇用
152:亀吉
20/05/18 01:27:44.90 yALznwcL.net
今週は孫子を静かに読もう
153:亀吉
20/05/19 21:11:17 BgQnwCjt.net
作戦篇第二をよむと
なんで旧日本軍はこれをもっと肝に銘じなかったんだろうという
へんな気持ちにさせられる
154:亀吉
20/05/21 23:13:19.83 00K1rvPg.net
最後の用間篇はおもろかった
昔から戦争は情報戦なわけだ
155:亀吉
20/05/23 20:58:29 9lIyfg+C.net
ユン･チアンのワイルドスワンズがあったのでこれを暫くよもう
156:亀吉
20/05/26 19:13:33 qbxIcQgP.net
1966年文化大革命
人民日報は毛沢東論文掲載には最初は抵抗してたんだなあ
157:亀吉
20/05/29 22:39:26.20 tKgotxUB.net
文革で設備がむちゃくちゃになっていても
とにかく人の命を助けようと身を削って働いていた医者はいたのである
医療を受けさせないようにするのは政治である
158:亀吉
20/06/01 20:06:57 pG81hOK0.net
ワイルドスワンズ読了
女三代記だけどMVPはなんといってもお母さんだなあ
大学裏口から入れたのも留学できたのも
みんなみんな党員のお母さんのお陰
もちろんお父さんの威光もあるにはあるが
お母さんの押しの強さが子らの人生を明るくしてくれたね
159:亀吉
20/06/03 20:05:22.16 /ndb3HT1.net
論語を少しずつよむ
160:亀吉
20/06/06 21:11:24.23 9iFr8SHM.net
子曰。攻乎異端。斯害也已。
161:亀吉
20/06/08 20:30:13.87 /TvcTc4d.net
舉直錯諸枉。則民服。舉枉錯諸直。則民不服。
162:亀吉
20/06/09 21:17:32 ZTyATY3G.net
臨之以莊則敬。孝慈則忠。舉善而教不能則勸。
163:亀吉
20/06/10 19:14:53.17 Y6eSOE0B.net
人而不仁。如禮何。人而不仁。如樂何。
164:亀吉
20/06/11 19:17:32 3QX5cGnL.net
子曰。夷狄之有君。不如諸夏之亡也。
165:亀吉
20/06/12 20:34:33.56 WUf3jimi.net
獲罪於天。無所禱也。
166:亀吉
20/06/14 08:22:10.67 z0gFv3fc.net
子曰。居上不寛。爲禮不敬。臨喪不哀。吾何以觀之哉。
167:亀吉
20/06/15 17:56:22 20gAE7Qe.net
君子無終食之間違仁。造次必於是。巓沛必於是。
168:亀吉
20/06/16 22:04:25 F6UoeGVg.net
不患無位。患所以立。不患莫己知。求爲可知也。
169:亀吉
20/06/17 20:11:51.61 optRPb2a.net
子曰。已矣乎。吾未見能見其過。而内自訟者也。
170:亀吉
20/06/19 18:12:20.34 pFmbppXY.net
子謂仲弓曰。犂牛之子。騂且角。雖欲勿用。山川其舎諸。
171:亀吉
20/06/21 04:57:15 TGUqUu5K.net
子曰。不憤不啓。不悱不發。擧一隅。不以三隅反。則不復也。
172:亀吉
20/06/23 18:11:49.62 APiZWXcn.net
子之所愼。齋。戰。疾。
173:亀吉
20/06/24 18:20:22.74 7PYaAMJB.net
子在齊聞韶。三月不知肉味。曰。不圖爲樂之至於斯也。
174:吾輩は名無しである
20/06/25 18:02:38.28 X9Sse5CV.net
子曰。我非生而知之者。好古敏以求之者也。
175:亀吉
20/06/27 09:57:55.34 EyLNWB3m.net
子曰。奢則不孫。儉則固。與其不孫也寧固。
176:亀吉
20/06/27 18:08:27.65 EyLNWB3m.net
子曰。民可使由之。不可使知之。
177:吾輩は名無しである
20/06/27 18:10:57.38 +bCCtSmi.net
test
178:亀吉
20/06/28 06:53:53.33 pxwb1ZBZ.net
邦有道。貧且賤焉。恥也。邦無道。富且貴焉。恥也。
179:亀吉
20/06/28 08:04:25.99 pxwb1ZBZ.net
唐棣之華。偏其反而。豈不爾思。室是遠而。子曰。未之思也夫。何遠之有。
180:亀吉
20/06/29 18:50:29.29 2ohTofex.net
山梁雌雉。時哉時哉。子路共之。三嗅而作。
181:亀吉
20/06/30 18:50:05.26 Ax1ZvD/g.net
子曰。回也。非助我者也。於吾言無所不説。
182:亀吉
20/07/02 19:43:53.91 88Hs0pg0.net
曾子曰。君子以文會友。以友輔仁。
183:亀吉
20/07/03 18:08:36.97 DaISr2xg.net
子曰。不得中行而與之。必也狂狷乎。狂者進取。狷者有所不爲也。
184:亀吉
20/07/03 19:21:12.95 DaISr2xg.net
子曰。不怨天。不尤人。下學而上達。知我者其天乎。
185:亀吉
20/07/04 17:12:48.02 jix0ZIkd.net
子曰。直哉史魚。邦有道如矢。邦無道如矢。君子哉蘧伯玉。邦有道則仕。邦無道則可卷而懷之。
186:亀吉
20/07/04 19:03:25.73 jix0ZIkd.net
孔子曰。生而知之者上也。學而知之者次也。困而學之又其次也。困而不學。民斯爲下矣。
187:亀吉
20/07/05 02:43:50.85 XohViUxQ.net
子曰。年四十而見惡焉。其終也已。
188:亀吉
20/07/05 18:24:29.66 XohViUxQ.net
無求備於一人。
189:亀吉
20/07/06 18:59:45.15 rOjZqw5F.net
子貢曰。紂之不善。不如是之甚也。是以君子惡居下流。天下之惡皆歸焉。
190:亀吉
20/07/07 18:07:07.71 wDs3Or7l.net
子曰。不知命。無以爲君子也。不知禮。無以立也。不知言。無以知人也。
これで論語おしまい
自分なりにじっくり読んだつもりだが、正直、つまらなかった
この手のものは後世の注解に面白味があるのだろうが
いったん論語から離れてほかの本よもっと
191:亀吉
20/07/08 18:09:12.20 YbJobe59.net
山崎豊子の大地の子をよむ
192:吾輩は名無しである
20/07/08 22:09:37.62 PtgUHDBO.net
おお、これ結構名作ですぜ
193:吾輩は名無しである
20/07/12 20:36:08.38 yFLd33yp.net
亀吉さんよ、悪いけど白文で振り仮名も無しじゃ一般の日本人は読めねえ。和訳してくれんかね？
194:吾輩は名無しである
20/07/12 20:48:56.10 yFLd33yp.net
小説「時間屋」
時間売買が本格的に市場参入し始めたのはここ20年ほどである。古くは2030年代には最初のタイムマシンができ、個人的に時間売買を行う者は2050年代には居た。タイムマシン発明から120年ほど経って後、庶民でも安価に時間を手に入れらるようになり、時間売買業が成立したわけである。
195:吾輩は名無しである
20/07/12 20:54:45.13 yFLd33yp.net
小説「時間屋」
石崎矢四郎は時間売買業の国内最大手の一つ、アジアンタイマーで営業を担当している。今や世界中で四割、国内では八割の人間が埋め込んでいるチップを使い、起きている間の多くをセールスに費やしている。
196:亀吉
20/07/13 22:55:32.17 npXjvw7k.net
ここは新作小説の発表の場のようだな
邪魔しちゃ悪いのでまたどこか使われていないスレがあったら書きこしよう
それまで５ちゃんはおやすみ
197:P
20/08/25 00:42:14.32 gNCIn5W6.net
ペスト
198:吾輩は名無しである
22/01/16 15:59:23.32 rSPJvWZ+.net
テスト