ドストエフスキーPart48at BOOK
ドストエフスキーPart48 - 暇つぶし2ch54:吾輩は名無しである
19/03/06 00:33:54.76 JBIU++xd.net
もっとも、今のような時世に、人間に明瞭さを要求するとしたら、それこそ要求するほうがおかしいのかもしれぬ。
ただ一つ、どうやら確実らしいのは、この男が一風変わった、むしろ奇人に近い人物だということである。しかし、偏屈とか奇癖とかいうものは、個々の特殊性を統一して、全般的な乱雑さのうちに、
ある普遍的な意義を発見する能力を、与えるというよりは、むしろ傷つける場合が多い。
奇人というものは、たいていの場合に、特殊で格別なものである。そうではないだろうか?
ーカラマーゾフ 序文よりー


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